投げ後の起き攻め

January 27, 2007

投げ後の起き攻め 〜その2〜

ここでは壁を背負った状態で、右基本投げのエアスピンプレンを決めたときの起き攻めを紹介します。



この投げは普段なら相手が遠くに飛んでいってしまいますが、壁がドラの背中側にあると、そのせいで相手との距離が離れません。
このとき、相手は密着で『うつ伏せ足側っぽい状態』でダウンしていて、ドラは相手の腹部の横に立っている状況になります。


ここからが非常に重要で、


実は、この状況で相手にモルグを打ち込むと、このモルグは『その場起きしゃがみガード』でしか回避することができません。
その場起きに重ねるため下段捌きができず、後ろが壁なので後転も無意味に終わります。
また、この状況では横転にもモルグが当たってしまいます。


つまり、この状況は「モルグと中段の完全2択を迫れる状況」なのです。


そしてさらに、この状況で相手が寝っぱなしを選んでこちらのモルグが寝っぱに決まると、なんと再び同じ状況が続いてしまうのです。
なので、相手がそのことを知らないで寝っぱなしを選んだら、容赦なく踏みまくってあげましょうw

もしも「右投げ〜モルグ〜モルグ」とか決まってしまうと、それだけで相手の体力は半分無くなってしまいます。モルグ恐るべし。。。



そしてこの状況でのモルグと対に使う中段の選択肢ですが、さすけべさんのおすすめは、ずばりブリザードハンマー。


ブリハンは完全にローリスクハイリターンな選択肢で、もしも『右投げ〜ブリハン〜モルグ」まで決まると、これも一瞬にして相手の体力の半分以上を奪うことができます。
また、ガードされたてもこちらが有利なため、そのまま壁攻めに移行できる点もブリハンの利点でしょう。

また、キャタピラーヒールもなかなか面白いですね。
キャタピラはヒット時のリターンこそブリハンには及びませんが、相手の寝っぱなしにも対応できる利点があるので、柔軟性のある選択肢となります。


さすけべさんは、大幅に自分が体力リードしているときにはキャタピラを、それ以外ではブリハンを使用することが多いです。
っていうか、大幅に体力リードしてたら大体モルグ打ってますw




◎まとめ


この状況は、相手からすれば

「一発だけガマンしてなんとか無難に立ち上がろう」

と思いたくなるシチュエーションなので、割合として「4回中3回」はモルグを狙っていってもいいくらいだとさすけべさんは思います。


もしモルグがガードされても、モルグのガード硬直は−12〜13Fなのでカズヤ以外には浮かされることはありません。
ここは確反のトゥースマを恐れることなく、積極的に踏みにいくべきでしょう。


積極的な起き攻めこそがドラの真骨頂なのです。




まぁ裏を返せば、「起き攻めで稼いでおかないと他で苦労する」ってことですねw

sasuke_ssk at 03:35|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

January 26, 2007

投げ後の起き攻め 〜その1〜

投げ後の起き攻めについて詳しく説明します。



◎ヴォルククラッチ
◎タランチュラツイスト
◎リバースアームバー
◎リバースビクトルクラッチ
◎ビクトルクラッチ 
◎ブリザードストレッチスリーパー


上記の投げを決めた際には、実は共通の起き攻めが可能なので、まずはこれを解説します。



これらの投げを決めたあとには、相手が

『仰向け頭側』

『うつ伏せ足側』

のどちらかの状態でドラの目の前にダウンしています。


この2つのダウン状態の最大の特徴は、

「立ち上がるときに背向け状態の瞬間が存在する」

という点で、この背向け状態の瞬間を狙ってこちらの攻撃を当てれば背面ヒットさせることができるのです。
そのため、この状態からの「その場起き」と「後転(前転)」は非常にリスクのある行動になってしまい、相手からすれば「できれば取りたくない選択肢」とも言えるでしょう。


つまり、これらの投げを決めたあとには、背面狙いの恐怖をちらつかせることにより、精神的に非常に有利な起き攻めを展開することが可能なのです。



以下に相手の選択肢に合わせたこちらの選択肢を紹介します。




〔寝っぱなし〕&〔横転〕

少し前に歩いてからのモルグが有効。
投げ+モルグのダメージで4割は奪えるため、十分なリターンと言えるでしょう。

ステップインでもいいが、歩いたほうが軸を補正しやすいため横転後の相手にモルグを当てやすいです。

この「前に歩いているとき」に相手が横転してないことを確認して、すぐにそれに対応できるようになると非常に柔軟性の高い選択肢になるので、この確認はマスターしたいところ。


