2014年10月

手荒な材料発表

昨晩のGPIFによる国内株式の資産構成引き上げを受け、時間にして午前2時ころから夜間先物が大幅に上昇。その流れを引き継いで今日の日本市場も大幅に上昇しました。

そして午後に日銀から出されたマネタリーベース拡大のニュースが出ると、日経平均はまるで仕手株の仕掛けのように狂ったような上昇。その上昇は前回高値の16,370円をも突破し、一時前日比800円高以上と言う異常事態になりました。
 

急大幅に下げるよりは良いのかも知れませんが、この上昇で日経225先物取引をはじめとした短期売り方勢、そして日経オプションコール売り方には今まで見たこともないような損失を被った方が出てしまったのではないかと思われます。先の東日本大震災の際は爆下げにより日経オプションプット売り方で参戦されていた方が恐ろしいほどの損失発生となり、損失を含めた追い証を回収出来なかった証券会社が特別損失を計上するほどの騒ぎ。かのAIJ投資顧問はこのオプション売り方で全てを無くしてしまった代表的な例です。

今回は地震やテロの時のように一気に大幅を下げた訳では無かったのでそれはそれで良かったのかも知れません。しかし株価が急激に変動すること自体はあまり良いことではなく、長い目で見れば害になるとも言えます。


例えば今日の爆上げ前に日経先物を買っていた人が大儲けしたとしましょう。こんな短時間でこんなに儲けてしまったとなったらどうでしょうか?

人間とは弱いもので、人によってはこの利益の出し方が基準になってしまい、今後通常の状態に戻ったあと、同じような利幅、若しくは儲かり方ばかりを狙うような取引になってしまう恐れがあります。

自分は大丈夫だと思ってもそう言い切れるでしょうか?このようなことは市場を混乱させるだけでなく、投資家心理を悪い方へ変えてしまう力を持っています。


このような熱狂の中でどれだけ冷静でいられるか?今後長く投資家として進むのなら、今日のような日は傍観がベスト。買い玉を持っていたのならポジションを手仕舞いして一旦開放がベスト。そして完全に引いた立ち位置で改めて相場を見つめ直すくらいの余裕を持つべきと言えるでしょう。


そういう私はと言うと今日はノーポジ・・(苦笑)文字通り瞬く間に上昇して行く日経先物を見て、ただただ驚いていました。
もともとオプション取引をやっているのでコールを売ってなくて良かった、何でコールを買っていなかったんだなどとどうしても考えてしまいますがそこは冷静に。そんな1日でした。
 

今日は書く記事が多いのでこの辺で。週末記事でまとめたいと思います。


会員様は今夜日付が変わりましたらDLMarketマイページより「プライベートサマリー・11月号」をダウンロードしてください。月足を用いた日経平均長期観測と、11月のサイト閲覧パスが掲載されています。


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量的緩和終了発表前に怪しい動き

昨晩FRBによる量的緩和終了の決定を受け、それまでほとんど動きの無かったCME日経先物が急伸。NYダウも下げ幅を縮め、概ね良い受け止め方をされたようです。

それにしてもまたも日経先物イブニングセッションが引けたと同時にそのような急激な動きが出ることに。人によってはCME日経先物やFXなど、ほぼ24時間対応の取引対象を利用したほうが良いかも知れません。


日経平均は地味ながらも上値を伸ばしてきました。

日経平均日足無料1030


今日の上げ幅100円高を地味と言うのかはさておき、先日のように300円、500円と動くのに比べれば穏やかなものです。日経平均日足チャートを細かく見て行くと、色々な部分に気付くことが出来、今はそれらを一つひとつピックアップして解説しているところです。


押し目らしい押し目を見せずに上昇が続く日経平均は今後どうなって行くのでしょうか?量的緩和終了の発表がある前段階では怪しい動きも見られました。その点も含め、夕べから今日に掛けての動きを検証します。

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【個別銘柄分析】


『Kー010』 (買い)


前回解説からしっかりとした切り返しを見せ、一旦押しを入れた後反発。それにより日足で逆三像が出来、底堅いチャートが形成されました。

k010日足1030

もともと下げ基道「AーA’」を上抜いた時点で「いき」買法則出現でしたが、斜線突破直後は不安定なためしばらく様子を見た所、その後に逆三像が形成され、逆三像「いえ」買法則出現の可能性が強くなりました。そこで「いき」買「いえ」買に含めることにしました。

