更紗のタペストリー(L)

auoneblogから引っ越してきました。 主に、アート・書籍・音楽・映画などについて語ってるブログです。 もうひとつのブログ(http://sarasata.seesaa.net/)では、日経新聞の連載小説の感想を綴っています。

2007年07月

映画『ピアノの森』

 テレビで『ピアノの森』の映画のCMを観たら面白そうだったので、劇場まで行って観てきました。


 原作は一色まことで、掲載誌は元々は「アッパーズ」でしたが、廃刊になってしまったので現在は「モーニング」に移っています。

 実は、私は一色まこと先生の昔の絵柄があまり好きではなく、特に『出直しといで!』の頃は『じゃりん子チエ』の絵をちょっと丁寧にしたようにしか見えなくて、この先生が音楽漫画を描いていると知った時は正直言って意外に思いました。(一色先生、ごめんなさい

 「アッパーズ」という雑誌は漫画家がやたらに休むことが多い雑誌(多分、編集長が漫画家に優しかったんでしょうね)だったので『ピアノの森』もしょっちゅう載ってなくて、しかも、「アッパーズ」を買っていたうちの旦那は『バジリスク』目当てだったので『バジリスク』が載っていない時は買ってきてくれず、『ピアノの森』はほんのちょっとしか読んでいませんでした。
 『空色のおんぷ』パクり疑惑(パクり疑惑があるのは『空色のおんぷ』の方で、『ピアノの森』は”パクられ”の方です、念のため)が浮上した時に一気読みしようと思ったのですが、古本屋に全然置いてない(というか、全巻置いてある店があったのに、油断していたら全部売れてしまった)ので、未だにちゃんと全部読んでいません。(『ピアノの森』を教えてくださったみりあさま、申し訳ありません

 さて、前フリが長くなってしまいましたが、映画版『ピアノの森』は、大人も子供も楽しめる極上の映画になっています。音楽がテーマなので音響がいいのももちろんですが、絵も声優さんもとてもいいです。色彩はジブリ映画に近い感じですが、作画や演出のセンスはジブリよりもよっぽど上だと思いました。(ま、私がジブリ映画に偏見を持っているせいもありますが…。)

 ただ、ちょっと気になったのは一ノ瀬海の声。担当は上戸彩なのですが、せっかく声の演技が上手なのに、あまりにもオンナノコオンナノコした声質なので、「一ノ瀬海」というキャラにはあまり合ってないような気がしました。脇役を担当している声優さんに松本梨香や田中真弓がいるんだから、この2人のどちらかに海を担当してもらえばよかったと思うのですが…
 とはいっても上戸彩の声の演技はかなり上手いので、気にならない人は気にならないと思います。
 雨宮修平の声は子役の俳優(神木隆之介)が担当しているので、ごく自然な演技でした。

 声の演技が意外に上手くてびっくりしたのが、「雨上がり決死隊」の宮迫博之。阿字野壮介役と知った時は「なんで宮迫!?」と思いましたが、これがもうドンピシャ!芸達者な人だとは思っていましたが、アニメのアフレコも上手かったとは もう、お笑いの方は止めて声優として生きていってもいいんじゃないかと思いました。

 ストーリー面は、「少年達のひと夏の思い出」的なニュアンスだったのがちょっと物足りなかったのですが、2時間でソツなく話を収めるには仕方がないかな…とも思いました。海も修平も、とんでもなくピアノが上手いのに「天才っぷり」「秀才っぷり」があまり強調されてなくて、「普通の少年らしさ」の部分が前面に押し出されている感じがしました。多分、「夏休み映画」であることを前提に作られたからだとは思いますが…。

 『のだめカンタービレ』みたいに実写でドラマ化すればもっと違ったアプローチで話を展開できると思うのですが、それは贅沢な要求でしょうかねぇ…。

世界を創った男 チンギス・ハン』第532話

<久遠の蒼穹 5>

「その三つの条件とは…」とヤラワチに訊ねるチンギス・ハン。
「まず第一に、今以上の税は取らんことだす」
「低い税だけではやって行けぬ者も多いが…」
「それ故、第二に、私奴にお金を発行する権限を与えて頂きます」
「よかろう。金、銀、銅いずれのお金でも発行することを許そう」
「私がお願いしてるのは紙だけのお金を出せる権限ですねん。世界の隅々まで通用する紙幣を造って、帝国の財政を百年間は不足させまへん」
 のちにヤラワチは不換紙幣を増発して帝国の財源とすり一方、「オルトク」と呼ばれる投資ファンドの創設をします。
「それからもう一つ。ヘラートの住民を皆殺しにしとくなはれ。可汗に一度は降りながら反旗を翻した街は必ず潰せば、サマルカンドの私も安全になります」
………続く。



