更紗のタペストリー(L)

auoneblogから引っ越してきました。 主に、アート・書籍・音楽・映画などについて語ってるブログです。 もうひとつのブログ(http://sarasata.seesaa.net/)では、日経新聞の連載小説の感想を綴っています。

2012年01月

2回目の要望書に対する江戸川区からの回答(その9)

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その8からの続き)

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【要望3】‐(4) 当面、子どもたちが食べる給食についてだけは、欧米諸国などの基準値を参考に、区としてより厳しい基準の採用を検討して下さい

→江戸川区教育委員会事務局学務課給食保健係からの回答
「厚生労働省が定めた暫定規制値は、原子力安全委員会が国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づき提示した指標値ですので、国際的な考え方を基にしています。放射性セシウムに関しては、コーデックスより日本の方が低く設定されています。
 規制値については、現在国が示す暫定規制値が基準となっていますが、国による見直しの動きもあり、さまざまな状況に応じ総合的に判断していきます。」


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 「その6」でも書きましたけど、ICRPはNPOの民間団体です。つまり、「国際的な組織」ではあっても、「国際機関」ではありません。(国際機関とは、「構成員を国家として常設の事務局を有する実体があるもの、および、条約によって設立されている組織」です。詳しくはwikipedia参照)
 さらに、原子力安全委員会は日本の行政機関ですから、「国際的な組織」ですらありません。
 そこのところをちゃんと認識した上で、「国際的な考え方」と主張しているのかどうか、ちょっと怪しい回答ですねぇ…

 現在の日本セシウムの基準はコーデックスより低い、と主張していますが、コーデックスの指針がそれほどまでに信用のおけるものなら、なぜ、日本は原発事故前まで、輸入食品の安全基準を370Bq/kgにしていたのでしょうか? 以前からずっとコーデックスの基準を採用していればよかったじゃないですか
 後出しで「ほら!コーデックスの基準はこんなに高いよ!」って言ったって、今さらって感じです。

 コーデックスの他に、アメリカやカナダなどの規制値も入れて、原発事故後の日本の汚染っぷりを分かりやすくまとめているサイトがありますので、興味のある方はどうぞ。

「基準値比較:発表されているヨウ素131とセシウム137の数値を並べてみた」(『中鬼と大鬼のふたりごと』より)
http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-18.html


その10に続く)

2回目の要望書に対する江戸川区からの回答(その8)

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その7からの続き)

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【要望3】‐(3) 実際に江戸川区でも、検査をくぐり抜けて汚染牛肉が給食に使用された事例もあります。当面する現実的な対処として、給食の食材についての検査を重ねて検討して下さい。

→江戸川区教育委員会事務局学務課給食保健係からの回答
「生産地における放射性物質モニタリング調査により、汚染食品が流通しないような仕組みを厳守させるのは原則国が担うべき役割です。そして、市販流通品の中に暫定規制値超えの食品が一部見られたことは事実です。
 江戸川区では、給食の食材を含め暫定規制値を超えた食品が流通することのないよう、今後も東京都とともに違反品は市場から排除するなど必要な措置を行い、区民の不安を解消していきます。」


→子ども家庭部保育課給食指導担当係からの回答
「生産地における放射性物質モニタリング検査により、汚染食品が流通しないような仕組みを厳守させるのは原則国が担うべき役割です。そして、市販流通品の中に暫定規制値超えの食品が一部見られたことは確かです。
 江戸川区では、給食の食材を含め暫定規制値を超えた食品が流通することのないよう、今後も東京都とともに違反品は市場から排除するなど必要な措置を行い、区民の不安を解消していきます。」



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>汚染食品が流通しないような仕組みを厳守させるのは原則国が担うべき役割です。

 国が行うべきことであることは確かですが、だからといって、 「市区町村は汚染食品を流通させてもいい」という決まりもありません。
 「暫定規制値超えの食品が一部見られたこと」は認めるわけですよね? でも、江戸川区は、「国が検査しているんだから暫定規制値超えの食品は市場に流通していません」というスタンスだったはずです。


「放射能の暫定規制値を超えた食品は、国により出荷規制がされ、市場には出回っておりませんし、市場でも出荷制限をされている食品が流通しないよう、監視をしていますので、納品されている食材は安心して食べられる食材として取り扱っています。」by子ども家庭部保育課給食指導担当係

