更紗のタペストリー(L)

auoneblogから引っ越してきました。 主に、アート・書籍・音楽・映画などについて語ってるブログです。 もうひとつのブログ(http://sarasata.seesaa.net/)では、日経新聞の連載小説の感想を綴っています。

ないしょのつぼみ

小学館の『小学四年生』3月号(その2)

ブログネタ
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(その1からの続き)

 それから幾日か経ち、つぼみは祖母の一周忌にお墓参りに行きます。
 ・・・例の、スッケスケのワンピースを着て。

4年生3月号4

つぼみのモノローグ「今日はおばあちゃんの一周忌。去年…、ちょうど一年前、昴くんとlここで初めて初めて会った…。(桜の木を見上げながら)あの時は満開だったな…」


 去年の段階で既にパンツが見えそうなワンピースだったんだから、いい加減新しいのを買えばいいのに・・・ 一体いつまで、つぼみの両親はパンツが見えそうなワンピースを娘に着させ続けるんでしょうか。誕生日のプレゼントにわざわざにソフトブラを選ぶような家庭ですから、やっぱり、家計が相当貧窮しているんですかねぇ・・・。

 ・・・と、そこへ、とある親子が車で通りかかります。


4年生3月号5


母「あら、ここの桜、今年はまだつぼみなのねー」
子「”つぼ・・・み”。・・・。・・・! 母さんっ! 車止めて・・・ッ!!」(車から降りて走り出す)



 ・・・はい、もう、バレバレですね。この親子は、美奈子と昴です。


4年生3月号6


昴「…つぼみっ…。ごめん! つぼみのこと忘れてて…!
つぼみ「え…? 思い…出したの……?」
昴「今日、そこの病院に検査に来て、今ここ通ったら…、急に思い出して…、ここに来ればつぼみに会えるかも!って思って…っ…」
つぼみ「昴くん…っ(うる目)」


4年生3月号7


 生霊の時は断片的にしか記憶が戻らなかったのに(例:「スイカが好き」「ピアノが得意」)、元の身体に戻ったら、つぼみに関する記憶だけ一気によみがえるとは…なんともご都合主義ですね。

 そういえば、昴って、生霊の時は、母親に関することは一切思い出しませんでしたね。自宅に戻って母親の顔を見ているにも関わらず。
 コイツにとっては、母親はその程度の存在ということですね( ̄3 ̄)


昴「……ずっと、伝えたいことがあったんだ」
つぼみ「あっ…あたしもっ…」

4年生3月号8

つぼみ&昴「好き…」(←手を握り合う)

春は、
出会いとステキな予感にあふれる、
大好きな季節―。(←抱き合う)

つぼみの祖母「めでたしめでたし!」

《ないしょのつぼみ・おわり》



 あ~あ…よせばいいのに、ラストシーンでつぼみの祖母を出しちゃいましたか…。つぼみの祖母が死んだのは、ちょうと一年前なんですよ? つまりは、つぼみが言うところの「出会いとステキな予感にあふれる、大好きな季節」というのは、祖母が死んだ季節でもあります。

 祖母の一周忌でお墓参りに来ているというのに、思い出すのは祖母のことではなく、昴のことばっかり。しかも、祖母のお墓の前で告白して抱き合うとか…もうね・・・一体どういう孫なんだよ、と言いたくなりますね(; ̄□ ̄)
 しかも、この場には、つぼみの母親と昴の母親もいるんですよ? 小学生のガキ同士が告白して抱き合うだけでもイタいんですから、もうちょっとシチュエーションを考えて下さいよ、やぶうちセンセ( ̄3 ̄)

小学館の『小学四年生』3月号(その1)

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 せっかく『おじゃまユーレイくん』をパクったというのに、ロリオタから全く見向きもされなかった2010年度の『ないしょのつぼみ』が、今月でとうとう最終回になりました。
 果たして、2011年度の『小学四年生』でも、この漫画はしょうこりもなく続くんですかねぇ…。まぁ、私は来月からはもう学年誌は買わないので、どうでもいいんですけどね。
 
4年生3月号1


 ↑扉絵では、2人が手を取り合いながら「さよなら昴くん!!」「さよなら―つぼみ!!」なんて言ってますけど、こんなシーン、本編には存在しません。相変わらずいい加減なキャプションですねぇ~


 さて、前回、つぼみは「自分の身体を経由してなら昴の生霊が元の身体に戻れるかもしれない」と思い、昴の身体の手を握りしめて「おねがい、戻って…!!」と念じました。

 すると…結構あっさり、昴の生霊は元の身体に戻りました。


4年生3月号2


 …ところが、元の身体に戻った昴は、生霊だった時の記憶を無くしていました。


4年生3月号3


 昴の意識が戻ったことで、病室内はちょっとしたパニックになり、部外者であるつぼみは看護婦さんから追い出されてしまいます。
 「きっとまだ体に戻ったショックとかで大変だろーから、落ちついた頃にまた…」と思い、一週間待って、つぼみは再び病院に行きますが、昴は既に退院していました。

 前回までずうずうしさ全開だったつぼみですが、さすがに今回は昴の家に行くことに躊躇します。
 …まぁ、昴に「生霊だった時の記憶」がない以上、つぼみは美奈子から見たら「ただの変な子」ですからね。躊躇するのは当然ですね。…てか、美奈子自身も相当変な人ですけどね。


(その2に続く)

小学館の『小学四年生』2月号(その3)

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(その2からの続き)


 自分の「肉体」を見つけた昴は、さっそく戻ろうとしますが、なぜかすり抜けてしまい、うまくいきません。

 …それを見ていたつぼみは、あるアイデアを思いつきます。

4年生2月号5


「あたしの体に入って! あたしの体を通してなら入れるかも…。ううん! 絶対入れる! あたしも強く念じるから! そのために、あたしたちは出会って、ここに来たのかもしれないから…!!」


 う~ん…どういう理屈なのでしょうか
 「モノには触れるけど、自分の肉体には触れない」→「つぼみの肉体には憑依できる」→「つぼみ経由でなら元の肉体に戻れる」
 …??? ちょっと意味不明です。

 つぼみは 自分がここ(=病院)に来て「昴の生霊を昴の肉体に戻す」という行為に挑むことになった経緯を、あたかも「運命」のように言っていますけど、それが本当なのだとしたら、つぼみの祖母は、その「運命」のために死んだことになってしまいます。つぼみの祖母が死ななければつぼみが墓地に行くことはなかったわけでだし、そうなると、墓地でじーっとしていた昴に会うこともなかったわけですから。

  …そもそも、なんで昴(の生霊)は、第一話では墓地でじーっとしていたんでしょうか? 昴の肉体が病院にあるのだとしたら、その肉体から出てきた生霊が、なぜ、墓地に行く必要があるのでしょうか。
 アストロツインがどーたらいう話が出てきた時は、あたかも、それが「つぼみと昴が引き寄せられた理由」的な描写になっていましたけど、「アストロツインだから引き寄せられた」という説が本当であるのなら、昴は幽体離脱した直後につぼみの肉体に引き寄せられたはずです。

