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 浅草橋の「パラボリカ・ビス」で開催されている『ベルメールと日本の球体関節人形展』に行ってきました。
 「パラボリカ・ビス」とは、雑誌『yaso(夜想)』が運営しているギャラリースペースです。
 併設されているショップでは、ポストカードが充実しています。


パラボリカ(ベルメール)


 今回展示されていたのは、ハンス・ベルメールとウニカ・チュルンの作品と資料、及び、土井典/吉田良/naruto/陽月/中川多里/Os/青野明彦/mican/愛実 (敬称略) の人形でした。

 ハンス・ベルメールの作品といえば、人形を写した写真の方が断然有名なので、版画が展示されるのはかなり珍しいのではないでしょうか。
 サドの小説のタイトルが付けられている作品が4枚展示されていたのですが、フランス語表記だったので、日本語でのタイトルが何なのかしばらく考え込んでしましました。「Juliette」がどうのこうの書かれているのが『悪徳の栄え』なのはすぐに分かったのですが、「philosophie」がどうのこうのいうのは『閨房哲学』、「crime」がどうのこうのいうのは『恋の罪』でいいのでしょうか…? 残りの一つは、一部の単語の意味さえ分かりませんでした(もしかしたら、『美徳の不幸』だったのかも…)

 ウニカ・チュルンは、緊縛写真のモデルとしてなら知っていたのですが、作家だったとは知りませんでした 展示されていた絵は、じーっと見ていると頭がクラクラしてくるようなタイプの作品でした。なんと言えばいいのでしょうか…細胞のようなものが寄り集まった絵?みたいな…。以前、汐留ミュージアムで観た『アール・ブリュット展』に、似た雰囲気の作品があったような気がします。


 日本人の人形作家さん達の作品は、どれも素晴らしかったです。同じ「球体関節人形」というカテゴリであっても、作り手が違うと人形の顔がこうも変わるのか…とつくづく思いました。肌の質感にもそれぞれに違いがあって、中には「青く透ける血管」が表現されている人形もありました。
 展示室は決して広くはないのですが、その代わり、作品を間近で見ることができるのが嬉しいです。人形の造形だけでなく、衣装の縫い目なども堪能できました。