北の大地へ 22 (終わりでーす) by奴隷1号

朝起きて、外に出ると、どこかの陸が見えておりました。
位置を確認すると岩手と宮城の境くらいということで、海の上からボーっと眺めてます。
乗っている さんふらわあ は今回旧型船ですが、こちらの方が静かに寝れました。というのも、こちらのエコノミー(新造船はツーリスト)はテレビがなく、朝音量上げてテレビをつけようとするじい様がいないからです。客が行きより少ないっていうのもありますが。
しばらくしてから、朝メシを食いに行きます。 朝は朝食バイキングが1050円で時間もそこそことられているので、船の食事では一番お得です。
朝食を食べながら窓の外を見ていると、やはり後悔の念が湧いてきます。 あのまま函館目指してれば、四日後くらいにはあの陸のあたり走ってたかもねぇ〜〜っと。 でも乗っちゃったし。 自分の意思で乗っちゃったし と、しばらくこんな感じでしょうな…。
やることも無いので、昨日のブログを仕上げようとするのですが、電波が悪いのと、wifiも調子悪いのと、何より今月使用容量完全にオーバーしているらしいので、思うように進まない。 なんとか書き終えて投稿するとアナウンスが鳴る。 着岸が予定より30分早まるとのこと。
支度をして、アナウンスを待つ。 バイクの番になり、保管デッキへ。
土産物買ったんで、荷物も更にパンパン。 降りたらパッキングし直さないと。
そして上陸〜〜 って あづっ!! 風は強いですが、明らかに北海道とは気温が違います。 向こうからそのまま着ていたものを脱ぎ、積載の手直しです。
なんとか走れるくらいにはなった。
では出発。
まずこちらへ戻って一発目のカルチャーショック。40キロ制限のところでは、みんなそのスピードくらいで走ること。 北海道だと、その制限からプラス20、捕まるギリギリを走ってます。(完全住宅街では別ですが) 途中給油してから高速へ。 高速乗ると北海道の国道と同じくらいのスピード…。 こうして考えると、北海道の人達の走りはすごいメリハリがあるように思えます。 出すところでは出し、落とすところではキッチリ落とす。言われてたようなどこでもぶっ飛ばすワケではなさそうです。まぁ例外はありますが。
コレだったら東北の人達の方がよほど飛ばしてますよ…。 そういえばもうひとつ、北海道では、わたくしが今回行ったところに限っては、 方言 がない。 函館に行くと東北のような なまり はあるらしいですが、独特の 方言 は本当のアイヌの末裔の人達でもない限りなさそうです。もともとが移住の歴史があるからでしょうか。
高速上では同じ船に乗り合わせたライダーさん達が手を振ってくれる。(わたくしは抜かれるだけです) そう。 北海道では、ライダー、チャリダー、徒歩、車、手段はどうでも旅をする人達の絆が今も強いこと。すれ違いざま、追い越しざま、追い抜きざまに必ず手を振ったりして挨拶するし、してくれる。 そして休憩中や宿、キャンプ場では、そこは大抵 情報交換の場となる。 どこどこの道が面白い、景色が綺麗とか、雑誌やネットに載っているその店よりその近くのこっちの店の方が美味くて安い、雰囲気がいいなど、熊さんも今回、別のライダーハウスでそこに居合わせたライダーさんから
ととさん の訃報を聞いたそうです。 わたくしも今回、経験者やベテランの方達、その地元の方達にいろいろ教えていただきました。そしてわたくしも途中初めてそこへ行く人に自分の体験を教えました。ネット全盛期の今も実体の人同士の交流から出てくる情報の方が現実味がありますし、ネットの情報より最新だったりします。 ネットだと書きたい放題だったりもしますし、余計に悩む時もあるんですよね…。 しかし… こんなに他のライダーや旅している人達と交流を持ったのは初めてですよ。 関東じゃありえない!
北海道では一般の観光とは別に、旅人の文化が確立していて、今もそれは受け継がれているようです。地元にとってはほとんど利益にもならないライダーハウスも、一代で終わらず、次代の方が引き継いでいたりしているらしいです。 食事にしても、古くからの店は旅人も小綺麗な観光客も差別しない。 まぁ圧倒的にその客自体が少ないからだけかもしれませんが、それでもやはり北海道の人達は懐が深いというか、心が広いというか。 この先、観光地化などでいろいろ変わるかもしれませんが、雪月花廊や初山別村の道の駅や釧路の銀鱗荘などを見ていたら、まだ大丈夫と思えます。
ってなことを考えていたらもう三郷。そして久しぶりのド渋滞…。 そして久しぶりのすり抜け。 外環に移り、川口で降りる。 そして大佐のお店 sarah に。散髪から帰ってきた大佐とオフタイムの店長のS井さんにお土産を渡し、いろいろ話をして家路へ。
そして環七の夕方のド渋滞…。 道が狭い…。車多過ぎ…。前に進まない…。 30キロしかないのにどんだけかかるんだ…。 そして 30分後にはキレながら走る。 そしていつもの自販機に。
ここで一服していると 帰ってきた〜〜って感じになります。
そして家へ。
積載していたバッグやらを全て外してあげる。 なんか、馬から鞍を降ろしてやるみたいな。押すとえらい軽く感じる。こんだけ重いもん乗っけてあんだけ走ってくれたのだ。ウチの戦艦 エライ!! よく頑張ってくれた!! これにてわたくしの22日の、3989キロの旅がひとまず終わりました。 当初の予定と大分変わりましたが、経験不足やトラブルなどを考えれば、自分でもよく帰って来れたなと思ってしまいます。 この旅の為に追加した道具や装備、施してもらった改装はどれも当たりでしたし、次に繋げられます。
しかも道具はほぼ使いました。(非常食まで使った…) 使わなかったのはパンク修理道具くらい。 装備も旅には旅の装備をということで次に繋げます。 思っていたことと違う終わり方になってしまったので逆にこれで燃え尽きないで済んだかなと…。 そう言い聞かせてとりあえず風呂入って寝ますわ。
北の大地へ 21 by奴隷1号
不思議なライダーハウス、というか不思議な空間でした。
羊蹄山 北の富士山の見えるこちらは、雪月花廊。 旧双葉小学校を改装したライダーハウスであり、民宿であり、キャンプ場であり、喫茶店であり、オーナーさんの自宅です。
オーナーであった ととさん が2年がかりで作り上げたそうです。 元家具屋の ととさん いろいろとこだわりがあります。 ですが中にはみんなで作り上げたものもあります。
廊下が長いということでキックボードやスケボー、台車を貸し出してます。
かかさんの三人の子ども達、次男のゆー君は元気ありすぎて、おっちゃんついて行くのが精いっぱいです。
こちらは、喫茶室兼食堂。みんなの憩いの場です。 奥の暖炉は、ライダーさんやいろんな人達が手伝ってできたものだそうです。 ここの食事は何を食べても美味しいです。
喫茶室はジャズが流れて、どこか懐かしいような、マッタリできるところでした。 わたくしは暖炉のそばのロッキングチェアに座って轟沈しておりました。
各教室にはいろいろなものがあります。 ただし自宅もあるのでご注意を。
手洗い場は元小学校だけあってかなり低いです。
ここで一番人気のVIPルーム1です。 冬場はスキー客が泊まり、たまにライダーさんも泊まるそうです。 ちなみに料金聞いたら、 えっ? ていうくらい安かったです。
こちらはVIPルーム2です。 こちらもいい部屋です。こちらの部屋にはテラスがあります。 ととさんはセンスがいいです。
こちらはそのまんま学校の体育館。子ども達の遊び場として、そして夏のライダーハウス満室の時は、ここも開放して畳敷くようにしてるそうです。 その端にセローが一台。聞くと ととさんのらしいですが、いずれは長男君が受け継いでくれるんでしょうか…。
ここを紹介してくれた熊さん。 彼もまた北海道を一月近く旅してました。そんな熊さんも帰る日が近づいております。