 多分、モンゴル帝国の投資ファンド(オルトク)と現在の投資ファンドはシステムが違うんだろうけど、その概念を当時の遊牧民が考え出したっていうのが凄いなぁ…。すごい商売上手だなぁ。


世界を創った男 チンギス・ハン』第531話

<久遠の蒼穹 4>

 1222年春、パルワン高原に帷幕を張ったチンギス・ハンは数少ないモンゴル軍で治安を維持し、行政を行き届かせる方法を考えました。
「信仰の自由を保証し、各地の文化を尊び、万事は住民統治に委せます。漠北のほか、領地を旧金国領、アルタイから天山まで、旧ホラズムの三つに分け、行政府を置くのがよろしいかと…」とシギ・クトク。
 チンギスはこの案を入れ、皇居(オルド)の他の三都に高等行政府(漢語で「等処行尚書省」)を置くことにしました。
 長官(サーヴィフ)には、中華の燕京にムカリ、ビシュバリクにチンカイ、サマルカンドにマフムド・ヤラワチに決定しましたが、ヤラワチは「この難しい役職を引き受けるのに三つの条件があります」と言いました。
………続く。


 ああ、そういえば、CATVの「ヒストリーチャンネル」でモンゴル帝国の特集を見たとき、「少ない軍で見事に治安を維持していた」って言ってたなぁ…。通常、治安維持には物凄くコストがかかるのに、モンゴル帝国は安上がりかつ完璧な治安維持を実現したんだそうです。その方法って、ヤラワチが考えたのか

世界を創った男 チンギス・ハン』第530話

<久遠の蒼穹 3>

 1222年五月、長春真人を招いたチンギス・ハンは、不良長寿の妙薬を知っているかどうかを問いましたが、「長生の妙薬なし、養生の道あるのみ」との答えが返ってきました。
 長春真人の説くところは平凡で、それに対するチンギス・ハンの反応も常人のもので、禁酒を勧められれば「全く飲まないに越したことはないが、全く飲まずにいられるだろうか」と答え、落馬した時に「御高齢故、狩はお控えになるように」と言われれば「狩は幼年期からの習慣故すぐに全く止めるのは難しい」と答えました。
 チンギス・ハンが長春真人に宛てた手紙には、自己分析が示されていました。
「朕には、得に際立った資質が備わっていない。朕が勝てたのは、朕の武勇がすぐれていたからではなく、敵の能力が足りなかったからだ」
「朕は臣下の者をわが子のように扱おうと努めている。才あるものは氏族身分に関わりなく兄弟のように遇した。朕と臣下とは常に原則において一致し、愛情によって結ばれていた」
………続く。



 チンギス・ハンほどの成功者ならば死後は神格化されそうなものですが、人間くさいエピソードが沢山残っているのは、モンゴル人の気質とかお国柄とかも関係しているんですかねぇ…。




世界を創った男 チンギス・ハン』第529話

<久遠の蒼穹 2>

 「天地の形を知りたい」というチンギス・ハンの希望に答えられる者はなく、耶律楚材も「やがて地が果て、真の大洋になります」というばかりなので、チンギス・ハンは学者よりも間諜に探らせることにし、末子トルイの息子メンケ・フビライ・フラグにも伝えました。
 この任務は忠実に果され、フビライの晩年には 「混一彊理歴代国都之図」という世界地図ができました。
 また、チンギス・ハンは人々の考え方や信仰にも興味を持ち、アシュラフという法官と祈祷指導官にイスラムの教義や教律を説明させましたが、いちいち頷いていたチンギス・ハンもメッカ巡礼には異議を唱えました。
「アラーの神が全能であれば、どこでお祈りしても聞こえるはずだ」
………続く。



 メッカ巡礼って、もしかしたら、信仰うんぬんよりも経済効果が重要なのかも…。(巡礼している人達はもちろん真面目なんだろうけど)


日経朝刊の次の連載小説

 今日の日経新聞の朝刊には、来月から始まる連載小説の紹介が載っていました。
 タイトルは『望郷の道』。
 作者は北方謙三氏。
 挿絵は、なんと…私の大好きな天明屋尚氏 いやっほ~

(天明屋尚氏については2006年12月15日の記事をご覧下さい。)


《本紙朝刊連載小説、堺屋太一氏の「世界を創った男─チンギス・ハン」は八月五日で終わり、六日から北方謙三氏の「望郷の道」を掲載します。(略)今回の連載は「バナナキャラメル」などで近代日本製菓史に足跡を残した新高製菓の創業者、森平太郎をモデルにした小説です。森は佐賀県出身で、北方氏の曽祖父にあたります。作者にとって、初めて自らのルーツを探る作品となります。
 挿絵と題字は、浮世絵からポップアートまで様々な絵画の技法を駆使した作風で注目される、現代美術家の天明屋尚氏が担当します。ご期待ください。》



 ああ…どうしよう…内容よりも挿絵が気になります…(北方先生ごめんなさい
 『愛の流刑地』『世界を創った男』と2作連続で日経の小説をブログネタにしてきたから、次は止めようと思っていたのに…挿絵担当が天明屋尚氏とあっては無視できないじゃないですかっ

 でもなぁ…使用中の画像容量が既に40%くらいいってるしなぁ… 挿絵込みでネタにするのはDUOBLOGでは限界かも…
 どこか他のブログサービスを探すしかないか?