実戦では横転する相手が多いと思われるので、この選択肢の比重は高めでもいいかと。




〔後転(前転)〕

ステップインからのトスアップダウン〜イヤーカップで背面ヒットを狙うのが理想的。
簡単なのはステップインからのハーフステップサブヒルト。安いけど最後のとどめなんかにはこれで十分。

トスアップダウン〜イヤーカップが背面ヒットすれば、大半のキャラにはサイドロックアッパーが確定するため、この起き攻めが成功すれば一撃で8割近くの体力を奪うことができます。
ただし、本命ともいえる選択肢だけあって相手も警戒してくることが予想できるので、十分にモルグで踏みまくって相手にモルグを嫌いにさせてから試みるようにしましょう。

モルグは背面狙いの布石というわけです。




〔その場起き〕

サミング&クリップ2発止めがおすすめ。
これも背面ヒットすれば大半のキャラにはサイドロックアッパーが確定するため、一撃必殺の選択肢になります。
相手の最速起き蹴りにカウンターを取れる点も見逃せません。
また、もしこちらがモルグを出してしまっても、モルグが下段として機能するため問題ありません。

もしもリスクを減らしたいのなら、サミクリを1発目で止めるのがいいでしょう。
スカったとしてもその後のフォローが効きやすく、背面ヒットした場合はフロストチャージが確定するためローリスクミドルリターンな選択肢なのです。
体力リードしてるときなんかは1発止めがおすすめです。

ちなみに、トスアップ〜よりもサミクリほうが若干リーチが長く、投げ後の距離にはこちらのほうが適していると思ったのでその場起きにはサミクリをおすすめしました。
もちろん、後転(前転)に対してもサミクリはしっかりと背面ヒットします。が、
一応、トスアップ〜の方が高威力、サミクリの方がリーチが長く当てやすい、というそれぞれのメリットがあるので、どちらを選ぶかは個人の判断におまかせします。




〔起き蹴り〕

これの対処が実は一番めんどくさいとか。

『仰向け頭側』と『うつ伏せ足側』で起き蹴りの性能が違うので、状況別に説明します。



『仰向け頭側』からの起き蹴りには、カウンターを狙っていくのが理想的。
ここからの起き蹴りは発生が早く使いやすいため、相手の起き蹴り暴れは十分に視野に入れておきたいところ。

サミクリやトスアップ〜を出しておけば起き蹴りにもその場起きにも対応できるのでこれらで潰していきたい。



『うつ伏せ足側』からの起き蹴りには、下段蹴りに意識して対処しないと痛い目を見るハメになるので要注意。
この起きあがり下段キックは、大半のキャラがヒット時に空コンに移行できるため、相手からすれば切り替えし手段の本命となる選択肢です。

こちらの選択肢としては、寝っぱなしにも対応できるキャタピラーヒールなんかがおもしろいところ。
ただし、横転には当たらないし、中段起き蹴りで潰されてしまうため、ここは完全な読み合いとなってしまいます。

結局、どの選択肢にもリスクが発生してしまうため、『うつ伏せ足側』状態の起き攻めはハイリスクハイリターンと言えます。
お互いの体力状況や残り時間、壁との距離などに応じてこちらの選択肢を慎重に選ぶようにしましょう。




◎補足

トスアップ〜とサミクリが背面ヒットした際に、一部のキャラにはサイドロックアッパーが確定しません。

まず、レイブンとシャオは背向けからの当身でアッパーを回避できます。
レイは寝ることで、スティーブは背面ターンで回避が出来るかも(未確認)
リリも背向けからの体勢の低い技で回避できるかな?これはわかんね。

これらのキャラに背面ヒットを狙うときは、サミング&クリップの3発出し切りがいいでしょう。
追撃でモルグまで確定しダメージ的には十分なものになるので、こいつらにはこれくらいで勘弁しといてやりましょう。




◎まとめ

やはり背面トスアップ〜が本命になりますが、これは相手も必ず警戒してきます。
なので、ここは裏の選択肢であるモルグをどれだけ当てられるかが重要なポイントかと。

背面狙いの布石という形で使っているモルグも実際にはダメージ24。これは相手も無視できないレベルの威力があります。
なので、起き攻めの割合として3回に2回以上はモルグを狙いにいってもいいとさすけべさんは思っています。



『起き攻めで何をするか迷ったらとりあえずモルグを出してみる』



これだけで貴方のドラのダメージ効率は一気に上がることでしょうw

sasuke_ssk at 03:58|PermalinkComments(4)TrackBack(0)