10月14日の記事参照)

「市場に流通している食品については、出荷元の都道府県が定期的に放射性物質の検査を行っており、厚生労働省が抜き打ち検査も行っています。牛肉や米については検査体制が強化され、安全な食材の流通が図られているため、江戸川区では特定の産地の食材について使用を制限する予定はありません。」by江戸川区教育委員会事務局学務課給食係
10月25日の記事参照)


 「国が検査しているんだから暫定規制値超えの食品は市場に流通していません」というスタンスが間違っていたことを“反省”して、区の方針をよりよい方向に“改善”していってほしい、というのがこちらの願いなのに、反省している様子もなければ、改善する方向性も見られないとは、呆れてしまいます。
 このブログでは過去に何度も書いていることですが、失敗から何も学ばないのは、ドジではなく、ただの馬鹿ですから!

 …それにしても、この二つの回答は、別々の係から返ってきているのに、全く同じ文章って…
 2人で相談しながら考えた文章なんでしょうか? それとも、一人が考えた文章をもう一人もいただいちゃったってことなんでしょうか?
 矛盾した回答が返ってくるよりは、こっちの方がいいですけど…

その9に続く)

2回目の要望書に対する江戸川区からの回答(その7)

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その6からの続き)



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【要望3】‐(2) 国に対して暫定基準値を徹底的に厳しく見直すよう働きかけて下さい。

→総務部危機管理室危機管理担当係からの回答
「厚生労働省においては、食品安全委員会の『食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価』(10月27日)を受けて、新たな暫定規制値の設定に向けた本格的な議論を開始する予定です。
 『新たな規制値設定のための基本的な考え方』厚生労働大臣発言要旨(10月28日)によると、現在の暫定規制値は、食品から許容することのできる線量を放射性セシウムでは年間5ミリシーベルトとした上で設定していますが、より一層食品の安全と安心を確保するため、年間1ミリシーベルトに引き下げることを基本として検討していくとしています。
 今後も国等の動向を注視していきます。」




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 「働きかけて下さい」って言ってるのに、「注視していきます」との答えって…
 教育委員会もそうですけど、江戸川区って、見守ったり見据えたりするのが好きですねぇ

平成23年第22回江戸川区教育委員会定例会会議録→
「実際に給食の全てを測ればいいのでしょうけど、それは難しいので、今は実際に出回っている食材が安全な、基準内のものであると確認していく方向に移っているのではないかということで、もう少し時間的をかけて見守っていったらいいのではないかと思います。」『江戸川こども守る会ブログ』1月4日の記事より)

平成23年第21回江戸川区教育委員会定例会会議録→「東京都が、スーパーマーケットを抜き打ち抽出で500種類の食品を検査し、そのデータをホームページで公表するという動きを国に先んじて出しました。これなどは歓迎できることだと思うのですが、こうした動きもしっかり見据えてまいりたいと思います。」
『江戸川こども守る会ブログ』12月21日の記事より)


 ちなみに、食品安全委員会の
『食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価』(10月27日)というのは、↓ これですね。

食品安全委員会委員長談話~食品に含まれる放射性物質の食品健康影響評価について~[PDF]


 で、厚生労働大臣発言要旨(10月28日)というのは、↓ これ。

小宮山大臣閣議後記者会見概要(H23.10.28(金) 8:55 ~ 9:20 省内会見室)


 どこ(誰)が、いつ、何を発表して、それがどんな内容なのか、一応は区はちゃんと認識しているようなので、そこのところは評価します。(本当に、ただ「見ているだけ」だったら、困りますからねっ


その8に続く)

2回目の要望書に対する江戸川区からの回答(その6)

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その5からの続き)

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【要望3】国の暫定基準値は高すぎるため、給食に関する「流通しているものは安全」という説明は成り立ちません。やはり独自の検査体制は必要と考えます

