更紗のタペストリー(L)

auoneblogから引っ越してきました。 主に、アート・書籍・音楽・映画などについて語ってるブログです。 もうひとつのブログ(http://sarasata.seesaa.net/)では、日経新聞の連載小説の感想を綴っています。

2007年02月

『とんでぶーりん』盗作疑惑(24)

(23からの続き)


 「21」から「23」の記事をご覧になれば、盗作疑惑の件を知っている人がコミックスのメッセージを読んだ場合はほとんどの人が「盗作したのは池田先生なんじゃないのか?」と思うのがお分かりいただけると思います。あまりにも「原作者は自分!!」と強調しすぎているんですから…。

 なぜ、池田先生はこのようなメッセージを書いてしまったのでしょうか?


【推測①】盗作したのはホントなんだからしょうがない、と覚悟を決めて書いた。

(「悪いのは自分」という自覚があり、「原作者は自分」と強調することで「盗作したのも自分」と認めた、ということかもしれません。)

【推測②】盗作には全く関わっていないのだが、「アニメの原作者」という立場を最大限に利用して、漫画家としてのキャリアにハクを付けたかったので、今後のステップアップのために「原作者」という立場を強調した。

(ウィキペディアによると、漫画版は「原作権を持つコミカライズ版」という書き方がされているので、おそらくは池田先生には「原作者」を名乗る権利が与えられていたのでしょう。漫画家だったらこの権利を最大限に利用したい気持ちはわかりますが、結果的には『ぶーりん』以降の漫画はたいして売れなかったわけですから、無駄に終わったってことですね。)

【推測③】自分で自分の立場が理解できていなかった。

(なにせメディアミックス戦略は色々な企業が絡んでいますから、池田先生が自分の位置づけを理解できなかった可能性は十分にあります。(でも、少なくともプロジェクトの最高責任者ではないはず…))

【推測④】編集部の方から命じられて書かされたメッセージだった。

(あんなに嬉しそうに書いているのに、無理矢理だったとしたら相当なMですね、池田先生…。)

【推測⑤】日本アニメーションから頼まれて書いたメッセージだった。

(日本アニメーションからすれば盗作の元凶は池田先生ってことにしたいでしょうから、こういう頼みごとをしても不思議ではありません。ましてや、池田先生とアニメのスタッフは相当仲が良かったんですから…。)

【推測⑥】盗作疑惑はアニメのテロップに「原案:森真理」と入れたことで完全に解決しているとみなし、盗作疑惑のことなんてこれっぽっちも考えないでメッセージを書いた。

(池田先生も『ちゃお』編集部も日本アニメーションも、まさかアニメの放映が終わって十数年以上経ってから盗作疑惑をほじくり返されるとは思ってもみなかったでしょうねぇ…。(私も当初はここまでやるつもりはありませんでした。すべては『空色のおんぷ』のせいです。))

【推測⑦】「ファンなら無実をわかってくれる!」と信じていた。

(まぁ、ファンならそう思ってくれるかもしれませんけど、私は別にファンじゃないですから…。ファンじゃない人から見れば「盗作の張本人=池田先生」ですよ…。)

 

 理由は何であれ、アニメ版に「原案:森真理」というテロップを入れることによって(真偽はどうであれ)盗作を認めた形になってしまった以上、「原作者」を名乗っている池田先生に盗作の汚名を着せられるのは仕方がないことです。盗作が事実なのかそうでないのか、本人に認める気があるのかないのかは定かではありませんが、池田先生も『ちゃお』編集部も日本アニメーションも盗作疑惑の詳しい経緯を説明しない以上、「盗作したのは池田先生」という一般的な認識を否定する気はないようです。
 盗作が事実だったのかそうでないのかは検証することはできませんが、少なくとも、池田先生には「盗作の疑いをかけられるリスク」を背負う覚悟はできている、と考えてもいいのではないでしょうか。

『とんでぶーりん』盗作疑惑(23)

(22からの続き)


【「とんでぶーりん」3巻ですっ。なんと池田の10冊目のコミックスになりましたぁ!!(略)FCが10冊出せるなんてデビュー当時はとても思えませんでした。(ましてや自分の作品がアニメになるなんて…)】

 ここでいう「アニメになった自分の作品」とは、文章のニュアンスからすると『ビビデ…』ではなく『とんで…』を指しているようです。ということは、アニメ版は漫画版を元にして作られた、ということになり、『とんでぶーりん』という作品の本来の姿は漫画版の方だ、と言っているに等しいことになります。2巻のメッセージと矛盾しています。


【この一年で池田が一番かわったこと…といえば「やせたっ!!」ことです。(略)マンガ家としてデビューして以来、ストレスで太りつづけていた池田でしたが、ぶーりんの仕事はほとんどストレスがない状態だったコトが原因だと思うんですが…】

 設定はアニメからの拝借で、ストーリーもアニメのラブコメ部分をちょっとアレンジしただけだったとしたら、確かにストレスはたまりにくいでしょうね。ゼロから作品を生み出す苦労に比べれば。
 しかも、この程度の作品量でアシスタントが3人もいたらしいんですから…。(アシスタントについてはこの後のメッセージに出てきます)


【ぶーりんを描いていたおかげで、フツーだったら出ないようなトコに出る機会をいただきました。(略)ラジオ番組に電話で出演したり、アニメぶーりんの中ではバレンタインデーに男の子にチョコを贈る女の子として名前だけ出演(笑)←気がついた人いる? で、きわめつけはマンガぶーりんにズボラな漫画家として一番最初から最後まで(しかもアップ)出まくってしまいました

 あまりにも出たがりすぎで痛々しいですね。「原案」扱いにされてしまった森先生への遠慮ってものはないのでしょうか。しかも、アニメ版はともかく漫画版に自分を登場させたのは自分自身。自分でやっておきながら何を興奮しているのか理解できません。


【ぶーりんと過ごした一年間は長かったような短かったような…(略)これからもぶーりんのように「描いてて楽しかった!」と思えるマンガを作っていきたいです。】

 「皆さんに楽しんでもらえるマンガを作りたい」ではなく、「自分が描いてて楽しいマンガを作りたい」ですか…


【これ(=メイキング・オぶ・とんでぶーりん)はちゃおでとんでぶ~りんの連載がはじまる前の号で、予告編として描いたものです。(略)日本アニメーションさんに実際におじゃまして取材させていただきました。(略)マンガを描く作業ではマンガ家と担当さん、そしてアシスタントさんで、どんなに多くても池田の場合は5人くらいしかいないのに、アニメには何10人もの方々がたずさわっているのでビックリしました。ぶ~りんをすばらしいアニメにしてくださったスタッフ、声優のみなさま、本当にありがとうございました。】

 アニメ版が漫画版を元にして描かれたのならともかく、その逆の可能性が高いというのに「ありがとうございました」はないでしょうに…。「お疲れ様でした」ならともかく…。
 池田先生は「ぶーりんプロジェクト」の最高責任者ですか?