 もしかしたら、また、ピアノの件みたいに、とってつけたような設定が出てくるのでしょうか? 昴の父親がまだ登場していませんから、「あの墓地には昴の父親のお墓があった」とか何とかいう設定が出てくるのかもしれませんね。


4年生2月号6


 「お願い、戻って…!! ふたりが同じ星のもとに生まれた意味があるのなら…。昴くんがあたしを救ってくれたように、今度はあたしが…、昴くんの力になる…っっ!!」

《3月号につづく》




 と、いうわけで、どうやら昴が元の肉体に戻ってめでたしめでたし、というオチになりそうですね。

 …あ、そうそう、前回の話では、美奈子のお腹が微妙に膨らんでいたのですが、今回の話ではその膨らみがなくなっていました。わずかの時間の間に、美奈子の体に何が起こったのでしょうか…? 謎です。



4年生2月号7











←先月号の美奈子。
(緑の矢印に注目)





4年生2月号8











←今月号の美奈子。
(緑の矢印に注目)






小学館の『小学四年生』2月号(その2)

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(その1からの続き)


 一体何がツボにはまったのかはよく分かりませんが、ひとしきり大笑いした美奈子は、「これからあの子に会いに行くんだけど…、一緒に行く?」とつぼみに聞きます。
 で、美奈子の車につぼみが乗るんですけど…


4年生2月号3

 …おもいっきり、後ろの座席で、つぼみは昴と会話しています。美奈子から見たら、つぼみは完全に「独りごとを言っているアブナイ子」ですね。

 ちなみに、このシーンの2人の会話は、↓こんな内容です。


「…ま、いきなり幽霊とか言っても信じてもらえるわけないよな」
「じゃ、昴くんちでピアノ弾いて証明する?」
「つぼみが弾けないこと知らなきゃわかんないでしょ」
「う…。そっか

 
 はい、もう、完全に作者は「昴はモノには触れる」という設定を忘れていますね。

 …それとも、あれですか? 昴は「パンツとボールにだけは触れる」とかいう設定でもあるんですかね?



 …さて、上のシーンの時点では、つぼみは「昴のお墓参り」に行くものだとばかり思っているのですが、美奈子がつぼみを連れていった場所は、つぼみの予想に反して、とある病院の一室でした。
 
 
4年生2月号4


 …はい、昴は生きていました。つまりは、つぼみにひっついているのは「昴の幽霊」ではなく「昴の生霊」だったということですね。

 美奈子曰く、「事故から1年近く経つのに、ずっとあのとおり…。ドクターは、目を覚ます可能性は低いって……」だそうですが、息子がこういう状態だというのに、随分とにこやかですね。
 作者は、「色々あったけど、今はふっきれて穏やかになっている」ということにしたいのかもしれませんが、不自然なバカ笑いの描写があったせいで、単に「ヘラヘラしている軽い人」にしか見えません



(その3に続く)

小学館の『小学四年生』2月号(その1)

ブログネタ
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 ただでさえ『韃靼の馬』の記事が溜まっているというのに、YOUTUBEから動画を引っ張ってこれる嬉しさについつい音楽関係の記事をアップしてしまい、学年誌ネタが後回しになってしまいました。

4年生2月号1















←今月の扉絵





 う~ん…なんか…頭と体のバランスが妙なことになっていますね…。
 もしかしたら、顔だけやぶうちセンセぇが描いて、他はアシスタントが描いたんでしょうか?

 キャラの頭身のバランスだけでなく、ポーズも妙です。このイラスト、一見、「つぼみと昴が一緒に歩いているシーン」のように見えますよね? でも、2人の足に注目してください。昴の方は歩いているのに、つぼみは歩いていません。一緒に「並んで」いるのに、一人は歩いていて、もう一人は歩いていないって…なんなんでしょうか、このシチュエーションは…。
 もし、アシスタントが描いたのだとしたら、やぶうちセンセぇはもっとちゃんと監督した方がいいと思いますよ

 さて、前回、つぼみは意を決して、昴の母である「牛島美奈子」に「じつは今、ココに! 昴くんが! いるんですッ…!!」と言ったわけですが…。美奈子は全く信じようとせず、笑い飛ばします。


4年生2月号2













←異様なまでにウケている美奈子





 にも指摘しましたけど、昴は「物には触れる」んですから、昴の「霊」の存在を証明したいのであれば、ポルターガイスト現象を起こせばいいだけの話です。
 一番手っ取り早いのは鉛筆で文字を書くことですけど、つぼみ達が現在いる客間にはピアノがあるんですから、昴の「霊」がピアノを弾くという手もあります。

 …つぼみって、本気で昴の「霊」の存在を美奈子に伝える気があるんでしょうか? 単に、人の家に上がり込むのが好きなだけなんじゃないでしょうか。

(その2に続く)

小学館の『小学四年生』1月号(その3)

(その2)


 父親の職場から盗み出した個人情報を元にして牛島家を探し出し、その家の中にまんまと上がりこんだつぼみは、牛島美奈子(らしき人物)と雑談を始めます。

 …が、牛島美奈子(らしき人物)の態度が、どう考えても「つい最近息子を亡くしたばかりの母親」には見えません。


こんな態度。


 「故人の友人」を名乗る人物が訪ねてきたのであれば、お仏壇の前に案内するのが普通なわけで…。牛島美奈子(らしき人物)の態度を見れば、昴が生きていることは分かりそうなものですが、つぼみは全く気付きません。

 …で、さも「意を決した」とでもいわんばかりの顔で、「…じつは今、ココに! 昴くんが!いるんですッ…!!」と叫んで、《2月号に続く》となっています。




 …まぁ、多分、次回は、「昴がつぼみに憑依して、自分の存在を証明する」とかいう展開になるのでしょうけど…。
 …でも、前々から不思議だったんですけど…。昴って、「物」には触れるんですよね? 以前、つぼみのパンツを持つとか、ボールを持つとか、つぼみの同級生のズボンを引き摺り下ろすとかやってたんですから。

 …だったら、鉛筆で字を書けば、自分の存在をいくらでもアピールできますよね?
 
