2005年04月

2005年04月29日

つれ、歩く

つれがもう歩いているのである。この前車椅子かと思ったらもう歩行である。

今日も放課後つれの様子を見に行く。すると真砂さんがいて、どうやらつれが大学へ歩いていくのを介助してくれたらしい。(ありがとう!)トイレも今まではベッドで導尿だったが、普通の人らしく、トイレでそれをするようになった。下周辺の機能も半分くらいは回復しているようだ。

整形では一般の人はなかなかわかりにくいことだが、お尻を骨折すれば、やはり骨盤内の神経損傷を伴って、排尿、排便、性殖器系に障害をもたらす。つれも骨折はみるみる直ってのだが、下周りの回復はやはり遅いらしい。実際病態について話す話も、やはり神経の回復を願う話が多く、つれにとっても入院以来ずっと心配の的だった。

それも、やっと歩けるようになったのが救いになっているようである。今まではベッドで寝たきりだったし。動ければ何でもできるんだから、歩く訓練をしたり、日常生活をしていくうちに神経もいつの間にか治っていけばいいなあ、と願う今日この頃である。

それでは九山行って来ます。

2005年04月25日

県大会

昨日、今日と所属する部活の県大会だった。県内の大学から6、7大学集まりこぞって競う。うちの部は実力でいったら真ん中くらいで、まあいい勝負ができるといいな、という意気込みであった。来週は九山だし。

ところが、うちの部は先代から大きな弱点をかかえており、この日もその悪い癖がでてしまった。というのも、うちのチームは「精神的に弱い」のである。

調子のいい時、流れが自分たちに来ているときはものすごく強い。実際、ライバルである本学のチームにも1セットは圧勝である。ところが、いったん向こうに点をとられはじめたり、「相手、強いかも」と思わせる攻撃をされると、急に拾えるボールはとれなくなり、打てるボールも打てなくなる(アウトやネットばっかり)になる。

これが6人全員に伝わるから不思議である。そういう意味じゃあ団結力は強い。このことについて何度ミーティングを重ねたかわからないのに。結果は思ったよりずっと悪い結果で、みんな大反省で帰った。

泣きっ面に蜂じゃあないが、いつも強気いつも前向きじゃないと自分の本当の実力は発揮できない。
弱気な感情、強気な感情はすぐ周りに伝わってしまう。だからいつも自分は勝気でいるように、弱気な人がいれば目を合わせ声をかけるように。

たかが球技だが、プレーだけじゃないところに私の部活の魅力があるように思う。次は九山、チームが変わり、ポジションも変わるが、頑張っていきたいと思った。

2005年04月22日

院内デート

↑うざったらしいタイトルであるが、今日は思い出に残るいい日だったので少し惚気てみる。

ついこの前車椅子になったつれ。さっそく外にでて連絡がとれるかもしれないから、と充電して電源を切った携帯をもたせてみたが、一人では外どころか、一階にも下りてはいけないらしい。けど、付き添いがいれば一階まではいいらしく、一階が見たいつれは誰かが来るのをしきりに待っていた。

そこへたまたま私が遊びに来たので、わーい!ということで一緒に下まで降りてみることに。

エレベーターを降りると、もう、つれは感動して涙ぐんでいた。ずっと、一階まで下りて売店やら自販器やら喫茶やらを見るのを夢みていたらしい。それに、そばにはドアがあって、それを開ければ2ヶ月も踏み出していない外の景色なのである。

私たちは院内を散歩のつもりでぐるぐる回った。ATMのあたりまで来て、引き返し、受付のホールも回った。

喫茶では、私はケーキを、つれはクリームソーダを頼んだ。怪我の前はテスト期間だったし、喫茶でゆっくりお茶できたのはもう3ヶ月ぶりかもしれない。
つれにとってやっと最初の目標「聡子さんとお茶をすること」を達成できたらしかった。次は「歩いて院内喫茶」→「新居で茶」かな。全然まだだけど、近づいてきているのは確かだ。

廊下で先に歩く私にアヒルの子みたいに一生懸命ついていこうとするつれを見て、本当に手がかかるけど、もうちょっと一緒にいて面倒見てやってもいいな、と思えた今日この頃だった。

2005年04月21日

クララが立った

真砂さんから頂いたクララの人形には「クララみたいに早く立てますように」という願いがこもっているのだそうだ。

看護婦さんに「そっち系の趣味かと思った」と言われ続けながらも、事故からはや2ヶ月。ついに今日つれは立ったらしい。リハビリで壁につかまりながらちょこっとだが。

今やっと入院生活で車椅子になれていて、私が遊びに行ったときにはベッドにいなくてお茶くみにいっていた。しかし、きゅうすを膝において出かけたはいいが、熱いお茶の入ったきゅうすをどうやって車椅子で持ち帰るか考えていなかったらしく、熱いお茶を持ったまま行き止まりで袋小路になっていたので、救出してあげた。

まだ車椅子になったばかりだし、まだ陰部周りに残る障害の処置も残っている。まだまだ退院にはもうちょっとかかるのかなという感じだ。

せっかく車椅子になったし、1Fまでいけるようになったらいろいろ散歩してまわりたいな、と思った。



2005年04月15日

久々の更新!!

聡子さんの現状がわからないと言われ、更新。いやーサボったサボった。すみませぬ。

じゃあさっそく本題「最近のつれ」。(←それかい!)

最近かいてないので、あいつはどうなったのか、という話なのだが、順調に回復しており、もう80°くらい起き上がっている。あと「端座位」といってベッドの横に座る練習もしていて、このまま自分の力で座れれば車椅子である。
ただ、まだ長い間座ると腰が痛いらしく、短い時間しかできないらしい。

私は大学が始まってなかなか詳細を聞けないのだが、この前、病院までブリックを買いに行ったとき気づいた。講義棟と病室が近いのである!そこで20分休みに病室まで遊びに行ってみた。

つれはちょうど端座位の練習をする時間だった。その時の看護師さん、

「さー。○○君。彼女さんにいいトコ見せようね。」

もう整形外科病棟では有名なのだろうか。ぐぐ、っと起き上がって端座位するつれ。

看護師「おおー!すごい、頑張りが全然違うーー。愛の力だねーー!」

看護師さんによると、朝練習した時より3倍長く頑張ったらしい。まったく調子のいい男である。しかも恥ずかし気もなく私に親指たてて「イエイッ」ってしてくるし。

けどこれで頑張ることができるならちょくちょく来てやろうと思う。惚気でも何でもなく、つれは一日中ベッドの上で、いつも誰かが見舞いに来てくれるのを心待ちにしている。見舞い客も私も来ない日は夜半泣きなのだそうだ(笑)。

とりあえず車椅子になったら携帯を持たせようか、と検討中である。

Profile
聡子(さとこ)
某大学所属。愛猫P氏と同居し、ディズニーと動物を愛する25才。
私を大人へと成長させてくれた大学生活もあとわずか。勉強も遊びも卒業するにはまだまだ足りない某大学医学部6年生。
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