【(「カレンでぶ~りん」は)ちゃおの付録の企画でやぶうち優先生と一緒に描いた合作まんがです。某ファミリーレストランでストーリー作りとネームを、コーヒーだけで6時間もねばってやったコトはいい思い出です。】

 さすがは『小学四年生』でモラルの低さでは1,2を争う漫画を描いていたお2人なだけありますね。(あ、1位はダントツで『空色のおんぷ』だから、別に争ってないか)
 しかし、たった7ページ(表紙を入れても8ページ)の漫画のネームをきるのに6時間って… 内訳は「タイトルを考えるだけで1時間」「誰をブルーにするか議論して2時間」とか?


(24に続く)

『とんでぶーりん』盗作疑惑(22)

(21からの続き)


【おまたせしました、「とんでぶーりん」の2巻です。最近よく「どうしてマンガとアニメのお話は違うの?」というお手紙をいただきますが、じつはワザと違くしているんですよ。設定は同じでもエピソードや事件の解決方法は違ったほうが、マンガとアニメで2回楽しめると思ったので…。キャラクターの性格なんかもマンガはマンガなりに楽しめるように、アニメとはちょっとアレンジしたりしましたが、いかがでしょうか?】

 「マンガとアニメで2回楽しめると思った」の「思った」の主語は、もちろん池田先生ですよね?
 『とんでぶーりん』の原作者はあくまで池田先生であるのなら、「わざと違くする」のは日本アニメーション側でないといけないのに、なぜ、漫画版の方でアレンジする必要があるのでしょうか?
 この文章からは、「『とんでぶーりん』という作品の本来の姿はアニメ版の方である」というニュアンスが滲み出ています。1巻の「原作者は自分!」という自信満々の態度はどこに行ってしまったのでしょうか?


【アニメ「とんでぶーりん」のスタッフさん、あーんど声優さんたちはみんなホンットに仲良しさんで、池田もちょくちょく一緒に遊んでもらっています。アフレコの飲み会では、遠くの席から「こっちに日本酒くださ―い!!」という(略)】

 どうやら池田先生は相当頻繁にアニメのスタッフと会っていたご様子。完全に『とんでぶーりん』プロジェクトの一員ですね。池田先生が盗作問題に絡んでいたとしても、何の不思議もないですね。少なくとも、日本アニメーション側は「原案:森真理」のテロップを入れた段階で、(真偽はともかく)盗作を認めてしまったようなものなんですから…。
 形の上では「原案」ということになった森先生は、スタジオに遊びに行ったり飲み会に呼ばれたりしたことなんておそらくは一度もなかったでしょうから、もし、森先生が池田先生のこの態度を知ったら、さぞかしムカついた(もしくは呆れた)ことでしょうね。


【ぶーりんの仕事をやっている間忙しくてなかなか外に遊びに行けなかったので(略)パソコンで遊んでました。(略)パソ通でぶーりんFanの方々とお話したりしてますが、たまに仕事の打ち合わせなんかもしちゃってます。】

 アニメの放映中だというのに、オンラインでファンと交流しちゃってたんですか?なんとまぁ軽率な…。当時のネットの普及率が現在並だったら、さぞかし盗作疑惑で荒れに荒れたでしょうねぇ…。



(23に続く)

『とんでぶーりん』盗作疑惑(21)

(⑳からの続き)

【「とんでぶーりん1巻です。なっ、なんと、この作品はアニメーションになって、’94年9月3日からテレビで放映されてしまったんですっ!!まさか自分の作品がアニメになるなんて夢にも思っていなかったので、本当にびっくりしちゃいました。】

 この書き方を見れば、誰もが「アニメ版『とんでぶーりん』は漫画版『とんでぶーりん』(『ビビデ…』ではなしに)を元に製作された」と思うはずです。しかも、ダメ押しのように「自分の作品がアニメになる」と書いてしまっています。「アニメの設定を元に、池田先生が自分で勝手に漫画版のストーリーを考えたかもしれない」という可能性に気付く読者はまずいないでしょう。(ましてや、狙っている読者層は小学校低学年なんですから…)

ぢつはこの「とんでぶーりん」にはもとネタになった作品があります。それは’93年ちゃおDX秋の増刊号に掲載された「ビビデ・バビデ・ぶーりん!!」です。(略)ビデぶーは池田のFC「二代目ねずみ小僧 おりん誕生!!」に収録されているので、よかったらチェックしてみてね。】

 「実は…」という書き方をしているということは、池田先生は「読者は『ビビデ…』の存在を知らない」かつ「読者は『とんで…』に元ネタがあることを知らない」ことを前提にしているはずです。つまり、『ビビデ…』が『とんで…』の原型であることは一般的にはほとんど知られていなかった、ということです。『おりん参上』が再販されていないところを見ると、小学館側もさしてこの件をアピールするつもりはなかったと思われます。
 以上の前提から、「アニメ版の視聴者にはアニメ版『とんで…』の原型が『ビビデ…』であることが知られていなかった」という推測ができます。つまり、一般的には「アニメ版『とんで…』は漫画版『とんで…』を原作にしている」か、もしくは「漫画版『とんで…』はアニメのコミカライズ」と認識されていたはずです。

【アニメの第1話放送の日は、家族と親せき、そして仕事中だったのでアシスタントさんたちとTVを見ました。もううれしーやら照れくさいやらで、思わず涙ぐんじゃいそーになったけど、みんなの前で泣いちゃうのがちょっと恥ずかしかったので、必死にガマンしてました。(略)深夜、アシスタントさんたちが寝静まった後、1人でビデオを見なおしてカンドーにひたってしまいました(略)本当にうれしくてうれしくてしょーがなかったんだよぉ~~~

 漫画版がアニメ版の設定を拝借しただけの作品であり、ストーリーが全くの別物であったなら、親戚に言い触らしたり、泣きそうなほど感動したりしているのはかなりイタいです。さぞかし親戚には「私の漫画(もちろん、『ビビデ…』ではなく『とんで…』の方)がアニメになった!!」と自慢しまくったことでしょうねぇ~…。


【(トンラリアーノ3世は)カッコいい名前!?なのに、果林にマヌケな呼び方をされている王子様、という設定は池田のなかではヒット作だったんだけど、みんなはどう思う?】

