佐々木順一日誌

言葉に責任を持つ、約束を果たす、それが政治だ!

2012年12月

最終章の2012年

平成24年12月31日(月)
 大晦日。
  2012年も今日が最終章。
 私にとっては、まさに「乱」、「激」、「迷」、「変」一色の平成24年であった。
 また、年男であったが「画竜点睛」に欠けた一年でもあった。
 迎えくる平成25年はどういう年になるのだろうか。
 どなた様にとっても穏やかな年の瀬になりますように。
 

本年の私の十大ニュース

12月27日(木)
 未来の党の分党について
 先の総選挙を「日本未来の党」に合流することで戦った「国民の生活が第一岩手県連」であったが、政党要件を満たしていた日本未来の党は「生活の党」と政治団体としての「日本未来の党」に分党することが決まった。
 結党から1か月、総選挙を戦った未来の党であったことから、政党でなくなることに対しご批判も当然あるだろう。甘んじて受けなければならない。
 しかし、私の「政党観」は、「そもそも政党というものは政策を実現するための手段」という考えである。
 すなわち、理念・政策で一致する者同士が、国民のために掲げた政策を実行するために組織するものであって、仮にその役割を果たすことができなくなったとするならば、あるいは意見が対立し歩み寄る余地がないとするならば、躊躇することなく改組して新党を立ち上げることはまったく問題ないと思う。
 しかも、今回は「分党」。
 加えて、政治団体である日本未来の党と政策的には齟齬がないようでもあるので今後の連携も可能である。
 そもそも政党というものは「永久的に存在し続けるもの」という理解こそ問題である。
 例えば、ある政党が百パーセント目的を達成し場合、その瞬間その政党は役割を終えたことになる。
 論理的には新たな目標を定めることによってその政党は存続可能であるが、現実的には、新目標・新政策を掲げる過程で、党員間で必ず賛否が分かれることになり、これまで維持してきた組織力をそのまま継続することは困難になる。
 このことは政党政治史が雄弁に物語っている。
 二大政党制を前提においた今の選挙制度であるが、歴史を振り返ると、二大政党が交互に政権を担うシステムは戦前にも模索されていた。
 すなわち、大正十四年の第二次加藤高明内閣から昭和七年の五・一五事件による犬養毅内閣崩壊までの7年間がそれにあたる。
 この当時、「政友会」と「民政党」の二大政党制であったが、今日では、「政友会」も「民政党」も存在しない。
 ただ、国の統治機構が政党政治を前提とした場合は、政権を獲得することを目標におかなければ、政策の具現化は不可能である。
 小政党に甘んじ単なる批判勢力として存続し続けることのみ目的化しているのであれば別だが。 

12月28日(金)
 官公庁は仕事納め。 
この慣行にならい年末のあいさつ回りを行う。

12月29日(土)
 卒原発(脱原発、反原発)について
 大前提は、放射能をコントロールできないことであり、人類の英知を結集しても核燃料廃棄物の最終処理は困難であること。
 福島第一原子力発電所事故原発事故の教訓=◎安全神話がことごとく崩壊したこと。◎廃炉、賠償等の経費が膨大になることから原子力発電は低コストではないこと。◎重大事故の場合制御不可能になること。◎地球環境に貢献といううたい文句であるが実は事故が起きた場合、真逆になること。◎地震国、津波常襲国、活断層が至る所に存在するという特徴を持つわが国土の体質であることから立地には不向きであること拭き条件がetc。
 しかも、日本は、世界唯一の被爆国。
 のみならず原発事故によって再び被爆した。
 世界広といえども二回も被爆した国家はない。
 だから、わが国は、世界に向かって声高に「原発のない国際社会づくり」を呼びかける資格がある。
 そうすることがわが国の務めであり、品格ある国家としてとるべき道ではないだろうか。
 これは、経済性や効率性をはるかに超えた人間の生き方の問題であると同時に、人類と地球の未来の在り方の問題でもある。

12月30日(日)
 さまざまな単位で今年の十大出来事が報じられているので、私もこれにならい十大ニュースを整理してみた。

 ①還暦を迎えたこと。
 ②消費税増税問題を契機として民主党を離党したこと。
 ③十人の県議で岩手県議会希望・みらいフォーラムを結成したこと。
 ④国民の生活が第一岩手県連幹事長に就任したこと。
 ⑤日本未来の党で衆議院総選挙を戦ったこと。
 ⑥生まれて初めて民事被告人になったこと。
 ⑦関係団体とともに二回にわたり東京電力本社を訪問し速やかな損害賠償を行うよう東電幹部に働きかけた
 こと。
 ⑧尊敬する卓地信也氏を失ったこと。
 ⑨国民の生活が第一から生活の党に移行することになったこと。
 ⑩年男であるにもかかわらず、この一年間「画竜点睛」に欠けたこと。

  
   

私の民主党と自民党観

12月23日(日)
  元千田知事政務秘書、小沢一郎衆議院議員元秘書、欅の会会長=卓地信也氏の葬儀・法事に参列。
 およそ20年余りにわたり公私ともにお世話になりました。
 特に知事政務秘書として同じ経験をした者として、小沢先生の秘書時代も同じ屋根の下でご指導をいただくとともに、私が県議になってからも変わらぬご厚情をいただくとともに、衆参の国会議員選挙をともに戦ってきた間柄であった。
 年末の衆議院議員選挙でもご老体に鞭打つかのように選挙事務所で欅の会の陣頭指揮をとっていたお姿が最後となりました。
 まさに、私にとっては「巨星墜つ」そのものとなってしまいました。
 ただ、ただ残念の極みです。
 はるかにご冥福をお祈りいたします。

