犬と本からもらっているたくさんの心❤言葉をお届けします…

2018年8月18日
最後の一匹が里親さんに引き取られてゆきました。

気丈に振る舞っていた娘は、18日間を共にした猫ちゃんが玄関から出て行くときに涙をぽろぽろとこぼした。

小学4年生のいっちゃんが猫の入ったドーム型のゲージを大事そうに抱えているすがたを見て安心したと娘は後になって話していた。


猫ちゃん連絡会と言う名のグループラインが繋がった。

猫ちゃんが男の子でも女の子でもいいように、名前はダイヤになった。
いっちゃんが名付け親。

女の子だとわかったとき、ママは仲間ができて嬉しかったと書いてあった。
いっちゃんは男の子だから。

ダイヤちゃん、パパにはなかなか懐かないらしい。パパは早くダイヤちゃんを抱っこしたいんだって。

ダイヤちゃんが、新しい家族に歓迎され愛されている。

よかった。よかった。本当によかった。


黒猫のレオンは男の子だったそうな。

今ではソファーの上で体を撫でてもらいながら猫ちゃん動画なんぞ見ている。
黒猫お姉さんのラオンちゃんがいろいろ教えてくれているみたいで、毎日楽しく暮らしているようだ。


最初に保護した2匹も女の子だったと、動物病院で出会った女性が知らせてくれた。

7A4340B2-10FF-41D9-9A00-DAD237FF3CB2

今年の夏は暑かった。

娘が言う。

『ママがいなければできなかった』

私だって一人では無理だ。

娘の必死さに動かされたのだ。

子育てのゴールとは、いったいどこなんだろうと、常々考え続けてきた。

今年の夏ほど、夜空を見上げたことはなかったなあと思う。

毎晩、2匹の犬を連れ道道歩きながら、星を見ていた。

火星がひときわ輝いていた。

子育てのゴールにようやくたどり着いたのだと確信した。

AB259AF9-A0E1-42BC-9F31-17AEB2928AFA
0A1EA322-3D8D-40C2-B010-ACB3E71475C4

おまめちゃんとシンバ

読んでいただいてありがとう♡

細い糸が次から次へと繋がっていき、3匹の子猫たちは幸福ゆきの切符を手に入れました。

母猫が遺した4匹の子猫の物語です。

***
熱海のホテルの大きな窓が、打ちつける高波で割れてしまったと、ニュースで取り上げられていた。

毎年、夏休みになると家族で訪れていたホテルだった。

テレビに映っていた大きな窓がある広い部屋で生演奏を聴きながら大好きなロブスターを
頬張った。

あの厚い窓が割れるなんて信じられないと建築家の父は嘆く。
わが家にとって楽しい思い出の場所が、テレビの中で変わり果てた姿となって映し出されていた。

保護した3匹目の子猫が里親さんに引き取られていった夕方から、雨脚がどんどん強くなってきた。

その前日保護した黒猫のすぐ近くに、もう1匹子猫がいた。

ドーム型のゲージとダンボール。

餌につられた黒猫はどんどん中に入っていくが、白と黒のブチ猫は人の気配を感じるとサッと逃げてしまう。

娘はあきらめて黒猫だけ保護して帰ってきたが、勢力の強い台風が近づいているのが気がかりだった。

暴れん坊な散々私たち家族を困らせたコを黒猫大好きファミリーに手渡した後も、心から喜べない。

3匹が幸せになるなら余計に残されたもう一匹も幸せにしてあげなければ。
娘と私は同じ気持ちだった。

どうか、あと一日。台風をしのいで無事でいて欲しい。

その夜、娘はインターネットで検索し、動物の捕獲器を無料で貸してくれるところを見つけて、早速メッセージを送った。

隣の町では、高波で車が流され死者が出ました。海の家が全滅した海岸。窓が割れ大騒動となったホテルニューアカオ。

車で5分のところにある神社の大木が倒れて道路を塞いでいましたが、娘の会社を含むわが家の近くでは、雨風の被害はありませんでした。


日曜日は台風一過の晴天。
熱中症予防を万全に、子猫がいるはずの会社に娘と行き。

待つこと1時間、餌を置いた場所へと白と黒のブチ猫がやってきた。

遠目からもその小ささがわかる。
生きていてくれたんだね。
必ず保護してあげるからね。

娘と私は、母猫が息絶えていた室外機の前でそっと手を合わせました。


その夜遅く、動物愛護団体から捕獲器貸し出しのメールが娘のもとに届いた。


翌朝、タラコ入りのおにぎりをこしらえ、出動する娘に持たせる私。

予定では、昼休みに車で往復1時間かかる山奥に捕獲器を借りに行き。
(車中でおにぎりランチ)