こちらは常連のお客さん。ほぼ毎日ここに昼ごはんを食べに来るそうです。 函館から来るドライバーさんですが、往復500キロくらいだと長距離ドライバーとはこちらでは言わないのかも…。 ミュージシャンもやっていて、ここでライブもやるそうです。今日帰ると言ったら、ウチらの再出発の為に一曲弾いていただきました。
ここでは時間が緩やかに感じます。とても居心地がいいんです。 だからここは常連のライダー(バイク自転車)や釣り人、スキーヤーが多くいるそうです。わたくしみたいに初めて来て、居心地良くて気に入ってそのまま連泊していく人も多いとか。 かかさんはここを1人で切り盛りしています。 (近所で手伝ってくれる人はいるらしい) あるもので、できるかぎりでもてなそうとしてくれます。自分が前に立って行動を起こそうとする。 熊さんから聞いてはいましたが、ホントにタフです。だからリピーターも多く、みんなで手伝って盛り上げようと思いたくなるそうです。実際ここに泊まる為だけに本土から来るライダーもいるそうです。ここをベースキャンプにして近くの林道を走り廻るオフロードライダーも結構いるそうです。
わたくしもそんなに多くはライダーハウスを知りませんが、ここは確かに長く居つけるなー と思います。 ライダーハウスは布団あり、寒い時のちゃんちゃんこあり、風呂あり、酒あり、ちょっとした食料も売ってます。ここで全てまかなえる。 ライダーが安心して帰ってこれる場所です。 それにしても、北海道でライダーハウスの存在はウチらのような人間には本当に大きいです。 しかも無料、安価なのは北海道だけじゃないでしょうか? 旅先で、そりゃある程度金を払えばいくらでもありますが、無料、もしくは1000円前後で建物で床と屋根がある。
ほんのすこしだけそれまでの日常生活を思い出させてくれる。 いろいろなライダーハウスがありますが、それはすごいことだと改めて思います。
なーーんて思いながら、くっちゃべっていたら時間はもう1時半。そろそろ支度するかな。 なんか、昨日の林道走ってここに来たら、ここが最後の締めでもいいかなと。 北海道初めて来て、いろいろ勉強になり、課題も山のようにできてしまった。 納得できたことと、納得できないことがグジャグジャになっている。 ただ時間も資金もそんなに残ってない。 でも、これで終わりにできない! と思ってしまった。 また来る! 今度はもっと肩の力抜いて、経験者らしくさらに対策して、あとはまた臨機応変に。 今回は帰ろう。ウチの戦艦は気ぃ使ってあげればまだまだ十分行ける。
帰ろうと思ったから帰るだけ。
支度を整え、熊さんと握手をして また北海道で会うことを約束して出発!
かかさんは人と会っていて挨拶できなかったので、お世話になりました。と伝えてもらう。 つい先日に ととさん が亡くなられたばかりなので、おそらくそれで来られた方達でしょう。 そんな中で泊めてもらえたのだからありがたいです。
さぁ! 苫小牧に戻ります。 この辺りはアップダウンが激しく雨の夜だったからわからなかったですが、結構おっかない橋も渡ってました。さすがに4トン以上のトラックはここでは飛ばせません。みるみる長〜い列が…。 チャンスを見てはガンガン抜いて行きます。(慣れちゃったなー) 支笏湖の看板が出てきましたが、森に隠れて国道からだと全然見えません。止めるところもありません。しばらくして、ほかの車は国道をそのまま。わたくしは道道141号線へ。最後にもう一度。
お気に入りの丸山林道へ。 もう最後なので気分ふわぁ〜〜っとなっているので最後のSSだと思って走ります!(アブナイやつです。良い子のみんなは真似しないように)
ありがとうございました〜〜!!(途中衝撃でネットがはずれた) ところで走ってる途中、道端に何故かDRのタンクが鎮座していた。 やっぱりここはみんな走り倒しているらしい。
で、国道に出てそのまま市街地に下りてくる。その途中頭の中にエンディングが流れ始めました。 そして締め。
この北海道で、わたくしをいろいろ支えてくれたセイコーマート! 100円惣菜 最高でした。そしてここのフライドチキン!
なんか懐かしい味なんです。ちょっとケンタッキーに似てる気も。
食い終わり、一服して、フェリーターミナルへ。
一瞬躊躇いました。まだ間に合うぞ と、まだ行けるんじゃない?と、ここで帰ったら次いつ来れるかまるでわからないぞ と。 まぁ多分後悔はするんでしょうが、代わりにまた絶対にくる と思えます。
手続きを済ませて、土産を買って、搭乗の列に並ぶ。 夕陽のせいか、並んだライダーの背中が、嬉しそうであり、残念そうでもあります。 ターミナルで、ひとりのBMWライダーに聞かれました。 「キャンプしながら走ってたんですか? すごいですね!」 あんたこっちでどんな優雅なツーリングしてたんだ⁈
そして船上へ。
さようなら〜〜❣️ (ToT)/~~~ また来ます〜〜❣️
で、これを見てあらためて…。
おわっちゃった〜〜 (´༎ຶོρ༎ຶོ`) って感じです。
で、しばらく寝てます。(すぐ電波がアウチになったので)
起きたら10時すぎ。外へ出ると、月明かりがキレイで、海まで照らしてました。 その向こうに町の灯りが、
位置を確認すると函館の夜景でした。
次は来ます。
北の大地へ 20 by奴隷1号

今日はどうしましょう? とりあえず船の予約はまだ生きている。 ゔーん… て悩んでいると、昨日シカ肉をくれた掃除のおじちゃんが出勤されて来ました。 再度お礼を言い、 また来なよ ということでお別れ。 そういえばこのおじちゃんから林道を何箇所か教えてもらってたんでした。 そのうちの一つ、苫小牧港から程近いところにある、林道は広くて面白いよ と。 そこへとりあえず行ってみようかなと。支度を終えて管理人さん達に また来ます と挨拶して出発です。
国道をフェリー港方面へ。 港を通り過ぎて781号線に移り、276号線を過ぎてすぐ入り口があるらしいのですが、行ってみると、そこは王子製紙の敷地で立ち入り禁止。一応地図はあっている。あまり期待できないかな? と思いつつ、今度は141号線でもう少し山の上から入ってみようかなと。狭いワインディングを登り、入り口らしきものは結構あるんですが、入っていいのか決めかねるところばかり。 支笏湖までもう少しというところで、ようやく入れそうな看板のある入り口を発見。 では行って見ますか。 林道内はそこそこ車も見かける。路面は固く締まって走りやすい。
丸山林道というところですが、この路線だけ観光スポットがあるらしく、看板も出てるようです。そのうちの口無沼に通じる道に入ってみると 、
急に路面が荒れだす! 道幅は広いですが、ウォッシュアウトが縦横無尽にあり、その上に大粒の砂利が転がり、火山灰のような砂まで! 砂でフロント取られてウォッシュアウトに突っ込みそうになる! 君の出番だ! ステアリングダンパーを調整して フロントが取られなくなった! ふと、明らかにエンデューロタイヤの轍を発見! ちょっと跡を追ってみる。 段々倒木が激しくなって、それを迂回して行く轍。 楽しい〜〜! 最後はこの状態では無理なウッズの中へ轍は消えていきました。引き返して別の沼への本線へ。固い路面とサンド路面が交互に。
沼にはすぐ出ました。
なんか楽しいぞ!ここ! 再び本線へ。相変わらず走りやすい。
たまにでこぼこや砂のコーナーが来たりして、車に気をつけてればかなりハイペースで走れる。その間に道はいくつも枝分かれしている。さっきもそうでしたが、明らかにオフ車の激しい轍もあちこちある。しばらくすると広い十字路に。看板があり、望楼への道らしい。行ってみよう! 道はここもウォッシュアウトと砂利とぬかるみを繰り返す。登りがきつくなってくる。一瞬視界が開けると
山がきれいです。 望楼に到着です。
木でできています。さっそく上へ。 貼り紙があり、怪我をしても責任はとりませんよ とのこと。登り切りそこからの眺めは。
でも観光としては弱いかな?