 子や孫を持つ区民が最も心配しているのは、国が定めた食品暫定基準値があまりにも高いことです。百歩ゆずって厳格な検査が行われ、流通している食品が「基準値内」だと仮定しても、それが「安心して食べられる食材」とは到底言えません。
 基準値内のものを食べているだけで、内部被曝線量は年間1ミリSvをはるかにオーバーします。米、肉などの暫定基準値である500ベクレル/㌔(セシウム137)は、コメなど穀類を300㌘、肉類を70㌘食べたとして、年5㍉Svを越えないレベルに設定された数値とされています。これは、江戸川区が被曝の目安としている年間1mSvとも矛盾します。原発の排水基準よりも、飲み物の暫定基準値のほうがはるかに高いなど、とても受け入れられるものではありません。

 (参照)原発の排水基準 セシウム137、90Bq/リットル
     飲み物の暫定基準値 セシウム137、乳児100Bq/リットル
              その他200Bq/リットル(資料参照)


 流通しているすべての食品が基準値ぎりぎりではないとしても、様々な要因による重複内部被曝を考えれば、政府の定めた暫定基準値では子どもたちを守ることはできません。

(1) 国の定めた暫定基準値に対する区としての見解をお聞かせ下さい。


→健康部生活衛生課食品調整係からの回答
「現在の暫定規制値については、原子力安全委員会が国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づき提示した指標値ですので、国際的な考え方を基にしています。食品安全委員会の『放射性物質に関する緊急取りまとめ』(3月29日)により、緊急時の対応として、相当な安全性を見込んで設定されたものと理解しています。
 この暫定規制値については、厚生労働省においてあらためて検討される予定です。」




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>原子力安全委員会が国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づき提示した指標値ですので、国際的な考え方を基にしています。


 ふ~ん…「国際的な考え方」ねぇ…。
 よもや江戸川区は、「組織の名称に“国際”って入っているから“国際的な組織”である」という認識ではないですよね?
 ICRPは、いくつかの国の研究者が関わっている組織なので、そういう意味では“国際的な組織”と言えますけど、この組織は、NPOの民間団体です。つまり、「国際的な組織」ではあっても、「国際機関」ではありません。(国際機関とは、「構成員を国家として常設の事務局を有する実体があるもの、および、条約によって設立されている組織」です。詳しくはwikipedia参照)

 ICRPの委員になれる人物は、核保有国や原発推進国の学者や官僚などに限られています。そんな人事ですから、当然、ICRPの基準というのは、核保有国や原発推進国にとって都合のいい内容になります。
 核保有国や原発推進国の学者や官僚しかいないような組織の作った基準を「国際的な考え方」と見做すなんて、江戸川区の職員は随分と視野が狭いですね …まぁ、いいですけどね、別に。1回目の要望書への回答を見れば、区の職員がICRPの基準を理解していないのなんてバレバレですから。(11月17日の記事参照。)区の職員にとっては、ICRPがどんな組織で、何を主張しているのかなんて、どうでもいいんですよね。要は、「仕事をしなくて済む理由」の根拠をひねり出せれば何でもいい、ってことですよね。


その7に続く)

2回目の要望書に対する江戸川区からの回答(その5)

その4からの続き)


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【要望2】‐(3) 内部被曝の問題を重視する観点から、給食食材に含まれる放射性物質含有量の独自調査がやはり必要と考えます。すでに23 区では港区、新宿区、江東区、目黒区、世田谷区、渋谷区、杉並区、豊島区で検査実施または実施予定となっています。前向きな検討をお願いします。

→江戸川区教育委員会事務局学務課給食保険係からの回答
「江戸川区の学校給食用食材のうち、牛乳については、製造元のコーシン乳業(株)が製品の独自検査を原則週1回行っており、これまで結果はすべて不検出となっていますので、区が検査を行う必要はないと判断しています。
 さらに、他の食材についても、お問い合わせに応じて各学校では食材の産地を公表していますので、厚生労働省のホームページなどで食品中の放射性物質に関する検査結果を確認することができます。
 江戸川区では小中学校106校がそれぞれ異なった献立で給食を実施しており、各学校が直接業者と契約しているため、毎回1,000種類以上の食材が納品されています。さらに、食材は当日の朝に納品されその日にすべてを使用するため、事前に放射性物質の検査を行い結果を得ることは現実的に不可能です。
 また、区保育園では、給食食材は各園の近隣の小売店より購入しています。1日1園当たり平均30種類の食材を使用しており、区立保育園全てとなると毎日1,320種類となります。こちらも、子どもたちが喫食するまでに、毎日の食材を検査し結果を得ることは困難です。
 以上のことから現在は検査を実施していませんが、今後も情報を注視し区民の皆さんの声を参考に、適切な対応を行っていきます。」