世界を創った男 チンギス・ハン』第528話

<久遠の蒼穹 1>

 1221年末、インダス川を渡ったチンギス・ハンは季節が進むと共に暑さに苦しみました。暑さによって多くの人馬が倒れ、陣中には疫病が広まりました。
 そんな時、鉄門城の付近で鹿に似た緑の一角獣が近臣によって見かけられました。
「それは『角端』という動物で、世界中の言語を解します。みだりに流血が過ぎるとこの動物が現れるのです」と耶律楚材が解きましたが、実はこれはチンギスの側近たちが撤退のきっかけを作るのにひと芝居打ったのでした。
 1222年、チンギス・ハンはヒンズーシュ山脈を西に越え、パルワン草原で夏営しました。
 インドでの体験でチンギス・ハンは自らの寿命とモンゴル軍の限界を感じました。
………続く。



 インド人の強さに負けたわけではなく、インドの暑さに負けたんですか、モンゴル軍は
 いや、でも、そんな暑さにも耐えられるインド人はやっぱりモンゴル軍よりも強いのか…?
 モンゴル軍もカレーを食べれば暑さに耐えられたかもね…

コミック版『フューチャー・イズ・ワイルド』(作画:小川隆章)

 「漫画アクション」で不定期連載されていた『フューチャー・イズ・ワイルド』のコミック版(作画は小川隆章先生)を購入しました。
 (TV番組の『フューチャー・イズ・ワイルド』については4月23日の記事をご覧下さい。)



 TV版『フューチャー・イズ・ワイルド』は、架空の生物の解説を淡々と続けている番組でしたが、コミック版はそこに「ストーリー性」を付加したものとなっています。
 TV版は「どんな生物でも必ず絶滅する」というみもふたもない前提で作られているので、観ているとじわじわと絶望感が湧いてくるのですが、コミック版はどのエピソードにも微妙に「希望」があるので、読んでいて気分が滅入ってくることはありません。家畜状態に成り下がっている地上最後の哀しき哺乳類「ポグル」のエピソードでさえ、「希望」のある内容になっているのはお見事です 架空の生物といえども、作者の「愛」が注がれているのが分かります。

 ストーリーも良いのですが、画力も凄いです。スノーストーカー(500万年後のクズリの子孫)やバブカリ(500万年後のオマキザルの子孫)の絵は毛の触感が伝わってくるほど細部まで丹念に描き込まれていますし、デザートホッパー(2億年後のカタツムリの子孫)の角質化した外皮やオーシャンフリッシュ(2億年後のタラ科の魚の子孫)の鱗は「どれだけ手間をかければスクリーントーンだけでこんな風に表現できるんだろう」と不思議に思えてきます。多少はアシスタントに任せた部分もあるかもしれませんが、それにしてもものすごい忍耐力と集中力です。

 私が読む漫画は子供向きではないものばかりなのですが、このコミック版『フューチャー・イズ・ワイルド』は小学校高学年くらいの子ならオススメできます。「トラトン」のエピソードは大人も子供も感動で涙が止まらなくなること請け合いです


世界を創った男 チンギス・ハン』第527話

<「朕は災難である」 9>

 チンギス・ハンは自らの生涯を振り返って「三度罪を犯した」と語っており、一度目はブリ・ボコを殺させたこと、二度目はトオリル・ハンの使者イトルゲンを謀殺したこと、三度目はバルフにおける数万人の住民虐殺でした。チンギス・ハンはバルフの町が降伏したにもかかわらず「人口調査」と偽って住民を城外に連れ出した上で皆殺しにしました。
 その頃、ジェラール・ウッディーンは自滅状態になっており、鹵獲品の分け前でおきた諸部族の争いのせいで兵の大半が去ってしまい、インドに逃げ込もうとするもインダス川畔で追い付かれてしまい、兵の大半は溺死しました。
 チンギス・ハンはジェラール・ウッディーンを「勇士」と讃えましたが、政治的存在としては許さず、追撃を命じました。
………続く。



