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 『韃靼の馬』の最終回の記事にも書いたとおり、去年開催された『長谷川等伯展』のチラシを紛失してしまったので、代わりに、2008年に同博物館で開催された『対決 巨匠たちの日本美術』という展覧会のチラシをご紹介します。

 去年開催された『長谷川等伯展』の詳細が気になる方は、↓こちらをご覧下さい。

http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/100410/tokubetsu.html
(京都国立博物館のHP内の『長谷川等伯展』のページ)

 私は東京国立博物館での展覧会しか知らなかったのですが、京都でも開催されていました。(情報を提供して下さったRenyさま、ありがとうございました!)


対決(上野)

↑こちらが、2008年に東京国立博物館で開催された、『対決 巨匠たちの日本美術』という展覧会のチラシです。
 「若冲vs蕭白」だけやたらに目立っていますが、他の対決のラインナップは、「鉄斎vs大観」「歌麿vs写楽」「応挙vs芦雪」「大雅vs蕪村」「円空vs木喰」「仁清vs乾山」「宗達vs光琳」「光悦vs長次郎」「永徳vs等伯」「雪舟vs雪村」「運慶vs快慶」です。


対決(上野)アップ
↑チラシの一部のアップ


《日本美術の歴史に燦然と輝く傑作の数々は、時代を代表する絵師や仏師、陶工らが師匠や先達の作品に学び、時にはライバルとして競い合う中で生み出されてきました。優れた芸術家たちの作品を比較すると、興味深い対照の妙を見出すことができます。本展では、このような作家同士の関係性に注目し、中世から近代までの巨匠たちを2人ずつ組み合わせ、「対決」させる形式で紹介します。国宝10余件、重要文化財40件を含む計100余件の名品が一堂に会し、巨匠たちの「対決」を、実際に作品を見て比較できるのが本展の最大の魅力です。》

 …だそうで、ちょっと変わったコンセプトの展覧会だったようです。
 「若冲 vs 蕭白」をやたらに目立たせているのは、恐らくは、一時期の伊藤若冲ブームに乗っかったのでしょうね…。若冲目当てのお客さんの興味を、他の画家の方へも向けさせたかったのではないでしょうか。



等伯(上野)
↑チラシの裏面より、長谷川等伯の『松林図屏風』(右隻)


永徳(上野)
↑チラシの裏面より、狩野永徳の『檜図屏風』



 新連載の『等伯』の方でも、等伯と永徳の対決はあるのでしょうか? 楽しみです