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こんな本を読んだ2007

2007年11月18日

太陽の塔(森見登美彦)

 妄想系のちょっと不思議な話。失恋話なのだけれど心が温かくなる。第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

 



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チーズ図鑑(文藝春秋編)

 日本で売られているヨーロッパの主なチーズを写真付きで解説している。白カビや青カビはもちろん、シェーブルやウォッシュ、フレッシュなどかなりの種類を網羅している。

 フランスにはチーズのAOC(原産地統制)があること、同じ産地でも工場によってまた種類が違うことなど、ワインと同じくらい奥が深いことがよく分かる。とはいえ、実際に味わうときには、この本を持っていくわけではないので、どれを食べたかというのはなかなか分からないのだけれど(笑)。ま、教養書として。



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いじめを粉砕する九の鉄則(矢沢永一)

 筆者が言う「鉄則」とは、いじめを解決する鉄則ではなく、自分がいじめに遭わないようにするための鉄則。後半は自分の時代はこうだった的な回顧録になってしまっているのは残念だが、本書に書かれたような「覚悟」を持つことのできた子供は、確かにいじめに遭うことはないだろう。

 問題なのは、そういう覚悟を持つことができなかった子供だ。例え、社会には必ず他者を嫉妬する者がいたとしても、また、反論できないまま、ぐずぐずする者がいたとしても、だからといって誰かが誰かをいじめて良いということではない。

 平和日本が戦後作られた虚構だとしても、その方がよければ、それを実像にする努力を惜しんではいけないと思う。いじめられない覚悟をもてる子供を育てると同時に、社会の成熟も図って行かなきゃね。



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デキる人は「喋り」が凄い

 最近誤用が多いとよくマスコミに登場するような言葉づかいを集めた1冊。具体的な事例と共に、たくさん紹介されている。

 例えば、「汚名」は「挽回」ではなく「返上」だ、とか、「蛙の子は蛙」はけなし言葉だ、とか・・・。

 少し言葉の感覚に鋭い人なら、決して使うことはないだろうが、日常的に使っている人が意外と多いのもまた事実だ。常識的な言葉づかいに自信がない人や、世の中の非常識を知りたい人は読んでおくとよいだろう。



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2007年10月28日

神様からひと言(萩原 浩)

 JRの中で時間ができそうだったので買ってみた1冊。食品会社のお客様相談室に配属になってしまった「謝れない青年」が、クレームのひどさにめげず、人として自信を深めていく物語。読後感はなかなか爽快。

 材料や賞味期限の偽装が社会問題となる昨今、舞台の食品会社を物語の中の存在としては、簡単に片付けられない。



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青い目の魚(佐藤多佳子)

 最近書店でよく見かける、「書店員おすすめ」POPに釣られて買ってみた。連作短編集。感想は以下に。

 ついでにamazonのウィジェットという機能も試してみたり。

 



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2007年09月24日

エンパワーメントの鍵(クリストン・ノーデン-パワーズ)

 ドラッカーの本に出てきたので、買ってみた1冊。

 組織を元気にするエンパワーメントの鍵。それ自体は、言葉の羅列でしかないが、具体的なエピソードをたくさん示すことで、言葉の持つ意味をわかりやすく解説していく。

 組織の行動に対するコンセンサスを得るときに、ただ意見を聞くと「批判」ばかりになるので、どうしたらそれを実現できるかを考える、という一節に納得。そこに至るまでの道筋も具体的に示される。

 鍵は50もあって簡単には覚えられるはずもないが、前半の「組織を活性化させる力」、「人々を奮い立たせるビジョン」の部分は参考になると思った。

 「50の鍵」は日本の合気道家の考えたものらしく、後半はやや観念的。でも、日本に起源をもつ思想がアメリカで成功し逆輸入されているところはおもしろい。(実務教育出版)



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人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方(渋谷昌三)

 人によい印象を与える話し方とは何かを具体的に示したHow to本。同じことを話し手も言い回しを変えるだけで、印象は180度違うのだった。でも、人間って、ついつい印象悪い方の言い回しをしてしまうんだよね。その方が楽だから。戒めなければ。

 ビジネス書だが、そのノウハウは教室でも同じだ。(WAC)



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2007年09月17日

学校図書館で育む情報リテラシー(堀田龍也・塩谷京子編)