 ん?ベクテルをぶっ殺したのは「罪」のうちには入らないのかな…?
 あれは正当なる処刑だったってことか


世界を創った男 チンギス・ハン』第526話

<「朕は災難である」 8>

 ガズニ地方でムハンマドの長子ジェラール・ウッディーンが大軍を集めているとの情報が伝わり、直ちに攻撃に向かったチンギス・ハンでしたが、南進の途上のバーミヤンで二男チャガタイの息子ムトゲンが戦死し、チンギス・ハンはバーミヤンの町を徹底的に破壊しました。
 この間にジェラール・ウッディーンは七万騎の大軍を率いてパルワンに進出しました。
 激戦の結果、モンゴル軍は全面的敗走となりましたが、チンギス・ハンは敗北したシギ・クトクを厳しくは責めず、恥を恐れず敗因と損害を正確に語ったシギ・クトクを大断事官の職に留めました。
………続く。




 孫を殺されただけあってチンギス・ハンの怒りは凄まじいものだったようですね…。
 バーミヤンといえばタリバンに遺跡を破壊されたことで国際的に注目を浴びてた時期がありましたが、文化の交差する地域は色々な災難があるのですね…


「春のPTAセミナー」の酷すぎる講演(その4)

(「その1」の記事は6月22日、「その2」の記事は6月26日、「その3」の記事は7月4日に書きました。)

 それでは、講師の言う「夜行性ベビー」とは一体何なのでしょうか?
 それは………ズバリ、「夜にぐっすり寝てくれない赤ちゃん」。ただ単にそれだけ。

 夜寝てくれない赤ちゃんなんて世の中には沢山います。育児の悩みの定番です。
 わざわざ「夜行性ベビー」などという言い方をするこの講師の目的とは果たして何なのかというと、おそらくは「サイレントベビー」のような流行語(といってもたいして流行りませんでしたが)を目指しているのだろうと思われます。

 一時期、ほんのちょっとだけ流行り、すぐに忘れられてしまった「サイレントベビー」なる単語を記憶している方はいらっしゃるでしょうか?おそらく覚えている方はそう多くは無いと思うので説明させていただきますが、ようするにこれは「感情表現に乏しい赤ちゃん」のことです。
 具体的には「泣かない」「笑わない」「元気よく動かない」などの症状がある赤ちゃんのことです。
 原因は、母親とのコミュニケーション不足や育児放棄(ネグレクト)だとされています。

 しかし、児童心理学や発達心理学などに興味のある方なら、「ちょっとまて」と思うでしょう。それは「Frozen watchfulness」(凍てついた凝視)とはどう違うのか…?と。
 「Frozen watchfulness」(凍てついた凝視)とは、虐待された子供たちが示す表情(=無表情)を指します。ささやななえの漫画『凍りついた目』(原作:椎名篤子)がベストセラーになったのでご存知の方も多いと思います。

 ここで注意しなければならないのは、「表情が乏しい」という症状は必ずしも後天的なものばかりではない、ということです。自閉症やアスペルガー症候群なども、子供の表情も乏しい傾向にありますが(とはいっても、必ず表情が乏しいわけではなく、逆に感情表現が激しすぎる子供もいます)、これは先天的なものであって、決して後天的なものではありません。「Frozen watchfulness」(凍てついた凝視)とは明らかに別ものです。漫画『凍りついた瞳』は虐待の中でも特に酷い事例を扱った漫画なので、登場人物の中には心を堅く閉ざしてしまった被虐待児が出てきますが、これは明らかに「自閉症」ではありません。虐待によって「後天的に」心を閉ざしてしまった子供達です。

 それでは、「サイレントベビー」はどうでしょうか?「Frozen watchfulness」(凍てついた凝視)のように、自閉症との区別はちゃんとついているのでしょうか?
 答えは、おそらくは「NO」でしょう。私は「サイレントベビー」に関する説明で自閉症との違いに言及しているものは見たことがありません。(もし、あったらごめんなさい。)
 そもそも、自閉症かどうか診断することは乳児の段階ではかなり難しいです。よほど重度でない限り、診断がつくのは早くても2歳くらいでしょう。高機能自閉症(知的障害の伴わない自閉症)であれば診断はもっと遅れるはずです。
 健常児であっても、口数が少なかったり、感情の起伏が激しかったり、神経質だったりすると、2歳児検診や3歳児検診の時に自閉症が疑われる場合があります。自閉症といっても健常者に限りなく近い人もいますし、逆に健常者とされている人の中でも自閉症に近い気質の人がいるわけですから、心や体が発達途上にある子供を自閉症かどうか診断するのは容易なことではないのです。
 私がテレビで「サイレントベビー」に関する報道を見た時は、インタビューに答えていたのは小児科の医師だったのですが、はっきりしたデータも示さずに「最近は急激に大人しい赤ちゃんが増えている。赤ちゃんはうるさいのが普通なのに、大人しい赤ちゃんばかりが増えているの異常だ。これは母親の育児の姿勢に問題がある」というような発言をしていました。
 ”赤ちゃんはうるさいのが当たり前”という考え方は育児中の母親にとってはとてもありがたいのですが、一般的には赤ちゃんがうるさいのは”あたりまえ”でもなんでもなく、大抵は周囲から睨まれます。病院だろうとファミレスだろうとスーパーの中だろうと、ほとんどの母親はいかに子供を大人しくさせるか気を使っています。(うるさい子供をほったらかしにする親ももちろんいますが…)
 子供を3人も4人も連れている場合は大人しくさせるのは至難の業ですが、1人なら(よほど気性の激しい子でもなければ)なんとかご機嫌をとっていられます。病院に「大人しい子」が増えているように感じるのは、ただ単に少子化の影響かもしれないと、この医師は考えないのでしょうか?

