タイのホテルとゲストハウス

2016年03月01日

タイの大学キャンパスに泊まる・・・SWUTELソウテル(アソークのホテル)

バンコクのオフィス街、アソーク通り(スクンビットsoi21)にあるシーナカリンウィロート大学。そのキャンパス構内に、ソウテル(SWUTEL)というホテルがあります。運営しているのは大学ですが、tripadvisorやBooking.comやagodaで検索すると出てきますし、1泊6000〜7000円ほど払えば、誰でも泊まれます。

バンコクシーナカリンウィロート大学

Swutel Hotel
114 M.L. Pin Malakul Building 16th Floor of SRU university
North-Klongtoey, Wattana, 10110 Bangkok, Thailand

バンコク・ソウテルホテル

ホテルといっても、独立した建物ではなく、キャンパス内にいくつもある校舎や事務棟のひとつ。教育学部向かいのビルの16階と17階のフロアが、宿泊施設になっています。

アソークのSWUTELホテル

受付はこじんまりしていてゲストハウスみたい。とはいえ、スタッフはきれいな英語を話す感じのいい人ばかりで、気持ちよく対応してくれます。特に、「冬休みに、日本に遊びに行ってきたばかりなの」というXXちゃんは、フレンドリーで親切でした。

ソウテル室内

事情があって、私は1週間ほどこの部屋に滞在しましたが、超清潔で快適そのもの、窓も大きく眺めもグーでした。オフィスビルを改造したとは思えない居心地良さです。唯一の難点は、このホテルのほとんどの部屋がコネクティングルームになっていることでしょうか。宿泊者は上品で落ち着いたタイ人(おそらく大学関係者)ばかりなので、うるさくはないのですが……。

タイの大学キャンパス

エレベータで1階におりると、そこにはスタバや書店やクーポン食堂があり、お昼どきは女子大生にもみくちゃにされます。ちまたでは、「タイの女子大生=ぱっつん」という図式が定着していますが、日本同様、タイにも派手な学生の多い大学とそうでない大学があるわけで……。

タイの大学-朝のキャンパス

早朝のキャンパス散歩もけっこう楽しいです。ルンピニ公園みたいにジョギングしてる女子や、不気味なうなり声をあげながら怪しい体操をしているおっちゃんに出会えます。

シーナカリンウィロート大学構内の木タラ

昼間のキャンパスは学生だらけですが、週2回、火曜と木曜にはタラート(市場)が開かれ、ふだん以上の大混雑となります。10年以上前からスクンビット駐妻の間で「もくタラ」と呼ばれ親しまれていたこの「木曜市場」、最近はすっかり有名になって、火曜日にも開催されるようになりました。

大学の運河ボート船着き場

大学の構内には運河ボートの船着き場もあるため、簡単にプラトゥナームセントラルワールドまで行くことができます。そもそも大学自体が地下鉄MRTペッブリー駅に近く、ロケーションが良いから、ソイ21側の門を出ればターミナル21まで徒歩10分ほどですし、ソイ23側の門を出ればずらりと並ぶエロ按摩屋を冷やかしつつ、ソイカウボーイまでぶらぶら歩けます。

アソーク通りの肉まん屋さん

ついでのオマケ情報としては、大学のちょい北の脇道に、サラパオ・コウアンというハジャイから来た人気の肉まん屋さんがあります。私が買うのは22バーツのゆで卵入りサラパオムーサップですが、行列している女性客はアンまんみたいなスイーツもよく買っています。肉まんと言えば、ソイ23のパクソイに近いクイティオ食堂の15バーツ肉まんもけっこう旨いですね。

Salapao Koouan
http://www.facebook.com/salapao.koouan



saraibkk at 23:59|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2012年08月10日

ホアヒンのセンタラ・グランドリゾート(ソフィテル)からペブリのファーストホテルへ

2016年版ホアヒン・ロングステイのための
ショッピング&シーフードレストラン情報はこちらでどうぞ
http://blog.livedoor.jp/saraibkk/archives/1891036.html



夏休みにふさわしいタイ南部・ビーチリゾートでの休暇報告を
いただきました……と思ったら、内容の9割はバンコクにある
某格安ホテルについてでした。了承いただいたので、メール
転載させてもらいましたが、写真の写り具合までホアヒンと
バンコクペッブリーとで全然違うのは一体……


             


XXXのXXです。皿井さんは「誰?」とおっしゃると思いますが、
出版されているものはたぶん全部読んでいて、知り合い気分です。
一方的に、2年ぶりのタイ旅行の報告をします。

タイ・ホアヒンのリゾートビーチ
 








まずはリラックスしたいと、ホアヒンに向かいました。
宿泊したのは、1923年からの歴史を誇る由緒正しいセンタラグランド
リゾート&ヴィラズ ホアヒン(旧ソフィテルセントラルホアヒンリゾート)です。

