更紗のタペストリー(L)

auoneblogから引っ越してきました。 主に、アート・書籍・音楽・映画などについて語ってるブログです。 もうひとつのブログ(http://sarasata.seesaa.net/)では、日経新聞の連載小説の感想を綴っています。

2007年08月

『望郷の道』(20)

<第一章 水流(四)─3>

 罔象船の溜りに着くと、正太は一艘だけ戻ってきていた船に跳び移った。
 艘先の罔象女(みずはのめ)と、手の中のものを較べてみると、違った顔をしていた。
 正太は小刀を出し、少しずつ彫っていきながら、誰の顔に似ているのか考えた。
「正太」
 芦屋の船頭に声をかけられた。
 船に藤瑠韋が乗っているのがわかり、正太はどぎまぎした。
 いきなり、彫っていた罔象女が藤瑠韋の顔だと気付いた。
「いつぞやは、昼めしなどを届けていただいて、きちんとした礼もせんと」
「それを、謝りに来たとですよ」
「茶でも。すぐ上の兄の家が、すぐそこです」
「ここでよか。謝ったら、すぐ帰ります」

■注■
瑠韋の「韋」の字は本当は「王」+「韋」。


 一応は「純愛小説」だったはずの『愛の流刑地』よりもよっぽどこの小説の方がきちんと「純愛」してますね…。
 北方先生というと、硬派な歴史小説を書く作家というイメージを持っていたのですが、恋愛描写もきちんとしているんですね。(少々ベタではありますが…)

『望郷の道』(19)

<第一章 水流(四)─2>

 唐戸水門に着いた時は、騒ぎは陸の上に移っており、十五、六名が睨みあっていた。
 石炭を強奪し損ねて逃げようとした方を、千次が天秤棒で逃げ道を塞いでいた。
 正太はいきなり躍りこんで一人目は川に投げ込み、二人目は殴り倒した。
 ひとりが匕首を抜いたので、正太は千次から天秤棒をもぎ取って男の腹を突いた。
 集まっていた船頭が、寄ってたかって殴る蹴るをはじめた。
「帰ろう。気晴らしにもならなかった」
 正太は一松の船に跳び乗り、千次もそれに続いた。


■今回の話分かったこと■
 この地域では、「船を転覆させること」と「喧嘩で刃物を出すこと」は絶対にやってはいけない。二つやれば間違いなく追放。



 正太、あまりにも強すぎです あわわ…
 こんな荒くれキャラが、女性の入浴シーンを見て慌てていたっていうのが、ものすごいギャップですね…。

『ことばのパズル もじぴったんDS』

 某電機屋のポイントが溜まっていたので、前々から気になっていた「もじぴったん」というゲームを買ってみました。

 いやぁ、面白いです 全くお金を払わないで購入してしまったのが申し訳なくなるほど面白いです (でも、定価では買いたくないんだよなぁ…パズルゲームって…)

 このゲーム、パズルそのものも面白いのですが、パズル以外の部分も面白いです。「総合評価」の画面は「人生銀行」(育成ゲーム付き貯金箱)みたいになっていて、ポイントが上がると「もじくん」というキャラクターの部屋がどんどん豪華になっていくのがなかなか楽しいです。クイズや図鑑も充実しています。

 しかし、意外な楽しみがあるのが「ワードサーチ」。ゲームに登録されている単語を検索できるでのすが、笑える単語が結構登録されていて、バンダイナムコのスタッフの遊び心が伺えます。

 このゲームは著作権に触れる単語は登録されていませんし、芸能人の名前や企業名や商品名も入っていないのですが、製作した会社がバンダイナムコなだけあって、「バンダイ」「ナムコ」「バンダイナムコ」という単語は登録されています。(「任天堂」や「セガ」は登録されていません。)

バンダイ【BANDAI】 楽しいときを創る企業。
ナムコ【namco】 遊びを通じて、お客様を幸せにする企業。
バンダイナムコ【BANDAI NAMCO】 夢・遊び・感動を提供する企業グループ。