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>製造元のコーシン乳業(株)が製品の独自検査を原則週1回行っており、これまで結果はすべて不検出となっていますので、

 コーシン乳業のHP(http://www.koshinmilk.co.jp/)を見てみましたが、放射性物質の検査結果はどこにも出ていません。これでは、検出限界値がいくつなのかも分かりません。いくら独自検査をしていても、、誰もが見れるような形で検査結果を公表しなければ、意味がありません。
 コーシン乳業側が自ら進んで公表する様子がないのであれば、教育委員会側が公表するなり、学校側が公表するなりして下さい。自信を持って「不検出」だと主張するのであれば、検出限界値も含めて公表できるはずです。


>厚生労働省のホームページなどで食品中の放射性物質に関する検査結果を確認することができます。

 厚生労働省のHPを見ると、きのこ類からセシウムがバンバン出ているんですが、学校給食ではきのこ類をガンガン使ってますよね。学校関係者の方にこそ、「厚生労働省のホームページを見ろ」と言って下さい。

 
食品中の放射性物質検査の結果について(概略)(PDF:82KB)(平成23年12月19日19:00時点速報値)


 江戸川区の給食のシステム(自校式)では、給食を作る前(あるいは食べる前)に放射性物質の検査ができないのは仕方のないことですが、だったらせめて、調理後の給食を検査し、「内部被曝量の管理」くらいして下さい。厚生労働省は、来年4月をめどに、内部被曝の限度を年間1ミリシーベルトまで引き下げる方針でいます。


放射性物質:食品内部被ばく、年1ミリシーベルトに厳格化--厚労省(毎日新聞社)
http://mainichi.jp/life/food/news/20111028ddf001040009000c.html

小宮山大臣閣議後記者会見概要
http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/2r9852000001tghx.html


 内部被曝量の管理もしないで、区はどうやって国の指針に従う気でいるのでしょうか?


>今後も情報を注視し区民の皆さんの声を参考に、適切な対応を行っていきます

 最後のこのお言葉は大変嬉しいです。「国等の動向を注視します」とか言っちゃってるどこかの課の人に比べれば、区民への心遣いが感じられます。「区民の意見を聞く姿勢」を見せるのは、とても大事なことです。


その6に続く)

2回目の要望書に対する江戸川区からの回答(その4)

その3からの続き)


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【要望2】内部被曝の問題を重視して下さい

 回答書に対して、多くの区民から意見が出されたのが内部被曝の問題でした。現在もっとも考慮すべきは、ホコリや飲食物を通して放射性物質を体内に取り込み、身体の中から被曝する内部被曝の問題だと考えます。これは外部被曝よりはるかに打撃が大きく、微量の放射性物質でも特定の臓器に大きな被害を与える可能性があると多くの学者が指摘しています。
 放射線防護に関して政府が基準としているICRP(国際放射線防護委員会)勧告は事実上、内部被曝の影響を除外しており、それは「被曝に関してのいつわりの世界」(矢ヶ崎克馬琉球大教授、『隠された被曝』)とさえ指摘されています。区の回答書で「最も信頼できる情報源」としてその意見を参考にされている東大病院の中川恵一氏のブログサイト、東京都立大の福士政広氏の講演でも内部被曝に対する注意を喚起しています。
 江戸川区の回答書は、空間線量からの判断が中心であり、内部被曝についての言及がありません。内部被曝の問題について、どのようにお考えですか。また内部被曝を重視する観点から、改めて以下の対策の検討をお願いします。

(1) 土壌の放射性物質含有量と放射性核種の調査を
 回答書では「土壌放射性物質の含有量」について「空間線量から類推できる」から測定の予定はないとされていますが、プルトニウム239 が出すのは主にアルファ線、ストロンチウム90 が出すのは主にベータ線です。これらは空間線量に反映されないため、その有無は類推できませんし、トータルな区民の被曝の実態もつかめません。核種によって臓器との親和性、健康被害の深刻さ、対策も違います。微量でも身体に深刻な打撃を与える場合もあります。土壌の放射性物質含有量と核種の調査をぜひ実施して下さい。