 なぜ、「夜行性ベビー」の話に「サイレントベビー」を引き合いに出したのかというと、この2つの説には同じ”危うさ”を感じるからです。

夜行性ベビー「睡眠サイクルの一時的な不調(いずれは夜にちゃんと寝るようになる)」「ただ単に眠りが浅い体質なだけ」「親の怠慢(あるいは虐待)による心身の異常」「先天的な発達障害」の区別がついていない。

サイレントベビー「親のコミュニケーション不足に起因する発達の遅れ」「虐待による”Frozen watchfulness”(凍てついた凝視)」「先天的な発達障害」「生まれつき大人しい子なだけ」「親が必死になって大人しい子に育てた結果」の区別がついていない。

 赤ちゃんが夜寝てくれないのも、表情が乏しいのも、様々な理由が考えられるのに、「夜行性ベビー」「サイレントベビー」という単語でひとくくりにして同じレベルで分析しようとするのはあまりにも安易です。大衆ウケするように、手っ取り早く、かつ分かりやすい単語を作り出しているのでしょうけど、虐待や発達障害が関わってくる話を「大衆ウケ」するように語る必要ははたしてあるのでしょうか?つい最近まで虐待と発達障害がひとくくりにされていたせいで、自閉症の子供を持つ親が苦しめられてきたというのに…。

 
 いつ、誰が、どういった意図で最初に「夜行性ベビー」とか「サイレントベビー」とかの単語を作り出したのかは私には分かりませんが、少なくともこういった単語を安易に扱うマスコミ・心無い医師・擬似科学妄信者は、「今時の母親」を攻撃する意図がミエミエです。「子供を異常視することによって、子供を育てている母親を攻撃する」という手段はテレビや雑誌でよく見られることです。子育て中の女性(中でも専業主婦が特に)は社会で徹底的に低く見られてますから、叩くのに丁度いい存在なのでしょう。反論の場なんてありませんし、反論の場があったって「育児疲れでボロボロになっているオバサンのたわごと」とか「暇な専業主婦が寝言を言っているだけ」とか看做されるのがオチですから。(今、この文章を読んでいる人の中にも、私をそう思っている人がいるかもしれません。)
 私は芸能人でもなければ作家でもないし研究者でもないので、自分の考えを文章にしても発表の場はネットくらいしかないのですが、こうしてネットの片隅にコチョコチョと書いた文章だって、もしかしたら今後誰かの役に立つことがあるかもしれませんし、マスコミや心無い医師に傷つけられた人の気を少しでも晴らすことができるかもしれません。
 …そんなわけで、長々とこの問題(=PTAセミナーの酷すぎる講演)を語っているわけです。

(その5に続く)
 

世界を創った男 チンギス・ハン』第525話

<「朕は災難である」 7>

 1221年の夏をアフガニスタン北部タールカーン高原で過ごすチンギス・ハンに「さらに北西に進み可汗の領地を極めたい」というジョチの伝言が届いたので、西に進んでいるジェベとスボダイに「北の回りの帰路を採り、北の草原でジョチと遭い、その見聞を知らせ、十分な数の征服経験者を与えよ」と命じ、ジョチにシリ川以北アラル海以西を無限に征服する権利を与えました。
 チンギス・ハンの許には東方からの使者も多く、その中にコルコスンがいました。
「ムカリ『国王』閣下は黄河北岸から山西まで土鼠叩きのように戦い続けたはりますが、中華を治めるにはその民が崇める説法師を使うのも簡単です。山東の長春真人こと兵処機なる者が評判だす」
………続く。



 「兵処機」…人名というよりロボットのような印象を受ける名前ですね(高橋良輔のロボットアニメに出てきそう…)
 調べてみたら、この人物は「丘処機」という本名よりも「丘長春」(きゅう・ちょうしゅん)という名前の方が有名なようです。「長春」は全真教における道号だそうです。


世界を創った男 チンギス・ハン』第524話

<「朕は災難である」 6>

 アム川を跨いで両岸に拡がるウルゲンチに皇帝の死後イランから引き上げて来た三人の皇子がいましたが、皇位継承争いが激しく、結局彼らは「同時にウルゲンチを去り、それぞれの領地でモンゴルとの戦いを進める」という協定を結びました。
 真っ先にウルゲンチを出た長男のジェラール・ウッディーンがモンゴル軍の警戒線を突破したため、ジョチは次に来る敵に備えて警戒線を強化し、ムハンマドの二人の息子を討ち取りましたが、ウルゲンチを無傷で陥としたいジョチと早期決着を目指して断固たる攻撃を主張しているチャガタイが対立し、怒ったチンギス・ハンはオゴデイを最高指令官に指名しました。
 オゴデイはウルゲンチを破壊し尽し、ニシャプールに遅れること十日でこの古都は姿を消しました。
………続く。


