「主人はサラ金からも借金してたんです」
来所されたYさんの奥さんの話。
Yさんは夫婦で借金の整理を依頼されている。ご主人から依頼を受けたのはクレジット3社で、いずれも利息制限法で計算しても残債務が出たので、先日本人と協議して、整理の方針を確認した。
本日奥さんとの打ち合わせをした最後に、実はご主人にはかつてサラ金の借金があり、現在は完済していることが判った。
「完済してるのなら、過払いでしょう。なぜそのことを私に言わなかったんでしょう?」
「サラ金から借金していたことが恥ずかしかったんだと思います」
最初の相談の際に、当然私から完済している金融業者はないかを尋ねている。たまに古くて思い出せない人もいるが、分かっていてあえて黙っている人は珍しい。
「別に何も恥ずかしいことはないですよ」
私の依頼者は、サラ金と取引の経験がある人が多いので、そんなことは当然のような感覚が私にはあるが、世間一般の人にとっては、サラ金と取引があったことを弁護士に打ち明けること自体に大変な抵抗を感じている人もいるのかもしれない(少し反省)。
しかし、ご主人にはクレジット会社に残債務があり、これからそれを整理していかなければならないのだから、完済=過払いの情報を聞いた以上、弁護士として無視はできない。かといって、ご主人からの正式な依頼がないのに、私が勝手に手続きをするわけにもいかない。
結局、今夜奥さんからご主人を説得してもらい、明日ご主人からあらためて依頼の連絡をしてもらうことになった。吉報を期待したい。
来所されたYさんの奥さんの話。
Yさんは夫婦で借金の整理を依頼されている。ご主人から依頼を受けたのはクレジット3社で、いずれも利息制限法で計算しても残債務が出たので、先日本人と協議して、整理の方針を確認した。
本日奥さんとの打ち合わせをした最後に、実はご主人にはかつてサラ金の借金があり、現在は完済していることが判った。
「完済してるのなら、過払いでしょう。なぜそのことを私に言わなかったんでしょう?」
「サラ金から借金していたことが恥ずかしかったんだと思います」
最初の相談の際に、当然私から完済している金融業者はないかを尋ねている。たまに古くて思い出せない人もいるが、分かっていてあえて黙っている人は珍しい。
「別に何も恥ずかしいことはないですよ」
私の依頼者は、サラ金と取引の経験がある人が多いので、そんなことは当然のような感覚が私にはあるが、世間一般の人にとっては、サラ金と取引があったことを弁護士に打ち明けること自体に大変な抵抗を感じている人もいるのかもしれない(少し反省)。
しかし、ご主人にはクレジット会社に残債務があり、これからそれを整理していかなければならないのだから、完済=過払いの情報を聞いた以上、弁護士として無視はできない。かといって、ご主人からの正式な依頼がないのに、私が勝手に手続きをするわけにもいかない。
結局、今夜奥さんからご主人を説得してもらい、明日ご主人からあらためて依頼の連絡をしてもらうことになった。吉報を期待したい。