satoki_segawa

こぼれおちるもの

個人的な経済指標観測と実践している投資状況のメモです。

23 9月

8月チェーンストア販売統計を振り返る

【8月チェーンストア販売統計】
 日本チェーンストア協会が21日に8月のチェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会に加盟している企業の販売額合計)を発表。

 8月のチェーンストア総販売額は前年同月比0.5%減(店舗数調整後)の1兆780億円、前月は0.0%減。

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 詳細は日本チェーンストア協会で確認できます。

 8月のチェーンストア販売額は前年同月比0.5%減となりました。気温が平年を大きく下回ったことから季節詳細が多い食料品や衣料品の売上が低調となり前年を下回る状況が続いています。

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 販売額の65%程度を占める「食料品」は前年同月比0.3%減と前月から下げ幅を縮小しましたが、4ヶ月連続でマイナスとなりました。価格が戻りつつある「農産品」(▲2.4%)や相場安となった「水産品」(▲0.6%)が下げ幅を縮小、価格が上昇している「畜産品」(+1.9%)が上げ幅を拡大したのに対しアイスクリームなどを含む「その他食品」(▲0.3%)がマイナスに転じています。

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 販売額の20%程度を占める「住関品」は前年同月比0.5%減と2ヶ月ぶりにマイナスとなりました。布団などを含む「家具・インテリア」(+4.5%)が上げ幅を拡大したのに対し「日用雑貨品」や日焼け止めなどを含む「医薬・化粧品」(▲2.8%)、エアコンを含む「家電製品」(▲5.6%)が下げ幅を拡大しています。

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 今後ですが食料品は悪天候により相場高になっているもの一部分にとどまっており全体では前年並みは維持できそうです。一方、食料品以外では他業態との競合が激しくなっており来客数が上向きにくい状態が続きそうだと考えると前年を下回りやすく、全体でも0%近傍で行ったり来たりになりそうです。


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23 9月

アメリカ8月中古住宅販売戸数を振り返る

【アメリカ8月中古住宅販売戸数】
 全米リアルター協会(NAR)が20日に8月の中古住宅販売戸数(企業が中古住宅を販売した戸数)を発表。

 8月の中古住宅販売戸数(季節調整済年率換算値)は前月比1.7%減の535万戸。前月は1.3%減。

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 詳細は全米リアルター協会で確認できます。

 8月の中古住宅販売戸数は前月比1.7%減の年率換算535万戸と3ヶ月連続で減少しました。住宅需要は引き続き強いなか供給量が少ないため販売価格は上昇、数量は頭打ちとなっています。またハリケーンの影響も多少出ているように見えます。

 販売戸数を種類別でみると一戸建て住宅は前月比▲2.1%の474万戸と3ヶ月連続で減少、集合住宅は前月比+1.7%の61万戸と3ヶ月ぶりに増加しました。基調を示す一戸建て住宅の動きを3ヶ月移動平均でみるとぎりぎり横ばいかなと。

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 在庫戸数は前月比1.8%減の188万戸と3ヶ月連続で減少しました。在庫戸数が減少しましたが販売戸数も減少しており供給月数は前月から変わらず4.2ヶ月となりました。住宅在庫の適正水準である6ヶ月前後には及ばず供給不足の状況が続いていると判断できます。

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 販売価格(中央値)は前年同月比5.7%上昇の25万3500ドルと前月(6.1%上昇)から上げ幅を縮小しましたが高い伸びを維持しています。種類別では一戸建て住宅(+5.6%)が前月から上げ幅を縮小に対し集合住宅(+5.4%)は前月からほぼ変わっていません。

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 今後ですが住宅需要は強い状態が続いているのですが、住宅を手放す動きは広がっていないため在庫が増えにくく、結果として販売価格が上昇、購入者の予算を上回りやすく販売戸数は伸びない状況となっています。賃金が一層加速するなど住宅所有者、購入者双方の状況が改善しないと今の水準の販売戸数を維持できるかどうかが。


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23 9月

イギリス8月小売売上高を振り返る

【イギリス8月小売売上高】
 英国立統計局が20日に8月の小売売上高(小売業の販売合計、数量ベース)を発表。

 8月の小売売上高(ガソリンスタンドを含む)は前月比1.0%増、前月は0.6%増に修正(速報0.3%増)。

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 詳細は英国立統計局で確認できます。

 8月の小売売上高は前月比1.0%増と3ヶ月連続で増加しました。7月に好調だった食品が伸び悩んだのに対し非食品や無店舗小売が大きく伸び、市場予想(0.2%増)を上回っています。
 ガソリンスタンドを除く小売売上高は前月比1.0%増と3ヶ月連続で増加しています。
 
 部門別にみると小売売上高の4割を占める食品(+0.2%)が小幅の増加にとどまったのに対し4割を占める非食品(+0.9%)が伸びたほか1割弱を占める無店舗小売(+5.0%)が大きく伸びました。 

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 非食品の内訳をみると食器や家具を含む「日用品」(▲2.1%)が3ヶ月ぶりに減少、履物・革製品を含む「衣料品」(▲0.2%)が4ヶ月ぶりに減少したのに対し「百貨店」(+1.1%)やスポーツ・趣味用品を含む「他小売」(+3.6%)が2ヶ月ぶりに増加しました。

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 売上の基調を見るため前年と比較すると前年同月比2.4%増と前月(1.4%増)から上げ幅を拡大しました。ブレが大きいため3ヶ月移動平均でみると前年同月比2%半ばの増加と小幅ですが上げ幅を縮小しています。

 品目別にみると「食品」が前年並みに鈍化したのに対し「無店舗小売」(+15.5%)が高い伸びを維持、非食品では「日用品」(▲0.9%)が前年を下回る水準な一方で「衣料品」(+3.4%)や「他小売」(+5.9%)が加速しています。

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 今後ですが実質賃金はマイナスの状況が続くなど消費者を取り巻く環境が厳しいなか消費意欲が予想外に堅調となっており、小売売上高は低調なものの増加基調は維持できそうです。ただEU離脱など先行き不透明な状況は続きますのでちょっとしたことで下振れしそうですが。

 またイングランド銀行が年内には政策金利を引き上げそうでして、どういう反応が出てくるのか気になります。


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