降りるときは結構怖い。 休憩して 下りますか で下りようとしたらフロント取られて立ちゴケ(ダッセ〜〜) そのままだと起こせないので、上の荷物を外して起こす。
で再び本線まで戻ってくる。 しばらく走るとキノコ取りのおっちゃんに会い、道を聞いてみる。 この辺りは国有林で道が縦横無尽に本当にあるらしい。「道に迷ったら樽前山を見てそれを目指しな」と 、そしてここの火山灰みたいな砂は本当に樽前山が噴火した時の火山灰であること、いろいろヒグマの生態やこの辺りにいる黒スズメという払おうとすると刺してくるハチのことなど教えてもらいました。
で、最後に 「こんなところ走ったって面白くないだろう? だったら登別の方に行ってきな。面白いから」と。 ここも十分面白いんですが、まぁ行ってみようかな。登別は言わずと知れた温泉の地。ここから50キロくらい。じゃあ行ってみよう。(流されてみよう) 36号線に出て室蘭方面へ。 あらためて苫小牧の海を見てると、工業の海という感じで、曇り空とも相まってもの悲しい雰囲気です。国道挟んで、陸側は、製紙会社の工場が連なっています。 道北の海とは随分違います。
しばらく走ると36号線が通行止め。 …え? この先で前回の台風で橋が落ちてるらしい…。 製紙工場の間を迂回させられる。そしてまぁ案の定のド渋滞。ようやく抜けてやっとこさ来た登別。
ゔーん…。観光地だなぁ〜と。温泉あり、ちっちゃい遊園地あり、曇りだからかも知れないですが…。 温泉入ればいいんですが、今は別にいいかなと…。 そうこうしてたらもう2時半。今日の出航はやめとくか。ということで今日の予約をキャンセル。一応と明日はどうかと聞くと空いてるとのこと。とりあえず予約しといて、メシかな? ということで
北海道での定番! セイコーマートのフライドチキンとポテトとコーラ!(メタボまっしぐら!) さて、今日の宿はどうしようか。せっかくだし、熊さんおすすめの雪月花廊にでも行ってみるか? でもその前に…。
50キロ走って戻って来ました!丸山林道! 走ってやる!! ここは地図上で縦の道と横の道が繋がっていて、長いところを組み合わせれば一周50キロ以上になるらしい。 さっそく行ってみよう! 面白い!楽しいー!締まった路面とサンドのコーナーとちょっとガレだところが入り混じって荷物満載を忘れてしまうほど。でもバチは当たります。急な下りになり道はウォッシュアウトだらけの深砂利!コーナーまでなぜか多くなって来た! もうコケたくないんで必死です。後ろが過積載で跳ねるたんびに前がボトムして砂利や溝にハマりそうになる。なんとかポジションを変えながらようやくその区間をクリア。
疲れたー! で位置を見失う。困った時の樽前山は曇ってて見えない。 んー!迷った。とりあえずこの道なりに行ってみよう。フラットダートながらも時折さっきみたいなところもちらほらと、開けたところに出て、スマホで位置を見ると、げっ!苫小牧の工場の裏手まで来ちゃってる! でも位置がわかったので、方向を変え上るかたちでまた走る。 でも楽しい〜〜。しばらく走るとようやく見覚えある沼への看板!でたー!で最短は道道へ出るのが…。…国道の方へ出ます。
ワシはこんなところを走るのが好きなんじゃいー!! 結局1番長いループを走ったらしく、50キロ越え。
ところでここはエゾシカがうじゃうじゃいる。走っているだけで20頭以上は横切って行った。(お前ら美味いんじゃねえか…)
そして国道へ出て、支笏湖を目指し、その分岐点へ、電波も安定しているので、さっそく雪月花廊に電話する。時間は5時すぎ。ちょっと厳しいかな と思いましたが、大丈夫ですよ〜 とのこと。 よし! で 1時間くらいかかることを伝えて出発です。 暗くなって来た。でもハイロー同時点灯が復活してるんで安心です。でも雨が降って来たので、話は変わります。 道も真っ暗で明かりのあるところは危険らしいコーナーのところだけ。こりゃ合羽も着れんな…。 でようやく到着〜〜。ここかー。 話には聞いていたけど、本当に学校を改装した宿なんだー。
で、さっそくこちらの女将さん(かかさん)に挨拶して、手続きして荷物を運び込む。女将さんに熊さんの紹介というと、「熊さんもう少しで来ますよ」 え? 熊さんにまた会える。 で、熊さんと合流。わたくしは風呂に入り、メシかなと思っていたら、ライダーハウスに雨漏り発生。みんなでかかさんが天井に上るというので、全員で雨漏り補修の手伝いをする。
一応の応急補修完了。ここではみんなが手伝いをする。というか手伝いたくなる。 でその後いただいたルスツ丼(豚丼) はボリュームもあり、とても美味しかった。他にも小鉢をいろいろ付けてくれて大満足の食事でした。 その後熊さんといろいろ話をして、聞くと、だんなさん(ととさん)がつい先日、亡くなられたらしいです…。
倒れられたのは、釧路で聞いてたけど、それ以来、かかさん1人で子ども3人とライダーやほかのお客さんのお世話をしているのだ。 そらぁ手伝わないと。そんな話をしながらその夜は更けていきました。 とりあえずここに来てよかった。
北の大地へ 19 by奴隷1号

…昨日 わたくしを救ってくれた勇者達です。(+大佐&セイコーマート)
初めて食べた ちくわパン。中にツナが入って意外と美味いです。
昨日はいろんな意味で嵐でございました…。 昨日愚痴を聞いてくれたカブのお兄さんは早朝から旅立って行ったようです。(お礼にワークショップで買った防寒ベストをあげました) 彼はこれから一周するそうです…。
本日は風が強く、陽射しの中 タオルなどもすぐ乾きます。 今日も悩みながらの行軍です。一応、船の予約は取ってあり、どうするか? とりあえず岩見沢あたりまで戻ってみようかなと…。
途中のコンビニにて。セローの人は捕まえましたが、ネコには逃げられました。
途中GSで給油がてら、平型ヒューズあります?と聞くと整備場の奥の方でゴソゴソ探してくれて、ありました! とりあえず使い切った分を確保。
この道はオロロン街道で、こちらオロロン鳥です。
焼尻島です。
道北の海は素晴らしかった…。 再び内陸へ。
北海道に来て初めて食べたソフトクリーム。美味いですが、内陸なんでちと寒いんです。
意外と早く岩見沢まで来てしまい、とりあえず今日の寝床候補のライダーハウスでも見てこようかと。
旧萱野駅を改装したライハ。 先客がいたらしく、寝起きの顔と目が合ってしまった。 …後でまた来よう…。(後から知ったのですがこの方が82歳で日本一周してらっしゃるアクシスのおばあさん) さてどうしよう? 近くにツーリングマップルに載ってる名所があるらしい。とりあえずそこへ。