そして、戻り高値である「Z」を陽線で昨日超え、今日も一旦は割り込むも再度突破し引けたため「いえ」買法則の出現です。

ただ、今日のローソクで弱めの逆張り「売つ」が出現しました。明日以降弱含む展開も予想されます。
今後の理想は、仮に下げても昨日超えた戻り高値ライン「Z」付近までで止まること。若しくは6日線ラインまでで止まれば更に底堅さが増すと思われます。


「いえ」買型は暴騰するような法則ではありませんが、底を形成する際に出やすい法則。つまり「上げずとも下げにくい」と言えるような形で100%上昇するとは言いませんが、底堅い形と言うことが出来ます。


また、少しだけ週足に気になる点があるので、それについては週末に触れたいと思います。

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難しい急所の判断の見極め

NYダウ上昇で日経平均が高く始まるのは容易に想像出来ました。しかしその後、一度株価が落ち着いた9時半ころから更に上昇を開始。前日比で224円高まで上げて行くとまでは考えていませんでした。
 
日経平均日足無料1029

前回安値をつけたのが10/17。その後上下に激しく揺さぶったような展開が見られましたが、こうして見ると上げ一辺倒で来た感もあります。

今日はチャート上に特に何もコメントを書き入れていませんが、今日のローソク1本を見ても色々ポイントとなる要素があります。見える人も居られるかと思いますがいかがでしょうか?


昨日はローソク単体の持つ意味について書きました。少し補足を行うと、日々のローソクの持つ意味合いは非常に多くの要素を含み、仮に同じ形のローソクが出来ても出現した位置によりとらえ方が変化したりします。

法則・法示出現を取る時は、法則書に書かれている型が出ているから法則出現・・と言う訳ではありません。柴田罫線は法則出現についてはキッチリと定義されていますが、実際には法則出現の決め手となるローソクの強さ、出方などが考慮され、それにより法則・法示の強さも変化します。


強さが変化すれば出動するかしないかの判断にも影響が出てきます。そのくらい柴田罫線の観測は複雑なので、それをいかに分かりやすい判断材料としてお伝え出来るかを考えながら普段は記事を書いています。


今日も注目すべきポイントが多くあります。いつも内容が細かくて恐縮ですが、少なくとも一通り目を通すようにしておいてください。

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【個別銘柄分析】


『Kー008』 (買い)


先日日足下げ基道「AーA’」を突破してきていたものの、横ばい推移によるものであったこと、明確な陽線による突破では無かったことから法則出現を保留していましたが、今日の陽線で順張り「いき」買法則を取りました。

k008日足1029

この「いき」買は柴田罫線順張り法則の第1法則として定義されている基本的な法則ですが、48法則の中で一番クセのある法則だと思っています。基本的で分かりやすい反面、この法則単体での出動判断は難しく、他の要素を織り交ぜて判断をする必要があります。


少なくとも目先では25日線を越せるかがポイント。出来ればもう一つくらい何らかの要素が欲しい所。

とは言え、流れは良い感じなので新規玉入れ、もしくは追加も面白いかも知れません。
 
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号外(10/29) 判断材料編

※ 号外報は会員様のみご覧頂けます。ご了承下さい。

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複合的要素のぶつかり合い

今日は号外を出しました。会員様はすでにご覧頂いていると思いますが、チャート観測の上で気になる点があったためお伝えしました。この後の会員様ページで詳しく解説しております。


今日はやや安く始まってそこから100円程度下げ、その後60円ほど戻したと言う状況。下げ幅の半値以上戻したことで、ローソクは半値引け陰線となりました。

日経平均日足無料1028

ここ数営業日、似たようなローソクが並んでいます。非常に意味深なようにも見えますが、実際大きな意味合いを持っている可能性があったので今日の号外で少し触れ、この後の会員様ページに引き継いでいます。

一般的にチャートで言う「陽線」とは強い状態を表し「陰線」は弱い状態を指します。しかし、実はそれだけで強さ・弱さが決まる訳ではありません。

例えば今日の陰線ローソク1本だけを抜き取って考えた場合、以下のような要素が含まれます。

  • 陰線であるため弱い

  • ローソク実体より下ヒゲが長いため強い

この2つはやや極端な言い方ですが、陰線は基本的に弱いと見ることが出来る反面、今日のローソクのように安値で15,263円まで下げたにも関わらず、15,329円まで戻ってきたことにより、寄り付きからの下げ幅の半分以上を戻したため下ヒゲが長くなりました。これは必ずしも「弱い」とは言い切れません。
 
柴田罫線ではこのような陰線を半値引け陰線と言います。この他にも色々なスタイルのローソクが存在し、それにより含む意味合いも異なってきます。


このようにローソク1本の意味合いを詳しく考えるとチャートの見方も違ってくるでしょう。
その多くの意味合いを含むローソクチャートから今日も方向性を探って行きます。



【個別銘柄分析】


『Kー011』 (買い)