 「バンダイ」と「ナムコ」が登録されているくらいなので、当然、バンダイとナムコが関係している商品も登録されています。

たまごっち【たまごっち】 たまごっち星に住む、たのしい仲間たち。
ガンダム【GUNDAM】 宇宙世紀に活躍するモビルスーツの一種。
ナンジャタウン【NAMJA TOWN】 ナムコのテーマパーク。
たいこのたつじん【太鼓の達人】 たいこを演奏する、ナムコのゲーム。
ソウルキャリバー【SOULCALIBUR】 ナムコの剣戟アクションゲーム。
てっけん【鉄拳】 ナムコの格闘ゲーム。
リッジレーサー【RIDGE RACER】ナムコのレースゲーム。
マッピー【MAPPY】 ナムコの懐かしのゲーム。
ゼビウス【XEVIOUS】 ナムコの懐かしのゲーム。
ギャラクシアン【Galaxian】 ナムコの懐かしのゲーム。
ギャラガ【Galaga】 ナムコの懐かしのゲーム。
ドラゴンバスター【DRAGON BUSTER】 ナムコの懐かしのゲーム。
ドラゴンスピリット【DRAGON SPIRIT】 ナムコの懐かしのゲーム。
ディグダグ【Dig Dug】 ナムコの懐かしのゲーム。
ドルアーガのとう【ドルアーガの塔】 ナムコの懐かしのゲーム。


 やたらにファミコン時代のナムコのゲームの名前が登録されているのですが、なぜか「パックマン」は登録されていませんでした。

 「ナンジャタウン」は登録されているのに「ワンダーエッグ」がないということは、ナムコにとってあのテーマパークは”なかったこと”にしたい件なのでしょうか…




『望郷の道』(18)

<第一章 水流(四)─1>

伝兵衛は、近在から嫁を取って女郎屋を継ぐか、古場の藤家に養子に入るか、どちらかを選べ、と一方的に言った。
 ヤンザの懐から小刀を出し、正太は小さな木を彫りはじめた。
「正太、中間まで乗ってくれんか?」
 船頭の一松が船から声をかけてきた。
「中間の水門で、揉め事じゃ」
「船がぶつかったのか?」
「石炭満載の船が、反されたんじゃ」

■登場人物■
・正太…主人公。25歳。
・一松…子供の頃から正太と一緒だが、中学校へは行かずに船頭の修業をはじめ、今では川筋で名の通った船頭になっている。



 今回の話で正太の年齢が25歳だということが判明しました。当時で25歳といったらもう結婚しているのが普通だと思うのですが、正太は乗り気ではないようですね。「瑠韋(←王+韋)のことは好きなんだけど、身を固めるのは嫌」という複雑な男心が見え隠れしていますねぇ…。

小学館の『小学五年生』9月号(その5)

   やっと今月の小五ネタもこの『うちゅうの王』の記事で終わります。ふう~。なんとか8月中に終えることができました…。

 前回、「…オレ、将棋やめる…」と宣言した宙。その宙を将棋の世界に戻すために雅がとった行動とはいかに?

 それは…ただひたすら待ち続けるといういたってシンプルな作戦でした。
 宙と初めて出合った河原に将棋盤を置いて、ただひたすら正座、正座、正座!大雨が降っても正座!!です。


宙「なにやってんだ!!もうすぐ3週間になる…。学校がおわってから夜遅くなるまで…、毎日毎日そんな所に座って…」
雅「ある人がここに座ってくれるのを待ってるんだ。その子と初めて会ったのがこの河原で…、一人で将棋を指していたボクの前に突然現れて…、相手がいないときは…、いつでも相手をしてくれるって言ってくれた。そしてボクに…将棋の楽しさを教えてくれた。だからお願い…!!そんな辛そうな顔して…、毎日を送るくらいなら…!!逃げずに挑んでよ!!!!カッコ悪くてもいいじゃない!!その道がどんなに険しい道でも…、キミならきっと乗り越えられる!!そうでしょ!?宙くん!!!だって!!だってキミは…!!!将棋が大好きなんだから!!!!!



 おおっ!すごいですっ!学年誌の漫画とは思えないこの熱血っぷり!少年ジャンプまではいかなくても、少年マガジンくらいの温度にはなってますよぉ~っ!!(とはいっても、最近の少年マガジンはギャルがおっぱいを揺らしてる漫画ばっかりですけどね…)


宙「ああ!!好きだ!!!好きだ!!好きだ!!好きだ!!好きだ!!好きだ!!好きだ!!好きだ!!好きだ!!好きだ!!オレは将棋が好きで好きでしょうがねェ!!!忘れてたよ!!一番大切なこの気持ち!!!


