2018年12月01日


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自分の写真あげるのも何だかなーだけど、木山さんがせっかく撮ってくれたんでね。
ちなみに二枚目はうまく撮ってくれてるけど、出番前にぶつぶつ言いながら宙を見つめてガクガク震えているところです。


早いものでもう一週間。
でも、まだ三日前くらいの感覚。
まあ、あっちこっちと忙しい人たちは次の稽古やら本番やらで、それどことじゃねえんだよってとこなんだろうけども、私はすでに年末年始の予行練習にぬかりなくダラダラしている。

ようやく何かしようと思い立ったので、あまり遅くならないうちにの備忘録。
いつかの私が見返して、ああそうだったそうだったって思えるものを垂れ流しの雑文でお送りする。
だから長いし、まとめるつもりもないし、登場人物の詳細もない(˘ω˘)



本番期間中に、ブログ書くならまず最初に書こうと思っていたのは、メインのスタッフさんももちろんなのですが、
裏で細かいことを色々してくださってた、インターン?のお手伝いの方々。
もうね、私ごときの出番のためにあれやこれやと準備してくれて、本当に申し訳ないやらありがたいやら。
客席に回って立ち見してても、「見えにくいですけど、椅子どうぞ」って丸椅子を出してくださったり。
普段そういう扱いを受けることがないので、身に余るというか、やっぱりありがたかったのです。じーんとしちゃったのです。モチベーションあがったのです。ここまでしてもらってるんだから、ヘタなことできないぞ、やるぞってなったのです。本当に本当に感謝です。


【落語を選んだことに関してうんぬん】
思えば落語というのを隠したばかりに、稽古写真もあげられず、何がどうとも言えずで、当初は私も「隠しておくのが正解!」と思ってたけど、初日の客席ぽっかーん事件を思えば、果たして正解だったのかと思ったり(˘ω˘)
あそこから持ち直した私が今回で一番がんばった瞬間だった!

色々な葛藤があったけど、やはり私は落語が好きだなと思う。
あと歳が十歳若かったら弟子入りしているし、
今でもお金積んで何とかなるなら、口利きしてもらえるなら弟子入りしたい。
失礼な話だけど、誰でもいいから弟子入りしたい。

落語はどんなに上手くやってのけても、落語家の弟子になる以外プロになる道はない。
プロよりうまい素人なんで腐るほどいるし、その逆も腐るほどいる。
でも素人では食えないし、プロなら下手でも家賃くらいは稼げる。

あのときあそこの選択肢はあっちじゃなかった。
もっと早く東京に行くべきだった。口ばっかりで臆病だった。
後悔は常に頭の隅でくすぶり、夢の中で夢が叶い、夢から覚めての現実に吐きそうになる。
20代をバカみたいに無駄に、そして保守的に過ごしていたばっかりに、このざまだ。
落語に出会ってからは、生き方にも、台本にも、演出にも、影響は受けている。
でも、どれもお金にはならないのが何だかなーとなる。

お金が欲しいというよりも、お金は一番わかりやすい価値基準、バロメーター。
自分の芸にお金を払ってくれる人がいて、それでご飯を食べていけるというのはモチベーションも、自己肯定感もパネエ高く保てる。

そういう気持ちがあるから、落語をやるならきっちりやりたいという気持ちは常にあって、
「落語もできます!」な、っぽいものとは違うものを見せたいと思った。
だから、「素人に毛が生えた程度だと思ってたけど、そうじゃなかった」って言葉は嬉しかったし、ホッとした。

自分が大好きだからこそ、「落語ってやっぱり何かよくわかんねえな」って傷をつけるのは絶対嫌だったし、落語調でしゃべってお茶を濁すのも嫌だった。

でもまあ何度となく、「もうこれでいっかー」と思ったのも事実で……。
コピー落語なら、好きな師匠の仕草、口調をそのままやればいいけど、創作落語は影響は受けつつも全部自分で決めるので、自分がルールブックであるゆえに、自由すぎて何が正解なのかわからなくてパニック状態だった。
一週間前にようやく「あ、ここだわ」ってところを見つかったので救われた。

お芝居でもそうだけど、迷子になったときというのは、「積み重ねた先についに見つけた……」ということはあまりなく、クロスワードパズルを解くような感じで、ふと縦のカギの答えがわかり、横がわかり、そうしたら別の縦がわかりと、今までの苦労は何だったんだ、どうしてこんなことに気づかなかったんだろってことが多い。
それに出会えるまでが、出会えるのかが毎回不安なんだけど。



【作品の振り返り】
パンフにも書いたけど、そもそもは三等フランソワーズ旗揚げの時、「放課後裁判」だけでは時間が余るので、当時のネタ帳から、「父親の仕事がミッキー」と書かれた設定だけで無理やり台本に仕立てたのが「仕事の流儀」。
そのときは山下さんが父役で、こうめさんが娘役での二人芝居。