昨日コメントするとした銘柄です。

今日も順調に上げました。それにより日足で順上げ三像を確認することが出来ます。

k011日足1028


日経平均の動向にもよるので何とも言えない面はありますが、本来天井圏で出来る三像が下げに向かう場合が多く、今回のケースでは天井圏とは言えないと考えられるためそれほどの影響は出ないかも知れません。

それでも単純に三像が出来たことによる目先的な下げがあるかも知れないのでそれには留意しておきましょう。

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号外(10/28)

※ 号外報は会員様のみご覧頂けます。ご了承下さい。

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高い緊張感

先週末、CME日経先物は高値引けの15,440円で終わり、週明けの今日はそれよりやや安い15,400円付近からのスタート。その後先物に多少まとまった売りが出たこともあり値を下げる展開となりました。

日経平均日足無料1027

目先の動きもさることながら、日経平均全体の方向性に見られている動きに注意の目が行っています。今市場ではこのまま上げて行くと言う考えと、先日の底形成から戻り一巡を見ての下げの考えとが同じ度合いでぶつかっているように思えます。その思惑のぶつかりがそろそろ決着される可能性があるのではないかと考えています。
 

考えていることのほとんどが大事なことで、今日もこちらの無料ブログではお伝えすることが出来ない内容ばかりになっています。その中の注目ポイントの一つについて少しだけ書きたいと思います。
今は法則・法示出現を見るのはもちろんですが、日足で使われる「移動平均線」に注目しているところです。


見ている移動平均線は「6日線・25日線・75日線」です。6日線だけは特殊かもしれません。一般的には5日線をお使いかと思います。


現在ポイントとしている要素は、


「6日線上に株価があり、25日線と75日線よりは下にある」


と言う部分になります。だからどうしたと言われそうですが、まさにこのことをベースに考えを進めています。もちろん法則・法示も出現している状況下であり、非常に緊張感を持って臨んでいることは確かです。
 

※今日の個別銘柄のコメントは会員様ページで行います。


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今週の動向(10月第5週)

金曜の夜は久しぶりにイブニングセッション終了まで取引を見ていました。そのくらい日本市場大引け後の展開が気になりました。

印象から言うと、かなり怪しい感じ。その分適切な分析を行いその通りに動けば、大きな利益を臨むことも可能ではないかとも思いました。


金曜の記事では日経平均で少し気になる部分があり、もしかすると大きめな方向性が出るかもしれないと書きました。それについて金曜夜のイブニングセッションを見ていてさらにその思いが強くなりました。

内容についてはほぼ核心部分しか無いのでこちらでは書けませんが、早ければ月曜から大きく動くかもしれません。お持ちのポジションによっては危険度が増す可能性もあるので注視するとともに、特に普段ザラバを見られない方は逆指し値で損切り注文を入れておくようにしましょう。


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【個別銘柄分析】


『Kー008』 (買い


この1週間は基本的に戻り基調で推移し、株価は下げ基道の下値斜線から上値斜線まで届いてきました。

k008日足1024

高値では「A」を超えていましたが、大引けでは「AーA’」内に戻ってしまいました。しかし株価が6日線上にあり、特に逆張り売り法示も出ていないため、このまま上値斜線「A」を越せるかどうかに注目。

k008週足1024

こちらは週足です。4週連続で下げた後で反発を見せました。

法則・法示が出ているわけではないものの、高値では13週線、終値では26週線に位置しており、それら移動平均線を越えてこられるかに注目。超えて行くのなら日足の下げ基道をも上抜くことになってきます。


それらが達成できてもすぐに上昇が始まるとは限りません。足場固めとなるなら小幅に下げてくることも考えられます。

買いは慌てずじっくりと取り組んで参ります。



【短期取り個別銘柄】



今週は買い銘柄2つをピックアップしました。ここ数週は必ずしも良い結果が出せていませんでしたが、日経平均などの全体動向に合わせた取り組みを行うことでその精度を上げることが可能であることが分かってきました。

個別銘柄単体チャートとして出来るだけ良い状態の銘柄を拾ってきておりますが、必ずご自身の判断基準を盛り込んだ上で出動するかしないかを検討するようにしてみてください。



第5回 10/12 掲載分 (2週目結果)

「買い」


8934 サンフロンティア不動産  週明けの始値 1,158円

1週目週間高値 1,166円
2週目週間高値 1,154円


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第6回 10/19 掲載分 (1週目結果)