 『空色のエプロン』の空も、これくらい気合いを入れて「料理が好き」と宣言すりゃあ、ちょっとは見直すんですけどねぇ…。まぁ、無理でしょうねぇ。

 さて、今回は「」の正体が明かされているのですが、それは、なんと………宙のかーちゃんでした。
 


望月未穂(離婚して虎宇と暮らしている。)



 「」がかーちゃんだとすると、「」はとーちゃんなのでしょうか?次回が楽しみです。

 ところで、このかーちゃん、なぜか「てっぺん道場」の情報をやたらに持っています。


未穂「今から5ヶ月後の2月にてっぺん道場で、”てっぺん杯”というトーナメントが開催される!!年一回あるこのトーナメントは、てっぺん道場に所属さえしていれば。、歩組だろうが王組だろうが関係なしに参加できる!!まさに”下克上トーナメント”!!!そのトーナメントを制することができれば、手っ取り早くてっぺん道場の頂点に立つことができる。2年前に当時てっぺん道場に入門したばかりの虎宇が”てっぺん杯”を制し、『棋童』と呼ばれるようになったようにね!!」



 2年前に優勝したということは、虎宇は小学3年生の時に『棋童』になったということですね。どんだけ凄いんでしょうか、虎宇は…。

 次回から宙はかーちゃと一緒に特訓をするようなのですが、もしかしたら、虎宇の強さって、かーちゃんのおかげなのかもしれませんねぇ。
 「かーちゃん最強伝説」というと、昔、コロコロコミックに掲載されていた『ゲームセンターあらし』を思い出します…。

『望郷の道』(17)

<第一章 水流(三)─6>

「こりゃ、なんか礼を考えなきゃいかんぞ」
 豆腐の昼食は意外なほど進み、途中で、胃のむかつきも消えた。一緒に飲んだ相手にそういう気遣いをするというのが、無骨な世界で暮らしている正太には新鮮だった。
 正太は硯と筆と紙を用意して礼状を認めた。
「これを、宿に届けろ、仙吉。発ったあとだったら、郵便でよか」 



 胃がむかつくほど飲んでいたのか、正太は…
 瑠韋が気をつかうほど凄い量の酒を飲んでいたのでしょうか?

『望郷の道』(16)

<第一章 水流(三)─5>

「おまえはそれで、気を利かして、俺の悪口を言ってくれたとか?」
 かすかな腹立たしさをにじませながら松川屋に戻ると、正太は酒を飲み、眠ってしまった。
 目醒めた時は十一時になっていた。
「あの、昼食が届いちょります」
 松川屋の主人が困惑したような顔で言った。
「藤家のお女将さんからです」
 昼食の皿が並べられた部屋に入ると、豆腐料理の膳の前に仙吉が座っていた。
「唐津から取り寄せた豆腐です、こりゃ」 



 豆腐料理のデリバリーとは、なんという気遣い
 瑠韋(←本当は王+韋)って気が効く女性なんですねぇ…。
 刺青をしているくらいだから、男らしい女性なのかと思ってました。

小学館の『小学五年生』9月号(その4)

 一身上の事情でブログの更新が滞っていて申し訳ありませんでした
 今日からぼちぼち復活していきます。

 さて、約十日ぶりの学年誌ネタは『556(ココロ)ラボ』ですが…。

 …とうとうこの漫画も「惚れたはれた」な内容になってしまいました。あ~あ…


女子A「ウチのクラスの男子で誰が一番カッコいいと思う?」
女子B「ムサシくんは?昨日体育のサッカーでロングシュート決めたんだよ、ギザかっこいいの!」
(中略)
女子C「ムサシくんってカッコイイだけじゃなくておもしろいよねー
ココロ「あんたこの間までコウキ派だったじゃない!?」
女子C「あたしだけじゃないよ、クラスの女子の半数がすでにムサシ派!!ココロってムサシくんと仲いーよね、つき合ってんの?」
ココロ「まさか!! ムサシは単なる幼なじみよ!!0(≧□≦)0」


 うっひゃ~、飽き飽きしていてもう二度とお目にかかりたくないと思っている会話を、よもや『556ラボ』で見ることになろうとは…
 しかもこのクラス、すでに付き合っている男女がいるし

 この子が「二番人気の男子・コウキ」と付き合っている”あさみ”というキャラです。コウキと付き合っていることは周囲には内緒にしていますが、ココロだけは「カコデジ」を使ったせいで知っています。