夕方、捕獲器の中にある餌を食べに子猫がやってくる。
保護して動物病院へ連れて行く。


その日、夏休みに入っていた旦那とららぽーとへ行くも、頭の中はそのことばかり。

娘にメールして途中経過を聞きたいけれど、それはしないほうがいいだろうと、ぐっとこらえ。

ん?この気持ちは、子どもたちの受験の合格発表を待っていた時と同じだ!
と、思ってみたり。

そんなこんなで、娘から、無事に捕獲との連絡があったのは予定の時間より2時間くらい後の出来事だった。


黒猫ちゃんが、迷惑をかけてしまったかかりつけの動物病院にはもう野良猫を連れていきづらいので、娘が事前に調べた野良猫保護を推進している家からちょっと遠い動物病院にブチ猫ちゃんを連れて行った。

そこの先生が、捕獲器を見て、しきりに感心していた。

"この捕獲器はコンパクトでいいね。"

"唐揚げで釣ったんだ。"

唐揚げを捕獲器に入れるというのは、娘が捕獲器を借りた先の人に聞いたことで、なんでも今までに唐揚げで捕まらなかった猫はいないらしい。

猫は匂いの強い食べ物に寄ってくるんですって。

用心深い先生は、厚みがあって肘まである手袋を用意して捕獲器から子猫を出していた。

娘も私も黒猫で懲りていたので、体に力が入ってその様子をみていたが、ブチ猫ちゃんはなんの抵抗もせずにおとなしい。

先生も、この子は飼いやすそうだね。と言って、手袋をはずし隅々まで診察していた。

そこの病院は野良猫の去勢をする際に補助金制度があるとのことだった。



あれから6日・・・
09A619DA-66CE-4C74-90AA-194AE4106828

天国にいるお母さん猫へ

3匹はあっというまに里親さんが決まったのに、この子にはなかなかあらわれません。

他のきょうだいと違い、か細い声で泣いていた子。

4日続いた夜泣きがようやくおさまり、今朝は4時からゲージの中のオモチャでりんりんシャンシャンと大賑わい。

娘にご飯をちょうだいと甘え泣きまでするようになりました。

手離す悲しみが少しでも軽いうちに、どうか優しい里親さんと巡り会えますように。

4匹無事に保護しましたよ。

天国でいつまでも見守っていてくださいね。

人と繋がることの暖かさを有り難さを娘と共にひしひしと感じています。

まるで物語の中にいるような出来事を書いてみたいと思います。

***
白い子猫と茶色い子猫は、わが家で一晩だけ過ごし、夕方には里親さんに引き取られていきました。
たった一晩だけでしたが、きょうだい仲良く寄り添っていたすがた、餌を欲しがっての甘え鳴きなどを思い出すと、一週間たった今でも切ない気持ちでいっぱいになります。


子猫2匹を救出した娘は、その翌日もドーム型のゲージを持って会社へと出かけて行きました。

「あと2匹一緒に保護できればいいのだけれど、1匹が用心深くて・・・」と娘

日にちが経つごとに、子猫の命があぶなくなると思い、私は1匹でも保護できたら家に連れてくるよう娘に言った。

内心はドキドキ。
でも今度のドキドキはどうか捕まって家に来ますように。
きっとどうにかなるはずだから。

昨日2匹を保護したと連絡があった時間を過ぎて、娘から電話がかかってきたのは午後3時半だった。

「黒猫だけ、とりあえず捕まえた」

やはり1匹だったか。
残された子猫が心配だが仕方がない。

今度は私が娘の会社へ出向いてドーム型のゲージを家に持ち帰った。

隙間から覗くと、真っ黒な小さな身体が奥のほうで震えている。

玄関に置き、水でもあげようとゲージの入り口を開けるや否や、黒猫はものすごいスピードで家の中へと逃げていく。

愛犬2匹がいるリビングのドアを閉め切ってあったので良かった。

黒猫はダッシュでお風呂場へ行き浴槽の中に入った。浴槽を必死で上がろうともがいていたが、お風呂洗いのスプレーをまいてある浴槽はつるつると滑る。

大きな洗濯ネットを脱衣場から持ってきて、大汗かきながら黒猫をやっとのことで捕まえた。

捕獲時に足を痛めてしまい。
私は(猫ではなく)左足を引きづりながら、動物病院へと急いだ。

ほぼ同じ時間帯なのに、昨日と比べ動物病院は混んでいた。

足を引きずっている私を無言で何人もの犬の飼い主が眺めている。
昨日のように気さくな感じの人が今日はいない。

診察室で先生がドーム型のゲージを開けた。
黒猫はまたもやすごい勢いで飛び出して、狭い部屋の中を逃げ回る。
やっとのことで先生が黒猫を捕まえると、今度は大きな声をあげて鳴く。
鳴くというよりも叫んでいた。