「売り」

3397 トリドール  週明けの始値 1,283円

1週目週間安値 1,270円
2週目週間安値 円

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第7回 10/26 新規掲載分


「買い」

5857 アサヒHD

6395 タダノ


「売り」

該当なし

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大底狙いが危険な理由

10月初め、日経平均が寄付きから大幅下落となったのは記憶に新しい所です。あのような急激な大幅下落があると、必ず反発を狙って買い出動する投資家が出てきます。

それが一瞬の小幅リバウンドを狙ったデイトレード程度なら良いのですが、これだけ下げたのだからここが「底」になるだろうと言う発想で大きく買い向かってしまう。大抵「ここが底だ!」と思った所は底では無く、更に下げて行くことが殆どと思った方がいいです。
 

更に困るのは、下手に大底で買えて利益を出してしまった時。そうなるとどうでしょう?恐らく次以降も、しかも絶対の自信を持ってまた大底を狙いに行ってしまうだろうと思います。


結局は大底狙いは外れても当たっても損な事しかありません。「底」は相場が決めることであって、一個人が決められるものではない。買いを行なう時は大底を狙うのでは無く、2番底、3番底を狙うくらいの気持ちで行なうのが良いでしょう。

私から言わせれば2番底、3番底狙いと言う定義程度では足りないほどですが、1番底狙いよりは遥かにいいのは間違いありません。但し、3番底までつけてからなお下落に向かうパターンもあります。柴田罫線順張り法則書でも定義されており、それをチャート分析から予測することが可能となっています。


大底で買えればかなりの理想ですが、それが出来れば誰も苦労しません。通常は大底から切り返し、下げ基道(下げトレンド)を上抜いたくらいから買いの検討を始めるのが丁度良いと思います。


「買う時はゆっくりと出動、売る時はスパッと撤退」


案外これだけで行けるものです。

この状況をそのまま考えれば

相変わらず日本市場が終わった後の日経先物イブニングセッションをはじめとする夜間の取引が活発です。昨日もイブニングセッション開始16:30と同時に値を上げ始め、途中何回かの押し目を挟みながら終始上昇を続けました。
 
イブニングセッション大引け直後にCME日経先物では高値で15,460円まで到達。イブニングセッション開始から350円ほど上昇していました。

その影響もあり、今日の日本市場も高い位置からのスタート。昨日の日経平均は最後に弱含んで上ヒゲをつけました。それが今日は一転上昇。日経平均は難しい動きを見せていると言えます。

日経平均日足無料1024

日経平均は1日ごとに上げと下げを繰り返したり、昨日のように陽線なのに上ヒゲをつけて弱そうに見えたのに今日は一転上昇。しかしローソクは陰線・・と言うようにチャートを見ていると気まぐれで、状況を読む方も難しさが増してしまうものとなっています。


そんな強弱が混合する中、そうは言いながらも少し気になる感じになってきました。もしかすると大きめな方向性が出るかも知れない可能性。


今日はその点に絞ってお伝えしたいと思います。





【個別銘柄分析】


『Kー011』 (買い)


今週はやや安く推移したこともあったものの、最終的には高めで終わりました。

k011日足1024

買い法示「ぬ買」「な買」が出現し、6日線上に出てから堅調な動きが続いています。特に10月に入ってから日経平均が急落を開始したにも関わらず、この銘柄は逆行高を続けていることが特徴です。

逆行高をすればそれが必ず強いとは言い切れません。最終的にはチャートでの判断が一番的確である中、この銘柄は週足で良好な状態が続いています。

k011週足1024

買い法則・法示が出た訳ではありませんが、引き続き13週線、26週線上の推移が続いている点がポイント。今のところ余程のことが無い限り13週線まで下げることはないのではないかと考えています。


逆に言うならば、そのような下げがあるのなら即時撤退をする必要があります。この銘柄だけではありませんが、ダメだと思った所では即損切り撤退の行動が必要。ザラバ中に相場を常に見ていられる人でも、その行動が出来ない方は、常に損切り用の逆指値注文を入れておくようにしましょう。

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Marimo
2001年より柴田罫線の研究を開始。長年の経験を活用し、柴田罫線の正確性を高めた上で今後の相場の方向を分析。法則は明確に「買い」「売り」と表示されるので、判断材料として最も分かり易いのが大きな特徴。主に日経平均、225CFD、JPN225などのCFD系日経先物チャートに柴田罫線法則を書き入れ、日経先物取引に役立つ分析情報をご提供します。

デイトレからオーバーナイトまでをカバーしますが、出来るだけオーバーナイトでの値幅取りの可能性を追求します。
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