aamall

2004年11月15日

子供の脳が危ない(福島章)

 重大犯罪を犯した人々の脳を解析する同時に、生育歴の中から脳的な疾患を調べて、それら人々との関連を探る1冊。子供たちの切れや荒れが起こるのは、単に環境に影響するだけでなく、脳という器自体にも変化が起こっているからではないか、というのが、著者の主張。
 脳の質的、構造的変化をハードウエアに例え、環境による内的な変化をOSが変わったという主張が、パラドックスめいておもしろい。コンピュータというのが、人工知能を指していたのに、人間の脳の変化を説明するのに、コンピュータを例えに使った方がわかりやすいというのは、いかに世の中がコンピュータ化されたかの証明だ。

 環境ホルモンは、欧米では、内分泌攪乱化学物質と呼ばれること。どんな物質がそれにあたり、どのような影響を生んでいるかが具体的に分かった。汚染は、われわれの想像以上に進んでいるようだ。(PHP新書:2000)

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