 ほりたんと図書館教育界の女王塩谷さんが編集した、学校での図書館指導の決定版とも言うべき1冊。アウトラインとなるべき理論と、実際に授業を行うための実践編とが、論理的にリンクしていて、大変強い説得力がある。

 amazonでは手に入らないが、bk1では入手可能。学校図書館を担当する誰もが1冊は持っているとよい。

学校図書館で育む情報リテラシー(全国学校図書館協議会)←ここをクリック

【追記】

ちなみに、近所の本屋にお取り寄せできる、e-honでも注文が可能だった。
http://www.e-hon.ne.jp/ から検索してどうぞ。



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夜のピクニック(恩田陸)

 第2回本屋大賞受賞作。恩田陸の代表作になったと言ってもいいかも。24時間歩き続けるという高校の行事が物語の舞台。

 大きな事件は起こらず、ただ淡々と歩いていく中で、心を通わせたいと願う貴子と、次第に心を開いていく融(とおる)の2人を中心にした物語。人は、極限まで疲れると無駄に考えずに素直になれるのかも。

 こういう行事があったら素敵だが、自分は歩きたくないな(笑)。



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夏の庭(湯本香樹実)

 ジャンルとしては児童文学か。生きる屍のような生活をしていた老人の死の瞬間を観察しようとする子供たちだが、次第に老人と心を通わせていく。それに連れて元気になっていく老人の描写に心が温かくなった。

 人はかかわり合うことで、初めて、生きていることの意義を感じることができるのだ、ということを感覚で伝えてくれる1冊だった。(新潮文庫)



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夏空に、きみと見た夢(飯田雪子)

 書店員さんおすすめということで、手にした1冊。自分に素直になれない高校生の女の子が、本当に人を慈しむ心に触れて、自分を取り戻す物語。

 見ず知らずだけれど、自分を好きだった男の子の葬式に出るところから物語は始まる。主人公の心がどんどん洗われていく様子が心地良い。10代のころのこそばゆさを思い出した。(ヴィレッジ・ブックス)



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図書館危機(有川浩)

 シリーズ化したタイトルも、これで3作目。4作目で完結のようだ。

 本作では、ベタなラブコメディなところもあるが、それでも、胸のすくようなストーリーの展開は健在。あり得ない設定ながら、茨城県展を巡る攻防は手に汗握る。



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2007年08月05日

学級を組織する法則(向山洋一)

 係活動や当番活動をどう組織していくかの基本的な考え方を示す。イベントで学級作りというのは共感できるし、教師が夢をもち、それを実現していく過程で(押しつけるわけではなく、子供が自立的に取り組んでいくことで)子供が力を付けるというのもわかる。

 途中から、学級組織の話を離れて法則化運動の組織論になり、組織を強く擁護する論調になっているのが残念。きっと、相当批判を受けていた時期の著作なのだろう。

 年度初めの3日間は学級作りの要の3日という意識は、かなり広がっているし、様々な実践も報告されているが、その考え方のスタートが本書にある。(明治図書:1991初版)



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2007年07月22日

手軽に発行学級通信のアイディア40(佐藤正寿)

 担任時代は毎日学級通信を出していたという佐藤さんが、どうしてそういうことが可能だったかのノウハウを示している。イラスト満載で大変読みやすい。

 日々の記録をとる方法や、教材としての活用など、通信だけでなく学級経営にも活かせる内容もたくさんあって参考になる。何よりも、学級通信に関わって40もの項目を書き出せる佐藤さんの分類能力がすごいと思った。(佐藤さんがこのBlogを読んでいるから書くわけではなく、素直な気持ちです。



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子供のやる気を引き出すできる教師の言葉の魔法(諸富祥彦編集)

 アドラー心理学に基づいて、子供への言葉掛けの様々な指針を示す1冊。

 その基本は、「わたしメッセージ」。「あなたはどうしたらよいか」ではなく、「あなたがこうしてするとわたしはうれしい(悲しい)」という風に、常に、自分からのメッセージを送ることで子供の心を動かす。

 誉めることでさえ、その目的と効果を誤ると、子供のやる気を失わせることになると指摘(「勇気くじき」になる)。不適切な行動をとるのは何故かなどの事例を挙げながら、子供にかける具体的な言葉を示してくれる。

