最強法律相談室

山口県周南市で長年多重債務者の問題に取り組んできましたが、このブログでは、過払金返還請求に関するサラ金との示談交渉、裁判を中心に、私の実体験を公開させて頂きます。

2007年04月

借金の原因は孫?

「孫がかわいそうで見てられないんです」

 Yさん(60代女性)の借金の原因は娘夫婦の生活費の援助だった。
 娘夫婦ももちろん仕事はしているが、分不相応な派手な生活をして飲み歩き、いつも生活費が足りないと言って助けを求めてくるという。
 Yさんも、娘夫婦だけのことならいい加減相手にしないのだが、孫をダシに使って、「塾の月謝が払えない」などど泣き付いてこられると、孫可愛いさでついお金を出してしまった。そのために今度は自分の生活費が足りなくなりサラ金から借金。

 こうした生活が4〜5年続いて、今ではサラ金4社に合計200万円の借金が出来てしまった。

 「もう娘夫婦には絶対1円も出しません」

 Yさんの決意は固いのだが、果たして孫のことを持ち出されても決意は揺らがないか。債務整理が成功するかどうかは、Yさんの決意の固さにかかっている。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月18日 GEコンシューマー 58万円
        アコム       658万2000円(2件)

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億3052万5278円。

資料なくてもOKです

 「手元に全く資料が残っていないのですが、過払金の請求はできますか?」

 最近届いたメール相談。
 この類の相談が意外に多い。結論としては手元に、領収書や契約書等の資料が全くなくとも一向に構わない。サラ金の名前さえわかれば、すべての取引履歴はサラ金側から出させることが可能だからだ。
 もっとも、一部のサラ金には取引履歴を全部出さないで、途中からの一部だけを出してくる卑怯な業者もいる。その場合は、こちらの手元に古い領収書や契約書があると強く抗議できるので、資料はあればそれにこしたことはない。

 数年前のことだが、サラ金との過去10年間の契約書、領収書等をすべて手元に残していた男性がいてびっくりした。

 「すごいですね、何故捨てないで残してたんですか?」
 「残しといたら何かご利益があるかもしれないと思って・・・」

 ご利益というわけではないが、その男性はかなりの金額の過払金を取り戻すことが出来た。
 そんなに几帳面なのに何故サラ金から借金したんだろうという疑問は最後まで解けなかったが・・・。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月17日 アコム 177万4000円(3件)

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億2299万1207円。
 

まずは契約書の提出を求めよう

午前中、周南簡易裁判所で過払い裁判6件。

 午後、山口地裁周南支部で過払い裁判2件。途中家裁で遺産分割調停1件。

 それぞれ裁判所名は違うが、小さな建物の中を少し移動するだけなので、大変楽である。都会の大きな裁判所ではこうはいかない。

 簡裁では、取引の個数が複数で一連計算を認めない主張を答弁書に書いてきたサラ金が何社かあった。こちらの対応としては、まずそれぞれの取引について契約書を書証として提出するよう求めている。
 仮に契約書が、最初の取引開始時に作成された1通だけなら、そもそも取引の個数は1個と考える。また複数の契約書が作成されている場合でも、一定の貸付限度額を定めて継続的に貸付が繰り返される基本契約書が作成されている場合は、2・13最高裁判決の趣旨に照らして、前の取引によって発生した過払金は、その後の借入金債務の返済に当然充当される、言い換えると一連で計算するという主張をしている。

 驚いたことに、しんわが悪意であることを否認し、17条書面、18条書面の交付を立証すると言い出した。お手並みを拝見しよう。

山口県弁護士会のHPからリンク

 私の所属する山口県弁護士会もHPを持っている。

 先日HPの管理をしている弁護士から連絡があり、今度弁護士会のHPで弁護士個人のHPにリンクできることになったので、リンクさせて良いかというお尋ねだった。
 私一人だと目立ち過ぎるかなとも思ったが、他にも何人かいるとのことだったので了解した。
 どうせ大した効果はないだろうと思っていたが、最近になり、弁護士会のHPから私のHP→ブログを見て、連絡されてくる方がポツポツ出てきた。最初から山口県の弁護士を探している人なので、遠隔地ではなく、県内の人が多い。
 
 弁護士もネットで探す時代になりつつあるようだ。

 先日紹介した橋野弁護士の対CFJの判決は、兵庫県弁護士会にHPに掲載されているので、興味のある方は閲覧して下さい。2・13最高裁判決を踏まえたこの種の下級審判決の集積が待たれる。

 

法曹三者歓迎会

今春周南の裁判所、検察庁、弁護士会にやって来た方々の歓迎会が昨夜あった。

 周南地区では、春の歓迎会と冬の忘年会に法曹三者が集まるのが恒例になっている。実は木曜日の夜と昨日と2日続けて飲み会が入ったため、ブログの更新ができなかった。楽しみにされていた方には大変申し訳ない。