 ピアノの件だってかなり変です。「物」には触れるんだったら、昴はピアノを弾くことは余裕でできたはずです。
 なんで10月号では、昴はわざわざつぼみに憑依してピアノを弾いたんでしょうか? いくらなんでも、ひとりでにピアノが鳴り出せば、伊緒もすぴかも、霊の存在を信じたはずです。

 …要するに、作者が、後先考えずにこの漫画を描いているということですよね おそらく、「昴がつぼみのパンツを持つシーン」とか「男子のズボンを引き摺り下ろすシーン」を描きたいがために、「物には触れる」という設定にしてしまったのでしょう。
 ストーリーを重視せずに、シチュエーションばかり優先して漫画を描くから、こんなことになっちゃうんですよ






小学館の『小学四年生』1月号(その2)

(その1からの続き)


 つぼみが牛島家におしかけると、上手い具合に「美奈子」とおぼしき女性が現れます。


牛島美奈子らしき人物


 不自然なまでにデカい花束を持っていますが、その花束の下に見えるお腹が微妙に膨らんでいるので、おそらく、「妊娠している」という設定だと思われます。
 …まぁ、もしかしたら、ただ単に太っているだけのキャラかもしれませんが。

 と、ここで、つぼみが「あ…あたしは、昴くんの…えっと、…と、友だちですっ…」と不自然な自己紹介をします。


不自然な自己紹介


 昴が死んだことになっているのなら、この自己紹介はかなりおかしいのですが、牛島美奈子らしき人物は何の疑問も抱かず、家の中に入れてしまいます。
 …まぁ、普通の読者なら、「どうやら昴は生きているらしい」って気付きますよね(話を無理矢理ひっぱっているので、今回はその辺の真相は明かされていませんけど。)


 さて、牛島家の客間に上がりこんだつぼみは、グランドピアノを見てドキドキしたり、「高そーなカップ」を見てドキドキしたりします。



 グランドピアノはともかく、ティーカップを見てドキドキする奴なんているのかぁ? 「高そーなカップ」とか言ってるけど、全然高そうになんか見えないぞ?
 …てか、つぼみは開業医の娘なんだろ? 「若草産婦人科医院」は、個人の病院にしてはそれなりの規模なんだろ? 高価なティーカップの1セットや2セットは家にあるだろ 


10月号より、「若草産婦人科医院」。
 それなりに立派な建物です。


 やっぱり、私が先月指摘した通り、「若草産婦人科医院」は閑古鳥が鳴いていて赤字経営なんでしょうか?
 もしかしたら、個人情報の管理が超ずさんなせいで、お客さんがどんどん逃げちゃってるのかもしれませんね



(その3に続く)

小学館の『小学四年生』1月号(その1)

 ブログの引っ越しが間近なので、腐れロリエロオカルト漫画『ないしょのつぼみ』の今月のレビューはなるべく簡単に終わらせます。
(ちなみに、auoneブログは12月20日に記事の投稿機能が停止します。)


2011年もいっしょにいたいね…。
(byつぼみ)


 えっ?誰と?
 つぼみの後ろに昴が描かれていますけど、つぼみの目線はカメラ目線…つまり、読者の方に向いているので、このメッセージは恐らくはロリオタに宛てたものですね
 2011年度の『小学四年生』でも、性懲りもなくこの漫画を続ける気なんですかねぇ…?
 …まぁ、私は来年の4月からはもう学年誌を買う気はありませんから、私がこの漫画をブログネタにするのは2010年度が最後ですけどね


 …さて、「アストロツイン」ネタという、昭和の香りが漂う古臭い展開に突入した『ないしょのつぼみ』の、今月のストーリーをご紹介していきましょう。
 父親の経営する若草産婦人科医院から「牛島美奈子」なる人物の個人情報をまんまと盗み出したつぼみは、翌日、さっそくその人物が住んでいる家に突撃します。

 その家は……この漫画の価値観では、一応、「豪邸」に値する規模がある、ということになっているようです。 


牛島家。(一応豪邸扱い)


 まぁ…確かに広い方ではありますけど…あっけにとられる程の豪邸ではないですよ…ね? 私の住んでいる地域は東京の下町ですけど、ちょっとした地主なら、この程度の規模の家に住んでいる人なんてたくさんいますよ…?
 てか、つぼみの父親は開業医なんでしょ? 病院は父親の持ち物なんでしょ? てことは、かなりの土地持ちじゃん。なんでこの程度の規模の家を見たくらいでビビってんの?


(その2に続く) 

小学館の『小学四年生』12月号(その4)

(その3からの続き)

 
 それでは、「ファンタジックLOVEストーリー」の「ファンタジック」な部分を見ていきましょう。



父親「しかも出生時刻は10月20日の午後10時20分!日付といっしょ!おもしろいだろ?」
つぼみ「おもしろい…?」
父親「さらにおもしろいことに…、その日、その時間に生まれた赤ちゃんがもう1人いたんだよ」
つぼみ「えっ?(ドキン)」





父親「新生児室で並んで寝てる姿はまるで双子だったなぁ…。占星術では『アストロツイン』っていうんだってな。”同じ星のもとに生まれた2人”…ってことか」




 はいっ 出てきましたよ~ 「ファンタジック」な部分が
 …ただし、思いっきりネタが古臭いですけど
 「アストロツイン」ネタって……昭和の時代の漫画かよぉ~(例:竹宮恵子『アストロ ツイン』、佐藤史生『ワン・ゼロ』など) 
 …まぁ、リアル小4の読者なら、それなりに新鮮なのかもしれないですね。今時あんまり見かけないネタですから。

 つぼみの父親の話が気になった昴は、真夜中に、「つぼみが生まれた日のカルテが見たい」と言い出します。
 …まぁ、普通は、無理ですよねぇ。なにせカルテには思いっきり個人情報が書かれていますし。夜中に子供が簡単に入り込めるような杜撰な状況でカルテを保管しているわけがありません。

 …ところがどっこい。つぼみは簡単にカルテの保管場所に入り込んでしまいます。


カルテを漁っているつぼみ。



 あの~…この病院って産婦人科ですよね?
 …なら、当直の看護婦さんが、院内に必ずいるはずなんですけどねぇ…。
 私が「その2」の記事で書いた「閑古鳥が鳴いている可能性」というのは、このシーンを指しています。「この日にお産で入院してくる妊婦さんは絶対にいない!」と断言できるくらい、若草産婦人科医院にはお客さんがいない、としか考えられません。 
 4階建ての病院なのに、もったいないですね

 つぼみがカルテを漁っていると、「つぼみが生まれた日」のカルテの中から、「牛島美奈子」というカルテが見つかります。住所は、「その1」でうろついていた付近で、性別は男の子です。
 これを見た昴は「やっぱり」と言います。
 




昴「つぼみとは出会ったときから、なにか運命みたいなものを感じてたけど、オレたち、『アストロツイン』だったんだ…!」

【1月号につづく】



 どうやら、「この2人が出会い、離れられない理由は、アストロツインだから」ということのようですけど、この2人が出会った場所は「つぼみの祖母が葬られている墓地」ですよ?
 「アストロツインだから魂が引き寄せあった」というのなら、「つぼみの祖母の死」というシチュエーション、別にいらないですよね?

