2018年09月21日

「かせつ=仮設」は移ろいゆくものという美術

nakajima 現代美術に『Installation 仮設』という分野があるそうだ。形が出来上がって、ずっとそれを鑑賞することができるというのではなく、形ができても歳月で形が変わり、なくなってもいく、作品。


 今月、札幌市南区の紅桜公園という広大な敷地で開催されていた、「アートアニュアル2018」。川の中に色とりどりの、風船のふたまわりほどおおきなものを、川に浮かべてアートにした作品。


 ところが、会期が終了して回収しようとしたところに、今回の強風と地震。50個ほどの作品が、川の岸、浅瀬に打ち寄せらた。(写真は、作者シアターキノ中島洋さん)。ボートで回収は無理。上の道路から急峻な坂を下り、そして何とかする。


 で、懸垂下降などのクライミング技術が必要。で〜、今日は下見。上の立ち木から30mロープを立ち木にエイトノットでフイックス。グリグリで10mほど下降。作品群のなかへ。


 さて、本番は、この大きな風船類をどうやって効率よく道路まで上げるか?

Posted by sapporomassy2 at 17:32│Comments(0)