旧住友奔別炭鉱立坑跡。 …廃墟マニアにはたまらない建物なんでしょうが、たしかに遠くからでも静かな迫力はありますが、う〜ん…。 以前キャンプ場のオーナーに聞きましたが、この辺りや夕張や三笠は昔炭鉱で栄え、鉱夫は命と引き換えで当時はかなりの額を稼いでいたそうです。そして鉱夫は札幌や周辺の栄えた繁華街で豪遊してたそうです。ただみんな金使いは荒くて、あまり貯め込む人はいなかったそうです。
さて、次のところへ。そこもすぐ近くにあります。
こちら旧幌内線の唐松駅。旧住友鉱山が鉱夫と住民の為に要望して作った駅だとか。2017ツーリングマップルの表紙にもなっている場所です。こういった場所は北海道の歴史を知るにはいい場所ですが…。 …なんか…。
コレで締めかと思うと…。
そこを後にして、なんとなく走る。そしてたどり着いたのは…
またまたときわキャンプ場。 もうなんとなく、迷ったらココ みたいな感じです。
掃除のおじさんが「ココそんなに気に入ったの?」と そら3回も来てればねぇ。なんとなくです。 そして「後で差し入れ持って来てあげるよ」と。 ありがとうございます。 手早く設営して、いつもの鶴の湯に行き、帰りにコンビニに買い出し。 ああ〜落ち着く。 なんとなく大佐に電話してみる。LC4エンジンはオイル交換無しでどのくらい保つか。「オイル量さえ保てば3、4000キロは大丈夫じゃない?ギア抜けとかは起きやすくなるけど、後は君次第」 ごもっとも。後は自分がどうしたいか?
で やってたらキャンプ場に私服の掃除のおじさんがやって来た。 「これ作って来たから。なかなか食べたことないでしょ?」 いただいたのはなんとエゾ鹿の焼き肉!
そして「コレ俺もう使わないから使って」とコンロのガスまで。ついでに明るいランプまで貸してくれました。 「今度北海道来るときはウチに泊まりに来なよ」とまで。 ありがとうございます!!
さっそく鹿肉を温めなおして食べてみる。
味は醤油ベースで、歯ごたえはありますがちょっと牛に似てるかな? 思っていたより全然クセがなくて美味しかったです。 さんざんわたくしの前を横切っていったあいつらはこんな美味いのか…。
なんかいろいろいただいてしまった…。
これは まだ行けるってことなのかなぁ?
北の大地へ 18 by奴隷1号
振動で穴は開く…。 …冒頭それだけお伝えします…。
本日月曜日のこちらの朝の音楽は エーデルワイスでした。(今日は途切れなかった)
昨日の夜から悩んでおりました。これからどうするか…。本当なら北海道に入って、逆時計周りで廻っていき、最後は函館から青森へ行こうと考えてましたが、度重なるバイクトラブルと何より北海道は想像以上に広すぎるということがわかり、後は気候の問題(寒いの苦手なんです)もあり、道東を戻って道北を目指す。に変更したりとありまして、いろいろ課題を残しながらここまで来ましたが、このまま予定通り函館まで行くか、撤退するか…。 悩んでいながら朝が来ました。 とりあえずこのハウスは引き払いちょっと進みながら考えようと。
ところでおとなりのセローさんは、風邪はだいぶ良くなったらしく今日出発するそうです。話をすると、わたくしと同じくらいで同じく初めて北海道に入り、いろいろ見て廻って今どうするか考え中とのこと。同じような状態なのでお互い親近感が湧いた感じです。違うのは彼は小樽からスタートで壊れないセローってことくらいです。 (うらやましい…)
わたくしの方が先に出発。とりあえず南下して行きます。
今日の空はどんよりとしていました。しばらくすると雨が降り出し、だんだん強くなって行きます。 まずいかな?と思ったころに止み、ただの通り雨かな?と思いながら遠別に到着。郵便局に用事があったので、ちょっと寄り道。用事を済ませ、さぁ行こうと出ようとしたら今度は豪雨と風と雷が…。しばらく郵便局の中で待つことに…。その間にお腹も痛くなってきた…。この間に近くで雷が落ちたようで、建物がビリビリと揺れる…。 北海道は今までないことをいろいろ体験させてくれる。 30分くらいして少し小降りになり、近くの道の駅に逃げ込みます。そこのバイク駐輪場は屋根付きになっていて、何人かライダーが逃げ込んでおりました。
みんな突然の雨でずぶ濡れ状態。わたくしの場合は郵便局入る時に無造作に置いたグローブが死んだくらいで済みました。トイレに駆け込み、ひとまずちゃんと雨が止むまでここで休憩。 土産物屋に入ること、やはりさっきの雷の影響で店の冷蔵庫が壊れたとか。で やはり建物が揺れたそうです。しばらく待って1時間ほど経った頃ようやく少し日の光が。 雨宿りの恩は忘れませんので、少し買い物を。 道の駅を出て再び南下。 しばらく走ると今度は初山別のキャンプ場がある道の駅へ。 そういえばここのたこのかき揚げ丼が食べたかったんだよなぁ。
時間はなんだかんだでもうお昼。 よし! 食べて行こう! でまた寄り道。
やっぱり予想通り美味かったです。 しかも写真よりかき揚げが大きくて3つものってる。しゃけのアラ汁も美味かったです。 満足してさぁ行こうと出たらまたしても、豪雨と大風と雷が…。 しかも風と雨は前回の台風と同じくらい。もうダメだ今日は と思っていたら、また近くで雷が落ちて今度は本当に店と施設の一部が停電。 …本当にダメだ…。 しばらくすると何人かライダーがやって来て、時間稼ぎの為にここの温泉に入りに行く。わたくしはもう今日はここに泊まろうかなと。時間ももう2時だし…。 そして3時くらいにようやく一番危険そうな雲が通り過ぎてく。やっとで晴れ間が。
こりゃ宗谷行ってる連中悲惨だろうなぁ と思っていたら、別のライダーさんに見せてもらった雨雲レーダーを見ると降っているのは天塩から苫前にかけてのみ、しかもえげつない降りはこの辺りだけ…。 なんだよ! とりあえず今日はもうここまで!ということでキャンプ場に移動。
晴れ始めた空はとても美しかったです。
テントを立てる前に芝生が濡れてるので、ちょっと待つことに。その間にバイクを整備します。
チェーンを調整と注油。(ちょっと死にかけてる…) 各部増し締め、エアクリーナー交換、(埃よりなぜか虫がすごい!) 空気圧チェック、オイルチェック。終わる頃に風と日の光で芝生もそこそこになってきたのでテントを張り、荷物を置いて終了。時間は4時半。買い出し行くか。 そういえばここは夕日の絶景ポイントだとか。 買い出し済ませて絶景を見よう。 3キロ離れたセイコーマートで買い物してさぁ帰ろうとエンジンをかけるとアイドリングが弱い。そんなに長居したっけ?などと思いながら店を出たところで突然エンジンがストップ!