 前にも書きましたけど、この2人を引き合わせる条件として、「一人の人間の死」を持ってくるという演出は、やぶうちセンセぇ的にはどうしても必要な事だったのでしょうか? 「アストロツインだから」「運命だから」ということで全てが説明できてしまうのなら、わざわざ「一人の人間の死」を演出する必要は皆無でしょう。

 「カチューシャがあると昴(の幽体)が見える」という演出も、今のところは必要とは思えません。「アストロツインだからお互いの波長がシンクロしあってどーのこーの」で適当に説明付けができます。
 …まぁ、カチューシャに関しては、『おじゃまユーレイくん』のヒロインの「こだま」へのオマージュの可能性が大ですけどね。こだまはいつもカチューシャを付けていたキャラでしたから。
 …とはいっても、こだまのカチューシャは「ただのファッション」であって、霊能力には全く関与していなかったので、「カチューシャで特殊能力発動」というシチュエーションは、何か別の作品からパクッているのかもしれません。

 さて、アストロツインネタときたら、ありがちな展開としては、やっぱり「魂の融合」でしょうか?
 もう一ひねりして、「つぼみの魂の中に入り込んだ昴の魂が、将来、”つぼみの子供”として生まれてくる」なんてのも、考えられますね~。萩尾望都の『スター・レッド』みたいに。



小学館の『小学四年生』12月号(その3)

(その2からの続き)


 「父親から娘へのプレゼント」のシーンは終わり、お次はお食事のシーンなのですが…。
 ここで、つぼみの父親と母親が、「つぼみの出生時」の思い出話を語りだします。


父親「あの時はママ、大変だったんだぞ~。つぼみがなかなか出てくる気配がなくて、院内の階段を1階から4階までずーっと上がったり降りたり、スクワットしたりな」
母親「25時間…?だったわね。陣痛つづいたの。その間寝れもしないし…」
つぼみ「それって効果あるの!?」



 父親が何気に「つぼみがなかなか出てくる気配がなくて」って言ってますけど…。つぼみは、赤ちゃんが母親の体のどの部分からどうやって生まれてくるのか、知っているんでしょうか?
 なぜかつぼみが驚いているポイントは「階段を上がったり降りたり」の部分ですけど、普通は、「なかなか出てくる気配がなくて」の方が気になるはずでは…?
 9月号で、つぼみが学校で性教育を受けているシーンがありましたけど、まさか、この時に、ものすごく具体的に「出産」についての教育を受けたのでしょうか?
 それとも、つぼみの父親や母親が、出産とはどういう行為かを、前々から具体的に教えていたのでしょうか?

 「つぼみがなかなか出てくる気配がない」という状況は、恐らくは微弱陣痛を示しているのでしょうけど、そういう場合、一般的な産婦人科なら陣痛促進剤を使うことが多いと思うのですが…。自宅で待機している妊婦さんが「出産を促すために体を動かす」というのなら分かりますけど、「院内の階段を…」なんて描かれているということは、つまりは、つぼみの母親は既に「入院」している状態の時に、「階段を上がったり下りたり」していたわけですか…。忙しく働いている看護婦さんにとってはちょっと迷惑な話ですよね、それ…。4階建ての病院であるのなら、それなりの人数の看護婦さんが働いているはずですし…。

 …まぁ、恐らくは、「若草産婦人科医院」は、なるべく陣痛促進剤を使わない方針なのでしょうけど…。でも、こんな中途半端に、妙に具体的な「出産エピソード」を描かれたって、「リアル小4女子」の読者は混乱するのでは…?
 一般的な「リアル小4女子」の読者が、このシーンから「微弱陣痛」を予想できるとは、到底思えません。もし、これを「典型的なお産」と思い込んだら、出産に対する恐怖心が植えつけられる可能性があります。「子供の頃、お産に関する話を大人から聞かされて、ショックを受けた」という人は、相当数いるんですから。

 「お産は大変なものだ」ということを読者に伝えること自体は大切なことだと思いますけど、いかんせん、ネームが雑すぎます。とても作者が「リアル小4女子」の読者の気持ちを考えて漫画を描いているとは思えません。デリケートな問題なんですから、もうちょっとネームに気を遣ってもらいたいものです。

 …いや、この漫画で大事なのはここではなかったですね。なにせこの漫画は「ファンタジックLOVEストーリー」なのであって「性教育漫画」ではありませんから。(第1話参照)
 この後のセリフに、「ファンタジック」な部分が出てくるので、乞うご期待!


(その4に続く)


小学館の『小学四年生』12月号(その2)

(その1からの続き)


 足に靴擦れを作ってまでして昴の家を探し回ったつぼみですが、結局その日は(「その日」と言うべきか?)なんの成果も挙げられません。

 仕方なく、つぼみが自宅に帰ると……なんと、つぼみの両親がサプライズパーティを準備してくれていました。そう、この日はつぼみの誕生日だったのです。



 このシーン、ケーキだけでなく、サラダ、お寿司、サンドイッチ、グラタンのようなもの(もしかしたらキッシュかも)が用意されているんですけど…。一体、このシーンは、時刻は何時なんでしょうか? つぼみの両親がつぼみの帰宅の遅さを心配している様子が全くないということは、4時頃ですよね? まさか5時過ぎなんてことはありませんよね? 今の季節は、5時を過ぎたら相当暗いです。学童に通っているわけでもない子が、ランドセルをしょったまま、暗くなるまで外をウロウロしていたら、普通の親なら心配するはずです。

 …ということは、このシーンは、「外はまだ明るい時間」ということになるんですけど…。それなのに、随分しっかりした食事が用意されているものですね。どう見ても「夕食を兼ねたお誕生パーティ」です。

  つぼみの父親って、産婦人科医のはずなんですけどねぇ…。4時台なら、一般的な病院は診療時間内のはずではないんですかねぇ…? つぼみの父親の経営している「若草産婦人科医院」は、4時には診療を終えてしまう病院なんでしょうか? もしかしたら、この日はたまたま定休日なのかもしれませんが、この後の展開(「その3」か「その4」の記事で触れます)を見ると、院長が自宅に引っ込んでいても全く問題ないほど、「若草産婦人科医院」は閑古鳥が鳴いている可能性が大です。

 …まぁ、その件は一旦置いておいて、つぼみのお誕生パーティに話を戻します。
 お誕生パーティといえば、プレゼントがつきものです。(池田センセぇの『ひなピヨ』のような例外もありますが。 )
 つぼみの父親が用意したプレゼントは何なのかというと…。 



 ……ソフトブラ(3枚)でございます。

 娘へのバースデープレゼントが「下着」って…どんだけつぼみの家の家計は貧窮しているのでしょうか 普通、この手の生活必需品は、バースデープレゼントになんかしません。冗談の通じる友達に、ウケねらいでプレゼントするのならともかく、「親」が「子」に対して、わざわざ誕生日というイベントを狙ってプレゼントしているんですよ?
 値段が高いオシャレ服とかアクセサリーとかなら分かりますけど、たった3枚のソフトブラって…
 ショボい。ショボすぎます。

 …で、このショボいプレゼントを見ての、つぼみの感想が、これ。



つぼみ「初ブラは自分で選びたかったっ!!(滂沱の涙)」


 落ち込むポイントはそこじゃねーだろ
 父親の思考のキモさセンスの悪さ、及びプレゼントのチープさにガッカリしろよ



 相変わらずのズレっぷりですね、この漫画は
 こんなんで「リアルな小学生」を描いているつもりだってんだから呆れます。作者自身に「小学生女子」だった時代があったとは到底思えません。
 7月号の記事でも書きましたけど…やっぱり作者って、女のふりをしたオヤジなのでしょうか?