 …でも、「カコデジ」で見たシーンってゆーのが、2人が一緒に下校しているシーンだけっつーのが、なんだかねぇ…。男女が一緒に下校しているだけで「付き合っている」っつーことになるんじゃ、ボーッと歩いているだけで、たまたま隣に住んでいる同級生の子と恋人同士にされかねないだろ

 まぁ、小学生同士が付き合ったところで、一緒に登下校する以外に何もやりようがないんだけどさぁ…。それならわざわざ「付き合う」という状況を作り出す意味ないじゃん?他に好きな子ができたら一体どうすんの?「オレたち、、もうお終いだな。別れようぜ」「いや!あたしは絶対に分かれたくない!」とか言ったりすんの?それとも、自然消滅に持ち込むのか?

 去年の『ないしょのつぼみ』の八重&三枝のエピソードの時も疑問に思ったんですけど、小学生同士が付き合って、一体何すんの???
 「将来、他の異性に渡さないために、今のうちにゲットしておく」っつー認識なのかもしれませんけど、破局が来るときは何をどうしても破局するんだから、青田買いなんて意味ないでしょーに…。しかも、青田買いしている方もケツの青いガキというどうしようもない状況

 …まぁ、小学生の恋愛については置いておくとして『556ラボ』のストーリーのチェックに戻りますが、要するに、今回は「きもだめし」ネタです。「町中診療所」という廃院になった診療所にオバケが出るという噂を聞いて、ココロが友達と一緒に探検に行って戻ってきたら大事なメモ帳を落としてきてしまったことに気付き、ムサシに電話して翌日一緒に取りに行く約束をする…という展開です。今回の「お便利グッズ」は眼鏡のようなのですが、まだ効果は分かっていません。

 『空色のおんぷ』的な腐れ恋愛漫画なら、次回でムサシが男らしい所を見せてココロが「ポッ」となったりするんでしょうけど、ムサシはオバケが苦手らしいので、ココロが男らしい所を見せてムサシが「ポッ」となる展開かもしれませんねぇ~。

 

『望郷の道』(15)

<第一章 水流(三)─4>

 正太と藤瑠韋が解放された時、すでに日が変わっていた。
 正太は仙吉と並んで立って、藤瑠韋が乗った人力車を見送った。
「正太さんは、ああ見えて、金にだらしなく、女癖も悪く、毎日のように喧嘩沙汰だと、ちゃんと言っておきましたので」
「誰に?」
「藤の若い衆にです。大旦那が正太さんを名代に立てられたのには、わけがあると思うんですよ。藤のお女将さんは、結婚はされてません。家を継いでしまったんで、結婚となると、婿養子に入って貰う、ということになるでしょう」
「というと、なにか。俺は今夜、見合をさせられたってことか」
「当人たちと関係ないところで、話が進んじまったということですね」


■登場人物■
仙吉…完璧な東京言葉を話す。旅を重ねて小添の家に落ち付き、この三年ほどは手代をしている。



 いかにも「お見合い」という雰囲気で正太も瑠韋を引き合わせると2人とも反発しそうな感じなので、こういう形をとるのはいい作戦かもしれませんね。(ただし、正太が瑠韋の入浴シーンを見てしまったのは偶然ですけど…)

『望郷の道』(14)

<第一章 水流(三)─3>

 福田が手洗いに立った時、「きちんと挨拶もせんと、ほんとに申し訳ございませんでした」と藤瑠韋が畳に両手をついた。
「言われたことは、身にしみとります。謝ることで、また思い出させたと」
「そりゃ、身にしみておられません。小添さんは、ここでまたあたしに思い出させられております」
「これは」
「冗談です。こちらにも非はあったんですから。川原に囲いを作って、そこから湯気があがってれば、誰でも浸ってみようか、という気持になりますよ」
「そう言っていただければ」
「どこまでも真面目な方ですねえ」


■注■
・川ひらたの「ひらた」の字は「舟+帯」
・瑠韋の「韋」の字は本当は「王+韋」



 瑠韋と正太がなんだかイイカンジになってきました。このままこの小説はラブストーリーに突入してしまうのでしょうか?