 チンギス・ハンの息子達は仲が悪いなぁ…。長男・次男ていうだけでも競争意識があるのに、その上ジョチの出生に疑惑があるから尚更かな
 ムハンマドの息子達も皇位継承で争っているようだし、どこの国でも兄弟喧嘩はあるのですね


世界を創った男 チンギス・ハン』第523話

<「朕は災難である」 5>

 チンギス・ハンは東南方面の草原で兵と馬を休ませましたが、サマルカンドでさえ不潔に感じているチンギス・ハンにはムスリムの華麗な天幕も好まず、昔ながらの素朴な生活を変えませんでした。
 八月に軍事行動を開始したチンギス・ハンはサマルカンドから西の地域の制圧を命じ、ティルミズを制圧した後はナサアが綿布一万巻を差し出して降りましたが、ニシャプールは降伏後に叛乱を起こしました。
 城壁から放たれた矢がチンギス・ハンの娘婿トクチャルを射抜き、この報せにトルイもチンギスも怒りましたが誰よりも激しく怒ったのはトクチャルの妻だったチンギス・ハンの娘でした。
 戦いは六ヶ月に及び、陥落後に真っ先に城壁を乗り越えたチンギス・ハンの娘は街のすべてを殺し尽くし、犬や猫さえも許しませんでした。
………続く。


 犬や猫さえも…って凄まじい怒り様です
 動物まで殺すくらいだから、女子供もちろん皆殺しなんだろうなぁ。哀れ、ニシャプール…。

世界を創った男 チンギス・ハン』第522話

<「朕は災難である」 4>

 ムハンマドからイラン北部の山岳地帯に移動するように勧告されていたトルケン太后は一族を連れてイラン北部へと出奔しイラール城塞に立て籠りましたが、この冬は異常に降水が少なく、水不足で降伏の止むなきに至りました。
 降伏したトルケン太后はモンゴル草原に連行され、馬糞を売りながら十三年生き続けました。

 ジェベとスボダイが進駐したライの街では市民の間で激しい宗教対立が起こり、イスラム教徒の宗派争いが理解できないジェベは加害者と思われる一派を処刑した後、「同宗の信者を裏切る連中は信用できない」と訴え出た宗派も全員処刑したため、ライの街では宗派争いはなくなりましたが都市そのものも衰退し、北隣のテヘランに代わりました。
………続く。


 トルケン太后はさすがに誰かの妾にはなれなかったようで…。遊牧生活の中で女一人で生きていこうと思ったら、馬糞を売るくらいしか生活のすべがないのか…。哀しい現実ですね

 イスラム教徒の宗派争いというと、いわゆるスンニー派とかシーア派とかの対立でしょうか?シャーマニズムを信奉している民族からしたら、たしかに同宗による宗派争いは理解しかねますねぇ

『熱血!!コロコロ伝説』Vol.2(1979~1980)②

(①からの続き)


 コロコロといえば男の子向けの雑誌なのに、なぜかこの頃は『あさりちゃん』が掲載されていて、私はてっきり「コロコロは女の子からのウケも狙っている」と思っていたのですが、今回の『熱血…』に「あさりの活躍は男子にも大人気だった」と書かれているので、どうやら対象とする読者は男の子を想定していたようです。
 現在の『あさりちゃん』は絵柄が洗練されすぎているし、ギャグもなんだかお上品な雰囲気なのですが、昔の『あさりちゃん』のハチャメチャさといったらもう…。赤塚不二夫のギャグ漫画に匹敵する凄さだと思います。
 ちなみに、『あさりちゃん』には番外編があるとのことで、タイトルは『ハイスクールあさりちゃん』&『タタミちゃん』。『ハイスクール…』はスポーツ特待生として高校に進学したあさりが活躍する話で、『タタミちゃん』は幼稚園児のあさりを妹に持つ幼いタタミが主人公だそうです。『ハイスクール…』はてんとうむしコミックスの56・57・59巻、『タタミちゃん』は61・63・64・67巻に収録されているようです。

