タイ地獄寺
2017年03月20日
タイ地獄寺ワットパイロンウア、拷問人形ツアー(スパンブリー)
BTSアヌサワリーチャイ駅から515番のバスで南バスターミナル(サーイタイマイ)へ。ターミナルのロビーで暇そうにおしゃべりしていた掃除のおばちゃんたちに、「ワット・パイロンウアに行くバスはどれ?」と尋ねると、「あそこのオレンジのやつ!」と即座に教えてくれた。みんな「あんたも好きねぇ」みたいな顔をしてニヤリとしていたから、地獄寺マニアの外国人旅行者によく訊かれるのだろう。
教えられたオレンジ色のバス68番に乗りこむ。料金45バーツ前払い。このバスはパープルラインのタラート・バーンヤイ駅の前を通るから、そこから乗ることもできる。ぼろぼろの座席の異常な振動と軋みに耐えること1時間半。
地獄寺ファンの聖地「ワット・パイローンウア」に到着。バス停降りたら目の前が寺の正門である。どんどん中へと進んでいくと、作りかけの巨大なセメント像が見えてきた。まるでルクソール神殿のよう・・・・・・と言うのは嘘で、そんな荘厳さなど微塵もなく、ただただ下品だ。
地獄ゾーンに一歩入ると、そこにはおびただしい数のグロ人形が。人口密度というか人肉密度がハンパない。
炎天下、黙々と死体の群れに着色するバイトのお母さん。たったひとりでストイックに拷問人形を仕上げる。
むきだしで立ちはだかる一対の巨人。手前のは栄養失調、奥のは性病。局部のみ丁寧かつリアルに着色されているが、さっきのお母さんが塗ったのだろうか?
カラフルなゾンビ軍団。目玉だろうと内臓だろうと、出せるものはとりあえず出すという心意気やよし。
亡者をいたぶる獄卒。制作者の気合を感じる完成度。
痛快丸かじり。男も女もケダモノさんの餌に。
周囲の血しぶきカオスをものともせず、行為に没頭するカップル。
視力回復にはレーシック手術がいちばん。
地味だがきつい・・・・・・キャン玉ふみつぶし責め(オプション料金+2000円)。
緊急指令テンフォー・テンテン、ばらばら惨殺死体処理班、出動。
どう見てもヤク中。タシロ的に後退した生え際に年季を感じる。この像の前にだけたくさんの供え物があったが、身内がシャブ地獄に墜ちたタイ人、やはり多いのか・・・・・・。
うわーん、ママー、具がいっぱい出ちゃったぁぁー。
<お知らせ>
たぶん来月あたり、バンコク本の新刊が出ます。かなりアレな内容ですが、読みごたえはあると思います。発売日など決まったらまたお知らせしますね。
2015年08月21日
ハニベ巌窟院…タイの地獄寺に迫る石川県の裏観光名所
夏休み番外編、『日本偏り紀行』第二回です。
場所は石川県小松市へと移ります。周囲になんにもない場所に、大仏様の生首がででん。そこがハニベ巌窟院の入口です。拝観料800円はいいとして、あたり一面、水子供養ゾーンになっているのが、なんとも言えません。
薄暗い洞窟に入ると、出迎えてくれたのは、手をあげて横断歩道を渡りましょう……じゃなくて、天上天下唯我独尊の人。
ルチオ・フルチもびっくりの「地獄の門」が出現。雷紋と言えばかっこいいけど、中華そば屋みたいな看板です。
拷問大車輪でビロビローン。ハニベ巌窟院は、日本でもっともタイの地獄寺に近いテイストを持ったB級スポットです。セメント像の残酷さ・鬼畜っぷりが、ワット・セーンスック(バンセン)やワット・パイロンウア(スパンブリ)などの有名なタイの暗黒寺院に通じるものがあります。
鬼の食卓です。メニューのお品書きによれば、ちゃぶ台に並んでいるのは、「目玉の串刺し」「耳と舌の甘煮」「面皮の青づけ」「人血酒」だとか。
こちらは厨房のコックさん。香港八仙飯店之人肉饅頭のようです。
クールポコみたいに臼も使ってます。「な〜にぃ〜 やっちまったな〜」
結膜炎かな? かゆくても、かかないようにしましょう。
残酷ヘビ地獄……悲鳴が聞こえてきそうです。ひでぶ、あべし、はにべ。ちなみに、ハニベ巌窟院の「ハニベ」は、埴輪や彫刻を作る人の事らしいです。
排泄中……ではなくて、子供を産んではそれを食い散らかしているシングルマザーです。子育て支援の給付金を受け取れず、ヤケを起こしているのでしょう。
乱用の罪。無茶な使い方をしたため、膨れ上がって足腰立たなくなったらしいです。こういう感じのおじさん、よくラチャダのアパートで一人暮らししてますね。
気が滅入ってきたので、さっさと外に出て付近を散策することにしましたが、不気味な毒キノコがそこらじゅうニョキニョキ生えていて、我らの行く手を阻むのでした……。
『日本偏り紀行・第三回』は、アカデミックな研究施設で「第三種接近遭遇」するよ!
B級裏観光名所から暗黒パワースポットまで・・・
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