最強法律相談室

山口県周南市で長年多重債務者の問題に取り組んできましたが、このブログでは、過払金返還請求に関するサラ金との示談交渉、裁判を中心に、私の実体験を公開させて頂きます。

2007年04月

ゴールデンウイーク営業中です

先日来紹介している対プロミスの勝訴判決は、一連計算すると約16万円の過払いになるが、個別計算すると逆に約29万円の残債務があるという事案。
 そのため、プロミスは、残債務29万円の支払いを求める反訴を起こしていた。
 
 結果は過払金の返還請求を認容し、反訴請求は棄却された。

 過払金を返してもらうのと、逆にプロミスに返済をするのとでは、まさに天国と地獄の差がある。

 気になるのは、過払いだと思って返還請求したところ、サラ金から個別計算の反論をされ、過払請求をあきらめたり、極めて安い過払金で妥協の和解をするケースがあることが、最近メールで情報として寄せられていること。

 本人訴訟の場合はサラ金と本格的に裁判で争うことは大変だと思うが、簡単にあきらめないで、ぜひがんばってほしい。

 ゴールデンウイーク中も、休まずメール相談を受け付けています。

昨日の続きです

昨日紹介した周南簡裁の対プロミス勝訴判決について。

 一連計算する根拠として、
 ‖茖閏莪の終了時に貸借取引関係を終了させる手続きをした事実が認めらず、その後の貸借取引が「想定」されていたと指摘している部分は、2・13最高裁判決の判断を踏まえて、「想定」の範囲内の取引か否かを一連計算の判断基準としたことを示したといえるだろう。

◆,泙紳茖下莪開始時に新たな与信判断をしていない事実を指摘した部分は、新たに基本契約書を作成しても、第2取引は,納┐靴拭崛枋蝓廚糧楼脇發ら逸脱していないことを再確認したと言えるだろう。

 すでに全国各地の裁判所で、2・13最高裁判決を踏まえて、形式的に複数の基本契約書が作成されていても、一連計算を肯定する判決が続出していると聞いている。

 これらの下級審判決の積み重ねによって、一連計算=当然充当を認める大きな流れが形成されることを強く期待したい。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月26日 アプラス 175万円

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億4633万8841円。

 

対プロミス過払い裁判で勝訴

当事務所の橋野弁護士が、4月26日、対プロミスの過払い裁判で、またまた画期的な判決を獲得した。

 事案の概要は、以下のとおり。

 Aさんは、平成5年8月24日頃、プロミスと基本契約を締結して取引を開始し、平成7年9月14日まで返済・借入を繰り返した(第1取引)。
 その後Aさんは、平成9年10月27日、借入極度額30万円の基本契約を締結し、平成18年6月21日まで返済・借入を繰り返した(第2取引)。

 利息制限法で再計算すると、第1取引終了時点で約11万6000円の過払金が発生しており、この第1取引により発生した過払金が第2取引の借入金債務の返済に当然充当されるかが争点となった。

 周南簡易裁判所の判断の要旨は以下のとおり。

「‖茖閏莪の期間中、借入限度額の範囲内で借入と弁済が頻繁に繰り返されていたところ、同取引終了日である平成7年9月14日の時点において、原・被告間で貸借取引関係を終了させる手続をした事実は証拠上認められず、その後の貸借取引が想定されていたと解されること、∧霧弔梁濕攫莪を開始する場合には、新たな与信判断を行い、収入を証明する書類等も新たに徴求するのが通例であると解されるところ、本件においては、第2取引開始時に、本人を証明する書類のコピーを授受したことは窺われるものの、収入証明書類等の授受はなされておらず(乙1)、被告による実質的な審査すなわち新たな与信判断が行われた事実は証拠上認められないことなどから判断すると、第2取引開始時に締結された極度借入基本契約(乙1)は、第1取引と同様の貸借取引関係を従前どおり継続することを原・被告間で確認したにすぎないものと認められ、乙1によって別個の貸借取引関係を開始する旨の合意をしたものと解することはできない」
「本件各取引は継続した一連の取引と認められるから、原告が、平成7年9月14日に40万8994円の支払をした時点で生じた11万6053円の過払金は、その後、平成9年10月27日に被告から10万円を借り入れた時点で、何らの意思表示をすることなく当然にその借入金債務に充当され、さらにその後も、過払金が生じていれば、その後に原告が借り入れた借入金債務に充当されると解される」

少し引用が長くなったので、私のコメントは明日に。

家族には内緒で

「家族に内緒で債務整理したいのですが・・・」

 最近この種の依頼が増えた。
 こうした人は、サラ金から借金をしていることを家族に知らせていないか、知らせていてもごく一部だけしか教えていないので、弁護士に依頼して債務整理をしていることが家族にばれるとまずいようだ。

 なるべくは家族に打ち明けるようにすすめている。
 特に配偶者の場合は、サイフは一つのことが多いので、債務整理を成功させるためには夫婦の一致団結した固い決意と努力が必要となる。

 しかしどうしても打ち明けられない場合は、それだけを理由に見捨てるわけにはいかないので、債務整理を引き受けている。その場合は、弁護士から本人宛に送る郵便物も、事務所の封筒を使わずに、個人名の茶封筒を使うなど配慮している。

 しかしちょっと気になるのは、もし借金以上の多額の過払金が出た場合は、「実は」と打ち明けるのだろうか、それともヘソクリにしてしまうのだろうか。まあ余計な詮索はしないでおこう。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月26日 ライフ 13万円