 さて、お次もギャグ漫画の紹介ですが、こちらは『あさりちゃん』とは違う方向性で異色のギャグ漫画です。その名も『金メダルマン』。「体操の金メダリストが転職を繰り返す」というストーリーなのですが、主人公が転職するたびにタイトルが変わるのが凄かったです。「金メダル先生」「金メダル刑事(デカ)」「金メダルレスラー」「金メダルボクサー」etc...。(でも、コミックスのタイトルは『金メダルマン』で統一されていました。)最終的に落ち着いた職業は、なんと暴走族。「それ職業じゃねーじゃん!」という読者からの突っ込みもなんのそので、この漫画はそのまま「暴走族漫画」として突き進んだのでした…。
 今回改めてこの漫画を読んで気付いたのは、ギャグセンスが『ジャングルの王者ターちゃん』を描いていた頃の徳弘正也先生に近い、ということでした。ひょっとしたら、『金メダルマン』にお色気要素をプラスすれば、『少年ジャンプ』に掲載しても人気が出たかもしれません。

 『金メダルマン』はギャグセンスが徳弘先生に似ているだけで絵柄は全然似ていませんが、『ケンカばんばん』は女性キャラが金井たつお先生の絵柄にソックリなので、私はてっきり金井先生が描いた漫画なのかと思ってしまったのですが、作者名をよく見てみたら『とどろけ!一番』や『つるピカハゲ丸』を描いていたのむらしんぼ先生だったのでびっくりしました のむら先生のデビュー作がこの『ケンカばんばん』だったらしいのですが、半年連載されていたにも関わらず、単行本は出ていないそうです。

 ところで、一年ほど前に私は『コロコロコミック』で読んだホラー漫画について覚えている限りの話を列挙したのですが、今回の『熱血…』には私が読んでいない(あるいは読んだけど忘れてしまった)ホラー漫画が収録されていました。タイトルは………『怪奇!口裂女』。作者は細井雄一先生です。当時のコロコロでホラーを描いていた漫画家はたしかこの方しかいなかったはずなので、おろらくは私の記憶に残っているホラー漫画も全て細井先生の漫画だと思います。
 「残念ながら収録できなかった作品一覧」の中に、同じ細井先生の『恐怖の化猫』『怪奇!猫屋敷のなぞ』という作品があり、あらすじは

『恐怖の化猫』「猫を事故にあわせてしまった人が、次々と変死していく。猫の呪いが今少年にも……!」

『怪奇!猫屋敷のなぞ』「先生が化け猫に変身!!学校のプールで猫をいじめてしまった少年が体験する恐怖の一夜!」

 …だそうです。多分、私が覚えている方の化け猫系ホラー漫画は後者だと思われます。

世界を創った男 チンギス・ハン』第521話

<「朕は災難である」 3>

 ニシャプールに数週間滞在したムハンマドは、モンゴルの先遣隊がアム川を越えると中央イランへと逃走し、イスファハンからバグダードを目指すつもりでしたが教皇ナシールの敵意を知ってイラン北部のライへと走りました。
 しかしそこにもジェベとスボダイが追って来たので、ムハンマドはコーカサス方面のクルド人やルス(ロシア)人土侯を頼りましたが、既にその身体は病に冒されており、カスピ海の小島の寒村で死亡しました。
………続く。


 逃げ回った挙句に病死…。悲惨な皇帝だなぁ
 この頃のロシアって「ルス」と呼ばれていたのでしょうか?ノフ朝以前のロシアはイメージが湧きません


『熱血!!コロコロ伝説』Vol.2(1979~1980)①

 先月の下旬には買っていたのに、記事にするのがすっかり遅れてしまいました…
 あまりにも…あまりにも感無量すぎて、記事にしようにも言葉が思い浮かばない状態でした
 この時期の『コロコロ』で一番インパクトがあったのは、やっぱり『ゲームセンターあらし』でしょう。ゲームをテーマにした漫画は多けれど(いや、そんなに多くはないか…)、『あらし』ほどスケールがデカく、かつ、馬鹿馬鹿しい漫画はどこにもないでしょう。地球を救ったエピソードは一つや二つではありませんし、過去にタイムスリップして恐竜時代にゲームはするわ(なぜ恐竜時代なのにゲームがあるのかは忘れました)、死んであの世でゲームはするわ、もう、やりたい放題です。
 今回の『熱血!!コロコロ伝説』に収録されているエピソードは、あらしが地球を救ったエピソードの一つ。某国のコンピュータが狂ってミサイルの発射命令を出してしまったため、あらしがゲームテクニックを駆使してミサイルを打ち落とす…という内容なのですが、これがもう、熱いのなんのって。使ったら死ぬはずの必殺技「超新星(スーパーノヴァ)」を使ったのにあらしがなぜ死なないのかなんて、この際、突っ込んではいけません。白黒印刷なのに、ラストシーンの朝日が本当に眩しく感じたのは私だけではないハズ(私だけだったらスミマセン)
 あぁ、でも、どうせなら大文字さとるも出てくるエピソードを選んでほしかった… 月影一平太やハンス・シュミットとの友情シーンもいいんですけど、私はやっぱり「あらし・さとる・一平太」の三バカトリオが好きなんですよねぇ~。別冊付録の『あらし』のコミックスにさとるが出てるから、まぁ、これで我慢するか…