そしてデジタルメーターも消え、全てが消えた! 最初何が起きたかわからず、イグニッションスイッチをオンオフしても何も点かない。 まじかよーー!! ただ見ると差しっぱだったシガーソケットは点灯してる。 で今持ってる工具は、ザックに入れてあるモーションプロの携帯工具だけ…。キャンプ場まで3キロ…(途中、大坂有り)。周りは車屋も無し…。最悪の事態が頭をよぎりました。まずは大佐に助言を貰おう。大佐に電話して症状を説明する。でまずはイグニッションになっているトグルスイッチから。国道沿いの一応街中の歩道でカウルを外す。
暗くなってきたのでザックからヘッドランプを出す。携帯工具はソケットなので外せないネジもあり、時間がかかる。 … 今のわたくしの状況は東京で言えば、新宿の甲州街道沿いでアドベンチャー バラしてるようなもんですわ。みんなが見てく見てく。
で、裏の配線のはんだ付け部分に金属をつけて直結する。反応なし。 次に 「ヒューズは?」 ということでシートを外してヒューズボックスを開けてひとつずつチェックしていく。するとひとつ切れてる。 なんだよヒューズか〜。 で前オーナーが仕込んであった予備のヒューズを入れる。スイッチをオンにするとメーターが点いた! よかったー でセルでエンジンをかけるとエンジンもかかった! しかしすぐにエンジンストップ!? またメーターも消えた! 「まずいね。それ配線がどっかでショートしてるよ。」
なんですとー! それを見つける為にさらにバラさないといけない…。 終わった〜…。でも直さないと帰れない。 もう一回だけヒューズを入れ換えて試す。 するとフロントの方でパチっと光った! その辺りの配線を見てみる。配線がグチャグチャ…。 …このアドベンチャー、最初のオーナーがモンゴルラリーに出る為、サイタマの某ディーラーF氏の下でいぢられたものなのですが、もう配線があちこちでグチャグチャな状態になっていて、大佐もサジを投げたほど…。(キャブのバラした時も遊んでいる配線がちらほらと…
…もう見なかったことにしてましたが…) で大佐の指示の下、トグルスイッチから出ている赤い線を辿っていくことに… すると 赤い線の被膜に穴の様なものを発見! 中の銅線が見えてる!ただ暗くて焦げてるんだかよく分からない。 ただそのそばにカプラー用の金属のステーがある。合わせてみると穴の部分と合致する。「それだよ」と大佐。「それをビニテでもバンソーコーでもいいから巻いて保護しよう」さっそくコンビニ駆け込んでテープを探す。 ビニテあったー! それを巻いて、大佐の指示の下、慎重にひとつずつ試していく。ヒューズは残り2つ。失敗したら終わる。そして最後にセルでエンジンをかける。
…かかった…そして止まらない!! これが原因かー! この配線はフレーム部分に収まっていてハンドルなどで動かないのになんで穴が開いたのか? おそらくバイクの振動で長い間細かくステーとぶつかり合い、擦り切れたのかも ということ。
助かったーー!
でもまたどこかがこんな状態かも知れない。 とりあえず、明日どこかでヒューズを調達しないと。 とりあえず帰ろう!
途中、ライトのハイを試すと普通に同時点灯するようになった! ぜんぶお前かーー!! 7時すぎようやくキャンプ場に戻れた。 急いで着替えて風呂に入りに。 そしてその後、私の後から来たカブのお兄さんに愚痴を聞いてもらってました…。
なんて日だ!!
北の大地へ 17 by奴隷1号

今日は爽やかに7時に近くの漁業組合のブツブツの朝の音楽で起床です。
今日はこのライダーハウスをベースキャンプにして、軽装で林道行ってきます。
工具にチューブに合羽におやつってやってたらサイドバック2つ分になってしまったわ…。
準備してたら本日の隣人のクロスカブの子も出発です。 今日は宗谷へ行って反対側のオホーツク海側の興部を目指すそうです。 がんばってね〜〜。
ちなみに彼は日本一周の最中で、北海道廻った後は関東、関西、九州を廻るそうです。 上はほんとにゴロゴロいるなぁ…。 さて、わたくしもスタート!
いつも通りの長い道のりです。 232号線から119号線で山の中に入っていき、40号線で音威子府へ。山も葉の色が変わり出し秋らしくなって来ております。そこから美深へ下りると、 函岳まで34キロの看板が。それを目印に曲がり、道なりに進みます。 そうするとありました。
というか、一本道なので間違えようもないですが。函岳への林道の入り口です。(ほんとはもうちょい先でした) そのとなりは採掘場です。
実物で見るとかなり圧巻です。
さぁ行くぞ! とダートに入ろうとした途端、反対からジムニーとプラドが降りて来る…。 看板が出てるくらいなのでここはかなり有名にとこらしいです。慎重に。
道自体は美深歌登線という40キロくらいある林道で、その途中に加須美峠というのがあり、そこから函岳の頂上を目指します。 周りは白樺に囲まれて景色は見えずで、路面は延々フラットダートで直線も多く、80キロくらいなら慎重になっても出せるくらいです。(上手い人、イタイ人なら150キロくらい) その後はバイク2台とすれ違っただけでした。 函岳への林道に入ってからはちょっとずつ景色が見えるようになってきました。
あの山に登っていくんだな という感じです。しばらく走ると山の上に白い塔が… あれか! ところで空荷のウチの戦艦はやっぱりいいです! タイヤも本領発揮という感じです! グイグイ進み、80キロからブレーキかけても全然怖くないんです。そんな楽しい27キロほども15分くらいで終わり頂上へ到着です。
車両はここまで。ここからの眺めも良いですが。この先。あの塔の先に1番見たかったものが。 ところでこの塔は北海道のレーダー施設らしいです。 それとは別で自衛隊がアンテナ張ってました。 やっと観れる…。
素晴らしかったです。 写真で見て絶対に行く!と誓っていたとこなので、結構泣きそうでした。 実際に来て見ないとこれはわからないです。 完全に晴れていれば道北のほぼ全てが一望できる場所です。 残念ながら少し雲が出ていて、利尻島などは見えませんでしたが、もう 満足です。 そして思いました。「北海道はやっぱり広すぎる! こんなの一月やそこらで廻ろうなんて無理!!」なんか 改めて敗北したような気分です。 でも旅の間、それはずっと感じてましたし、なんかマシントラブルとか以前に、納得できるものがありました。
頂上は携帯の電波も届くので、好きな音楽聴きながら景色を見るのもオススメします。 余韻に浸りながら降りてくるとプリウスに乗ったおっちゃんが来て、本当はバイクで来たかったけどハーレーでここは怖いからとコレで来たそうです。 北海道の人でバイク好きらしく、ちょっと前まで大雪山への道も50キロ以上がダートだったらしい。(そうとう昔ですよね?) そんな話をしていると今度は神戸から単身赴任のジェベルのお兄さんがやって来た。途中でスマホのホルダーがボッキリ折れて、タイラップで縛り付けて来たらしい。
結構人が来始めたのでわたくしは退散ということで。 しかしウチの戦艦はやっぱりいい!