 ここに書かれていることを、しっかり実践していけば、心根の優しい学級ができると思った。全てを実践するのは難しいけれど、今は、心がけるようにしている。(H18刊、教育開発研究所)



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2007年06月23日

やる気と集中力を持続させる社会科の授業ミニネタ&コツ101(佐藤正寿)

 佐藤さん@岩手が編著した、社会科の小ネタを集めた1冊。監修は上條晴夫氏。そのネタで1時間の授業をする、というのではなく、授業の始めや終わりにちょっとトレーニングしたり復習したりできるネタが一杯。

 いいところは、そのネタを行うねらいが明示されていること。また、活動をうまくいかせるためのコツも、あわせて紹介しているので、とても実践的になっている。なにげにICTを使う実践が所々に散りばめられているのも、佐藤さんらしいなぁ。(学事出版)



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デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士1〜4(茅田砂湖)

 東京の有名私立中学校、高校の図書館で高い貸出率を誇る茅田砂湖が、世に出るきっかけとなったファンタジーの第1シリーズ。内容といい展開といい、「十二国記(小野不由美)」と「グインサーガ(栗本薫)」を、足したまま割らないおもしろさだった。

 人の身を案じて自らの安全を顧みない、王らしからぬ王様ウォルと、見た目は12,3歳の少女ながら、超人的な能力と高い知性、シニカルな性格を持つリィと、主役の2人も魅力的ならば、脇を固める人物も魅力的。

 テンポのよいストーリーには、どんでん返しも用意されていて、文庫本4冊を一気に読み切ってしまった。読み終わるまで目が離せない本に、久しぶりに出会った。(中公文庫)



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教師のためのコンプライアンス読本(阿部博人)

 最近、注目を集めるコンプライアンス(倫理法令遵守)を学校に当てはめたときにどう考えるかを論じた1冊。

 食肉偽装のように、どう考えても道義的に許されない企業活動はもちろん、従来なら何となく許されていた慣習も、コンプライアンスに照らされると、まかり通らないことがどんどん出てきた。

 社会保険庁の労使協定も、当時の雰囲気では容認されたのかもしれないけれど、社会保険庁の存在の目的を考えると、適正に仕事を処理できないような協定は、コンプライアンスに反していたと言われざるを得ないだろう。結局、収拾が付かないままに終わったため、社会保険庁は、存在そのものが揺らいでしまった。

 学校は子供の将来を担う教育機関だけに、企業以上のコンプライアンスが必要だと筆者は主張する。そして、コンプライアンスの評価を行う様々な場面を具体的な事例を挙げながら、解説する。これからの時代の教員には必読の書だと思った。

 教員が従うべき最も身近な法令は、「学習指導要領」であるが、それに関する記述がなかったのは残念。しかし、筆者は経営コンサルタントであるにもかかわらず、学校の実情をよくつかんで書いていると思った。(株式会社 栄光)

 お買い求めはここから



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2007年05月22日

明文術 伝わる日本語の書きかた(阿部圭一)

 名文ではなく、明文を書くためのノウハウを示した1冊。論文を書くときと、文集に寄稿するときとでは、自ずと書き方は変わってくる。本書に書かれていることの多くは、自分がいつも配慮していると思われることばかりだったが、こういう風に整理されていると、なるほどと思うのであった。

  •  聴衆の関心の高い最初の部分で、前置きなしに、最も重要なことをいいます。

 プレゼンに相通ずる極意だ。

  •  明文志向の文章では、結起承承・・・結がよい。起承転結は名文志向の文章にしか通用しない。名文で起承転結にするには、かなりの技術が必要。
     
  •  一単位一義の原則。

 これまで、文章の組み立てを意識しなかった人には、この本は参考になる。ただ、やや冗長な印象があり、ちゃんと理解するには、かなり読みこなさなきゃならないだろう。

 自分としては、文章を書くこと以外につながる、普遍的なノウハウをいくつか見つけられたのが収穫だった。あと、途中で富永さんの名前が出てきたのが、妙にうれしかった。(NTT出版)



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2007年05月20日

基礎学力はこうして付ける(杉田久信編著)

 現任校の杉田校長Tが、五福小校長時代に学力向上フロンティアスクールの指定を受けて実践したことをまとめた1冊。思想を理解するために、買ってみた。各学年の先生方の実践を取り上げて、具体的な指導法を示している。