『望郷の道』(13)

<第一章 水流(三)─2>

「木屋瀬でも、名前ぐらいは知られておろう。藤家の親方で、藤瑠韋さん。三つの賭場の評判は、みんなよか」
 福田の言葉は正太の頭の上を通りすぎ、思い浮かぶのは裸体の藤瑠韋の姿であった。
「川ひらたは、船頭が足りんというほど盛況のようで、なによりじゃのう」
「将来は、明るくありません。石炭は鉄道で運ぶようになります。川ひらたが稼げるのは、いまだけです」
「川ひらたの息子がそう言うんなら、確かなのかもしれんのう。あんたの親父の伝兵衛とは古い付き合になる。藤十右衛門とも、兄弟付き合いをしてきた。それにしても、女親方と、川ひらたが終わりだと言う息子か。時代は変わるもんじゃのう」


■注■
・川ひらたの「ひらた」の字は「舟+帯」
・瑠韋の「韋」の字は本当は「王+韋」



 頭に浮かぶのは瑠韋の裸体ばかりですか…
 瑠韋の裸と”鯉の刺青”がよっぽど刺激的だったんですねぇ
 正太って結構純情なのでしょうか。

『望郷の道』(12)

<第一章 水流(三)─1>

 小城の福田総一は博多でも知られた侠客で、賭場の他に遊郭なども持っていた。
 伝兵衛も、そうだったが、正太は父親の稼業で遊郭だけは継ぎたくないと思っていた。
 正太は伝兵衛の書状と土産を持って福田の屋敷に訪問した。
「御苦労さんです。挨拶、確かに受けましたけん」と言って笑った顔は好々爺だった。
 正太は佐賀の料亭での夕食を勧められ、夕刻、指定された料亭に出かけた。福田はひとり婦人を伴っているようだったが、すぐには現れず、料亭の者にいろいろ命じている。


■登場人物■
福田総一郎…佐賀一帯の有力者で、博多でも知られた侠客。



 賭場の他に遊郭もかぁ…。「呑む・打つ・買う」のうちの2つを仕切っているんですねぇ…。当時の男性の楽しみっていったらこれくらいしかなかったでしょうから、商売にすれば結構儲かったでしょうね。

小学館の『小学五年生』9月号(その3)

 今月の『ヒミツのわん・タッチ』のトビラ絵は、コスプレではなく普通の水着なのですが…

 …よく見たら、ぬーがボールと共に放り挙げられています。これって動物虐待にはならないのでしょうか…

 さて、本編ですが、今回は隼人が「写真集ロケ」兼「妹の療養」のために孤島に来ているのですが、偶然にも大介のおじさんがこの孤島に別荘を持っていたため、まおとぬーと大介も隼人の追っかけをすることに成功しています。う~ん、なんてすばらしい御都合主義

 玲菜と仲良くなることを諦めていないまおは、玲菜を無理矢理誘ボートに誘う。ボートで沖に出るまお&大介&玲菜&ぬー。しかし、岩に当たってボートに穴が 大介が助けを呼びに行っている間、岩の上で待つことにしたまお&怜菜&ぬー。

まお「ごめんね、玲菜ちゃん。でも大丈夫!すぐに助けが来るから―」
玲菜「…いいのよ、あんたも泳いで戻っても。どうせあたしなんかジャマなんだから置いていけばいいじゃない!」
まお「玲菜ちゃん…」

 そうこうしているうちに、満潮が近付いてくる。

まお「玲菜ちゃん立って!勇気を出せばきっと立ち上がれるよ…!」
玲菜「…やっぱりダメっ」
まお「玲菜ちゃん!」
玲菜「いいから早くあなたとその犬で泳いでいきなさいよ!あたしなんか、ジャマなんだから…!スタッフの人も、島の子も、お兄ちゃんも、あたしなんかジャマだって、イヤな子だってきっと思ってる。あたしだってイヤなの、こんなスナオじゃない自分。だけど…どうしても強がっちゃうんだもん!(泣く)」
まお「…できないよ。友だちだもん。あたしは怜菜ちゃんを1人にしない…!」

 まおは、玲菜にヒミツがばれるのを覚悟でぬーに「ぺったん」してもらう。波に飲み込まれた瞬間に大人に変身したまおが、意識が朦朧とした玲菜を連れて岸まで泳いでいく。

《つづく》

 