 この文章を読んだ限りでは、『な~んとなくブーリン』のブーリンの設定に酷似している「トンラリアーノ3世」というキャラを生み出した人物は自分だといわんばかりです。もし、日本アニメーションのスタッフが考えたキャラだったとしたら、この文章は相当ずうずうしいです。


【こんないい方すると、もしかしたらアニメのスタッフに失礼になるかもしれないけど、池田の予想以上にアニメの出来がよくって本当にうれしいですっ。絵はかわいいし、(略)声優さんたちの声も各キャラクターのイメージにピッタリすぎるっ!】

 漫画版がアニメの設定を拝借して描かれただけの作品だったら、漫画版の作者の頭の中のキャラクターイメージなんてアニメのスタッフには知ったこっちゃないし、「自分の予想以上に出来がいい」などと偉そうなことを言う権利はないはずです。ここでも、「『とんでぶーりん』の原作者は自分だ」という態度で一貫しています。


(22に続く)

『とんでぶーりん』盗作疑惑⑳

(⑲からの続き)


 アニメ版と漫画版で共通しているのは設定のみで、ストーリーは全然違う、となると、池田先生がアニメに関わっていた可能性が低くなり、『な~んとなくブーリン』を盗作した可能性も低くなるわけですが、もし、池田先生が描いた漫画版『とんでぶーりん』がアニメのコミカライズでしかなく、しかもストーリーが全然違う(日本アニメーション側から設定だけを聞かされ、漫画のストーリーは自分の頭で捻り出した)のだとしたら、コミックスの余白に書いてあるメッセージはかなりイタいです。なぜなら、「『ぶーりん』の原作者は自分である」「アニメ版は漫画版を元にして作られている」「ゆえに、自分はアニメ版ぶーりんの原作者」といわんばかりの態度をとっているからです。

 アニメのコミカライズを描いた漫画家はたくさんいます。アニメのスタッフだけで設定を考え、漫画家がその設定を拝借してオリジナルのストーリーの漫画を描くことはよくあることです。しかし、その場合は漫画家は「自分がアニメの原作者」とは言わないだろうし、言ったとしても少しは遠慮がちに言うはずです。
 また、アニメと漫画が同時進行で進んでいて、双方のストーリーが全く違う場合も、漫画家は「自分がアニメの原作者」とは大抵は言いません。「漫画とアニメは別物」と言うはずです。(『セーラームーン』の武内先生や『デビルマン』の永井先生のように。)
 しかし、池田先生はコミックスの中では「自分がアニメの原作者」という態度で一貫しているのです。

 アニメの設定が『ビビデ・バビデ・ぶーりん!!』を元にしていることを根拠にして「原作者」という態度でいるのかもしれませんが、コミックスには『ビビデ…』が『とんで…』の元ネタだと書いてはあっても、「アニメの元ネタ」とは書いてありません。何も知らない人がコミックスのメッセージを読んだら「『ビビデ…』から漫画の『とんで…』が生まれ、漫画の『とんで…』からアニメが生まれた」と思い込んでしまいます。

 しかし、「『ビビデ…』から漫画の『とんで…』が生まれ、漫画の『とんで…』からアニメが生まれた」と読者が思い込んでいても、第3巻の「メイキング…」を読んだら「おや?」と思うはずです。「アニメと漫画の開始が同時だった」とはっきり描いてあるんですから。「漫画を元にしてアニメが作られた。ゆえに、アニメの原作は池田先生」と思っていた読者はここで誰もが「おかしい」と思うはずです。

 池田先生は、自分の描いたメッセージの辻褄が合わないことを、気付いていなかったのでしょうか?
 気付いていても、「子供相手ならわかるまい」と思っていたのでしょうか?
 あるいは、編集部から命令されて仕方なく書いただけだったのでしょうか?

 私は、辻褄が合わないことに気付いていなかった可能性が高いと思います。なぜなら、『空色のおんぷ』のストーリーやセリフもしょっちゅう辻褄が合っていなかったからです。この先生は何も考えないでその場のノリで文章を書く人のような気がしてなりません。
 しかも、この先生は、本気で「自分がアニメの原作者」だと信じ込んでいたふしがあります。「なんとなくそう言ってみたかっただけなんだ。テヘ」なんてもんじゃなく、正真正銘、自分が『ぶーりん』の原作者だと思っているようにしか見えない態度でメッセージを書いているんです。

 次の記事で、その具体的なメッセージを挙げていきます。


(21に続く)

『世界を創った男 チンギス・ハン』第382話

<「総戦力」 11>

 タタル族が抵抗姿勢を崩さなかったので、チンギス・ハンは止むを得ずみな殺しを命じました。
 数百人が殺され、数百人が捕われ、少人数が山中に逃げ込み、軍事政治集団としてのタタル族は消滅しました。
 捕えた者は慣例通り「女と従僕と背丈が車輪の轂(約1.2メートル)に満たない子供は生かして分配し、それ以外の男は全員処刑する」と決めましたが、この決定を酒の入ったベルグテイがチェレン族長に言ってしまったため、「どうせ殺されるなら、一人でも道づれに」とタタル族は番兵を打ち殺して山の中に逃げて籠り、捕われた後も抵抗を続けました。
「こうなったのはベルグテイの迂濶な言葉のせいだ。今後ベルグテイは重要会議には参加せず外の見張りを指揮せよ」
 チンギスは身近な異母弟でも罪と罰を厳しく糺しました。
………続く。


 う~ん、ベルグテイは酒が入るとドジを踏むタイプの人ですか…。三国志でいえば張飛みたいな感じなのでしょうか?

『とんでぶーりん』盗作疑惑⑲

(⑱からの続き)


 コミックス版『とんでぶーりん』の詳しい紹介が済んだところで、お次はアニメについて。

 アニメ版を全話見た方から頂いた情報と、私がネットで調べた情報を総合すると、以下の通りです。


●日本アニメーションが販売したビデオには、第一話から「原案:森真理」のテロップが入っていた。

●ストーリーは、「真珠を108個集める」「果林は光一に惚れている」という部分くらいしか共通していない。

●漫画とアニメの両方に登場しているキャラクターは、設定がほぼ共通している。
・果林の父=新聞記者&カメラマン&編集者
・果林の母=デザイナー(漫画版では専業主婦っぽい描写でしたが、仕事を持っていないとは言い切れませんでした)
・果林の弟=周平(小学生)
・黒羽=果林をライバル視&武者小路琢磨に惚れている&大金持ち
・薫…光一をはさんで果林と恋敵
・真美…柏木とケンカしつつもイイ感じ


●アニメにしか登場しないキャラがいる。
・武者小路琢磨は漫画版では一コマしか登場していないので(しかも黒羽の妄想の中)、アニメオリジナルのキャラといっていい存在。
・果林の弟の周平には「ひとみ」というガールフレンドがいる。
・ぶーりんの正体にうすうす気付いている?人物にジミー松本というキャラがいる。