オフに入ると全てがどっしり安定している感じです。リアブレーキも今回ブレークしませんでした。ディスクとフルード変えたのが良かったんでしょうか。そしてダンロップ D908RR、このタイヤすごい! もう3000キロ超えて結構減って来てるのにすごいグリップする! これはいいものだ!! で撤収。元来た道を戻ろうかなと思ったんですが、加須美峠から今度は反対へ行って見ます。
道は美深側より少し荒れてて、ちょっとしたぬかるみもありましたが、ウチの戦艦は全然問題無し! たーのしー!! 下りだし慎重にと思ってましたが、70キロくらい出てました。 そしてもう少しで終わるなー と思っていたら脇に立派な道を発見。 17キロって書いてあるしちょっと行ってみよう。 はい! いつもの死亡フラグの始まりです。 道は同じくフラットダートでちょっと廃道チックなとこもありますが、関東のようなピストン林道でもなさそう。 ウチの戦艦もズンズン進みます。
しかし行けども全然ゴールが見えて来ない。 路面はフラットダートと苔のびっしり生えた舗装を交互に繰り返しているだけただこの林道、支線がすごいある。 一応道なり本線のはずだけど…。 途中通り過ぎざまにちらっと林道の名前が変わったような気がしたけど… ここで普通のオフ車ならタンクが小さいから慎重になるんですけど、ウチの戦艦、給油したばかりで、あと250キロくらい余裕で走る。 余計にのほほーんと逝ってしまうんです。 そろそろ… と考え始めたころになんか牧草地が見えて来た!
人里だ! そしてようやくゴール。 17キロって書いてあったのに何故か40キロくらいあった。 さてここどこ? で見ると、あれ?美深歌登線の終点とそんなに離れてない? 地図で見ると上徳志別というところ。場所はわかったので一安心。
大曲幹線のウソつき… 時間は14:00 戻って洗濯物しないと。さぁこれからどうするか? 函岳の林道を通って美深から戻るか、そのまま舗装で音威子府まで戻るか? 地図上でどちらのルートも音威子府を抱え込むような形の道程になっているので、それなりに時間がかかる。 …舗装で…。(根性なしです) 現在地は120号線から一本入った農道。 そのまま120号線に出れば良かったのに、ヘタに農道が120号線と並走しているからそのまま走ってしまい、地図上では道なりで出れるのですが、実際には変に丁字になっていて単純に地図と同じ方向に曲ったら、そのまま突き進んだら
…林道でした……。
あれ? で その時にはすでに圏外。 まぁどこか繋がってるかも。 確実に死亡してます。 道は本当にキレイで手入れもされてる関東だったら生活林道クラス。 しかし まぁわかってはいましたが、嫌な予感しかしません。 で、一番嫌な予感なのは、林道と横の川の高低差が低いことと近いこと。 ということは アレがいる確率が高くなる… と思っていたらありました。 熊のフン。 もうやめとこうと思っていたら何やら建物が。
建物はここにある畑の納屋のようです。(こんなところに畑が…)
で、その先には函岳林道の看板とゲートが。 地図で見てやはりこの先行き止まりがわかったので引き返します。 よし!今度こそちゃんと120号線に出るぞ! (何やってるんでしょう) そして丁字を反対に行き、ようやく出れた!
自業自得ですがちょっと嬉しかったです。 さぁもう帰ろう!
日の光が暖かな穏やかな牧場の間を激走して音威子府へ到着! 途中対向の車がパッシング。 ありがとう! この先でやってるようです。 しかしその前に。 腹が減ったので、その手前の食堂で遅い昼食を。
これが黒そば。ほんとに黒い。味も少し独特なような。でも美味い。 ここの店の若い店主は以前青物横丁で働いてたそうでそこからいろいろ話が開いてしまいました。
そして店を出るころにはネズミはいなくなってました。 そして帰りの道をのほほんと85キロくらいで、そしてそれを普通にブチ抜いてく旭川ナンバーの人々…。(もう慣れました) そして夕日の中到着〜。
とりあえず着替えて、洗濯室の鍵借りて、洗濯物突っ込んで、その間に風呂入って、買い出し行って、洗い終わったモン乾燥機に入れて、ようやく落ち着いた〜。 で、おとなりには風邪で駆け込んだセローな方が寝込んでおります。
いやー今日はいろいろあったけどよかったー。 イレギュラーその他諸々ありますがフラットダートだけですが、ダートも100キロ以上走り… 走ってしまいました。そして今日のあの景色はずっと忘れません。 明日はどうしようかなぁ。
北の大地へ 16 by奴隷1号

釣りの人達の朝は早い。 …とだけ言っておきましょう…。 ということでまた日の出を拝むことになりました。 なのでまた散歩から。
ところで道北で海だから寒いかと思っていたら風は強いけど全然寒くないんです。 道東より道北の方があったかいって…。 他のツアラー達はもう8時には出発。 わたくしはのほほんと8時半スタートです。(それでも周りに流されていつもより30分早い)
今日はもうそのまま宗谷岬を目指します。 朝お気に入りの曲を聴きながら、長ーーい道をひた走ります。(と言ってもいつもよりは短い) 232号線からいよいよ最北へ至る40号線へ。
途中ダートを走ったり、海へ出てみたり、今日泊まる予定のところを下見しながら進み、山間のストレート道で80キロで走っていると、枯れ葉が風に飛ばされて道路を横切って来る。 …でもよく見ると足が生えてる… で曲がった葉っぱに見えるのは縞のしっぽ…! シマリスかい!! フルブレーキで何とかヤツは横断しました…。 そういえば道北の方はシマリスらしいです。 で稚内まであと25キロくらいで、
…わたくし…国道でこの速度制限初めて見ました…。 でこの頃には利尻島がさらにデカくなってました。
そして稚内に入りました。 ここから宗谷岬までどのくらい? 案内板を見るとあと24キロ。 全然! あの根室 納沙布の時の絶望感に比べれば…。最後の国道238号線に移り宗谷へ!(玉置浩二の「田園」流れてます)
稚内から宗谷までは穏やかな漁村の風景です。その辺りは土産屋などはなく、船着場と獲った魚の加工場が多いようです。 で 海の方は干潟のような極端な浅瀬で、鳥が休憩したり漁をしたりしてました。
海の色が別れてるでしょ? そしてそこから見える小島は弁天島。本来これが日本の最北の地だそうです。 人が出入りできる最北の地が宗谷岬だそうで。 そして着きました。
来た…。 最北の地…。 人だらけ…。 まぁ観光地だし、祝日だし分かっちゃいたけど…。 観光バスだけでも5台はいるし… 車もバイクもいっぱい…。 なんか… 関東のどこぞのサービスエリアみたい…。 とりあえず昼だしメシでも食おうかな?
で 入ってみたのは最北の食堂。店内は意外と空いていた。 そこでどうせなのでホタテラーメンを頼む。(名物はもずくラーメンらしい) で 待てよ? と思いました。
あれだけ人いるのに店にあまり人がいなくて、他の土産物屋にもあまり人が入っていない。 …ちょっと待ってみよう。
ここへ来てから食事をして30分ほど経過して店を出ると案の定みんな写真撮ったらさっさと移動してしまった。 タイミングなんでしょうがガラーンとした時間帯。 で 改めて撮影。
大分高揚感を削がれた気分ですが、あらためて着いたんだなぁ と。 海の向こうにサハリンが見えました。 食堂の人に聞くと 今日はサハリンは見えるけど、樺太の方は気圧の影響で見えないそうです。 不思議です。 とりあえず 着いたどーー!!
