土地と建物の関係「用途地域」土地と建物の関係「道路」

2013年01月14日

土地と建物の関係「建ぺい率」

用途地域により建ぺい率や容積率が変わります。

●建ぺい率

 建築面積の敷地面積に対する割合の事で、用途地域により上限が定められている。

 建ぺい率60%というのはどういう事か?

 建築面積を敷地面積の60%以内にしなければいけないという事

 建築面積とは?(よく建坪とか言われる)それもよく分からない言葉だ(笑)


 
建築面積とは、建物を上空から見た水平投影面積のこと

 その建築面積と敷地面積との割合を建ぺい率という

 例えば敷地面積100㎡の土地で建ぺい率が60%だったら60㎡の建坪の建物しか建てられないという事


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「磯崎 新」 《空中都市――渋谷計画》1962年

  
●容積率

 延べ床面積の敷地面積に対する割合の事で、用途地域により上限が定められている。

 容積率200%というのはどういう事か?

 延べ床面積を敷地面積の200%以内にしなければいけないという事(200%というのは2倍という意味)

 
延べ床面積とは、各階の床面積の合計をいう。

 その延べ床面積と敷地面積との割合を容積率という

 例えば敷地面積100㎡の土地で容積率が200%だったら延べ床面積200㎡までの建物しか建てられないという事



住居系の地域住宅地としての環境を保つ為、建ぺい率は
30%とか60%に、低く抑えられています

逆に商業系の地域では、土地が有効利用出来る様80%とか高く設定されています

その為、敷地面積が同じでも用途地域が違えば、建てられる建物の大きさも変わってきます。

また、屋根はあっても、建築面積にカウントしなくても良い場合もあります。

1m未満の庇やバルコニー、地下室などは原則建築面積に算入されません。

同様に床面積にカウントしなくても良い部分もあります。

奥行きが2m未満のバルコニー、一定の条件をクリアーした出窓小屋裏収納ロフトなどは面積に算入されません

またこれも一定の条件をクリアーしたものだけですが、地下室車庫など、容積率に含めなくてもよい場合もあります

狭い限られた敷地の中にいかに快適な家を建てるか 設計者の腕の見せ所です。


satkd2002 at 19:11│Comments(0)TrackBack(0)建物の話 

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