(その3に続く)


小学館の『小学四年生』12月号(その1)

 今回の『ないしょのつぼみ』は、「つぼみの頑張る姿」が不自然なほどわざとらしく強調されています。
 もしかしたら、私が先月、「全く頑張っている様子がない(それどころか他人の協力をあてにしている)主人公を、わざわざ”頑張っている”とアピールすんな」と突っ込んだせいでしょうか?


放課後、伊緒とすぴかをほったらかして、
 一人で昴の家を探しに行くつぼみ。



歩きすぎて、靴擦れができている様子。


 あー、はいはい。つぼみは一人で頑張ってますねー。えらいですねー。
 …でもさぁ…なんで、一旦家に帰ってランドセルを置いてから、昴の家を探さないんですかねぇ? 自転車に乗って探した方が効率がいいに決まってるのにねぇ…。
 「靴擦れで血を滲ませているつぼみタンってカワイソウでしょ!ケナゲでしょ!」ってことですか、そうですか

 どうやらつぼみは家を一軒一軒回って「牛島」という表札を探しているようですけど、マンションやアパートに住んでいたらアウトじゃん
 …ていうか、今は昴のフルネームが「牛島昴」だってことが分かっているんですから、今こそネットを利用すべきなのでは? 昴が、本人の記憶通り、交通事故の被害者であるのなら、ひょっとしたら実名で報道された可能性があるわけですから。
 なんで、「昴が交通事故で死んだ(可能性がある)」と分かった時はネットを利用したくせに、昴のフルネームが分かった今はネットを利用しようとしないのでしょうか? 非効率的ですねぇ…。
 ひょっとしたら、つぼみが勝手に弄くったせいで、すぴかの家のパソコンがウイルスにでも感染したんですかねぇ?



「あともう少しで見つかりそーな気がするし!…昴くんの家、見てみたいし…!」(byつぼみ)

 あ~あ、何の根拠もないですね~ こんなの、単なる希望的観測です。
 …とはいえ、今回のラストでは、昴の家の住所が都合よく判明します。でも、それは、今回つぼみが足に靴擦れを作ってまでして昴の家を探し回ったこととは何の関連もありません。 つまり、つぼみの努力は、またしても無駄になっているということです。スイミング教室のチラシの件と同じですね。努力が結果に結びついていないんです。
 池田センセぇ同様、やぶうちセンセぇも、「因果関係」というものを全く考慮しないでストーリーを作っているんですね


(その2に続く)



小学館の『小学四年生』11月号(その3)

(その2からの続き)


 スイミング教室からおっぽり出された3バカ(+ユーレイ一人)が商店街をうろついていると、八百屋とおぼしきお店から、「これ、牛島さんとこお願い」「いつものヤツッすねー」という会話が聞こえてきます。

 三輪バイクの荷台ボックスにスイカが入れられるところを見て、つぼみは、昴が「オレの好きな食べ物はスイカ!」と言っていたこと(8月号参照)を思い出し、走り去るバイクを追いかけようとします。



 …が、なぜかつぼみは全力疾走せず、モタモタと走ります。

 その理由は…もちろん、「カバンの紐が乳首に当たって痛いから」です。バカですね



 どうせ大した荷物なんて入っていないカバンなんだから(今回の話を読んだ限りでは、スイミング教室のチラシしか入っていません)、斜め掛けなんかしないで、「小脇に抱える」とか「鷲掴みにする」とかすれば、それなりの速さで走れるはずなんですけどねぇ

 そもそも、「斜め掛けにしたカバンの紐が乳首に当たって痛い」のであれば、普通に歩いているだけでも乳首がこすれて痛いはずです。なんで、階段を駆け上ったり、路上を走ったりするときだけ、乳首を痛がるんですかねぇ。意味が分かりません。

 …と、まぁ、そんなこんなで、つぼみは三輪バイクを見失ってしまい、「12月号に続く」となっています。

 わざわざスイカなんていうアイテムを出さなくても、「牛島」という名前を口走っている人物が登場すれば、どのみちつぼみは追いかけたはずなんですけどねぇ…。唯一の手がかりは「牛島」という名前だけなんですから。
 3バカのファッションは全員長袖なんですから、漫画の中の季節は秋のはず。 スイカの旬は8月なので、この漫画の中ではすっかり旬が過ぎていることになります。
 10月に入っても置いてあるお店は置いてあるでしょうけど、このタイミングでスイカが登場するのって、ちょっと不自然ですよねぇ…。

 りんごとかバナナみたいに、一年中どこのスーパーや八百屋でも出回っているフルーツを出せばよかったのに、なんでまた、出回る時期が限られているものを出してしまったんですかねぇ、やぶうちセンセぇは



小学館の『小学四年生』11月号(その2)

(その1からの続き)


 「乳首がカバンの紐に擦れて痛い」という理由で階段を駆け上がれないつぼみですが、なんとか4階まで上ります。
 そのフロアには、水泳大会の表彰式を写したとおぼしき写真が飾ってあり、その写真の中に「昴にクリソツ」の男の子を見つけた3バカが興奮して騒いでいると、スイミング教室の生徒が通りかかります。




スイミング教室の生徒「そいつ、最近来てないよ」
つぼみ「え…?昴くんのこと知ってるの…!?」
スイミング教室の生徒「オレ、ずっと一緒の級だったし」
つぼみ「じゃあ、昴くんの名字知ってる!?住所は!?何小!?」
スイミング教室の生徒「ちょ…オレ、牛島とそこまで親しくねーし」
つぼみ「うし…じま・・・? 今、『うしじま』って言った!?」
スイミング教室の生徒「あ、ああ…」
つぼみ「それが昴くんの名字!?」
スイミング教室の生徒「うん…」





昴「つぼみっ!」
つぼみ「昴くんっ!!」
すぴか「やったねぇ~!!きゃー」
伊緒「おいっ、ほかに知ってることは!?」
スイミング教室の生徒「いや、だから、ここで会うだけだしっ…!」
スイミング教室の先生「こらぁーっ!そこでなにさわいでる!! …ん~?おまえたち…、ここの生徒じゃないな…? 入会する気がないなら出ていけ!!」(3バカを外に放り出す)



 はい、私が「その1」の記事で書いた、『「ユーレイくん」であるところの「昴」が、実は死んでいない可能性』というのは、このシーンです。

 いくら昴とはそれほど親しくないといっても、それなりに顔見知りの生徒が死亡したことを全く知らされていないなんて、ちょっと考えられません。昴の記憶通り、昴が交通事故で亡くなったのであれば、その辺一帯の地域ではかなり話題になったはずですし。
 そもそも、「事故で死亡した男の子が写っているチラシをいつまでも使い続けるスイミング教室」の存在がありえないわけで。(この件は先月も書きましたけど。)
 『チラシに写っている「昴にクリソツ」の男の子』=『昴の「生前の」姿』だと、はなから信じて疑わない3バカがおかしいんですよね。