今となっては最北の碑より、海の向こうのサハリンの方がこころに残りました。 そしてそんな人間を見てる海鳥。
ということで撤収! ありがとう!!
さて どうするか? 近くにダートがあるようなのでそちらへ行ってみることに。
一応撮っておきます。 そういえば土日だ。 おろさないといけないから本局探さないと。 ということでこのあと稚内市街に行くことが決定。
さてダートの方へ。
丘陵を登っていくちょっと深砂利のダート。 で1キロくらい走ったら… …わたくし 鹿が草原から横切って来るの初めて見ました…。(しかも草原だから結構前から来るのわかってた…) 残り3キロくらいを走り抜けると…
北海道版 風の谷ですな。丘陵地帯は壮大な風景でその中を快走していきます。(こっちの方がいいな) で宗谷は終了。稚内へ戻り、市街地へ。 郵便局に寄って途中見つけたホーマックで靴下を買い、どうせここまで来たんだから と 野寒布岬へ。
…ここも う〜〜ん… という感じ。 人はやはり多いし、土産物屋はガンガン音楽流してるし…。 その後ろにある自衛隊基地の方がなんか絵になります。
帰るか… 。岬の道から国道に出ようと左右確認したら…
いた…。 鹿だ…。 しかも漁港のかたわらで普通に草食ってる…。
地元の人達は見慣れてるのか完全無視。ただしスピードは落として徐行してます。驚かせて飛び出されたらたまらんからでしょう。 いや〜〜 最後になんかいいもん見れた〜〜。 今日のわだかまりはヤツが全部吹き飛ばしてくれました。 そしてわたくしは今日の寝床へ。今度は海沿いの道をひた走ります。 北海道で思ったのはでかい国道も小さい国道も大抵50キロ制限ということ。人が多く住んでいる区間は3〜40キロ。それ以外は50キロから60キロ。地図上で細い道でも大抵みんな飛ばします。 何が言いたいかというと 大きな国道だから早いというわけではなく、細い道でもダンプが走れるくらいは幅はあり、速度制限も一緒。抜け道として十分機能するということです。
でこちらの海沿いの道もみんな90キロくらいでかっ飛ばしてます。車も圧倒的に少ないですし。
途中海に出られる道を発見!入ってみると 海岸線に出られた! 車も走ってるみたいだし行くでしょ?!
おおよそ2キロくらいでしたが、楽しかったです。
またひた走り、今度は
実際にみると壮観です。 そして今日の寝床へ到着〜。天塩町にあるキャンプ場兼ライダーハウスで、何故かライダーハウスの方が安い。 明日はここに余分なもの置いて、行きたかった林道に行ってみます。
北の大地へ 15 by奴隷1号

寒暖差15度! コレ何とかならんすか⁈
本日もアホみたいな寒さで目が覚めました。近所のXJRの方も寒さで、寝袋+ブルーシートで寒さを凌いだそうです。 そしてここは相変わらずエゾリスがいろんなもんをぼとぼと落としています。
今日からいよいよ最北の地 宗谷を目指します。 寒いので体動かした方がマシなので準備を始めます。 が、寒いのでなかなか体が動きません。しかも今回朝露がすごいのでテントの表側が雨降った後みたいに。それを拭いていると日が大分上がってきました。そうすると今度は暑いくらいなんです! すごいわ!北海道の人達! 厚着してたので今度は汗だくで撤収。 そんなんでも9時には出れたからマシな方でしょうか? 顔馴染みになった管理人さんやら掃除のおっちゃんたちと挨拶して出発!
キャンプ場を出て、234号線を上がって12号線から275号線へ、そして233号線から海へ出て、とりあえず留萌を目指します。 ただひたすら進みます。 岩見沢まで来るとこの辺は大きな町で信号も多く結構時間がかかります。そこを抜けると久しぶりの片側二車線道路。 しかし、路線バスやらトラックやらでペースは上がりません。そんな状態で12号線に変わり相変わらずトラックなどでダラダラの状態。 もう無理!ということで美唄の手前で、合流しつつある275号線に移ることに。 こっちの方が全然スムーズ!
方や旭川へのストレート道なので車の数が全然違います。
で休憩の為、道の駅鶴沼へ。
時間はちょうどお昼。ついでに飯食うかということで、そば屋へ。 この時期はちょうど新そばの時期らしく、ここも明日から新そば祭りを開催するそうです。 でいただいたこのあたりの名物 ボタンそば 十割ですがとても美味しかったです。(出汁を取った昆布と鰹節も佃煮として出してくれる) わたくしこちらへ来てから知りましたが北海道はそばの生産日本一だそうです。たしかにあちこちそば屋が多かった。 こちらは十割そばが多いらしく、道北の方には 黒蕎麦というのもあるらしいです。 腹も満たされ再び出発。
そういえばオイル漏れ? …そんなの良くなるわけないじゃないですか…。 一日走って最後に見ることにします…。
ところでこのあたりの浦臼町、坂本龍馬と深いつながりがあるとか。 詳しくはこちら。
また留萌を目指します。
ようやく留萌に到着〜。時計を見るとまだ一時半。 もう少し行けるかな と行けるところまで行ってみることに。 今度は海沿いをひた走ります。
こちらの海は風も暖かく、波も穏やかです。 こちらの方は、にしん漁の番屋を改装した道の駅もありました。 もう少し、もう少し、でついたのは初山別村。 セイコーマートで休憩!
疲れたよ ジョジョ…。
さて と地図を見ると すぐ先に無料キャンプ場と温泉施設が! もうここだな。ということで決定!夕飯の買い物をしてキャンプ場へ。 場内は同じライダーやチャリダー釣り人でごった返してますが、それを受け入れられるほどの広さがあり全然問題無し! そしてここは海からひとつ丘の上で景色もいいです。
遠くに利尻島らしき島も見える。
早速設営して風呂入ったら久しぶりの自炊ということで。
風呂は五百円でかなりいいです。 で、ふと見ると食堂も併設している。お品書きを見ると… ! フグ重にタコのかき揚げ天丼?! しかもお値段結構庶民価格!!
しまったー!! こっちにしとけば良かったー!! 早く言ってよ!! ちなみにこの初山別は知る人ぞ知るフグの産地だそうです。 ということで後悔しながらまたひとりジンギスカンをやっております…。
帰りにまたここ寄ろうかな…。
で、明日は本丸かな?
