オフロードバイクゥ~!

レジェンドからの遺言。

カテゴリ: SARAH!テック!

ブヨブヨになったブレンボマスターダイヤフラムの
キャップへの固定方法(ハンドパワー)について
複数の質問を頂きましたのでお答えします
IMG_6223
IMG_6224

当店は陸運局認証工場です
また私は2級整備士です
ですので…
本来は新品に交換して頂くのが
正しい対処方法です

当店では経験・知識・勘 などから
「これくらいは大丈夫!」的な
作業をすることがあります
当然問題が発生すれば
責任を取るのがショップとして
当たり前だと考えています

みなさんもプロのいるショップに
作業を任せて頂くのが良いと思います!

安心して乗れること!
それが一番ではないでしょうか!!

IMG_6226

では!
どんどん乗って!!
どんどん壊しましょう!!!

KTM系、BETA等でお馴染みの
ブレンボクラッチマスター
IMG_6220

これがまた 厄介者!
質が悪いのか、、
IMG_6221

IMG_6223


ダイヤフラムがブヨブヨに、、

こーなると どーにもならず

付けづらいし
なんとか付けても
フルードは かなりこぼれてしまって
元から少ないのに さらに減って、、

新品に換えるのがベター!
IMG_6222

なんだけど、、KTMにしてもBETAにしても
キャップとネジのセットで¥2000以上するし・・・

まぁ「良い」とは言えないけど、、

熟女もイチコロ 神の手 登場!
ハンドパワーで 荒療治!
IMG_6224

バイク屋なら みんなヤッてるし
問題ないでしょ!

これなら付けやすいし
フルードも規定量入るし!

IMG_6225

最後は あふれさせて
エア噛み防止ね!!

仕事として受けて お金をもらうのだから
常に「完璧」を目指す!
目指していないと そう ならないから、、
いつも そう なる訳ではナイ、、
これが一番の課題。

でも今回は イイ仕事をしたと思う!(自画自賛)

サス本体が問題有りで スイングアーム側にストレスが集中、、
最後は 破断

IMG_6081
IMG_6090

なかなか ヤッカイもの、、アルミだから…
最終的には ベアリングの正確な圧入

アブって戻して
IMG_6091

溶接後の引きを考慮して合口修正
IMG_6092
IMG_6093
IMG_6106

開先作って、、
溶接は内面側の溶け込みが重要!
IMG_6118

ベアリングもイイ感じに圧入

IMG_6119


納得いく仕事をすると酒がうまい!

クロトレ事業部 部長発案!
グリップエンドプロテクター

バーエンドプラグ併用でエンド部の
ダメージ、砂泥の侵入防止に!
あるある事業部でも採用!!
IMG_6095
IMG_6094

コケても いつもみたいに メクれて泥が入らなかった!
余ってるエンドが有ったら お試しください!

2005年式、、ナンもしてないから かな~りお疲れです
885fe17d-s

あまりのパワーダウンで
日野カンのヒルクライムは全敗!
上で音聞いてると 80ccのミニモトが上がって来るのかと・・・

「エンジン絶対ヤバいよ もう何百キロも走らないと思うよ!開ける?」
「パーツ有るの?」
「・・・Oh、No!」

とりあえずドイツのエキスポーターに品番で問い合わせ、、
有ったよ~ しかも結構リーズナブル!
早速バラシ・・・

ホント間一髪 開けて良かった!

ピストンスカートはテカテカ、、
IMG_6087

ナゾの破損も・・・こーゆーのは気にしない(経験則!)
IMG_6088


シリンダーも下部ラジアル方向はクロスハッチが無い!
IMG_6085
IMG_6082


実測値
ピストン外径 53.935mm
シリンダー内径(下部ラジアル)54.020mm
ゆえにクリアランスは0.085mm

ピストンの刻印はA
パーツリストによると、、A-B 53.940~53.950
となっている
シリンダーは絶対 54.000なので
標準のピストンクリアランスは
0.05~0.06
じゃね~かな~

と言うことで
54.020(シリンダー実測値)-0.055(標準クリアランス)
=53.965(選択ピストンサイズ)

やっぱりギリでした
一番デカいピストンE-Fが53.96~53.97
良かった!間に合った!

内燃機屋にクロスハッチも入れてもらって!
IMG_6086

角度そのまま 目は並で、、プラトーは我々には要らんでしょ

再度計測も内径変わらず

きっとパワーアップで生まれ変わるでしょう!

↑このページのトップヘ