 おおっ 今回は、まおが不法侵入以外の目的でわんこパワーを使ってますよぉ~っ エライッ エライぞ、まおっ

 …でも、ぬーって泳げるのでしょうか?外見からすると、多分ぬーはコーギーですけど、コーギーって泳ぎは得意なのでしょうか

 ぬーのことも心配ですが、まおの事もかなり心配です。この状況からするとまおはかなり泳ぎが得意なようなので、玲菜を救うことに関しては大丈夫なようですが、問題は水着です。
 わんこパワーを使った後のまおのナイスバディっぷりを考えると、今着ている水着はパッツンパッツンになるか、もしくは破けてしまうはず…。そんな状態で岸に上るつもりなのでしょうか

 …まぁ、きっと、岸にたどり着いたとたんに、うまい具合に変身が解けるのでしょうね。この漫画の御都合主義っぷりを考えれば
  

『望郷の道』(11)

<第一章 水流(二)─6>

「なんのつもりの、邪魔じゃ?」
「邪魔をする気はない。ただ、風呂を覗く男と思われたくなかった。川原に竹垣が組んであり、湯気があがっているのが見えた。誰が入ってもいい風呂だと思った。中を確かめずに入った軽率さについては、謝らねばならんと思う」
 男は大きな躰を折り曲げて頭を下げた。
「どこの人ですかね?」
「このあたりの者じゃない。川筋の、木屋瀬というところにおる」
「あんたは、思いやりのない男じゃねえ」
「えっ」
「謝ることで、あたしにもう一度、恥を思い出させるつもりか?」
「それは」
「もういい。詫は受けた。これで、忘れることにしましょう。行け、新太郎」
 人力車は坂を登りはじめた。



 木屋瀬から来た…ということは、この男はきっと正太ですね。
 この後、この2人は再び会うことになりそうですね。

小学館の『小学五年生』9月号(その2)

(その1からの続き)

 さて、今回は思いっきり「未莱の生理フラグ」が立っています。多分、作者的には、「つぼみのおりもの」よりもこっちの方がメインなんじゃないかと思われます。

・一緒にプールに行く約束をしていたのに未莱はやってこなかった。
・つぼみが「パンティライナー」を買ってウレシハズカシ気分でいると、偶然、街中で未莱と大河が一緒に歩いているところに出くわす。
・つぼみ「なんで今日来なかったの?」
 未莱「ごめん…(大河の方を見てモジモジする)」
 つぼみ「あたしに言えない理由!?心配してソンした
・未莱に大河を取られたと勘違いしたつぼみが走り去る。


 どう考えても生理フラグ(多分初潮)ですね。あーバカバカしい。
 つぼみの性知識っていったいどうなってんの?おりものの知識はあるくせに、乳腺の発達に伴う乳首の痛みは知らないしさぁ…。
 未莱の巨乳と腋毛と●●毛をバッチリ見てるんだから、生理がきてたっておかしくないじゃん。
 どーせ来月では、MIRA☆に愚痴をこぼしたら「きっとそれって生理だよ!」と教えてもらうんじゃねーのぉ?それとも、未莱が貧血か生理痛で倒れてやっと生理だって気付いて、「ごめんね、未莱あっー!!」とか言って泣いてあやまる展開か?くっだらねぇ。

 友達(未莱)が男の子(大河)と歩いているくらいで「好きな男を取られた!」と思い込んで勝手にキレるつぼみの心の狭さもなんだかねぇ…。つぼみの学校って公立なんだろ?クラスメートはみんな地元なんだろ?街中でバッタリ出会うことくらいあんだろ…。この程度でキレられてたら、未莱は男子に業務連絡もできんわ 学校生活に支障をきたすだろ
 
 だいたいさぁ、大河の意志ってモンはどーなのよ?未莱に惚れてて、つぼみのことなんか眼中にない可能性もあるじゃん。なんでいつのまにか「大河はつぼみのモノ」みたいな展開になってんの?
 いわゆる、あれか?「先に言ったもの勝ち」ってやつか?「アタシ、●●くんが好きなの~ だから、取らないでよねっ」っていう、腐ったラブコメのパターンか?くたばれバカ女。

(暑さでバテているせいで、突っ込みが手抜きでスミマセン

『望郷の道』(10)

<第一章 水流(二)─5>

 瑠韋は、使用人の五助とセキの夫婦を呼んだ。
「この家は、新築する。露天風呂も、庭に移すことにする」
「狼藉者がおったとか」
「それとは、関係なか。工事の間、あんたらはどこかに住まんといかんよ」
「大きな家になるんでしょうか?」
「大きくはなか。派手でもなか。見る者が見りゃ、これは金がかかっちょる、という家を建てることにしている」
 翌朝、人力車で古湯を出発すると、坂道にさしかかったところで道に人が立ち塞がっていた。