 私は、「昴の双子の兄弟」か「そっくりだけど赤の他人」の可能性が高いと思っていたんですけど、「昴」という名前が一致していることを考えると、「ユーレイの昴は生霊」という可能性が出てきました。
 …まぁ、「ユーレイの昴」の記憶が正しい保証なんてどこにもないので、「ユーレイの昴」の名前が「昴」というのは間違いという可能性がありますけどね

 他に考えられる可能性としては、

①「ユーレイの昴」は未来からやってきた。
②「ユーレイの昴」が過去に戻って転生して、もう一度「昴」としての人生を送っている。
③「ユーレイの昴」は、霊でも生霊でもなく、何か他のもの。(「幽体に見えるけど実はドッペルゲンガー」とか、「昴の見ている夢がつぼみの精神とリンクしている」とか。)
④「ユーレイの昴」も「ユーレイの祖母」も、つぼみの幻覚。
 
 …などがありますね。
 やぶうちセンセぇのことですから、これらの予想の斜め上をいってくれるとは思いますけどね~
 (ちなみに、②は、ほとんど『おじゃまユーレイくん』の最終回と同じです。『おじゃまユーレイくん』の場合は、違う人間として人生を送っていますけれど。)



(その3に続く)

小学館の『小学四年生』11月号(その1)

 今までさんざん『おじゃまユーレイくん』との類似点が見受けられた『ないしょのつぼみ』ですが、ここにきて、方向性が微妙に修正されてきたようです。
 というのも、「ユーレイくん」であるところの「昴」が、実は死んでいない可能性が出てきたからです。
 さすがのやぶうちセンセと編集部も、『おじゃまユーレイくん』を丸々パクるのはヤバイと思ったんですかねぇ~?
 …と、いうことは、最終回は、誰も予想できないようなオチを持ってくるつもりなのでしょうね。
 ウルトラミラクルな異次元ストーリーを期待してまっせ~


 さて、今月のストーリーを見ていきましょう。
 昴にそっくりの男の子が写っているスイミング教室のチラシを見つけたつぼみは、翌日、そのスイミング教室に向かいます。

 …なぜか伊緒&すぴかと一緒に。

 なぜに、この2人まで一緒なんでしょうか? この2人を連れてこなければいけない理由なんてないはずなんですけどねぇ…。
 つぼみのお祖母ちゃんは、つぼみが「昴のために頑張ってる」「偉い」って言ってましたけど(8月号参照)、つぼみの頑張りなんて、所詮この程度のもんですよ
 これが、やぶうちセンセ的な「つぼみの頑張り」の描写なわけですか。はぁ~

 …いえね、別に私は「友達とつるむな」と言ってるわけではないんですよ、別に。小四なら、隣町に行くのさえ、ちょっとした冒険でしょうから。
 私が呆れているのは、全く頑張っている様子がない(それどころか他人の協力をあてにしている)主人公を、作者がわざわざ「頑張っている」とアピールしていることなんですよ。つまり、私が言いたいのは、ストーリーと矛盾するネームを書くなということです。


 …さて、一人で頑張る気なんて微塵もないつぼみが、伊緒&すぴかと一緒に、スイミング教室の建物の中の階段を登ろうとします。
 伊緒とすぴかは階段を駆け上がりますが、なぜかつぼみは「そろりそろり」と上ります。



 
その理由は…



 
「カバンのヒモが…、
胸の先っぽにこすれて、
…気になるッ!」(byつぼみ)


 だったら、カバンを斜め掛けなんかすんなよ
 紐の長さを調節してショルダーバッグとして使えばいいだけの話じゃねーかよ
 バカかこいつ



「乳首」という単語を使わずに、「胸の先っぽ」と表現すれば、お上品になるとでも思ったんですかねぇ、やぶうちセンセは
 ストーリーとこれっぽっちも関係がないのに、わざわざロリオタ共に小学生の乳首を想起させる描写をするというその腐った性根の下品さは、ネームをちょっといじったくらいじゃ消えませんよ
 


(その2に続く)


小学館の『小学四年生』10月号(その3)

(その2からの続き)



 唐突に出てきた「昴はピアノが得意」という設定のおかげで、すぴかと伊緒は一応は昴という霊の存在を認めます。

 …で、霊の存在を知った伊緒が、つぼみに言ったセリフが、これ。

「除霊?浄霊?…だっけ? とかして、さっさと成仏してもらえッて!」(by伊緒)


 うん。もっともなアドバイスですね。いつまでも昴に憑りつかれていたら、つぼみはお風呂にもトイレにもゆっくり入れませんし。パンツのシミと匂いのチェックもおちおちできませんしね~

 …にしても、すぴかと伊緒は、昴がつぼみからせいぜい5m程度しか離れられないことは、ちゃんと知らされているのでしょうか?
 描写がいいかげんなせいで、いったいどのレベルまでこの2人が昴に関することを知らされているのか、さっぱり分かりません。
 昴がつぼみからせいぜい5m程度しか離れられないということは、つまりは、見ようと思えば、昴にはこの2人の「恥ずかしい姿」を見るチャンスなんかいくらでもあったということになります。なにせいっつもつぼみとつるんでいるんですから。小学生のくせに、子供だけで旅行になんか行っていやがりますし。

 すぴかも伊緒もそこまで考えが回っていないということは、「昴はつぼみからせいぜい5m程度しか離れられない」ということを、知らされていない可能性が高いですね。

 …さて、せっかくの伊緒のアドバイスですが、つぼみにとっては余計なお世話にしかなっていません。つぼみ自身は、昴と離れたいとは思ってないからです。「つぼみと一緒にいると楽しい」と昴に言われて顔を赤らめていやがりますから、もう完全に昴に惚れちゃってますね



 そりゃあ、昴は楽しいでしょーよ。女子の着替えは見放題だし、パンツは触り放題だし。つぼみに憑依すりゃ、大好きな水泳もピアノもやり放題だし。
 この漫画の価値観では、「小学生男子はドスケベ」ってことになってるんだから(5月号7月号参照)、昴がスケベライフをエンジョイしていないわけがありません。


 …さて、3ヶ月も前に張られていた「昴は水泳が得意」という伏線ですが、今回、ようやく回収される運びとなりました。
 つぼみが家に帰って郵便受けを開けると、中に水泳教室のチラシが入っているのですが、このチラシに、昴にクリソツの男の子が写っているんです。



 二人が「昴くん!?」「あ、オレだ!」と言っていますが、もしかしたら、この2人はチラシの男の子を「昴と同一人物」だと決め付けているのでしょうか? 事故で死亡した男の子が写っているチラシをいつまでも使い続ける水泳教室なんて、存在するんですかねぇ…?
 まぁ、普通に考えれば、「昴の双子の兄弟」か「そっくりだけど赤の他人」てことになりますよねぇ…。