 杉田校長Tは、もともと、「支援」の名のもとに非効率と放任と不徹底がまかり通ることを憂えていて、その解決として、基礎学力の徹底を図ろうと考えていた。(自分が新採の時だから、もう20年以上前から。)

  •  「教科書」は安価で高品質。「教科書を使った授業」は、単純、万能、即効、副作用なしなど本物の条件が当てはまる。「ノート」も安価で単純、万能。
     従って、教科書を使い、ノートを書かせることは、限りなく本物の指導に近い。
     
  •  基礎学力(基礎的な知識・技能、読み書き計算)を核に、基礎・基本(各教科の目標、内容)が成り立つ。その外側に、生きる力(自ら学び自ら考える力など)がある。
     学力は、このような3層構造をもつ。

 陰山先生もご推薦の1冊。(フォーラム・A)



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「大人」の条件−「社会力」を問う(門脇厚司 佐高信)

 教育社会学者・門脇厚司氏と辛口な評論家・佐高信氏が対談形式で教育改革を憂える1冊。2001年に初版が出ているので、すでに内容が時代にマッチしていないところがあるが、学力低下に対して、「人間力」を高め自ら考え問題を解決する力を身につけることが大事と主張する。

 やや一面的な見方で納得できないところもあるが、基礎基本を偏重する昨今の風潮に対するアンチテーゼになっている。ただ、「社会力」を身につけた子供を思い描くのに、自己の子供時代の学校状況を語るのはちょっと。

 現代の子供たちが個別化してしまっている状況はいかんともしがたいのだから、それを踏まえた上での「社会力」を考えるとよいと思った。ノスタルジーではなく。(岩波書店)



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2007年05月13日

子供を動かす法則(向山洋一)

 子供を動かすには原則があるという向山氏の不易な名著の1冊。子供を組織として動かすための原則や技能を示す。それは、管理することではなく、やり方を示した上で、あとは考えさせることで自主性を高めるところがポイントになっている。

  • 原則はただひとつ。「最後の行動まで示してから、子供を動かせ」
     
  • 5つの補則
    (1)何をするのか端的に説明せよ。
    (2)どれだけやるのか具体的に示せ。
    (3)終わったら何をするのか指示せよ。
    (4)質問は一通り説明してから受けよ。
    (5)個別の場面を取り上げほめよ。
     
  • 教師の話はへた。最大の原因は「話が長すぎる」こと。
     
  • ゲームはいくつもの方法でやる。ドッジボールは一部の子供ばかりが活躍する競技なので、やるならボールを2箇にする、男女に分けて男子のエリアを極端に狭くするなど、やり方を工夫する。
     
  • 授業時間を延長するのは、教師の自己満足。チャイムが鳴り終わるまでに、授業を終わる。

 最後の項は、心しておこう。(明治図書)



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2007年05月06日

NO.6 #1 #2(あさのあつこ)

 「バッテリー」のあさのあつこが書き下ろすSF。文庫化されたので2巻とも買ってみた。

 周囲から隔絶し、徹底的に管理された聖都市「NO.6」で、選ばれたエリートとして暮らしていながら、その体制に疑問を感じた主人公・紫苑(しおん)と、体制の外の過酷な環境で暮らす少年・ネズミを巡る物語。

 男の子2人が主人公という辺りは、バッテリーに相通じるところがある。紫苑の甘ちゃんぶりと、ネズミのシニカルさの対比が、思春期世代にはこそばゆくも心地良いだろう。

 とはいえ、大人が読んでも面白いところは、さすがのあさの作品。文庫化を待たずに、既刊を買っちゃおうかな。



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旅立ちの日に 同声版

 卒業式の歌を選ぶのに購入。この本の内容と同じCDも、TDKから発売されているので、併せて購入した。収められている楽譜は以下の通り。

 富山では長く愛唱されてきた「巣立ちの歌」から、吉田美和@ドリカム作の曲まで、全16曲。門出の日に歌いたい歌に、きっと出会える。

1. 旅立ちの日に(二部)
2. 見えない翼(二部)
3. この地球のどこかで(二部)
4. 卒業のプラットホーム(二部)
5. With you Smile(ウィズ ユー スマイル)(二部)
6. きみに伝えたい(二部)
7. BELIEVE(ビリーブ)(二部)
8. 最後のチャイム(二部)
9. 旅立ち(二部)
10. あなたに ありがとう(二部)
11. そのままの君で(二部)
12. 少年の日は いま(二部)
13. この星に生まれて(二部)
14. 未来を旅するハーモニー(二部)
15. 巣立ちの歌(三部)
16. 仰げば尊し(二部)