■登場人物■
五助&セキ…瑠韋の別荘で使用人として働いている夫婦。庭の草とりまでやっている。


 露天風呂付きの家を新築かぁ…。お金持ちなんですね、瑠韋は。その分、苦労も多いんだろうなぁ

小学館の『小学五年生』9月号(その1)

 やっと『空色のエプロン』ネタが終わったので、お次は『ないしょのつぼみ』ですが、今月はあまりにも忙しすぎるので、『五年生』ネタはさっさと済ませることにします。(まぁ、忙しくなくても『ないしょのつぼみ』にはなるべく関わりたくないんですけどね

つぼみにおこる
夏の出来事って!?
一体なに?



 「つぼみに起こる夏の出来事」。それは、「おりもの」

 …おりもの…。
 おりもの…ねぇ~…

 まぁ、女の子にとっては「あるにこしたことはない知識」ではあるけどさぁ…。

 この雑誌、男の子も読むことが前提になってるんですよね?一応は…。
 男の子には全く必要がない知識なんじゃないの?おりものって…。

 …どう考えても、この漫画、ネタ切れだよなぁ~

 無理矢理ストーリー仕立てで性教育漫画を描こうとするから、ネタ切れになっちゃって「ブラコン」だの「おりもの」だの”苦肉の策”に走るハメになるんだよ まったくもう

 しかも今回は、メインの「おりもの」の説明がものすごく中途半端。まぁ、この漫画はありとあらゆる説明が中途半端ですが、今回は群を抜いて中途半端。
 
・つぼみがプールに行って水着に着替えようと思ったらパンツにおりものがついててビビる。
・プールから上ってパンツをはこうと思ったらガビガビになっててまたビビる。
・MIRA☆に相談したら、「おりものは生理の来る合図」とか「女の子の大事なトコロを守るためのもの」だのいう説明を受ける。 
・お母さんにないしょで「パンティライナー(おりものシート)」を買いに行ってドキドキ


 ポイントはこんだけ。
 「おりものは生理の合図」とかいう説明は性教育関係の本には必ず書いてあるけどさぁ…。

 おりものがあったからといって、必ず生理が来るわけじゃないッスよ?

 膣に雑菌が増えたっておりものは増えるんだから…。淋菌とかクラミジアみたいな怖い菌じゃなくても、そこらへんの雑菌でもおりものは増えるんだから、「処女だからおりものはキレイ」なわけじゃないですから。そこんところはちゃんと理解した方がいいッスよ?夢多きロリコンのおにぃさん達は…。

 それにしても、つぼみはパンツがガビガビになるほどおりものがあるんかい… まぁ、量は人それぞれだけどさぁ…。私は子供の頃はおりものなんてほとんど出なかったぞ?妊娠中はかなり出たけど…。
(ちなみに、「茶色いおりもの」は、最初からそういう色のおりものなわけではなく、「少量の出血」が含まれた結果です。ですから、妊婦さんは、茶色いおりものが出たら注意しましょう。どんなに少量でも、妊娠中の出血は注意するにこしたことはありません。)

 お母さんにナイショでおりものシートを買ってるけど、ガビガビパンツを放置してたらバレるんだから、ナイショにしている意味ないじゃん。夢精しちゃった男の子みたいに、親に隠れてパンツを洗のかもしれないけど、おりものシートのストックはどこに隠すんだ?。勉強机の中か?使い終わったシートだってどこに捨てる気なんだよ…。まさか、トイレに流す気じゃあるまいな

(その2に続く)
 

『望郷の道』(9)

<第一章 水流(二)─4>

 瑠韋は若い衆二人に人力車を曳かせ、古湯に向かった。曳いているのは新太郎と英蔵という新入りであった。
 古湯へ着いて露天風呂に入ると、いきなり囲いの戸が開いた。男だった。
「誰じゃい?」
 瑠韋が大声をあげると、若い衆が飛んできた。
 風呂を出ると、若い衆三人が庭に立ってうつむいていた。
「どうした?」
「それが、三人とも投げ飛ばされて」
「逃げたか?」
「素っ裸で、着物を脇に抱えて、堂々とむこう岸に歩いていきました」


