「尊い」「貴い」。「とうとい」には主にふたつの漢字が当ててあります。同じような意味を持っていますが、厳密には、「尊い」は、自らが敬うもの、大切に思うもの、という主観的な感情に基づくものに、「貴い」は、誰もが価値があると思うもの、未来も変わらない普遍的なも ...
カテゴリ: こころのこと
生命力。
この部屋にいただいて5年目の多肉植物さん。エケベリアという名だそうです。少し前のことですが、つぼみがムクムクと育ちました。今年は、2度目です。 生命力の剛いたくましい多肉さんです。この世がどのような状況であっても、命あるものたちは命あるかぎり、生きてゆか ...
キモチの模様
もう秋です。まだ秋です。どちらにしても、秋です。 この夏、むうちゃんは4歳になりました。もう立派な大人、なのですが。ケータイで話す相手が耕之介さんだとわかると、わたしの周りをゴソゴソしたりホリホリしたり。ときにはケータイにジャンプしてきたり。ふたりで盛り ...
空気。
「空気は読むものじゃなくて吸うものです」きっと気に入るよ、と言われて、見逃し配信というものでドラマを、少しずつ少しずつ観ています。まず、セリフがとても素直で好いです。役者さんたちも演出もとても好いです。わたしは、いつから空気を読むことを覚えてしまったのか ...
ねがい
少しだけ、そして、大きな勇気をもって、ここに記そうと想います。 ほんとうのことを知らない人たちが ほんとうではない言葉で 弱き者たちを傷つけている ほんとうではない言葉で 切り裂かれた者たちは ただただ うなだれうずくまる どうか 興味本位の憶測や ...
ふれあう
悲しみのなかに 苦しみのなかに 在るひとの 絞り出されたことばに、なにも答えることができず、ただただうなずきながら背中を思わず撫でている ・・・そんなこと ありませんか?肩をやさしくトントンしあったり、手をぎゅうっと握りあったり、それだけでまた立ち上がれた ...
みみをすます … 後編
みみをすます…後編です。『「聴く」ことの力 』という背表紙に思わず手が伸びた。日本ホスピス・在宅ケア研究会に関ることにより、鷲田清一氏の著書に出会う機会をいただいた。「臨床哲学」という新たな視点を持つ鷲田氏は云う。 『苦しみの苦しみ…それはひとがふれようと ...
みみをすます … 前編
こぶし館に勤めていたときのことです。日本ホスピス・在宅ケア研究会 という、全国規模の大きなイベントの開催に携わりました。医療関係者の専門的な会 のように想われるタイトルですが一般の方も参加できるわかりやすい内容です。毎年日本のどこかで開催されています。その ...
ゆるゆる
青空で明るかった窓の外が一瞬暗くなって、なんと雪が舞い始めました。初雪です。わあいと嬉しくなりました。そうして、ほんの数分で再び晴れていまは青空です。束の間の初雪でした。予期せぬ出来事には、たいてい驚かされます。 ええッ? … ホントに?… うっそ … など ...