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2007年05月05日

通常の学級担任がつくる個別の指導計画(廣瀬由美子・佐藤克俊)

 LD、ADHDなどの特別支援を必要とする子供に対応するための指導計画の作成の仕方を指南してくれる1冊。

 状態と背景を見極める秘訣、子供や保護者からの情報収集の仕方など、実践的な内容が現場に即して書かれていて、大変役立つ本だと思う。特に個別の指導計画の作成例は参考になるだろう。

 記録を取る際には、推測を入れず、事実だけを書き留める、という示唆に納得。(東洋館出版社)



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子どもの話す技術を鍛える(野口芳宏)

 国語といえば野口芳宏先生。先達の言葉には耳を傾けるのがよい。野口流話し方指導の基本を整理した1冊。

  •  話し方指導は「短く話す」「問われていることだけに答える」「モデルを見せる」「復唱させる」の4つのステップ。
     特に、4つめが大事。よいことはまねをするということだ。
  • 「気持ち」は「結果として読み取らせること」が大切。
  •  話し言葉のしつけ。勝手な振る舞いをする子、話しすぎる子への指導のポイントが示されている。
  • 的確な話し方の指導。「報告」の指導で鍛えられる。
  •  聞き手への配慮。
     普通の声ではなく「張った声」で話す。声が届かなかったら、しっかり言い直させる。返事は、「はい」ではなく、「はいっ」と短く答える。
     勝手な発言はさえぎる。指名されてから話すよう指導する。話し合いでの発言は「公話」。
  •  話し合いがうまくいかないなら、それに見合った指導をする。
  •  言葉にこだわった指導。「2つ年上」「3つ違い」「学年が2つ上だ」。2箇上などとは言わせない。(単位は正しく意味もつかんで使わせる、ということ?)
  •  返事の仕方(はいっ。)、発音(味あう、ではなく、味わう、など)、言葉の「表情」(「はい」にも、元気な「はい」から、しぶしぶ言う「はい」までいろいろある)など、こだわって指導する。
  •  話す技術を高めるためには、話すための知識をきちんと教える。

 一度では頭に入らないので、何度も読み返さなきゃ。(明治図書)



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2007年05月04日

新・ノート指導の技術(有田和正)

 有田実践に見る、社会科に限らないノート指導の肝をまとめた一冊。

  • どんなことをノートさせるか。始めは、これだけはノートしなさいと指示。やがて、自分が必要だと思うところ、赤黄チョークで書いたところだけと、深化させていく。見通しを持っていることが大事。
  • 聴写力をさりげなく高める。文末の工夫。
  • 板書での適当な字数行数。有田氏は、縦13文字、横26行程度を推奨。
  • 一度に3つの作業を楽しませる。聞きながら、書きながら、挙手もする。
  • 問題には、4つの段階がある。
  • ノートの点検時間の取り方。授業を5分前でやめ、その日の振り返りを書く。できた子供から見る。時間確保のために、「5分前係」を設ける。

 ノートは思考の作戦基地だという有田実践だが、肝心なことは、単純にまねをするのではなく、それを行った結果、子供たちがどのように高まっているかのイメージを持っていることが大切だと思った。(明治図書)



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オトナ語の謎(ほぼ日刊イトイ新聞編)

 我が家の高校生に受けていた。「大人になる」とか、「エクスキューズする」とか、カイシャ用語をおもしろおかしく用法つきで解説した一冊。まぁ、能書きはよいか。糸井編集長監修の下、ほぼ日刊イトイ新聞編となれば、内容は推して知るべし。(新潮文庫)



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クビキリサイクル(西尾維新)

 デスノートのノベライズも手がけている西尾維新がメフィスト賞を受賞したデビュー作。ミステリーの範疇だと思うが、登場人物のキャラクターの飛び具合に、筆者の感性というか若さというかを感じるな。

 ライトノベル群は、なかなか手を出せないでいたが、侮れないと思った。ちょっと無骨な感じもあったが、勢いがあるのがよい。数冊書いてこなれてきた頃の作品も読んでみたいと思った。(講談社新書)



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