●アイテムの設定はほぼ同じらしい。
・アニメ版には充電シーンがあったとのことです。
・漫画に登場したアイテム「トンパクト」「ブーレット」はYOUTUBEで第一話を確認したところ、しっかり登場していました。(ただしアニメでは「ブーレット」は「パール・ブーレット」と呼ばれていました。)
・「ぶーりぼん」は玩具化されているので、アニメにも当然出てきたはずです。

 以上のことから、アニメと漫画は「ストーリーが違うが、共通して登場しているキャラやアイテムは設定が同じ」という結論で良いのではないかと思います。

 さて、ストーリーの違いですが、私が思ったのは、漫画版は果林の「惚れたはれた」を中心に話が進んでいて、アニメ版はぶーりんやその他のキャラが巻き起こす「ドタバタ」を中心に話が進んでいるのではないか?ということです。
 実際、池田先生はネット上で、「『ぶ~りん』は普通に恋愛モノのちょっと変わったアプローチで表現したくらいの意識でしかなかったんですよ」と述べています。(池田先生になりすました別人がこの書き込みをした可能性も否定できませんが。)
 アニメ版を直接観ることができないのでタイトル等で想像するしかないのですが、漫画がたったの16話(番外編を入れてもせいぜい20話かそこら)しかない一方、アニメは51話もあったことを考えると、多少話がかぶっている回があったとしても大半はアニメオリジナルの話であり、しかもそのオリジナルの話はほとんどはドタバタコメディだったのではないか…?と想像しています。(違っていたらスミマセン)
 池田先生曰く、「『変身もの』は得意分野ではない」とのことなので(じゃあ、編集部の命令で描いていたのでしょうか?)、おそらくは当時はラブコメしか描けなかったのではないかと思います。(まぁ、『ちゃお』系の漫画家ではそれが普通ですけど…)


(⑳に続く)

(注)アニメ版に関する新しい情報が入ったら、この記事に追加していきます。
 


『とんでぶーりん』盗作疑惑⑱

(⑰からの続き)

【コミックス3巻】


■第13話■あいあいらぶーりん!?(後編)

 ぶーりんとしての自分を光一が好きになってしまったため、なんとかぶーりんを嫌いになるように仕向ける果林だが、まったく効果がない。「ぶーりんとして一生光一と一緒にいよう」と決意するも、真珠を108個ためてしまったらもうぶーりんに変身できないので、「いいことをするのはやめよう」と決意。
 不良からカツアゲされている女の子を助けないでいたら、光一が怒ってぶーりんを殴る。「どうして助けてあげなかったんだよ!」
 不良にボコボコにされた光一を果林に戻って手当てしたことがきっかけで、光一の心は再び果林に傾く。「いっぺんに2人の女の子(←片方はブタなのに?)を好きになっちゃうなんて、オレは男としてサイテーだ」とか言って自分に酔う光一。

●細かい設定●
・女の子が不良からカツアゲされた金額は二千円。(結局、取られたまま…)


■第14話■雨ぶーりんパニック

 ある雨の日、ぶーりんの顔が緑色になってしまう。「変な病気じゃないか」と心配するも、緑色の正体はただのカビだった。


■第15話■夏だ!スイカだ!ぶーりんだ!!

 果林と真美と光一と柏木が海に行く話。(お花見には薫がいたのに、なんでここにはいないの?)
 スイカの大食い競争にぶーりんとして参加して優勝する。

■第16話■ばいぶーピッグガール!!

 ⑤の記事参照。


■番外編■ぶーりんのしっぽ

 「ぶーりんのしっぽにさわると好きな人と両思いになれる」というデマにぶーりんが振り回される話。


■番外編■メタモル・とらぶる

 トンパクトに光一が写った状態で変身してしまったため、果林が光一の姿になってしまう話。


■番外編■夢じゃないよね

 ぶーりんが「池田先生らしき漫画家」の仕事場に行って漫画を描くのを手伝う話。(「ファンレターをもらうとツラいのなんてぜんぜんヘーキなる」って描いてありますけど、『空色のおんぷ』にはファンレターの宛先は載ってませんでした。小四編集部が載せ忘れたのか、それとも本人がファンレターを拒否しているのか…)
 ラストで光一が果林に「オレの嫁さんになってくれ」と言って果林のこめかみ付近にキスをする。

●細かい設定●
・柏木の家はすし屋。
・柏木も真美と結婚する気でいるらしい。


■番外編■メイキング・オぶ・とんでぶーりん

 連載開始前に『ちゃお』に掲載された宣伝漫画。池田先生とアニメの監督の鈴木氏は仲が良さげに描かれている。

■番外編■カレンでぶーりん

 やぶうち優先生との合作。「KAREN」とかいう漫画(知らんわ、こんな漫画)と「ぶーりん」のキャラを合わせて5人戦隊にしちゃってる、おイタが過ぎる漫画。


(⑲に続く)








 

『とんでぶーりん』盗作疑惑⑰

(⑯からの続き)

【コミックス2巻】


■第6話■涙のバレンタインデー(後編)

 北見の真意を知ってしまい、落ち込んだ真美だが、柏木のなぐさめで立ち直る。「捨てるならそのチョコくれよ」と言われ、柏木が真美からチョコを受け取るが、あけてみるとそれは果林の作ったチョコだった。
 その夜、光一からチョコをつっかえされて落ち込みまくる果林の元に、再び光一が現れる。「さっき山川さんがうちに来て事情を話してくれた。勘違いしてごめん!」果林を抱きしめる光一。(『空色のおんぷ』といい、作者はこのシチュエーションが好きなのか?)
 真美とも仲直りし、めでたしめでたし。

●細かい設定●
・果林と真美の友情は薄っぺらい。
・光一は中一とは思えない手の早さ。


■第7話■ひなまつり のぼってラブラブカップルパーティー

 巨大ひな段にクラス全員で昇り、最初に頂上に到着した人がパートナーを選んで「おひなさま」と「お内裏さま」になれる、という企画を黒羽が立てる。(なんか、これと似たような話が『こち亀』になかったっけ…?)
 ひな段から落ちた光一をぶーりんに変身した果林が助け、ぶーりんの姿のまま「おひなさま」と「お内裏さま」になってしまう。

●細かい設定●
・黒羽の憧れの人はテニス部の武者小路琢磨。(黒羽の妄想の中で一コマだけ登場)
・学校で堂々と変身しているのに、誰もそのことに気付かないということは、よっぽど果林には存在感がないということか…。


■第8話■ミニぶーりんの冒険!!

