名南経営コンサルティング 佐藤公俊の社長ブログ

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先日、社内にいたところ、オフィス内の多くの携帯電話からアラーム音がなり、関西地方で地震との速報が流れました。その直後に、参加しているSNSの東京の知人から、関西方面の知人への安否確認のメッセージがあり、やり取りの末、関西でも地震による直接の大きな被害はないことがわかりました(電車が止まった、等の被害はあり)。  

 後の発表では、緊急地震速報のシステムが、電気信号のノイズを誤って計算処理したことによる誤報だったことが明かされました。結局、機械化・システム化がなされた生活の、デメリット(誤処理による誤報)とメリット(迅速で広範囲な意思疎通)を、短時間に享受することとなった次第です。

ディスク 198710月にあった、ブラックマンデーと呼ばれる世界的な株価大暴落についても、要因の1つとして、システム化が挙げられています。つまり、いったん市場が下落しだすと、当時のシステムは自動で売り注文を出し、結果として売りが売りを呼ぶ展開となったということだそうです。

 中身の見えないシステムのロジック(プログラム・計算式等)では、前提となる条件を現実に即して想定することが、1つのポイントになります。

今年(平成25年)は、第62回目にあたる、伊勢神宮式年遷宮の年になります。伊勢神宮式年遷宮は、20年に一度、正殿等、御垣内の建物全てを建替え、殿内の御装束や神宝を新調して、御神体を新宮へ遷す、伝統ある行事です。

先日、私もこの行事の1つである、「お白石持行事」に参加させて頂く機会がありました。これは新しい正殿の敷地に敷き詰める白い石を、遷宮後には立入り不可になる新宮の御垣内の、新しい正殿の近くに奉献する行事です。

内宮 この「お白石持行事」参加の前日、地元の大学の先生から、式年遷宮の歴史・概要等を伺うことが出来ました。
そのお話によれば、20年に一度の新築を行うことで、神道における建物の「清浄さ」が保てるとのことです。そして同時に、建築技術の伝承が定期的に行われる、という意義もあるとのことです。つまり一度遷宮を経験した若い大工さんが、20年後にはベテランとして遷宮を若手に指揮するというサイクルが、技術の伝承に適しているという考えです。

 1つの事柄に、複数の効果・副産物が伴う、古代からの知恵です。

 先日、ある経営者から聴いた話です。

 その方の会社では、ある分野の製品を製作して卸しているのですが、従前は1つあたり単価数円で卸していたそうです。ところがあるとき製品の面積を3倍ほどの大きさにして(その場合、原材料も3倍)、違う種類の製品として従前とは違うマーケットに卸したところ、10~20倍ほどの単価で卸すことが出来たそうです。

出港紙テープ以前に読んだ本にも、次のような内容が書かれていました。

今から約100年前、アメリカの大都市で万国博覧会が開かれた際、日本のある事業者が包装用に大量の紙テープの出品を考えましたが、結局、包装用としては売ることが出来なかったそうです。

その在庫処理を任された日本人は、出港する客船の乗客と見送りの人が、それぞれ紙テープ゚の両端を持って別れを惜しむ、という行為を流行らせ、紙テープを売り捌いたとのことです。

同じ材料を使いながらも、従前とは違う方向、違う切り口を見つけることで、成功した例といえます。

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