Centara Grand Beach Resort & Villas Hua Hin 
1 Damnernkasem Road, Hua Hin, Prechuap Khirikhan 77110 Thailand


Centara Grand Beach Resort & Villas Hua Hin










中庭で鳥のさえずりを聞きながらリスが走るのをながめ、
スパのオイルトリートメントやタイ古式マッサージに癒され……
みたいな話は、はしょります。ホアヒン滞在を満喫した我々は、
その後、帰国前にバンコクで2泊することにしました。

バンコクの宿は、タイ人の友達が紹介してくれたファーストホテル
というところです。事前にホテルのHPを見て、ある程度覚悟は
していましたが、実際にチェックインすると、センタラグランドとの
あまりの落差に、気を失いそうになりました。

First Hotel Bangkok
2 Soi Somprasong 1, Petchaburi Road Tanonprayathai,
Rachthevee, Bangkok 10400, Thailand

ホテルの出入り口(玄関とも言う)の前は一歩出ると即ガタガタの
歩道だし、全体的にザワザワしてるし、部屋の天井は超低いし、
カーペットはあれだし、バスタオルもあれだし……気分はどんより。
冷蔵庫の上に空の魔法瓶が置いてあるのに気がついて、
好奇心がわき、「何か入れて」とポーターに渡したら、5分後、
空のまま突き返されたのは予想通りでした。

部屋のエアコンはサーモが作動せず、切ってムシムシか、強風で
設定10度のどちらかです。昼間はそれで良かったのですが、
夜になるとさすがに厳しくて、眠れないのでフロントに電話したら、
まずハウスキーパー、そしてエンジニアと称する3人が次々と送り
こまれて来ました。スイッチを触ったり、吹き出し口をトンカチで
叩いたりするだけで、どこかに電話して「だめみたい」と報告し(想像)、
その後、みなさん微笑みをたたえ、静かに帰って行きました。

本当に寝れなかったので、めげずに何度もフロントに電話を繰り返し、
笑いながら泣く感じで「プリーズ、プリーズ、アイムベリースリーピー」
と言い続け、最終的には夜中の2時に9階から6階に引越しました。
最悪といえば最悪。でも1泊1300バーツってこんなもんかな。
 
翌朝、朝食会場に行くと、タイ人とインド系の人たちばかり。
平均年齢50歳。朝からみんな元気。ものすごくにぎやかです。
ホアヒンのコロニアルな雰囲気の中での上品な朝食風景は、
違う惑星での出来事だったような気がしてきます。

売ってるものが外から見えない暗い雑貨屋や、ぐちゃぐちゃに
ポスターを貼り出した旅行会社もありましたが、ソファーもない
狭いロビーもどきで観察しているうちに、ここは真面目な人が
真面目な目的で泊まるホテルだということに気がつきました
(会議室では、どっかの会社の研修会や学校の先生の会議が
あったみたいだし)。以前、バンコクのホテルで女性を連れ込む
日本人男性を2、3回目撃してますが、そんなカップルはいそうも
ありません(独断)。普通の仕事をしてそうなタイ人お父さんに、
テンション高くて声のでかいインド人一族……みんな真面目で
楽しそうです。何故か突然、このホテルが嫌いじゃなくなりました。
「のんきでロコな感じ、でもハレの日的な感じ」が充満していて、
なんとなく幸せな感じがあると思いました。
 
翌日、タイの友達がピックアップに来てくれたのですが、聞けば
このホテルを勧めてくれたのは彼女のダンナのPさんだとか。
Pさんは60歳直前(?)で、ホテルで研修会していたみなさんと
雰囲気がまるっきり一緒の方でした。ポロシャツにコットンパンツ、
サンダルに黒いバッグ斜めがけ(司法書士だそうです)……。
そんなPさんが選んでくれたのね、このホテル。なんとなく納得です。
ファーストホテルはPさんみたいなタイ人に支持されてるのかな。
たぶん、開館当時は良いホテルだったはず。Pさんの30年くらい
前の記憶が私を導いたのですね。ありがとう、Pさん。でも、二度と
泊まらないと思います。
 

ニューペブリ(ペッブリータットマイ)通り









ついでですが、ホテル周辺はブラブラするには楽しい場所でした。
何が”タイの普通”なのか本当は知らないのですが、アパートは
普通に洗濯物干してるし、一戸建て、テラスハウスなど全部普通。
通り抜けできる普通の幼稚園もあったし、運送会社の仕分け所や
繊維会社の工場では普通に人が働いていて……普通だらけの
エリアは楽しかったです。特に上手じゃない普通のフットマッサージも
150バーツでありました。散歩中に偶然フロリダホテルを発見したの
ですが、「ここよりは上等だし……」とファーストホテルに泊まっている
自分をなぐさめることもできて良かったです。



saraibkk at 23:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)