 酒が苦手な私が、2日続けて飲み会に出かけることは滅多にない。特に昨夜は疲れが出たのか二次会でダウン。先輩弁護士に促されて眠い目をこすっての帰宅となった。

 こうした酒席では、裁判官や検察官と、個別の事件の話はしないのがお互い暗黙の了解になっている。
 それでも他愛無い世間話をしているうちに、その裁判官や検察官の人物像や考え方が見えてくることが多い。その意味では貴重な機会だと思って、毎回欠かさず出席している。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月12日 ニッセンGE 2万2000円

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億2121万7209円。
 

担当裁判官交代

山口地裁周南支部で過払い裁判3件。

 対楽天KCの裁判では、過払金の時効が争点になっていたが、前に書いた当方の主張(充当)がようやく相手方代理人にも理解できたようで、時効の主張を撤回してきた。間もなく和解の予定。

 担当裁判官は今春新しく赴任してきた人物。
 初めての裁判官の下での裁判期日は少し緊張するが、真面目な方のようで一安心。
 最近つくづく思うのだが、裁判官は特に優秀で頭の切れる人は望まない。フツーの考え方をしてくれて、フツーの判決をしてくれる人の方が安心できる。
 贅沢な望みだろうか。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月11日 GEコン 125万5096円(4件)
        CFJ  481万6000円(2件)

  平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億2119万5207円。

 
 

もっとヤミ金の取締りを

 「この業者は30%とメモしてありますが年利ですか?」
 「いえ、2週間です」
 「それじゃあヤミ金でしょう」
 「そうですね・・・」

 自営業のHさん来所。
 システム金融と呼ばれる超高利のヤミ金数社に食いつかれ、どうにも返済不可能な窮地に陥った。相談をしている最中にも、しきりにHさんの携帯がうるさく鳴る。

 「もう電話は出なくていいでしょう。私からすぐ通知を出しますから」

 そう言われてHさんは少し安心した表情になった。

 最近またヤミ金の相談が増えてきた気がする。
 上限金利の引下げの議論の時に、金利を引き下げると、サラ金が融資できなくなり、ヤミ金が増えるという主張があった。だから上限金利を引き下げないというのは明らかに本末転倒なのだが、ヤミ金が犯罪行為である以上、警察当局はもっと本気になって取り締まってほしい。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月10日 CFJ 536万円(2件)

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億1512万4111円。
 
 

粘り強く闘おう

山口地裁周南支部で過払い裁判4件。
 相手は、GE、インター、しんわ、プロミス。うちGEはほぼ満額で和解成立。

 インターは当方が提案した和解案を持ち帰って検討するという。和解金額についてもっと権限のある人間が出て来てくれたら、その場で即断即決してもらえるのだが・・・。

 しんわ、プロミスは、空白期間のある二つの取引について、充当を認めないという主張。既報のとおり、すでに周南支部では充当を認める判決が出ているのだが、やはり最高裁が明確な判断を示すまで、この争点でのせめぎあいは続くようだ。
 粘り強く闘おう。

 (新着過払金入金情報)
 ・4月5日 三洋信販 161万9000円
       ライフ  30万4462円
       プロミス 22万円
    6日 武富士  320万4000円(4件)
       オリコ  31万7000円
       アコム  183万円(2件)
       プロミス 127万円

 平成19年の過払金取戻額、本日現在合計1億970万4111円。

メール相談の返事

京都への旅行から帰って、たまっていたメール相談の返事もようやく終えることができた。
 メール相談をされる方の中には、もう何ヶ月もこのブログを読み続けてきて、ようやく相談に踏み切ったという人もいる。
 弁護士に相談をする。我々弁護士の目から見ると、とても簡単に見えることでも、借金で苦しんでいる人にとっては、大変な勇気が必要となることもあるようだ。

 HPに明記しているとおり借金関係の相談はすべて無料。
 特に回数制限もないので、一人で何回相談されてもOK.相談の方法は、メールの他に、TEL、来所も受け付けている。

 遠隔地の方の来所はないだろうと思っていたが、実は先日、大阪の方が相談に来られた。その数日後には北九州の方も来所された。
 相談自体はもちろんメールやTELでも出来るのだが、やはり直接弁護士に会って相談するのがベターなのは間違いない、

 メール相談にはなるべく早く対応するように心がけているが、出張等で返事が遅れることもたまにあるので、大目に見ていただきたい、

京都にて

事務所の研修旅行で京都に来ている。
 今回は弁護士2名、事務員8名が参加。ちょっとした団体旅行。

 桜の季節の京都は観光客が多い。
 もともと外国人の観光客が多い所だが、今回歩いてみてあらためて外国人が多いのに驚いた。
 特にアジア系、中国、台湾、韓国からのお客さんが多いように感じた。

 別に京都が最近急に国際的に魅力のある場所になったというわけではなく、これらの国々の国民の中に気軽に日本に旅行にやって来れる富裕層が増えたからだろう。

 旅行業界、観光業界では、こうしたリッチな外国人旅行客の争奪戦が激しくなっていると聞く。外国人が来てくれているうちに、本当に魅力的な観光都市作りを急がなければならない。
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弁護士 中村覚

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