 ブタッ鼻のエネルギー切れにより、ぶーりんが体長10cmほど(推定)になってしまう。光一に拾われたミニぶーりんは、光一の部屋で楽しいひとときを過ごし、そのまま泊まってしまう。
(ミニぶーりんと光一の描写が、明らかに内田春菊の『南くんの恋人』のパクリ。弁解の余地ナシ。)
 一晩経っても帰ってこない果林を、家族と黒羽と真美と柏木と薫が探し回ってくれる。

●細かい設定●
・実は黒羽は結構いいヤツ。
・周囲の心配をよそに光一とのラブラブ生活(つっても一日だけど)にうつつを抜かす果林に責任感という文字はないらしい。(一応最後に反省はしているけど…)


■第9話■ぶーりんの新学期

 中学2年生になった果林が登校中に人助けをする、ただそれだけの話。(学年誌に掲載されたので異様に話が短い。アニメの宣伝のために掲載されたと思われる。)


■第10話■ぶーりんにおまかせ

 光一をぶーりんが助ける、ただそれだけの話。(これも学年誌に掲載。)


■第11話■ポストぶーりんはダレだ!?

 ぶーりんとトンちゃんが喧嘩して仲違いしてしまう。(なぜか唐突に作者が登場しているシーンがある。よほど目立ちたいらしい。)
 トンちゃんは黒羽をいい人だと勘違いして「ポストぶーりん」に選ぼうとするが、性格の悪さを思い知り、果林と仲直りする。

●細かい設定●
・果林が成績もテニスも黒羽にかなわない。
・トンちゃんは人を見る目がない。


■第11話■あいあいらぶーりん!?(前編)

 階段から落ちそうになった果林をかばって光一が足を捻挫。(あれ…?『空色のおんぷ』にもこんなシーンが…。)
 「光一になにかしてあげたい」とぶーりんに変身した果林は、光一から悩み事を聞く。「オレが捻挫したことを心配してくれている女の子が落ち込んでいるんだ…。オレ、その子のこと大好きなんだ!」
 光一の言う「女の子」を薫と勘違いして勝手に落ち込みながらもぶーりんの姿で光一に尽くす果林。一週間後に光一の言う「女の子」が自分のことだと知って一瞬ウハウハになが、その直後、ぶーりんの姿をした果林に「オレ、ぶーりんのこと好きになっちゃったんだ!」と光一が抱きつく。


●細かい設定●
・果林は2年3組。
・2年になっても果林は光一・薫・真美と同じクラスらしい。
・光一は抱きつくのが好きなのか?


■番外編■ぼくたちケンカKids

 光一と柏木がケンカするが、ぶーりんのおかげで仲直りする、ただそれだけの話。


(⑱に続く)

『世界を創った男 チンギス・ハン』第381話

<「総戦力」 10>

「天がわれらを見捨てた証じゃあ。すぐに引き上げよう」
 ナイマン族やオイラト族からそんな声が出ても、吹雪の闇夜に撤退するのは容易ではなく、谷に転げ落ちる者が続出しました。。
 翌朝、チンギス・ハンは「敵軍壊滅」の報らせを聞いて呆気にとられました。
 「助かった」というのが正直な気持ちでしたが、感慨にふけられたのは朝だけで、午後には敗残敵兵の掃討と処理が始まりました。ボロクルを使者としてまずはコンギラト族との降伏交渉をし、コンギラト族はチンギス・ハンの陣営に加わることになりましたが、ナイマンとオイラトはトオリル・ハンに追われ、モンゴル東部の五氏族は北に走り、タタル族の残党は絶望的な抵抗姿勢を固めていました。
………続く。



 ポカーン(゜д゜)状態ですか、チンギス・ハン…
 なんだか日本の「神風」に近い奇跡ですね。
 元寇の時も、日本の武士はポカーン(゜д゜)状態だったのでしょうか…?


『世界を創った男 チンギス・ハン』第380話

<「総戦力」 9>

 冬の間、金朝の大濠は難攻不落の要塞で、連合軍は攻略する手段を欠きました。
 春が近付くと雪に埋めた獣肉が腐り出し、食糧が不足しました。春分直後、焦ったブルイク・ハンとクドカ長老は、慎重論を唱えるジャムカを振り切って進軍し、チンギス・ハンとトオリル・ハンの連合軍も迎撃体制を整えました。
 両軍の指揮官は「コイテン」(寒い所)という所で決戦を申し合わせました。
 チンギス・ハン側ではテプ・テンゲリが祈祷をし、連合軍側ではブルイク・ハンとクドカ長老が「ジャダ」のまじない(雨乞い)をしました。連合軍側のまじないが効果を発揮し、その日のうちに猛烈な風雪が巻き起こりましたが、敵軍ではなく自らの軍に吹き付けたため、ナイマンとオイラトの軍で凍死者が続出し隊伍は散り散りになりました。
………続く。



 雨乞いをしたら、自分の軍に吹雪が来たぁ?またまたギャグ漫画みたいな展開ですか ジャムカもとことんついてないですねぇ…


『つっこみ力』(パオロ・マッツァリーノ著)

 昨日(2月25日)の日経新聞の朝刊に載っていた、強烈な本の広告…その名も


『つっこみ力』


(イラストは漫画家の吉田戦車先生です)



愛と勇気とお笑いと―
これからは、つっこみ力だ!


●つっこみ力の効用
・カドを立てずに議論したい日本人にぴったりです。
・コツをつかめば、凡人や秀才にも習得できます(ボケは奇才・異才の技です)
・学者や専門家の「脅し」が怖くなくなります。
・わかりやすさを大事にします。
・世の中を「正しく」ではなく「おもしろく」します。



 なにやら随分面白そうな本を出してますねぇ、ちくま新書…。
 735円なら、買っちゃおうかな…と思ってしまいました

『とんでぶーりん』盗作疑惑⑯

(⑮の記事および「追加情報」からの続き)


 アニメ版の『とんでぶーりん』を全話チェックした方がDUOBLOGにいらっしゃったので、再び『とんでぶーりん』盗作疑惑の記事を続けることになりました。

 アニメ版との比較をしやすくするために、漫画版の設定&エピソードを書いていきたいと思います。


【コミックス1巻】

■第1話■誕生、愛と勇気のスーパーヒロイン!?

