July 02, 2011

マイ・バック・ページ

熱に浮かされたような時代を、私は知らない。
過去のニュースやドキュメンタリーでしか知らない学生運動が盛んな時代のこと。
前時代的な熱が私には伝わらなかった。


公開前の評判が高かったような気がした(気がしただけだった?)ので
前売券を早々とお財布に忍ばせておいた、本作。
気が付けば上映館が限られて、上映回も少なくなって…いかん、無駄になるとこだった!
ってなわけで、いつもだったら極力避けるシネコンにて鑑賞することに。。。
しかも、新宿ピカデリーε=ε=(;´Д`) 大きなシネコン、苦手。
スクリーンが多いから観客も多くて当たり前…それにしたって、なんだあの人ゴミは!!
7月最初の週末、SALEスタートの新宿だからさ、それなりの人は覚悟してたけど。
「あぁぁ、ここは映画観る環境じゃないな…」っと次は無い!っと硬く決心。

『マイ・バック・ページ』(山下敦弘監督・2011日)
1960年代後半から1970年代にかけて、学生運動が盛んだったころ
その熱に浮かされた学生活動家気取りの男と、それを取材する新聞記者の話。

学生活動家が松山ケンイチ、新聞記者が妻夫木聡。
うまく出来ているなぁっと思うところもあったけど、
とにかく長く感じらる本編に、正直なところ退屈してしまった。

川本三郎の実体験がそのまま映画になっている。
事実は小説よりなんとか、なんだろうけど、事実は映画みたいにドラマチックじゃないわけ。
だけど、きっと本当は事実が一番ドラマチックなんだろうな。
ORG_20101126000201

最後の最後、数分間の妻夫木くんの泣きの演技には、釘付けだった。
(『悪人』以来、結構見直しているのだよ、ブッキーを。ってどんだけ上からなんだ、アタシ)
そして松山ケンイチが苦手なのよね…っていうか、今回の役は凄い嫌な男だった。
身勝手で薄っぺらい不気味さがあって…

学生運動って一体なんなんだろう。
その真っ只中にいた世代と、それを体験していない前後の世代の思考の差って
実は、かなり大きいと思う。そこに結果が無いから、幻のような気にすらなる。


映画は期待だ大きかったのかな…ちょっと…。映画館も私には苦手な雰囲気だったな。
そういう印象がいつまでも残るのは、ちょっと残念。
それと同時に、次に観よう!っとする映画選びに対する意欲がどんどん沸いてくる。
単純に出来てるなぁ、私ったら。

satic11 at 18:30│Comments(0)TrackBack(7)

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