北の大地へ 14 by奴隷1号

布団ってやっぱり最高ですわ。 列車の中は密閉されてて、下からの冷気も来ず、 とても暖かくぐっすり眠れました。 強いて難を言えば窓にブラインドが無いのでまる見えなのと日の光が朝もろに入ってくるので、6時くらいに強制的に起こされるくらいですか。 今日はほんのちょっと移動して、札幌へオイル交換に行くだけです。 ですので、出発も少し遅めなのでせっかく起こされたのでこの辺りを散策します。
999に出てきそうな線路です。
こうした路線が北海道では次々と廃止されていって、こうした町や村の車への依存はますます上がっていく。 まぁ採算が取れなければやめるのは当然。先日の日高本線もそうですが、なにしろ北海道の鉄道関係は金が無い。今は泣けなしの金で、そこで暮らす人達の為ではなく(札幌や大都市は別)、観光の為の鉄道しか作れない。東北でも廃車寸前の列車がそれでもそこの地域の為に走ってる。車が無いと生活出来ない というのはそういうことでもあるんです。 まぁこの富内線も廃止されてから数十年、みんな車の生活に慣れてしまっていて、いずれはここに列車が走っていたことも忘れ去られてしまうんでしょう。
その車の道も日高への道は崩落したままですが…。 準備は終わり出発の時間です。最後に列車の中を掃除して扉を閉め、管理人のおばちゃんに挨拶して出発です。 しかしライダーハウスでいつも思うのは、すぐ近くに家を構えてるお宅などはよくこんな得体のしれない旅をしてるというだけの人間を家の近くに泊めさせてくれるものだということ。東京の住宅街ではありえないですよ。東北もそうですが、皆さん頭が下がるくらい懐が深いです。
さあ出発です! 富内のみなさんありがとう!
穂別まで戻り、早来町を目指します。 途中牛を発見。しかしよく見かけた白黒ではなく、黒くツヤがある。どうやら食用の牛のようです。 そういえば近くの平取町でも地元の和牛の販売をしておりました。そしてこの辺りは田んぼが多いです。そう。ゆめぴりか や ななつぼし です。 ちょうど今が刈り入れの時期のようです。 しかし 先日の台風の影響を受けてる田んぼも結構見かけました。
穂別から鵡川町へ下りてそこから厚真町へ。そこのメインストリートに人がいっぱいいる?
あれ? 交通安全週間って今日からはでしたっけ? みんなきをつけてね〜〜 (お前がな‼︎) その通りをまっすぐ行くと…
わたくしの出発の地 ときわキャンプ場でございます。今日はここに構えます。 というのもここなら札幌もまだ近いし、北へのスタートも札幌を経由するよりもこちらの方が良いと思ったからです。千歳で泊まるとどうしても札幌を通らないといけなくなるからです。キャンプ場の顔見知りになったおっちゃんに料金を払い、設営して、手早く軽装に着替えて、いざKTM札幌へ! 千歳方面に向かって36号線をひたすら おおよそ39キロの道のりです。しかし大都市への道なので時間はかかると踏んでいます。案の定トラックと観光バスと普通車でノロノロ運転です。
でも流れはそんなに悪くないです。 関東で例えるなら16号線に近いでしょうか? あと千歳から恵庭にかけては自衛隊基地が多く自衛隊の車両がたくさん走ってます。 あと気がついたのですが、こちらの人達は信号が黄色に変わったら必ず止まろうとします。(例外は当然ありますが) 75キロ前後から一気に止まろうとする人達が多いです。 故にわたくしのようなおのぼりさんがキョロキョロしていると追突しそうになるのです。 途中のセブンで一旦休憩。地図を見るともうすぐ近く。 ただそこへ行くには次の信号でUターンするか、迂回して回り込まないとダメ。一本並走している道から回り込むことにしました。その際ふと見上げると何やらデカイドームが、
これが札幌ドームか‼︎ 余談ですが日ハムの選手が一時期黄色ベースのユニフォームを着ていたことがありますが、あれは 幸せの黄色いハンカチ からきているそうです。 そんなことを思い出しつつKTM札幌に到着〜! こちら店名は「サイクロン」ですが、いろいろなディーラーをやっているので、何々札幌となっています。一階は整備工場、二階がKTMとハスクバーナのショールーム、国道沿いになる3階がBMWのショールームになっています。とりあえず二階のショールームに行ってみる。そこでおそらく電話対応してもらったと思われる奥さま(上品そうな方だったのでそう仮称させていただきます)に聞いてみる。「ここでわなく一階の工場に行ってください」わたくし自分で言うのも何ですが結構人見知りでちょっとしたコミュ障で結構ひねくれてます。 事務的なサバサバした態度に思えて「しくじったかな?」とその時は思いました。
とりあえず一階に降りて荷物を降ろしていると若いメカの方がにこやかに来て、オイル交換をお願いする。なかは中古車や整備済み車両が並べてあり、その奥に整備場がある。整備を受けているのはほとんどがBMWで、そこの4分の一くらいがKTMの整備スペースのようです。メカニックは3人いて皆BMWのツナギを着ている。若いメカの人も車両を受け取ると淡々と作業を始める。整備スペースの方は立入禁止なのでその外で見ている。 客との会話は一切無し。作業の途中で「オイル漏れてますね」などとも聞かず、淡々と作業をする。
まぁディーラーだからだろうか? 大佐なら作業の途中で不具合があれば必ず聞いてきてくれるのに…。などと思いながらもうあまりみるのもやめようと並べてあるEXCの方を見て回る。そんなんで意外と早く作業終了。メカの人がウチの戦艦を持ってくる。 ありがとうございます と言いメカの人がそこでようやく、「スプロケのところ結構漏れてますね」と言う。 まぁオイル継ぎ足しながら走りますわ と返す。『じゃあ会計は二階で」と言い終了。
まぁ一見さんだし、デカイディーラーだし普通はこんなもんだろうなと思うことにする。大佐のところが良すぎるから、なおさらそう思ってしまう。 さあ金払って帰るかぁ と支度をしていたら奥さまの方が一階に降りてきた。 そして驚くことに奥さまがウチの戦艦に食いついてきた!! 一昔前の640アドベンチャーとはいえいろいろ変えてあるので興味があるのか、いろいろと聞いてきてわたくしも説明をする。そこからいろいろ話をしてくれて、こちらのお店でもLC4系 640アドベンチャーはかなり取り扱ったらしく、外国からきたライダーもかなりいるらしい。このあと宗谷を目指すと言うと
「この先留萌あたりから気温が一気に変わるから気を付けて」などとアドバイスしてもらい、最後には「壊れるってわかってるところちゃんと整備して来ないとダメでしょ!」と怒られた…。 申し訳ございません!! やはりこの店はディーラーの以前からオフロード、ツアラーの老舗なんだなぁ…。そして考え直しました。 この店! というかこの奥さまは信頼できる!! と。 少なくともこの北海道では信頼できる店になりました。料金もオイル交換のみでしたが、思っていたより安くすみました。
改めて感謝し、またお願いします!ということでそこを後にしました。 行ってよかった〜。 聞くと北海道にはKTMを扱っているのは3店舗あるらしく、札幌のここと苫小牧と旭川だそうです。
こちらは一階の工場。 ショールームはいろんなもんに載っているので割愛します。 さぁ帰ろう! その途中国道沿いに2りんかんを発見。
もしかしてと思い探してみると、ありました。 耐ガソリンの液ガス。念の為ということで。ついでにシールドクリーナーも。北海道はとにかく虫がすごい!キレイにしてもすぐ虫の破片だらけになる!
そして千歳を過ぎて最初の頃お世話になった鶴の湯へ。後から聞いたらそこは道内で二番目に古い温泉だそうで。 風呂に入り、もう今日は自炊が面倒になったのでそのまま温泉で食事。
鳥天丼。これで650円ならいいでしょ?
そして軽く買ってキャンプ場へ。 そしてコレで一番長く時間使ってます…。 …明日のルートは明日考えよう…。