■登場人物■
新太郎&英蔵…16歳の新入り。



 今回の挿絵は入浴シーンですが、『愛の流刑地』(前々回の日経の連載小説)のようなセンスのない下品なエロ絵ではないのがすばらしい やっぱり天明屋尚さんの絵はいいわぁ~



『おれはジャイアンさまだ!』(作詞:たてかべ和也)

 YUKI-CHINATSUさんのブログに声優のたてかべ和也さんの記事があったので、「ジャイアンのテーマ」に関する記事を書きます。

 たてかべ和也さんといえば、『ドラえもん』のジャイアンの声を担当されていた声優さんということで有名ですが、実は、あの「オ~レはジャイア~ン ガ~キ大将~」という歌の作詞を考えたのもたてかべ和也さんだということは、皆様はご存知でしょうか?しかも、このジャイアンのテーマ、3番まで歌詞があるんです

 1997年に発売された『ドラえもん ヒット曲ベスト20』というCDに、このジャイアンのテーマが収録されていて、正式な曲名は『おれはジャイアンさまだ!』で、「作詞/たてかべ和也 作・編曲/菊池俊輔」と明記されているんです。

 歌詞をそのまま書くとジャスラックから訴えられてしまうので要約だけ書きますと…


『おれはジャイアンさまだ!』
(作詞/たてかべ和也 作・編曲/菊池俊輔)

1番の要約…おれは天下無敵の男だ。のび太もスネ夫も目じゃない。ケンカもスポーツも歌もうまいぜ。

2番の要約…おれは町一番の人気者。勉強も宿題も目じゃない。気は優しくて力持ちで、顔もスタイルも抜群さ。

3番の要約…おれは学校一の暴れん坊。ドラもドラミも目じゃない。四次元ポケットが無くても足の長さは負けないぜ。



 …こんな感じになっています。

 ちなみにこのCDにはスネ夫のテーマも入っていて、作詞はやっぱり声優の肝付兼太さんが担当されています。


『スネ夫のテーマ』
(作詞/肝付兼太 作・編曲/菊池俊輔)

1番の要約…スネ出して、あご引いて、胸張っていけば、学校は僕らの天国だけど、先生の笑顔はちょっと不気味だし、しずかちゃんの優しさは死ぬほどつらい。だけど僕には明日がある。顔で笑ってスネで泣く。

2番の要約…スネ出して、あご引いて、胸張っていけば、この世は僕らの天国だけど、ママの「ざあます」はちょっと怖いし、ジャイアンの「スネ夫!」はもっと怖い。だけど僕はエリートさ。顔で笑ってスネで泣く。


 …なんだか切ない歌です

 「ジャイアンのテーマ」と「スネ夫のテーマ」があるくらいですから、当然、のび太としずかちゃんのテーマもあるのですが、残念ながら作詞は声優さんではありません。どうせなら作詞を声優さんで統一してほしかったなぁ~





小学館の『小学四年生』9月号(その9)

(その8からの続き)


マスター「じゃあ、ベシャメルソースから作るぞ」
雄介「うん」
空「ベシャメルソースかぁ…」

そーいえば聖也くん…、
大丈夫だって言ってたけど、
あれからずっと元気ないんだよね…


空「なにかしてあげられるコトないかな…。でもあたしにできるコトなんて、食べることとお店のそーじくらいだしっ…(投げやりに床を掃く)」
空「(はっ)そーだ

わかった!!
聖也くんが元気になる方法―!!!

(ガッツポーズ

《続く》






 あれ?おっかしいなぁ…。
 空は今、「キッチンふらいぱん」の再建のために頑張ってお手伝いしているんじゃなかったっけ?
 
 どうして空は、聖也を励ます方法なんて考えてるの

 「きっちんフライパンの再建」という目的が、いつのまにやら聖也を励ますための手段にすり替わっちゃってますよ…。ヤレヤレ

 『空色のおんぷ』の時も、「ピアノが上手くなりたい」という目的が、好きな男の子にまとわりつくための手段にすり替わってましたからねぇ…。池田センセはよっぽど手段と目的のすり替えがお好きなんですねぇ。

 次回は聖也が仕込みを手伝う話になるようですけど、小学生が3人も働いていることが保健所にバレたら、飲食店営業許可が剥奪されるんじゃないかと思うんですけど…。
 どなたか飲食店関係の法律に詳しい方がいましたら、詳しく教えて下さい

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