 果林が登校中にトンラリアーノ3世と出会い、お弁当を食べさせてあげたことが縁で「ぶーりん」に選ばれてしまう。光一から貰った写真を競子のイジワルのせいで無くしてしまうが、同じクラスの日高薫が取り返してくれる。バルコニーから落ちた写真を取ろうとして手すりから落下してしまった薫を、ぶーりんが助ける。

●細かい設定●
・果林は同じクラスの水野光一(サッカー部)に惚れている。
・光一も果林に惚れているような雰囲気。(はっきりとは描かれていない)
・同じクラスの日高薫(ひだか・かおる)も光一に惚れているが、果林とは「三角関係」というほどの関係ではない。おじょうさまタイプのおっとりキャラ。
・黒羽競子は単なるイジワルキャラ。光一のことは何とも思ってないので、果林とは恋敵ではない。



■第2話■ダイエット大作戦!!

 ぶーりんの活躍をスクープして自慢する父と、ぶーりんファンの弟を見て、果林は「自分がぶーりんだとバラしてやろうか」とほくそ笑むが、「ぶーりんの正体を知られたら一生ぶーりんの姿のまま」とトンちゃんから聞いてビビる。クラスメートから「お前、最近ぶーりん(みたいなデブ)に似てきてねーか?」と言われ、ダイットを決行するも、競子がごちそうを持ってきて妨害。
 体育祭の準備中、競子の実家が作った巨大看板(『ビビデ…』のコケコッコーのオマージュが見られる)が倒れ、光一と果林が下敷きに。ぶーりんに変身するも、ダイエットのせいで力が出ないが、クラスの巨漢(太田くん)が助け出してくれる。果林はダイエットをやめることにする。

●細かい設定●
・果林の家族は父・母・弟・本人の4人家族。
・父は新聞カメラマン。
・弟の名は周平。小学生。口が悪い。
・母は専業主婦っぽい感じ。(でも、働いていないとは限らない)
・競子の実家は「黒羽コンツェルン」。
・果林といつもつるんでいる友達の名前は真美(まさみ)。めがねっ娘。


■第3話■クリスマスはらぶチャンス

 黒羽邸でクリスマス・パーティーが開かれることになり、手編みのマフラーをプレゼントして告ろうと計画する果林。しかし、ここぞという時に「トンパクト」(変身アイテム兼呼び出しアラーム)が鳴り、何度もぶーりんとして人助けをするはめになり、告白のチャンスを逃す。(なぜかここで作者が登場。相当な出たがりと思われる。)ぶーりんとして人助けから戻ったところに光一と出くわし、夜の12時まで光一と一緒に人助けに励むことに。すべった拍子にぶーりんと光一がキスをしてしまう。

●細かい設定●
・果林は絵が得意。(光一といっしょにパーティーの装飾を担当。)
・光一は薫をなんとも思っちゃいない。(クリスマスプレゼントを貰ってもたいして喜んでいない。)
・果林の家も光一の家も、門限を決めていないらしい。(中学一年生の子供が夜の12時まで出歩いていてもオッケー。)


■第4話■ニセぶーりんを追え!!

 「ブーレット」(真珠を入れておくアイテム)」にたまった真珠がまだ23個なのを見て、正月早々溜息をつく果林。「お正月だから真珠を奮発してもいい」とトンちゃんに言われ、人助けに励む。が、ニセぶーりんに何度も先を越されてしまう。ニセぶーりんの正体、それは………実は、光一。「一生懸命人助けをしているぶーりんに、せめてお正月くらいは休んでもらおうと思って…」とのこと。

●細かい設定●
・光一はコスプレバカ。
・果林は人助けよりも真珠の数が大事?


■第5話■涙のバレンタインデー(前編)

 テニス部の先輩北見から優しくされ、好きになってしまう真美。真美と仲がいいクラスメートの柏木はガッカリ。
 真美に喜んでもらおうと、果林は北見に付きまとってのプロフィールを聞きまくるが、その姿を真美と光一に見られ、2人は「果林は北見が好き」と勘違い。しかし翌日に真美からの疑いは晴れる。
 果林がぶーりんとして人助けをしている時、偶然、北見がとんだくわせモノだと気付く。北見は、男子部員でバレンタインに貰えるチョコの数を競っていたため、真美に思わせぶりなそぶりを見せていただけなのだった。
 真美に「北見先輩にチョコを渡しちゃだめ」と警告するが、「あんたやっぱり北見先輩が好きなのね」とまたもや勘違い。朝、光一の机に忍ばせたチョコも、後で光一に突っ返されてしまう。

●細かい設定●
・果林と真美はテニス部。
・真美の苗字は山川。
・果林は恋のキューピッド気取り。


■番外編■恋はカッコわるい!?

(タイトルは、アニメOP主題歌「愛はカッコわるい」のオマージュらしい。)
 果林・光一・真美・柏木・薫の5人でお花見に行く話。隣のシートに座っていたおっさんのお酒を間違えて飲んでしまい、酔っ払いながらぶーりんに変身し人助けをする。ぶーりんのまま寝てしまったところを光一に発見され、寝ぼけたぶーりん(=果林)が光一に告白。光一は「ボクも好きだよ」と答える。

●細かい設定●
・果林は料理が下手。
・薫は料理が上手。
・いつも果林は真美としかつるんでいないのに、なぜここに薫がいるのか?薫はお花見に一緒に行くほど果林&真美と仲がいいということか。



(⑰に続く)

『世界を創った男 チンギス・ハン』第379話

<「総戦力」 8>

 連合軍とトオリル・チンギス枢軸は大興安寮を挟んで長い間対峙する格好になり、自らの軍と族の乏しいジャムカの権威は低下していきました。
 家族も家畜も連れてきたトオリル・チンギスの枢軸は退屈と食料難は免れても異郷の寂寥感と金軍への不安に苛まれたので、チンギス・ハンは「軍歌」を作り、コルコスンに曲を付けさせました。曲の最後にはモンゴル特有の「フレーフレー」を重ね、やがてこの唄声は「タタールの響き」としてユーラシア全土の広まり、「フレー」の掛け声は世界語になりました。
 チンギスのもう一つの工夫はテプ・テンゲリを招いてトオリル・チンギスの必勝を告げる「天の声」を伝えさせることでした。この「天の声」は人々に希望と落ち着きを与えました。
………続く。


 
 「フレー」って、もともとはモンゴルの掛け声だったんですね トリビアに投稿したら採用されるかもしれませんね

 それにしても、今回の挿絵は何やら凄いことになっています。


テプ・テンゲリの足、短すぎ

『とんでぶーりん』盗作疑惑(追加情報)

【追加情報1】 ⑮までの記事をアップし終わった後に色々調べていたら、アニメの『とんでぶーりん』に「原案:森真理」というテロップが入ったのは「第6話から」という情報を得ました。

 http://park8.wakwak.com/~harasawa/こちらのHPに、アニメ版『とんでぶーりん』の細かい情報がかなり載っていました。
http://park8.wakwak.com/~harasawa/animeprogram/buta.htmlこちらのページに、スタッフ全員の名前と全話のタイトルが載っています。各話の登場キャラと担当している声優さんも全部分かります。