8分くらいのお話で、「仕方ないだろ!お父さんがミッキーマウスなん……何でもない!」と本人に言わせてしまうという、今思えば、当時も少し思っていたけど、少し雑な台本だった(笑)
それでも、その山下さんを見て、木山さんが面会ロビーで「また芝居してみたいなー」って呟いて、そのまま今に至るなので面白いものだなー。

二年前の冬、どうしてもやりたい「しじみ売り」という落語があって、コモンカフェで落語をすることにした。
その際に、「しじみ売り」という古典落語と「仕事の流儀」に出てくるモチーフから、イベント名を「Mouse」と名づけた。

しかし、天王寺のステージプラスの二階の和室で試演会をしたときのあまりのウケの悪さに臆して、これはヤベーと本番には出さなかったので、タイトルの意味がぼやけてしまった。
ただ、あのときの試演会は本当に酷かった。
あのときは、山下さんと、斉藤さんと、当時はまだ身内ではなかった、というかこのときに劇団員になると言い出した井上シンさんの前での試演会だった。
そのとき一週間で覚えたのが、志の輔師匠の新作落語「親の顔」。
それは9月の火ゲキのフロントアクトで使えたので、思わぬところで役に立った。
落語のいいところは、一度覚えてしまえば次はすぐに出してこれるところ。

でも、二年前に臆病風に吹かれて正解だったように思う。
サゲこそ同じだけど、舞台台本をほぼそのまま落語にしただけでかなり無理があったし、舞台台本の書き方も行き当たりばったりで、今よりも未熟だった。
そんなこんなあったからのINDEPENDENTだったのだし。
まさかこんな形でこんなたくさんの人の前で、もう一度日の目を見せてあげる作品になるとは、書いた当初は思いもしなかった。

小学生のまとまらない日記みたいになったけど、まあその通りなのでいいのだ。


【落語布教】
落語は本当に面白い。
面白くないとしたら、それは自分に合ってない落語家なだけ。
あまり売れてない人で面白いってことはそうそうないけども、
バラエティーに出てるからとか、笑点に出てるからとかは本当に全然関係ない。
大御所でテレビに引っ張りだこでも全く笑えない人もいるし、それが面白いと受け取る人もいる。
オーバーな落語が面白いって人もいるし、昭和の名人こそ落語だねーって人もいる。
私は昭和の名人は全く良さがわかんないけど。

これまた色々聞いてると、少し固い落語をする人のでも、「あーこういうところがうまいよねー」ってわかったり。
同じ古典落語でも、落語家によって全然全く違う。
あの人のは笑えたのに、この人で聞くとしょーもなってのもある。
ネタもひどいダジャレ落ちのサゲもあれば、ステキ!って落ちもある。
酷い落ちを、ステキに改作するひともいる。
そういうのも面白い。

落語はかしこまって聴くものではない、音楽プレーヤーで聴きながら歩けばいいのだ。
どの落語会もTシャツにジーパンで行ける。
今も昔も変わらず大衆芸能なのだ。
落語は同じネタを何回聞いても面白い。
日常を豊かにしてくれる。
考え方が、粋か粋じゃないかになる。
時代劇を見るのが楽しくなる。
あと、少し語れるようになるとかっこいい(笑)
「目黒のさんま」とか、秋になるとニュースになるのでうんちくを垂れることもできる。
あとはねー、「何聴いてんの?」「え、ああ、五代目小さん」というやりとりもできる(笑)

まあ、入口はどうあれ、落語というものがもっと世の中に広まったらなーと思うのです。
落語は演劇と比べてはるかに安い。
つまらない演劇見るお金で、売れっ子の落語会のチケットが買える。
ホールでやるので座席も良い。

繁盛亭は上方落語念願の寄席小屋なので、ラインナップにも力が入っている。
東京の寄席と比べて短いけども、一人目から面白い。濃い。
お金にシビアな関西人相手にしてるだけに、しっかりした芸人しか出てこない印象がある。
米朝師匠は昭和の大名人だけど、全然フランクで面白い。

もう私の落語愛を押し付けるだけになってきたので、おしまい。

INDEPENDENTは次も声がかかったら出たいかと、ちょこちょこ聞かれるけど、わっかんないなーってのが正直なところ。
もう頭おかしくなるんじゃないかってくらいにしんどかった。
でもそれを補うくらいに楽しかった。
それは結果的しくじらなかったから思えることだろうし、
苦しんだ過去をキレイな思い出にすり替えてるだけなのかもしれない。
「一人芝居はいいぞー(落語だけど)。みんなやったらいいぞー」とも薦められない。
だからわかんない。
でも今回においては、「出てよかった」と言える。
枕で散々悪口言ったけど、声を掛けてくださった相内Pには感謝です。
結果的にですけどね!!

次は1月の30GP!
そのあとは何も考えてない!!
新劇場が建たないと、火ゲキもないしね!!
ってか、組み合わせ抽選会の日程早く決めてほしい!!

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