 それにしても、つぼみが昴のために唯一頑張ったこと(=他人の家のパソコンを勝手に使って検索)って、結局、完全にムダだったってことですね。「昴にそっくりな男の子が写っているチラシがポストに入っている」という状況って、たんなる偶然ですから。
 つぼみが他人の家のパソコンをいじる必要なんてこれっぽっちもありませんでしたし、昴が「自分は水泳が得意」だということを思い出さなくても全然構わなかったってことですね

 …でも、どうせやぶうちセンセの中では「つぼみのおかげで昴の過去が分かった」ってことになってるんでしょうね。なにせ、つぼみの祖母の中では「つぼみは昴のために色々頑張った」ってことになってますし。(8月号参照) どうせやぶうちセンセの頭の中も同じですよね



小学館の『小学四年生』10月号(その2)

(その1からの続き)


 さて、なんで昴がつぼみに憑依してピアノを弾くことになったのかというと……つぼみがついうっかり「昴くんは悪霊なんかじゃないよっ!!」と叫んでしまったため、昴の存在を説明せざるをえなり、昴がつぼみに憑依できることの証明として「ピアノを弾く」という行為に及んだわけです。

 …といっても、この説明だと何が何だか分からないと思うので、ピアノを弾くまでの経緯を詳しく説明いたしますと、



●先月撮った写真(9月号参照)を現像してみたら、つぼみの左肩に昴の左手が写っていて、すぴかと伊緒が「心霊写真」だと言って不気味がる。


ピンボケしていて分かりにくいかと思いますが、
つぼみの左肩に昴の手が載っています。



●ビビッて「悪霊退散」と叫んだ伊緒に対し、つぼみが思わず「「昴くんは悪霊なんかじゃないよっ!!」」と言う。

●昴のことを説明するも、すぴかも伊緒も信じてくれない。

●つぼみの憑依した昴が、音楽室のピアノでショパンの「幻想即興曲」を弾く。
 つぼみ「昴くん、ピアノ弾けたんだ!」
 昴「今、思い出した!」



●ピアノが弾けないはずのつぼみがピアノを弾いているのを見て、すぴかと伊緒がやっと昴の存在を信じる。




 …と、まぁ、こんな流れになっています。
 「昴くん、ピアノ弾けたんだ!」「今、思い出した!」…って、読者をバカにしているとしか思えない描写ですね その程度の伏線、早めに張っておくべきでしょう。小学校には音楽の授業というものがあります。昴がつぼみと出会ってから一度もピアノを目にしていないなんて、ありえません。音楽の授業の時に、「俺、ピアノ好きかも!」とでも言わせればよかっただけの話なのに、なんでその程度の伏線を張る手間を惜しんだのでしょうか。小学生女子の体操服姿スク水姿を描くのに夢中で、そこまで頭が働かなかったんですかね


 そもそも、この写真で一番ホラーなのは、「つぼみの肩に載っている手」ではなく、写真を撮る際にカメラを手にしていた人物が誰なのか分からないという事です。9月号の内容から判断すると、「カメラを手にしていた人物」というのは存在しません。つまり、カメラ宙に浮いているしているとしか考えられないんです。


9月号の珍場面


 「3人で順番にカメラ係をやりながら写真を撮った」ということにすればよかっただけの話なのに、なんでわざわざ「全員集合」の写真なんか描いちゃったんでしょうか?やぶうちセンセは…



(その3に続く)

小学館の『小学四年生』10月号(その1)

 ロリオタどもからすっかり見放された腐れロリエロ漫画、『ないしょのつぼみ』のお時間がやってまいりました。

 なんで「ロリオタどもから見放された」とはっきり書いているのかというと、この漫画が『おじゃまユーレイくん』と酷似していることを指摘している書き込みをいくらネット上で探しても、このブログしか見つからないからです。(他にあったらごめんなさい)

 『ないしょのつぼみ』を読んで喜んでいるようなロリオタなら、『おじゃまユーレイくん』と『ないしょのつぼみ』の類似点に気付く人の10人や20人は、必ずいるはずです。それなのに、全く話題に上らないということは、恐らくは、『ないしょのつぼみ』をチェックしているロリオタの絶対数が減ったということなのでしょう。

 ・・・まぁ、今はロリオタのアイドルといえば、「まいんちゃん」ですもんね~
 そこらの同人誌にも劣るようなレベルの『ないしょのつぼみ』のような漫画を堂々と商業誌に載せているやぶうちセンセに比べれば、「まいんちゃん」の方がよっぽどプロ根性にあふれていますよね。「まいんちゃん」はチビッコとロリオタの両方に夢を与えていますけど、『ないしょのつぼみ』はチビッコに夢なんか与えていませんし、その上、まともな大人の目から見れば「リアル小学生」に準拠した内容なんかでないことがバレバレですから

 せっかく『おじゃまユーレイくん』をパクッてロリオタどもに「祭り」のネタを提供したというのに、私みたいな人間にしかネタにしてもらえなくて残念でしたね~、やぶうちセンセと編集部の皆様方


 …さて、今月ののつぼみは、なぜかスカートの下にレギンス(もしくはスパッツ)を穿いています。


今月の表紙


 「パンツ丸見え漫画」の主人公のくせに、レギンスを穿くとは、一体どういう風の吹き回しなのでしょうか? もしかしたら、私が5月号「パンツを見られること」が「涙がちょちょぎれるほど恥ずかしい事」なのであればスパッツをはくとかレギンスをはくとかの対策を予めやっておけよバカって突っ込んだせいでしょうか?

  表紙の左上には「急展開の第7回!!」と書かれてるんですけど(ピンボケしていてすみません)、「急展開」というよりも、今月は「雑な展開」というべき内容です。
 今までも雑なことこの上ない内容でしたけど、今月はいつにも増して雑です。

 今まで何の伏線もなかったくせに、唐突に「つぼみの父親の職業は産婦人科」だとか「昴はピアノが得意」ということが明かされています。


つぼみの父親の職場、「若草産婦人科医院」。



小学校の音楽室のピアノを勝手に弾きまくる昴。
(注:つぼみに憑依しています)



 つぼみの父親が産婦人科医ということは・・・やっぱり、最終回に「転生ネタ」を持ってくる気なんでしょうか? 「昴が誰かの赤ちゃんとして生まれてくる」っていう。
 このネタにタイムスリップネタが加われば、まんま『おじゃまユーレイくん』と同じなんですけどね~

 …っていうか、ロリオタが誰一人として『おじゃまユーレイくん』ネタで盛り上がっていない以上、『おじゃまユーレイくん』をパクり続ける意味なんかこれっぽっちもありませんから、さすがに他のパターンに方向修正しますよねぇ? やぶうちセンセ&編集部の皆さん?




