1月15日(月)

予知はできなくとも備えはできる

 昨年12月、政府の地震調査委員会が北海道東部沖の太平洋で大津波を伴うマグニチュード8.8以上の巨大地震の発生確率が30年以内で7~40%との予測を公表した。

道東沖では340~380年間隔で超巨大地震が繰り返し起き、前回は約400年前に発生している。そろそろ発生の周期にさしかかっている「周期説」に基づくものである。

道東沖の危険性が分かったのは、平川一臣北海道大学名誉教授らによる津波堆積物の調査結果が根拠となっている。

 最近の大震災は関東大震災(1923)、阪神大震災(1995)、東日本大震災(2011)の三つであるが、以前から発生確率が高いといわれているのが、「首都直下地震」、「南海トラフ地震」である。これに新たに「北海道東部沖地震」が加わった。

 一方、日本最古の「正史」=「日本書紀」には南海トラフ地震と考えられる白鳳地震(684年)の記録が残っており、こうした古文書などによる研究は「歴史地震学」と呼ばれ歴史地震学研究会もある。地震予知ができなくても様々なデータの積み重ねからある程度予測することは可能である。

次の地震災害に備えるためにもさまざまなデータを公表することが備えの一歩になるのではないか。予知はできなくとも備えはできる。

 

1月16日(火)~1月18日(木)

2泊3日の日程で岩手県議会議会運営委員会県外調査に参加。

三重、滋賀両県議会の議会運営全般について調査。

 

1月19日(金)

 花巻工業クラブ新年交賀会(花巻温泉、ホテル紅葉館)に出席

 

1月20日(土)
 明治維新150年と夏目漱石
 「自由と独立と己とに充ちた現代に生まれた我々は、其犠牲としてみんな此淋しみを味わはなくてはならないでせう」。
 夏目漱石の名作の一つ、「心」の一節である。百年以上も前の作品である。
 英国留学などを通じ、漱石は「自由」の背後には「孤独」が存在することに早くから気づき、「現代の社会は、孤立した人間の集合体である」と喝破した。
 2017年(平成29年)は漱石生誕150年に当たっていた。
 漱石が書いた明治は、現代日本に通じるものがある。