厚生省の元事務次官らを殺傷した容疑者とされている男性は、山口県柳井市の出身だそうである。
柳井市は、山口県の南東部にある人口約3万5000人の町。
江戸時代は瀬戸内屈指の商業都市として繁栄した場所で、その名残の白壁の町並みが観光の名所になっている。
かつては山口地方裁判所の支部が置かれていたが、現在は支部は廃止されて簡易裁判所だけが残っている。
長い間弁護士0の地域だったが、現在は法律事務所が一つだけある。
地裁の事件は、すべて岩国まで出かけなければならず、車で片道一時間近くかかるので、結構大変である。弁護士過疎の解消が、弁護士人口を増やす大義名分として語られているが、最高裁が全国の地裁支部、簡裁を統廃合して、裁判所のない田舎、裁判という司法サービスを受けづらい地域を作り出したことの責任を議論せず、弁護士過疎の解消だけを弁護士会に迫るのは、どう見ても片手落ちだろう。
こんな田舎町でも大手サラ金はくまなく進出しており、多重債務者が大量に発生している。当事務所では、柳井地域の多重債務者の救済にも力を入れており、さまざまな広告宣伝を行ってきた。その効果が出て、最近では、柳井地域から「広告見ました」と言って相談に来所される方が増えた。
柳井市に、周辺の田布施町、平生町、上関町を加えればそこそこの人口があるのだから、「裁判所過疎」を解消するため、最高裁は地裁支部を復活させるべきである。
柳井市は、山口県の南東部にある人口約3万5000人の町。
江戸時代は瀬戸内屈指の商業都市として繁栄した場所で、その名残の白壁の町並みが観光の名所になっている。
かつては山口地方裁判所の支部が置かれていたが、現在は支部は廃止されて簡易裁判所だけが残っている。
長い間弁護士0の地域だったが、現在は法律事務所が一つだけある。
地裁の事件は、すべて岩国まで出かけなければならず、車で片道一時間近くかかるので、結構大変である。弁護士過疎の解消が、弁護士人口を増やす大義名分として語られているが、最高裁が全国の地裁支部、簡裁を統廃合して、裁判所のない田舎、裁判という司法サービスを受けづらい地域を作り出したことの責任を議論せず、弁護士過疎の解消だけを弁護士会に迫るのは、どう見ても片手落ちだろう。
こんな田舎町でも大手サラ金はくまなく進出しており、多重債務者が大量に発生している。当事務所では、柳井地域の多重債務者の救済にも力を入れており、さまざまな広告宣伝を行ってきた。その効果が出て、最近では、柳井地域から「広告見ました」と言って相談に来所される方が増えた。
柳井市に、周辺の田布施町、平生町、上関町を加えればそこそこの人口があるのだから、「裁判所過疎」を解消するため、最高裁は地裁支部を復活させるべきである。