2006年02月06日

妄想トレイン。

そんなに枠にちぢこまらないで、こっちに来てごらんなさいよ。

どうせ、自分はとか・・・コンプレックスに押しつぶされて毎日送るのはしんどいでしょう。

人を簡単に信じて、そして傷ついて、その繰返しで。

でも、まだ寂しいからといって、分かってはいても同人種のものとばかり付き合って。

涙であなたが見えませんよ。

晴れたころには、消えてなくなってしまいそうですよ、あなたが。

時間の容赦ないたたみかけは、ぼくを増長させていきます。

あなたは、時間に押しつぶされていって、過去へと身をやつしていくのですか。

キミに何がわかるの?

あなたこそ、ぼくの何を分かろうとしてくれたの?

雪がすべてを真っ白にして、また何もかもはじめからの状態にもどしてくれれば。

きっと、もう出会わないでおこう。

エターナル・サンシャインのような二人には、ならないでおこう。

駅のホームで、向かい合う二人のまえに突風とともに大雪が。

30センチの距離にいても相手がみえなく、まわりの人の悲鳴も聞こえないほどの轟音。

伸ばした手を握り締め、こちらに寄せつけ、二度とどこにも行かせないと耳元でささやいたそのとき、巡る記憶がフラッシュバック、駅の蛍光灯は一瞬雪よりも眩しく白く光り、すべてが消える。

まわりは暗闇で、冷たいものの感覚だけが身にしみる。

しばらくして、駅の電気がもどったとき、ぼくもあなたも、お互いが誰なのかはもう忘れていて。

リセットされたことだけは確実に覚えてはいるんだけど。

遅れてはいってきた電車が青光りをパチパチさせながら、けむりをはいて、ぼくをせかす。

ドアのむこうのあなたを見つめながら、ぼくは上にある路線地図を確認し、またあなたを見つめ、不思議に溢れる涙をぬぐう。

ホームで凍えるあなたも泣いていたような。

その人が誰なのかお互い分からないのだけど、しぜん、遠慮がちに手をふってみた。

こちらに気づいたあなたは、じっとぼくを見つめ、手をあげかけるのだけど、ぐっともう一方の手でそれを押さえつけ、そのまま背中をみせて、白いほうへと歩いていった。

ぼくは、ただ、その姿を横目でやりながら、かばんからヘッドホンをとりだし、ケツメイシの門限やぶりを聞く。

連れ出してあげたかったな、夜のデートに。




今日のビックリマンシールは、「ネロ魔身」と「GD牛若」でした。

アニメビックリマンが見たくなってきました。



この記事へのトラックバックURL