12月24日(月)
 クリスマスイブ。
 今年はことのほか関係のない日である。
 山下達郎の歌も全く耳に入ってこない。「聖しこの夜」もしかり。
 戸外の雪だけがクリスマス気分を醸し出している。

12月25日(火)
 それにしても三年三か月前の政権交代は何であったのだろうか。
 政権政党の民主党に所属し感じたことは、「仲間をまったく大事にしない」ということと「権力の使い方があまりにも稚拙であった」ということ、加えてスタンドプレーが目立ちチームプレーになっていなかったことではないだろうか。国民に役に立つ政党ではなかったということであり、つまるところは、公約と選挙を甘く考えていたことである。
 前者は「小沢一郎元代表をよってたかって排除したこと」。 
 特に、今回の総選挙において、多くの仲間を失うことが判り切っていながら解散を打ったこと。
 「集団的自殺解散」といっても過言ではないと思う。
 いわば、反省もなく責任を取ろうともしないということであり、惻隠の情もないということである。
 後者は「権力を真剣とするならば、民主党が野党の時は武光を振り回しても実害はなかったが、いざ政権を取って真剣を手にし振り回してみたら、武光と違い切れ味が鋭いことを実感、それが快感となり、その魔力に取りつかれ、最後は、権力という真剣を消費税増税という形で主権者である国民にその刃を振り下ろしてしまった」ということである。
 国民の怒が頂点に達した結果が今回の選挙結果である。
 権力は国民の生活と国益を守るために行使する。この認識が全くなかったと思う。

12月26日(水)
 敵失と消去法で政権復帰を遂げた自民党。
 実力以上の大量議席の獲得は小選挙区制度の特徴でもある。
 それにしても自民党は、消費税増税の国民の批判をもっぱら民主党に負わせ、原発問題もTPP問題もクリアな表現をせずにあいまいな表現にとどめるなど老獪であり狡猾である。
 選挙で勝つための戦術と言ってしまえばそれまでであるが、戦術論であれば必ず矛盾が吹き出須。
 「脱原発」は時代の流れであり、大多数の国民の考えでもある。
 TPP問題も全容が明らかになってくれば多くの国民はTPP参加に反対すると思う。
 この二つのテーマについてあいまいして政権を手にした自民党であることはマニフェスでも明白である。
 早晩、この二つのテーマに対し国会議員は態度を明確にしなければならない時期が必ず訪れることになる。
 その時政権党である自民党はどう対応するのだろうか。
 少なくとも自民党は国民本位の政策を掲げ選挙で民意を勝ち得たとは言えない。

 



ブログ再開

 12月22日(土)
 総選挙対策に専念するため、先月の18日以降、ブログを休止しておりましたが、平時に戻ったことから本日から書き始めました。
 12月16日投開票の総選挙は、民主党の失政は目を覆うばかりであったが、対する自民党も実は何もしてこなかったが、結果は、自公の一人勝ちで終わった。
 民主党政権があまりにも杜撰であったため、しかも、自民党に対抗し得る政治勢力として、また、民主党に代わり得る受け皿として期待された第三極群であったが、この中小政党がバラバラのまま選挙戦になだれ込んでしまったことから、実は自民党に政権を明け渡すための手続き的意味合いの強い、いわば儀式的選挙になってしまった。
 本来、政治課題に対し国民の判断を仰ぐために行われるのが解散総選挙である。
 そもそも今回の解散は、民自公三党が税と社会保障の一体改革をするため、消費税増税法案を通した時点で国民に信を問うというものであったはずである。
 消費税増税の是非を問う選挙であるべきなのに、また、原発問題、TPP問題など国の行く末と国民生活の在り方を決定づける根本的かつ重要な政策課題もあったにもかかわらず、特にも消費税増税法案に賛成した三党は、このことに一切説明責任を果たさず、安倍総裁は「景気や経済」を前面に押し出し、野田総理に至っては「自民党政治にもどしてはいけない」などとはぐらかしに終始した。
  「消費税増税是か非か」、「原発是か非か」、「TPP交渉参加是か非か」といった明確な争点がありながらも、民主党も自民党も意図的に争点化を回避し続ける一方、メディアもこの政治テーマについては深入りを避けた。
 また、選挙公示前から、「争点がありすぎ。12党も乱立して選びようがない。有権者はそう思っているのでは、このようなことから低投票率になる恐れがある」etc、ともっともらしく説く政治評論家もいたが、これも一種のマインドコントロールであり、選挙への関心を薄めることに一役買った。
 09年の政権交代を経て、12年の政権交代となったが、一口に言えば、『権力の所在』が変わっただけであり、これ以外は何も変わっていない。
 原敬の言葉を借りれば「権力の異動」ということである。
 政治主導政治、地方主権社会、政官業癒着の象徴であって責任の所在が不明瞭な原子力エネルギー政策、
どれ一つとってもこのままでは何一つ解決しない。
 政権に対抗し得る健全な野党、対抗政治勢力を形成しなければ我が国の議会制民主主義は機能不全に陥ってしまいかねない。
 勝ち負けだけを論じる傾向にある今日の選挙であるが、争点回避された今回の消費税増税問題、脱原発問題、反TPP問題は、一部の候補者を除きほとんどの候補者は、曖昧に取り扱い先送りした。
 しかしながら、早晩、この三点については、すべての国会議員が自らの態度を迫られる問題として直面することになる。
 その時こそ本当の民意が発揮されることになるだろう。

 夕方、岩手花巻春日流鹿踊保存協議会忘年会(ホテル千秋閣)に出席。 
  
岩手県議会議員 佐々木順一
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