花巻商工会議所主催の花巻市管内ご異動者歓送迎会(ホテル・グランシェール花巻)に出席。
3月27日(火)
特別養護老人ホーム「結いの郷」開所式・祝賀会に出席。
特別養護老人ホーム「結いの郷」は、県立大迫診療センターの空きベットの有効活用と保健・福祉・医療の一体的取り組みの一環として、花泉診療センターに続いて開設されたもの。
3月28日(水)
政治の最優先課題は、東日本大震災からの復旧・復興であり福島原子力発電所事故の収束である。
それ以外の政治課題は、極論すれば最優先課題ではない。
しかしながら、復興予算は付けた、復興基本法など関連法律も制定した、当面、これらを機能させていけば復興は軌道に乗る、次は「税と社会保障の一体改革だ」と言わんばかりに、消費税増税論議が国政の中心課題となっている。
財政再建、社会保障の改革も確かに重要課題であるが、東日本大震災からの復旧・復興と福島原子力発電所事故の収束、すなわち被災地と被災民を救済することに全力を挙げることこそいま政治がやらなければならない最重要テーマである。
そのためには国政は「民の竈」の精神に基づく政策を速やかに実行することであるが、現状は、これまでの延長線上の取り組みのままである。
消費税増税問題を政治テーマに設定した政治センスはナンセンスと言わざるを得ない。
消費税増税問題を議論すればするほど政治の劣化は深刻さを増し、民心も政治から急速に離れていく。
皮肉な現象である。
昔の政治家を含め一級の政治家は「信なくば立たず」を例外なく「座右の銘」の一つにしてきた。
「民衆からの信頼こそ政治のパワー」であるが、どうも今の政治を動かしている方々からは、「信なくば立たず」
の匂いさえも感じられない。
かつて映画に「亡国のイージス」というものがあった。
「亡国の消費税増税論議」にならなければいいがと願うばかりである。
3月29日(木)
政治団体の政治資金収支報告書提出のため、県庁内の県選挙管理委員会へ。
3月30日(金)
消費税増税法案が閣議決定された。
国民新党の亀井代表は連立離脱を表明したが、自見郵政改革担当大臣は法案に署名、国民新党は事実上分裂した。
一方の民主党も消費税増税法案に反対する副大臣なと゜政務三役や党の役職についている国会議員が辞表を提出するなど民主党内の政策路線対立は深まった。
今後は、国会審議に舞台は移ることになるが、「解散含み」、「政界再編含み」の国会論戦になることだけは間違いがないが、民主党のこれまでの消費税増税の党内論議は、どういうわけか党内手続き重視のみが強調され、必要性や緊急性など「何故、今、この時期に」といった、国民の素朴な疑問には正面から答えていないような気がする。
「財源がないから税金をあげる」。「財源に見合った暮らしでかまわない」というダウンサイジング的発想をする者もいるが、収支均衡のみに腐心することは政治ではない。
昔流にいえば、単なる「勘定奉行」レベルの取り組みではないだろうか。
それにしても民主党の骨太の政策はどこへ行ったのだろうか。
例を一つ上げると、これは私見であるが、例えば都道府県機構を何年後には廃止し、県行政が担ってきた任務を基礎自治体に委ねるという発想、あるいは職業あっせんは国の労働行政になっており地方は職業紹介レベルにとどまっているが、実際的には地方で職業あっせん的仕事を行っていることからこれらも地方にゆだねること等、通用しない今のさまざまな仕組みを改めるための斬新な政策を打ち出しこれに取り組むことがいま政治に求められていると思う。
国民は、民主党が将来に光明を見出すような改革的政策をやってくれるのではないかという期待を込めて先の総選挙で政権を与えたのではないだろうか。
この時の民意にわが党は忠実に向き合わなければならない。