どうにか頼みこんで、ノミの駆除だけはしてもらえたが、それ以外の診察はできなかった。

診察室から出てくると、待合室で嫌というほどの視線をあびた。
たった1日違うだけなのに、待合室の景色は全く別のものだった。

来たときよりも足の痛みは増していたが、どうにか黒猫を家に連れ帰り、娘が帰宅するまで玄関にゲージを置いておく。
水を飲ませてあげたいがやめておいた。

1日前に保護した2匹が、里親さんと一緒に家を出ていくのを娘と一緒に見送ったあと、黒猫を2階の猫部屋へと連れていった。

わが家の犬は鈍いのか、関心がないのか、猫の匂いはするはずなのに、いつもと変わりなく過ごしていた。

昨日と同じように、容れ物ごとゲージに入れて、しばらくそっとしておいた。

娘と交代でようすを見に行く。

何時間たっても微動だにしない黒猫。

エサにも手をつけず、ドーム型のゲージから出てこない。

さすがに心配になった私が、夜もだいぶふけたころに、猫用ミルクをそっと黒猫の側に置いてやろうと手を伸ばしたとき、黒猫が私の腕のすぐ横をかすめて飛び出した。

ゲージの中を上へ下へと動きまわりどうやらパニックになっているようだ。

私はすっかり怖くなり、黒猫を刺激するのをやめて階段を下りた。

娘は、猫を多頭飼いしている友だちと、ラインで頻繁にやりとりして助言を受けていた。

その友だちによると、黒猫はとても臆病で気持ちが優しい子が多いらしい。

気持ちが優しいという言葉に救いを求める私。

先の2匹を保護した時点で、娘と私それぞれの友人に子猫の里親を探しているので協力してほしいとお願いしていた。

早く、この黒猫の里親さんが見つかるよう祈りながら、日付が変わる頃、娘と2階の猫部屋へいく。

ゲージを隈なく覗いた視力1.5の娘が、黒猫がどこにもいないと言う。

娘が部屋の中を探すと、出窓のカーテンの裏に黒い塊がいた。

この一瞬だけ、私は子猫の保護に乗り出したことを心から後悔した。

このまま里親が見つからなければ、この黒猫に振り回されながら、しかも2階の部屋から逃げないように見張りながら、どうやって生活していけばいいのだろうと。
目の前が真っ暗になった。

深夜の窓辺にいる黒い子猫は恐怖だった。

しかし、娘は違った。

猫のスペシャリストの助言を聞いたせいか。
私より慌てていない。

出窓から、ソファーの下へと逃げ込んだ黒猫に、優しい言葉をかけている。

結局黒猫は、朝までソファーの下から動かなかった。

次の日は土曜日。

仕事が休みの娘は、猫の友人からすすめられた子猫用のゼリー状のフードや、爪研ぎ、猫砂などを買いに、近くのホームセンターへと出かけていった。

今夜は台風の影響で天気が大荒れになるとの予報。

会社の敷地のどこかしらにいると思われるもう一匹の子猫のために、ご飯をたくさん置いてから買い物に行くという。

予定していた飲み会を中止にしようかどうしようかと、朝からラインの音が忙しい。

そうだね。私たちも年だから無理しないほうがいいね。来月に延期しようと、高校の同級生6人のグループラインが一区切りついた昼過ぎ。

その中のひとりから、個人ラインが届く。

その内容を読んで私は叫びそうになった。

買い物に行った娘に慌てて電話するが出ない。

私はラインの友達の家に電話をかけた。

興奮する私に友人は笑っていた。

友人との電話中に、娘からライン電話が入り、2つの耳をフル活動しながらも嬉しさがこみ上げてきて仕方がなかった。

「買い物しなくて良かったよ。ホームセンターの駐車場で電話に気がついた」と娘

「台風が来るというのに、今夜、黒猫ちゃんを迎えにきてくれるらしいよ」

なんか、嘘みたいな話だね。まるでおとぎ話のようだね。

娘と私は笑いながらホッとした。


さて、その夜、娘の部屋では大捕物合戦が繰り広げられ。

娘と旦那は黒猫に噛まれ流血。

こんな子ですが、大丈夫ですか?と心配する私たちに、里親さんはにこにこと笑い。

「家族みんなが楽しみに待っていますから」

そう言って帰っていった。

A2CD76B5-A9ED-4986-8390-63F11F6A9445
0B72D653-DE15-4D3C-A613-AB833D596818
1FEBCF40-CB8B-451D-9FA9-58DFB5AE9BF2


由美ちゃん、会社の子の実家で黒猫ちゃん飼いたいって!
黒猫ファンなのよ、そこの家族。
最近黒猫の3カ月くらいの子を飼い始めて…
その子の友達にって(笑)
他にも猫3匹飼ってますけど😜
今日にでも迎えに行けるって言ってるけど…
どんな❓
***
友人からのラインを私は一生忘れないでしょう。
ありがとうね。さとちゃん。

このページのトップヘ