 『あらし』に比べれば知名度はガクンと落ちますが、私がひそかに好きだった漫画に『ザ・ゴリラ』という刑事漫画があります。私の記憶では「青年誌に掲載してもちゃんと人気が出そうなくらいにシリアスでハードなアクション漫画」だった…のですが、今回、改めて読んでみたら、意外に絵柄が可愛くて、平松伸二先生の『マーダーライセンス牙』をお子様向けにマイルドしたような雰囲気でした。
 私が好きだったのは主人公のゴリラよりもむしろ相棒の婦人警官「ビーナス」の方で、今回収録されているエピソードもビーナス大活躍 「オスッ!」という掛け声もシビレます
 そんなビーナスファンの私だったので、ビーナスが死んだ時はもうショックでショックで… 「もうこんな漫画二度と読まねぇぞ」と思ったものですが、刑事を辞めた後(だったかな?)のゴリラのすさみっぷりがステキすぎて、結局最終回までしっかり読んでました

 熱血ゲーム漫画と熱血刑事漫画の話の後で恐縮ですが、ギャグエロ漫画の『おじゃまユーレイくん』もすごく好きな作品でした。永井豪先生の絵を可愛らしくしたような感じの作風なのですが、エロは永井先生ほどドギツクはなく、女の子でも普通に読める内容でした。最終回が藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画みたいな感じだったので、今でもかなり印象に残っているのですが、今回収録されているエピソードはレズビアンネタでした…。できれば最終回を載せてほしかったです…

 …それにしても、今回のコロコロで『燃えろ!クロパン』が載ってないのはどういうことなんですか、編集部の皆さん 「残念ながら収録できなかった作品一覧」の中でしか紹介されていないなんて 打った相手を感電させる死の魔球「サンダーボルト」を是非見たかったのに


(一回では語りつくせないので、②の記事に続きます。)

小学館の『小学五年生』8月号(その9)

 『小五』ネタの最後を飾る漫画は将棋漫画『うちゅうの王』です。
 双子の兄・虎宇と対局するために3年間頑張ってきた宙。はたして兄との勝負はいかに!?

 結果は………宙の負けでした。
 最初は宙が優勢でしたが、途中から虎が「本気モード」に切り替わり、アッサリ負けてしまいました。

「相変わらず盤面の宇宙から”勝ち星”を見つけ出す将棋をやっているようだから…、一つ教えといてやる。オレは”勝ち星”など見つけ出さなくたって勝つことができる…。なぜだかわかるか?それは”勝ち星”の方からオレのもとへ来るからだ!…そう、オレは全宇宙のすべてを飲み込む…、”ブラックホール”…!!この決定的な違いがある限り・・・、お前は一生オレには勝てない!!!」(by虎宇)


 …ということは、虎宇って「とてつもなく運がいい」ということなのでしょうか?(『スーパーヅガン』の明菜みたいな感じ…?)
 ここまでスケールのでかいセリフを吐く奴なので、虎宇の正体は当然『棋童』でした。
 今月で王組の『四天王』の名は虎宇以外は「巳園雛子」「堤辰匡」「犬養一輝」だということが明かされているのですが、そうすると「」「」が余ってしまうんですよねぇ…。ということは、虎宇は一見ラスボスと思わせておいて、真のボスは他にいるのかもしれません。

 さて、虎宇に負けてしまった宙の反応ですが…

「…オレ、将棋やめる…」

 …だそうです。
 なにやら『空色のおんぷ』の第5話のような展開になっていますが、多分、雅が何とかしてくれることでしょう。頑張れよ、雅!

世界を創った男 チンギス・ハン』第520話

<「朕は災難である」 2>

 ブハラの陥落に、ホラズム帝国の首都サマルカンドの皇宮は震駭し、ある将軍は「この首都を断固防衛すべきだ」と主張しましたが、多くは「防衛は困難だからアム川の南に退いてそれ以南の防衛に専念すべきだ」といい張りました。惑ったムハンマドは占星術師の言葉に従ってサマルカンドから「逃亡」する方を選びましたが、アム川南岸の首都バルフでは「ガズニ地方(アフガニスタン)に退くように」と勧告され、ガズニに向かう途中では「西のイラーク・アジャミー(イラン中央部)こそ安全」と教えられ、ニシャプールに向かいました。
 1220年、サマルカンドに達したチンギス・ハンはジェベとスボダイにムハンマドの追跡を命じ、ジェベとスボダイはいくつかの都市を粉砕しながらムハンマドを急追しました。
………続く。




 ムハンマドがちょっとかっこわるいことになってますねぇ…。あんまり逃げ回っていると内部の人間から裏切り者が出てきそうな気がするのですが。ムハンマドの部下の忠誠心はいかほどなのでしょうか?

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