2013年02月12日
狭小敷地に家を建てる
住宅が密集した狭小敷地で、建物の計画をする時、採光と通風が十分採れるかどうかが、問題となってきます。
間口が狭く、奥行きの長い、いわゆる「うなぎの寝床」といわれるような敷地はどの様にプランするか。
密集地なので、両側に隣家が迫っていて、横からは十分な採光が望めない。
換気の為の窓は、設ける事が出来るが、あまり大きな窓を隣家側に取るのは、双方のプライバシーの面でも問題が有ります。
こういうケースでは、中庭を設けて上部から光を採り入れるプランが最適です。
中庭を設ける事により、北側の部屋にも南側からの採光が期待できる。
又、中庭を介して各部屋に採光および、通風を取り入れる事が出来る。
中庭の部分をテラスなどにすれば、部屋の延長としても利用できる。
また、中庭は建ぺい率や容積率にも含まれないので、実際の床面積以上のボリューム感のある建物になります。
中庭を設けるのも無理という狭小敷地では、トップライトや吹抜上部に設けるハイサイドライトが有効です。
上の階から下の階まで採光が届き、密集地でも明るい家になります。