【追加情報2】紀伊国屋BookWebの『な~んとなくブーリン』2巻の解説が「ちょっとマヌケづらだけど、不思議生物・ブーリンは充電式の新型ペット。得意の魔法で子供たちと一緒に奇想天外大冒険!! 」になってるのを発見しました… 紀伊国屋書店さん、この解説はあんまりです



【追加情報3】アニメ版の『ぶ~りん』に詳しい方からアニメの情報を色々と頂いたので、過去記事にいくつか変更点があります。
 間違いは随時訂正していきますので、皆様ご了承下さい。
 今のところ、間違いが多いのは⑦の記事なので、この記事は大幅に訂正いたしました。
(間違った記事はそのままにして、⑯以降の記事で訂正しようかと思ったのですが、そうすると検索で個別の記事に辿りついた方がいた場合、⑯以降の記事に気付かない可能性があるので、矛盾がない程度に修正することにしました。)


 後から出てきた『ぶーりん』関係の情報は、この記事に随時付け足していきますので、カラ上げ状態になることが多いかと思います。予め謝っておきます。申し訳ありません

『世界を創った男 チンギス・ハン』第378話

<「総力戦」 7>

 大集団がカルカ川水源地の峠を越えるのには十日ほどもかかりました。
「慌てず焦らず、一人一物も残さぬのがこの際の勝利ぞ」といい聞かせるチンギス・ハン。今回の作戦は敵の大軍に兵糧も情報も与えない一種の「焦土作戦」でした。
 これに対してジャムカは苦心惨憺して築いた大連合の結束と共同作戦にこだわり、「直ちに出動して移動中のトオリル・チンギス枢軸を急襲すべきだ」というチェレン族長の提案に頭を振りました。
「敵は逃げ腰。急いて危ない戦を仕掛けることもあるまい」
 ゆっくりと南下したジャムカ軍は、ナイマン族やオイラト族の大軍とほぼ同時に到着。すべてジャムカの計算通りでしたが、たった一つの計算違いは「そこに敵がいない」ということでした。
「トオリルとチンギスは、卑劣にも金朝の大濠の向こうに逃げ込んだ。大興安嶺を越えて追撃しよう」
 しかし、ジャムカに従う者はいませんでした。
………続く。



 あああぁぁ ここでもギャグ漫画のような展開が チンギス・ハンの苦境っぷりもギャグ漫画のようでしたが、「せっかく大連合が集結したのに、そこに敵がいない」という状況の方がギャグ的な状況としては上ですね。漫画だったら、大連合の前に風がピュ~ッと吹いているシーンになるでしょうね…。(漠北には落ち葉がなさそうだから、風を表現するのは難しいかな?)

 落ち込むなジャムカ!勝負には負けたけど、ギャグでは勝ってるぞ!(なぐさめになってない?)

『とんでぶーりん』盗作疑惑⑮

(⑭からの続き)


 「たとえ『とんでぶーりん』が盗作であったとしても、この程度のパクりは漫画・アニメ業界では普通のこと。いちいちあげつらう事ではない」という主張もあるでしょう。実際、過去を振り返ってみれば、『ウェディングピーチ』は『セーラームーン』のパクりだと騒がれましたし、『東京ミュウミュウ』は『セーラームーン』と『おジャ魔女どれみ』をパクッているのが明白でしたし、『おジャ魔女どれみ』にしたって『ママは小学四年生』が混じっていました。タイトルが似ているだけのアニメなら『遊戯王・デュエルモンスターズ』と『デュエルマスターズ』、『ポケモン』と『デジモン』があります。(注:似ているのはタイトルだけで、ストーリーは似ていません)

 ですが、こういった例と、『とんでぶーりん』『な~んとなくブーリン』を同列には扱えません。なぜなら、『とんでぶーりん』と『な~んとなくブーリン』は、同じ土俵に上がっている作品同士ではなかったからです。

 『とんで…』と『な~んとなく…』が、ほぼ同時期にアニメ化した作品であったのなら、まだマシだったのです。視聴者は両方の作品を見比べてみて、面白いと思う方を評価すればいいだけの話なんですから。「『とんで…』は『な~んとなく…』のパクりっぽいけど、面白いからいいや」という意見もあるでしょうし、「いや、パクりはやっぱり許せない。自分は『な~んとなく…』派だ」という意見もあるでしょう。あまりにもパクりが酷くて許せないレベルだというのなら、パクった方のアニメは評判がガタ落ちし、関わった企業もそれなりに損害をこうむる(関連商品が売れなくて赤字になる、とか)わけですから、パクる方だって一応は覚悟を決めてパクるわけです。

 ですが、『な~んとなく…』はアニメ化していませんし、それどころか、(ネットの情報が正しければ)『とんで…』がアニメ化した時にはコミックスが絶版だったようです。これでは、森先生と『サンデー』編集部が声を大きくしなければ、『とんで…』が『な~んとなく…』のパクりである可能性に気付く人はかなり少なかったはずです。気付いたとしても、ネット環境が整っていない人の場合は、どこでこの問題を提起すればいいというのでしょうか?(当時はパソコンを持っている人は今よりもぐっと少なかったわけですから…)

 今となっては『とんで…』のコミックスも『な~んとなく…』のコミックス(再販バージョン)も絶版ですし、『とんで…』のアニメはここ数年CATVなどで再放送していません。レンタルビデオ屋にビデオが置いてある可能性も低いですし、わざわざ数万円払ってDVDボックスを買う人もごく少数でしょう。「人間がブタに変身する漫画」といえば、三原順の『ムーン・ライティング』(トマス・リブナーが半月と新月の中間の日にブタに変身する)や高橋留美子の『らんま1/2』(響良牙が水をかぶるとブタに変身する)の方が有名です。『とんで…』も『な~んとなく…』も、ほぼ同じ土俵の作品になってしまったのです。『とんで…』が本当に盗作だったとしたら、今の状態はそれ相応、ということになると思います。(盗作でなかった場合にはお気の毒ですが…)

 勢いで『とんでぶーりん』の盗作疑惑を検証するような記事を長々と書いてしまいましたが、とりあえず『ぶーりん』ネタはこれで終わりにします。お付き合いして下さった皆様、どうもありがとうございました
(実は、芋づる式に他にも色んなネタが出てきたのですが、それはまた別の記事で…

『とんでぶーりん』盗作疑惑⑭

(⑬からの続き)