(その2に続く)

小学館の『小学四年生』9月号(その2)

(その1からの続き)
 
 今月号はつぼみの初潮が唯一の見せ場なので、他の部分はスッカスカなんですけど、まぁ、一応、ストーリーをかいつまんでご紹介したします。
  


●つぼみが学校で性教育の授業を受ける。
  
●学校から帰った後、近所の駄菓子屋に行く。
  
●駄菓子屋のおばちゃんから、「じつは近々、店をたたむことになった」と言われる。(理由は、海外に住んでいる息子夫婦と同居することになったから。)
  
●つぼみがすぴかと伊緒を呼んで来る。
  
●3バカトリオ+おばちゃん+昴で記念写真を撮る。
  
●それから一ヵ月後、駄菓子屋のあった場所は更地に。
  
●更地を見ながら、物思いにふけるつぼみ。
「今まであったものが、なくなる…って、こんなにさびしいものなんだ…―――」
  
●と、ここで、突然生理が始まる。
  
●家で母親から生理用ショーツを渡される。
  
●ナプキンがカサカサして、夜、なかなか眠れないつぼみは、またまた物思いにふける。
「(昴は)幽霊だから写真にも写らないし、消えちゃったら、なにも残らない…。ずっとメーワク!っておもってた…、思ってた…、のに…。どうしよう…昴くんが消えたら…。いなくなったら…、ヤだな…」

《つづく》






 はい、それでは、突っ込みどころです。

 最後のモノローグのシーン、作者は一生懸命切ない雰囲気を醸し出そうとしていますけど、そのシーンは「ナプキンのカサカサで眠れない」という状況とセットになっているので、「切なさの演出」が完全なる無駄に終わってます。
 …まぁ、2ページ前に描いてあることを忘れてしまう読者や、「萌えシーン」だけピックアップして読んでいるような読者なら、この「モノローグシーン」は十分切なく感じるんでしょうけどね
  

 ナプキンがカサカサして眠れないせいで「昴が消えたらどうしよう」と考えたということは、もし、ナプキンがカサカサしていなかったら、つぼみは布団に入ったとたんにとっとと寝てしまい、昴のことなんかこれっぽっちも考えなかったということですね
 つまりは、つぼみにとっては、昴のことなんて「ナプキンのカサカサ以下の存在」でしかないってことですね。ヤレヤレ


 さて、他の突っ込どころですが。
 この記念写真を撮る時、一体誰がシャッターを押したんでしょうかね?



 セルフタイマーで撮ったとしか考えられないんですけど、この写真は、「店の前」で撮ったということになっています。(作者が手抜きして背景を描いていませんけど。)
 店の前で撮ったということは、店の前にカメラを設置した、ということになります。
 …しかし、この写真の様子だと、撮影時のカメラの位置は被写体の顔の真正面です。おそらく、カメラの位置は、地面から1.5m前後といったところでしょう。
 一体、どんな物の上にカメラを設置すれば、こんな高さになるというのでしょうか?

 もちろん、三脚を使えばこの高さで撮影できるわけですけど、使用したカメラはすぴかが家から持ってきたものです。
 …ということは、すぴかは、家からカメラを持ち出す時に、三脚まで一緒に持ち出したということなのでしょうか?



 こんな安っぽいカメラを使うためにわざわざ三脚を持ち出す人なんか滅多にいないでしょうし、しかも、それが小四女子となれば尚更です。いろいろとありえませんね

 …てか、すぴかはパソコンですら家族に無断で友達に弄らせるようなガキですから、当然、このカメラも、家族に無断で持ち出してるんでしょうね。ヤレヤレ



小学館の『小学四年生』9月号(その1)

 今月の『ないしょのつぼみ』を読んで思ったことは…

 
作者って一体何歳なんだよ?



 …ということです。
 絵柄の古臭さを考えると、私より年下ということは考えにくいので、40代あたりなのではないかと思っていたのですが…。もしかしたら、50代とか60代だったりするんですか?

 なぜこんなことを思ったのかというと、一部の内容がめちゃくちゃ古臭いからです。昭和20年代とか30年代前半に生まれた人が描いた漫画としか思えない内容になっています。
 仮に、40代くらいの年齢だったとしても、小学校高学年のお子さんがいないのは確実です。



 今月には、「5時間目に女子だけ性教育のビデオを見せられるシーン」というのがあるのですが、今時の小学校は、ある程度の内容までは、男女一緒に性教育を受けさせてますよ?
 日本全国の小学校がそうだというわけではないかもしれませんけど、少なくとも、娘の通っている小学校は、妊娠の仕組みくらいは男女一緒に習っています。女子だけ集めて教えることがあるとしたら、「ナプキンの使い方」とか「月経とは具体的にどういう現象か」とかを教える時です。
 そもそも、性教育に使われる教材は男子も女子も同じものが配られるんですから、知りたければ男子だって月経に関する知識はある程度は得ることはできるんです。ただ、小学生のうちににあまりにも生々しい知識を与えても仕方がないので、一部の具体的すぎる内容に関しては、女子に限定して授業を行っているだけ話です。

 私が「古臭ぇ」と思ったのは、まず、この一点。
 もう一点は、小4で初潮が来た娘(=つぼみ)に対し、母親が「最近の子はほんとの早いわねー」と言っているシーン。

 
 …はぁ?
 お母さんの同級生にも、小4の時に初潮が来た人の一人や二人はいるでしょ?


 つぼみが小4で初潮が来たのは、「今時の子は早熟だから」なわけではなくて、ただ単にに「そういう体質」なだけだよ

 このお母さんがいったいいくつなのはか分かりませんけど、小4の娘がいるからには、30代~40代ですよね?(仮に高齢出産だったとしても、絵的に50代にはとても見えません。)
 だったら、このお母さんが小学生の時は、すでに初潮開始年齢の平均は12歳と言われていたはずです。
 そして、平成の現在でも、「初潮開始年齢の平均は12歳」と言われていることに、変わりはありません。 
 つまりは、つぼみが小4で初潮が来たのは、「平均値から外れている」というだけの話なんですけど、何も知らない読者がこのシーンを見たら、「今時の子は早熟だから、小4で初潮が来るのは普通」と誤解しかねません。

 初潮開始年齢が年々早くなっている、という分析は、「昭和20年代」から「それ以降」にかけてのデータと比べて、導き出された分析です。
 昭和20年代といえば終戦直後なわけで、国民の栄養状態があまりよくなかった時代です。この時代の女の子の初潮年齢が、のちの年代の女の子と比べて遅かったのは、単に栄養状態の違いからきているんです。
 飽食の時代と言われて久しいのに、「小4の娘のいる母親の年代」と「リアル小4の年代」との間で、初潮開始年齢の平均値に極端な差なんかあるわけないじゃん

 もしかしたら、やぶうちセンセェは、ご自分が小学生の頃によく言われていた「初潮開始年齢が年々早くなっている…」という分析をそのまま真に受けて、「だったら今は小4で初潮が来ているのが普通!」とか思っちゃってるんですか? 「初潮開始年齢は延々と早くなり続けるはず!」と思っちゃってるんですか? その理屈でいったら、いつかは初潮開始年齢は幼稚園児になっちゃいますよ?
 

(その2に続く)



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