終わった人 (講談社文庫)
内館 牧子
講談社
2018-03-15





内館牧子さんの小説「終わった人」って読んでみました。

会社人間だったけれど、出世競争に敗れ不本意ながら定年退職を迎えた主人公。

会社人間だったからこそ現役時代犠牲にしてきたもののしわよせ
会社人間として勝ちきれなかった不本意さ、
今ではかなわない願望

等々いろいろなものが主人公に去来し
それでいてまだまだ元気だし、老いたくないという葛藤があわさり

主人公を半ばコミカルに行動させる。。。

っていうプロットなんですが。。

これって僕よりちょっと上の世代の共通の働き方とかライフスタイルに起因する気がしてよくわかるんです。そして何事もなんか闘わないと得られなかった世代だったんだなって思うんです。

一方で最近ちょっと下の世代とも絡むことが多くなったんですが、彼らはこんな風にはならないだろうなって思うんです。もっと力がはいっていないというか会社人間じゃないんですね。そして闘う姿勢が決してやせ我慢じゃなくて自然体としてないんです。

ちょっと前に絡んでいた推しメンくんなんですが、ちょっと勉強よくできて、スポーツも万能で(ダンスとテニスやってるのかな?)、すごいイケメンで。。心理学に興味があったんだけど、薬物療法もできないと心の病は治せないからって、医学部を目指したら、サクッといい大学に合格して。。
研修もそこそこやってるけど、ダンスも楽しんでいて。。何もかも大体手に入っているんですね。

でも白い巨塔の財前教授みたいに、旧帝大の教授になって君臨するみたいな野望はなくてww
っていうか、

「そういう人大学の教官にいっぱいいたんだけど、ちょっとかわいそう?

人生楽しめてなくてwww」

ってなコメントするんですよね。

僕自身は上の世代,下の世代、両方の価値観が理解できるんですが、これからの自分にとってどっちがいいんだろ?って思っちゃいましたww