 「盗作だろうと何だろうと、『とんでぶーりん』という漫画は面白いんだから別にいいじゃないか」という主張ももちろんアリだと思います。読者がそれで満足できるのなら、それはそれで別にいいでしょう。
 ですが、『とんでぶーりん』という漫画が面白いからといって、それを描いた漫画家が有能かどうかは別問題です。なぜなら、この漫画はアニメ版の『とんでぶーりん』のストーリーを少し手直しして描いただけの可能性が高いからです。(アニメを見ていないので断定はできませんが。)

 『とんでぶーりん』のベースとなった『ビビデ・バビデ・ぶーりん!!』は池田先生が一人で考えたはずの漫画ですが、『ビビデ…』から『とんで…』に引き継がれた設定はさほど多くありません。

【引き継がれた設定】
●「ぶーりん」というタイトル
●キャラの名前(「ぶーりん」「国分果林」「水野光一」)
●「人間→ブタ」という変身パターン
●ぶーりん・水野・黒羽の外見(ただしぶーりんと黒羽に関しては『とんで…』でまつ毛が追加)

【引き継がれなかった設定】
●果林の外見(『とんで…』では髪型が変わり、まつ毛が追加)
●黒羽鶏子の名前(『とんで…』では競子)
●黒羽の変身(『とんで…』では変身しない)
●変身の呪文(『ビビデ…』は「ビビデ・バビデ・ぶーりん!!」、『とんで…』は「バビブベ!ぶーりん!!」



 もし、『ビビデ…』から『とんで…』に引き継がれた設定のうち「ぶーりんというタイトル」「人間→ブタという変身パターン」が『な~んとなく…』から拝借したものであったとしたら、『とんで…』で原型を留めている池田先生の正真正銘のオリジナルの設定は「キャラの名前」と「ぶーりん・水野・黒羽の外見」くらいしかないのがお分かりいただけると思います。

 漫画版『とんでぶーりん』がアニメ版と全く違った内容であり、漫画には漫画ならではの面白さがある可能性ももちろんあります。アレンジメントの上手さも漫画家を評価する大事な要素であることは認めます。ですが、同じ漫画家が描いた『空色のおんぷ』の酷さを考えると、私にはどうしても「アレンジメントの上手さを評価できる漫画家」とは思えません。池田先生のファンの方には申し訳ないとは思いますが、これが私の率直な感想です。


(⑮に続く)

『とんでぶーりん』盗作疑⑬

(⑫からの続き)


 ⑩~⑫で長々と推測を並べたのは、「盗作を疑うのなら様々な視点から疑わないとフェアじゃない」と思ったからです。
 とはいえ、『空色のおんぷ』の突っ込み記事を長らく書いてきた私としては、やはり池田先生と小学館への疑惑を払拭するのは難しいです。

 そもそも、私が「ぶーりん盗作疑惑」に興味を持ったきっかけは、小学館の『小学四年生』に掲載されていた池田先生の『空色のおんぷ』があまりにも突っ込み所がありすぎる漫画だったからです。そして、『小学四年生』をネタにし出したきっかけは、やぶうち先生の『ないしょのつぼみ』があまりにも酷い内容だったからです。
 『ないしょのつぼみ』の対象としている読者が明らかに「いい年したおにぃさん」だということを考えれば、同じ雑誌に掲載されている『空色のおんぷ』が『とんでぶーりん』の作者と同じだと気付く読者が出たとしてもなんら不思議はないはずです。(ロリオタにはアニオタも多いでしょうから…。)そして、『とんでぶーりん』に盗作疑惑があったことを覚えている人がいる可能性だってあるはずです。

 なんで小学館は、以前盗作を疑われたことがある漫画家に、再び盗作が疑われても仕方がないような漫画を描かせたのでしょうか?

 「読者が小学生なら、『空色のおんぷ』が『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』に似ていることに気付くわけがない」とか「小学生なら『とんでぶーりん』の盗作疑惑なんて知るはずもない」と思っていたのでしょうけど、『ないしょのつぼみ』をロリオタのウケ狙いで掲載していれば、いつかは『空色のおんぷ』がロリオタ兼アニオタの目にとまることくらい予測できるでしょうし、私のように子供用に買った学年誌を読んで懐かしがる母親だってもちろんいます。なんで小学館は「大人の目にとまるかもしれない」というリスクを考えずに『空色のおんぷ』を掲載してしまったのでしょうか…。

 『小四』の編集部が『とんでぶーりん』の盗作疑惑を知らなかった可能性もありますけど、だからといって、盗作を疑われても仕方がない漫画を掲載する理由にはりません。『のだめカンタービレ』はドラマ化・アニメ化するくらい有名ですし、『ピアノの森』も映画化するほど評判がいい漫画なんです。編集者たるもの、有名な漫画にはチェックを入れていてしかるべきだと思うのですが…。それとも、「この程度の類似なら問題なし」とみなして掲載を許したのでしょうか?

 『空色のおんぷ』が『のだめ』や『ピアノの森』に似ているのは単なる偶然という可能性ももちろんあるわけですが、たとえそうだとしても、『空色のおんぷ』の酷さは並じゃありません。

●話の辻褄が合わない。
●伏線の張り方がおかしい。
●セリフの内容がおかしい。
●各エピソードの関連性が低く、ストーリー全体にまとまりがない。
●クレヨンしんちゃんもシャッポを脱ぐようなモラルの低さ。
●年齢にそぐわない登場人物の態度。(例:抱きついて告白)
●音楽漫画でありながら、音楽を愚弄している。


 ここまで酷い漫画を描いておきながら、さらに過去に盗作を疑われたことがあるときたら、誰だってこの漫画家への心証は悪くなるでしょう。


(⑭に続く)

『世界を創った男 チンギス・ハン』第377話

<「総戦力」 6>

「ボロクルよ、ハッサンと共にトオリル・ハンのところに行き、こう申せ。『四辺の情況甚だ厳しい折から、わが主君チンギス・ハンは大濠の東において冬を越すこととしました。金朝には事を構える兵力と意思がありません。オン・ハン陛下もチンギス共々大濠の東で冬を越されてはいかがでしょうか。氷の融けるのを待って連合軍を撃破しましょう』と。今、金朝は財政が底を衝き丞相は病に伏しておる。大濠の内側も有効に統治できまい」
「もし、オン・ハン陛下が承知されなければ…」
「口説け。トオリルとセングンが承知するまで口説け」
 翌日、ボロクルが発つと同時に、チンギスは「大濠の東に移動して冬を越す」と全集団に告げました。
・・・・・・・・・続く。



 えっ…逃げちゃうんだ…(・_・;)
 まぁ、漠北の遊牧民は逃げるを恥としないから、今までも逃げてたことは多かったわですけど…。
 金朝を盾にしちゃうのかぁ…。
 金朝にかかなり迷惑な作戦ですけど、金朝はどう出るんですかねぇ…。


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