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億4458万8841円

資源の無駄遣い

報道によると、新しく経済同友会の代表幹事に就任した桜井正光氏(リコー会長)は、企業の社会的責任として環境保護を強調したという。

 指摘されるまでもなく、深刻化する環境破壊を食い止めることは企業を含む我々全人類の責任であるが、こうした観点から見ると、CFJのあの長い答弁書は資源の浪費以外の何物でもない。

 答弁書の内容は、過払金が発生しても、その後の借入金債務の返済には充当されないという主張だが、複数の基本契約がある場合ならともかく、明確に一つの基本契約に基づく取引の中でも充当を否定するのだから、全く独自の見解である。

 本日山口地裁周南支部で対CFJの裁判が4件あったが、いずれもCFJの主張は上記の内容。しかも裁判には誰も出てこない。
 一応次回期日を決めたが、次回で結審予定となった。

 CFJさん、紙の無駄遣いはやめて、早く過払金を返して下さい。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月25日 三洋信販 185万3000円(3件)
        プロミス 37万8000円(2件)
        キャスコ 88万円

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億4445万8841円
 

就職が大事

債務整理を予定しているNさんはなかなか就職が決まらない。

 債務整理のポイントは第1に安定した収入を確保することである。高利の借金は利息制限法で再計算すれば減額できるが、どんなに減額しても債務者本人に安定した収入がなければ整理は不可能。
 逆に安定した収入さえあれば、たとえ任意整理がダメでも個人再生出来る可能性が高い。

 Nさんは一応求職活動はしているようだが、私の見るところではどうも本気で仕事をさがそうとしているように見えなかったので、今日は少し厳しい言葉を述べておいた。来月の打ち合わせまでには何とか仕事を見つけてほしい。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月24日 山陰信販 33万円
        ライフ  15万9000円
        クレデイア 59万2000円

  平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億4134万7841円

 

周南市長選挙

統一地方選挙の後半戦。

 周南市では市長選挙が行われ、前市長の路線に明確な反対の意思表示を示した候補が当選した。
 今回の市長選挙では、周南市が直面している幾つかの重要問題で二人の候補者の見解が正面から対立し、分かりやすい争点のある選挙戦となった。これまでは、何が争点なのかよく分からないまま、漠然としたイメージや義理人情のしがらみで投票をしてきたので、その点では評価できる選挙だったと思う(結果の是非は別として)。

 残念だったのは、私が以前から主張している徳山ボートの廃止問題について、どちらの候補者からも明確な将来像が示してもらえなかったこと。赤字続きで、多重債務の一因ともなっている徳山ボートは早期に廃止すべきだというのが私の意見。
 機会があれば新市長に提言したいと思っている。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月23日 三洋信販 212万円(3件)
        プロミス 171万円(2件)

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億4026万6841円。

 

過払いの本人訴訟

最近過払い裁判を本人訴訟でされている方からのメール相談が増えてきた。

 弁護士や司法書士に依頼せずに本人訴訟をされている理由はいろいろあるだろう。
 弁護士や司法書士に支払う費用がもったいないから、手続きが簡単で自分でもやれそうだから、信用できる弁護士・司法書士が見つからないから。理由はさまざまだと思うが、本人訴訟を実際にしている人からの情報がネットで流れていることの影響が大きいと思われる。

 私のメール相談は、もちろん本人訴訟をされている方でもOK.
 メールで寄せられた情報を総合すると、本人訴訟に対する裁判所の態度はだいたい冷たい所が多い。中には本当に裁判官がこんなひどい発言をしたのかとびっくりするような、法廷でのやりとりも聞こえてくる。

 言うまでもなく裁判を受ける権利は憲法で保障された基本的人権。
 裁判所は本人訴訟をいやがらずに、もっと親切丁寧に訴訟指揮をしていただきたい。

ボーリング大会

昨日は第2回周南法律事務所大ボーリング大会が盛大に開催された。

 13人が4チームに分かれての団体戦で、田畑弁護士チームが中村弁護士チームの猛追を辛くも振り切って優勝した。ゲーム前、

 「ボーリングにはちょっとうるさいです」
 「アベレージは200」
 
などと豪語していたH弁護士は、結局13人中最下位の成績。

 「今日はちょっと肩が・・・」

と弁解していたが、私の見るところこれがH弁護士の実力だろう。

 昨日使ったボーリング場は、私が小学生だった頃からずっとこの町にあるボーリング場で、ブームで連日満員だった頃も、ブームが去って閑古鳥が鳴いていた頃も、休まずずっと営業していた。それだけでも偉いと思う。


 (新着過払金入金情報)
 ・4月19日 日本ファイナンス 10万円
    20日 三洋信販     59万7000円
        武富士     395万9000円

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億3643万6841円

赤字1兆円

  報道によると、大手サラ金4社(武富士、アコム、アイフル、プロミス)の07年3月期決算は、過払金の返還請求の急増に伴う引当金の積み増しで、最終赤字額が、従来予想より大きく膨らみ、4社合計で1兆円を超える見通しとなった。

 これは何を意味するのか?
 つまり、サラ金は、顧客全員の過払金を正確に計算して、返還予定額を算出していたのではなく、あくまで従来の返還実績に基づいて、今後の返還見通しを算出していたわけだ、

 昨年いくら返還したということと、今年いくら返還するかは、全く別問題である。

 これまで何度も指摘したとおり、サラ金は、全顧客の過払金を計算し、顧客からの返還請求を待たずに自主的に返還していくべきである。

(新着過払金入金情報)
 ・4月18日 トヨタファイナンス 5673円
    19日 アコム       72万5000円

  平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億3165万0841円。
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