2018年06月08日

2018_6_7_16
2018_6_7_13
2018_6_7_12
2018_6_7_5
2018_06_01_5
2018_06_01_1


小道具の確認、オープニングの確認等々してたら、稽古開始が随分と遅くなってしまった。
生中に動く芝居なもので、色々段取りの確認もあったりで時間が食われる。
もうしばらくはテーブルトークしかしたくないなと改めて思う。

お芝居自体は改善されている部分は改善されているし、前には進んでいる。
ただやはり初動が遅かったし、進むペースも変わらないので、いつ仕上がるんだろうなーという感想。
これまでの芝居より稽古4回分くらい遅れている感覚なので、どうしたもんかなーと思っている。
どうしてそんなモチベーションがあがらないこと書くんだって意見もたまにあるけど、その方が読み物としても面白いじゃない(笑)
「元気です」「楽しいです」「絶好調です」「仲良しです」ってだけの稽古日誌なんてみんな書いてるし、読む意味ない。

私自身、最後の稽古まで「どうしたもんかなー」って書いてたらどうしようって気持ちもある。
でも、「稽古絶好調です!」って書いてて、観に行ったらグダグダだったときの詐欺金返せ表出ろ感って半端ないから、せめて自分のところは正直であろうと思う。
嘘ついてまで観に来てもらって、つまんないなーって思われて、二度と来てもらえないことに何のメリットもない。
チケット一枚売れたからって、いくらの儲けになろうか。
人ひとりを数時間不幸にするに値する額じゃないのは確かだもの。

前回の「明日の工場」で初めてうちを観て、アンケートに「また観にいきます!」って書いてくれて、本当に今回予約してくれている人もいる。
すっごく超嬉しい。
今回のチケットの特性上ひとりではないかもしれない。
そうすると、私としては料金後払いにしてよかったなーと思うし、ここで返ってきたなーとも思う。
でもね、ここからは想像だけど、そのお客さんが友達に「面白いから!」って誘って観に来てくれて、実際面白くなかったらどうだろう?
そのお客さんに恥をかかせたことになる。信頼を裏切ったことになる。

私自信、過去にそういう経験がある。後輩に「面白いから!」って誘って面白くなかったのだ。
後輩は、「中川さんがそこまで言うなら、ぜひぜひ!」と言ってくれたのにそれを裏切ってしまった。
「ごめんね」「前回は面白かったんだけど」「ごはん奢るね」
たくさんいいわけをした。

そこは商業で、再演だったけどキャストががらりと変わってて、つまんなくなっていた。
動員重視のキャスティングにがっかりした。
それまで毎回欠かさず観に行っていたけど、その先十年観に行くのをやめた。
東京でもう一回観たけど、また裏切られてそこから三年くらい観に行くのをやめた。
おととし観たら面白かった。
それでも、また裏切られるかもという気持ちが、慎重にさせるし、慎重にしているうちにいつの間にか終わっている。

やってる方からしたら、年何回かあるうちの一回の失敗かもしれないけど、観に行く方からしたら一回裏切られたものに、安くもないお金と時間かけて再び観に行くわけがない。
味が落ちたなと思ったお店にはもう通わないし、愛着もない。

だからせめて、こんな雑文まで見にくるくらいにうちを好いてくれているお客さんには、選択できる基準にしてもらいたい。
「今回はやめておこう」「いや、そうは言っても」という先の、正解不正解はお客様の判断。
まあ、私のクォリティーの基準にも寄るんだけどね。
でもそこは「私の面白いものを作る」が一番なので、それこそもう趣味とか求めているクォリティーの基準が合わなかったということで、残念ですが……ってことだと思う。それはそれでいいのだ。

よくない追い込み方法かもだけど、役者は役者で頑張るしかなくなるしね。
そういう思いがあるから私はこのクソめんどくさい稽古ブログを書いている。
たった30分のお芝居だけど、私にはオファーを受けたからには責任がある。
イベント主催サイドに対しても、せっかく呼んだのにこれかーって思わせたくないし、思われたくない。
お客さんにも思わせたくないし、思われたくない。

このお芝居に置いて、総責任者、現場監督は私。
だからその手前においての、各セクションの責任、職人としての仕事の責任を私は問う。
多少窮屈かもだけど、この現場では私のルールとクォリティーに則って仕事をしてもらう。

できる範囲で、過去に何度も作ったものを作るというのは違う。
できることを駆使して、新しいものを創造するためにやっているのだから。
そうじゃないなら演劇なんてやめる。つまんない。未練も何もない。
演劇なんてしてない方が時間もできるし、生活豊かになるんだから。お金もバカスカ貯まる。
でも、日常の仕事では味わえない、カルチャーセンターの範疇では味わえない、そのわずかながらも濃厚な味を求めてやっている。
それを味わえないなら、金と時間の無駄。
今すぐ他のためになる趣味でも始める。
字汚いから、お家でアイスコーヒー飲みながらユーキャンのボールペン字講座でも始める。

満員御礼で恥かくくらいなら、お客さんガラガラの方がいい。
どうせ赤字なんだし、今更大して痛くもないし、今回なんてチケットたくさん売っても、大して儲からないんだし。

でまあ、ここまで書いて、「そんなにやばいのか!?」って言うと、そうでもない。
たぶんそこそこ面白い。
ただ取りこぼしがめちゃくちゃ多い。

面白いところの三割だけ齧って、捨てられてるような感覚にがっかりする。
残り七割の美味しさを説明するけど、やはり三割しか齧ろうとしない。自分の知らない味だからかなと思う。
だったら、はなから三割程度の台本書いておけばよかったなー。あれだけ頭抱えて書いて、これだけ書き換えて、更に時間かけてわかってもらおうとダメ出し書いて……それでも捨てられる七割。何だこれ。
睡眠時間削って、自分の楽しい時間も削って、あれこれしても響かないなら、もう謝って投げてしまった方が賢いんじゃないかとすら思う。

まあ残り6回の稽古。
そのうち一回はメイクだ衣裳だでほとんど潰れるので、ほぼ5回。
期間は二週間。
何とかなるか、何ともならないか、役者も私もここからがふんどしの締めどころであり、覚悟の度合いが結果にでるところだと思う。
ぼけっとしててもたった二週間、必死こいてもたった二週間。
時間は平等。終われば自由。できればいい気持ちで夏を楽しみたい。
客席も舞台上もどちらも目いっぱい楽しいお芝居にしたい。
そのためには、私一人が頑張っても無理。

私が信頼して、「これは勝ったな……」と思ったキャスティングが、間違ってるなんて思わない。
ただ私が信頼しているそのキャスティングを、またそのキャスティングに信用してもらえないと、これ以上良いものにはならない。
たった二回のハッピーエンドの為に、それまでの間だけでいいので、力を合わせていけたらなと思う。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字