(2) 上記理由から園児、児童、生徒などの内部被曝検査について改めて検討下さい。


→環境部環境推進課指導係からの回答
「文部科学省の福島第一原子力発電所周辺土壌のプルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果によると、セシウムの沈着量に比べてプルトニウムやストロンチウムの沈着量は非常に小さいと考えられることから、プルトニウム及びストロンチウムの含有量を緊急に測定する予定はありません。
(参考)<文部科学省による、プルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について>
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/0002/5600_0930.pdf



→江戸川保健所健康予防課感染症第二係からの回答

「今のところ、江戸川区独自で園児・児童・生徒に対し内部被曝検査を行う予定はありません。」



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 「緊急に測定する予定はありません」と答えているということは、「将来測定する必要性が出てくる可能性については考えている」というニュアンスを感じます。
 …とはいっても、江戸川区は、「国が検査してくれるのを待っている」というスタンスなんでしょうね、きっと…。

 東京都健康安全研究センターのHPを見ると、東京では、テルル(Te)と銀(Ag)が検出されているんですが、この事は江戸川区の方ではきちんと認識しているのでしょうか?

東京都健康安全研究センターHP都内の環境放射線測定結果1か月毎の降下物の放射能調査結果


1か月毎の降下物2



 都内の降下物(塵や雨)の放射能調査結果の一日毎のデータでは、8月7日以降はセシウムは不検出になっているんですが、上記の表を見ての通り、一か月毎のデータでは9月も10月もセシウムが検出されています。
 これはつまり、「一日毎の測定ではセシウムがあまりに少なすぎて検出限界値以下になってしまうけど、一か月分を累積すると検出限界値以上のセシウムの量になる」ということです。

 微量といえども、大気中にセシウムが飛散していることは東京都健康安全研究センターのデータを見れば明らかなのに、江戸川区は内部被曝対策ゼロですか…。ヤレヤレですね


その5に続く)


ドラゴンアンソロジー『ビバ!ドラゴン』


 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

 今年は辰年なので、ドラゴンがテーマになっている本をご紹介します。

ビバ!ドラゴン

 タイトルは『ファンタジイ傑作集2 ビバ!ドラゴン』。表紙は天野喜孝氏が担当されていますが、古い本なので表記は旧名の「天野嘉孝」になっています。(最初の発行は昭和56年ですが、私が持っているのは昭和62年の第2刷。)

裏表紙の解説→《法に背を向ける無頼の徒ラヴロック卿。つね日頃、人目をはばかるこの男、おのれの変幻自在に出没する術をかけ、世間を騒がす悪竜退治へとのりだした…。ミステリ作家としても名高いG・K・チェスタートンがユーモラスに綴る「竜とカクレンボ」他、キャロル的ナンセンス溢れるL・F・ボームの「王さまと首とムラサキ・ドラゴン」、モダン・ホラーの第一人者R・ブロックの異色作「ドラゴンの執念」など、空想上の動物のなかでも、その特異なキャラクターで知られる人気者ドラゴンをテーマに、五人の著名な作家達が書き残した傑作ファンタジイ》

 「ファンタジー」でも「ファンタジィ」でもなく、「ファンタジイ」と表記しているところが、時代を感じさせます。
 解説で紹介されている作家はG・K・チェスタートン、L・F・ボーム、R・ブロックの3人だけですが、残りの2人は誰なのかというと、E・ネズビット とL・P・ハートリィ です。ネズビットといえば『砂の妖精』シリーズが有名です。(『砂の妖精』はTVアニメ『おねがい!サミアどん』の原作です。)
 2006年2月20日の記事で、この本に収録されている挿絵を2点アップしています。古い携帯での写メなので、画像はかなり粗いですけど


【収録作】
「王さまの首の不思議な冒険」L・フランク・ボーム
「ムラサキ・ドラゴン退治」L・フランク・ボーム
「最後のドラゴン」E・ネズビット
「竜とカクレンボ」G・K・チェスタートン
「ドラゴンの執念」ロバート・ブロック
「コンラッドと竜」L・P・ハートリィ



ビバ!ドラゴン―ファンタジイ傑作集2 (ハヤカワ文庫 FT 28)
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