無題 Name としあき 19/02/01(金)14:46:01 No.11337430 del 14:10頃消えます
ヤマメちゃんスレ
1548999961565


http://dec.2chan.net/55/res/11337430.htm




無題 Name としあき 19/02/01(金)15:31:22 No.11337457 del 
    1549002682702.jpg-(375046 B) サムネ表示
375046 B
恩返しされたい
1549002682702


無題 Name としあき 19/02/01(金)15:55:18 No.11337481 del
良いデザインだよね
その上地底妖怪なのに人懐っこそうな口調がたまらない


無題 Name としあき 19/02/01(金)17:02:56 No.11337539 del 
    1549008176576.jpg-(188020 B) サムネ表示
188020 B
なんてったってアイドル
1549008176576


無題 Name としあき 19/02/01(金)17:50:17 No.11337617 del 
    1549011017340.jpg-(656421 B) サムネ表示
656421 B
たまに十本脚で描かれる
1549011017340


無題 Name としあき 19/02/01(金)17:56:49 No.11337627 del
10本足って何か元ネタあるの?


無題 Name としあき 19/02/01(金)17:57:50 No.11337631 del
アラクネみたいなもんなんじゃないか
要するに下半身蜘蛛のマイルド版というか手(というより上半身?)はカウントされてないというか


無題 Name としあき 19/02/01(金)20:00:08 No.11337992 del
ヤマメちゃんと逃避行珍道中したい
土蜘蛛塚の封印をうっかり壊しちゃったとかそんなんで俺ごと当代の巫女さんとか退魔組織に追われる羽目にとかそんな感じで
愉快なヤマメちゃんと時代劇時代で一蓮托生したい


無題 Name としあき 19/02/01(金)20:46:35 No.11338286 del
ちゃん付で呼ばれるのに違和感ある


無題 Name としあき 19/02/01(金)22:12:12 No.11338782 del
二次ゲーだといろんな事ができるから楽しい


無題 Name としあき 19/02/01(金)22:19:27 No.11338822 del
ヤマメプレイアブルなアクションゲーム出ないかな…
鈍足パワータイプだけどキャプチャーウェブでフックショットみたいに遠隔掴みとか移動ができるようやつ


無題 Name としあき 19/02/01(金)23:02:15 No.11339021 del
>ヤマメプレイアブルなアクションゲーム出ないかな…
>鈍足パワータイプだけどキャプチャーウェブでフックショットみたいに遠隔掴みとか移動ができるようやつ
作りたかったけど…無理だった


無題 Name としあき 19/02/01(金)23:21:25 No.11339126 del
>作りたかったけど…無理だった
この報告は孔明にとってショックだった


無題 Name としあき 19/02/01(金)23:52:57 No.11339241 del 
    1549032777193.jpg-(834355 B) サムネ表示
834355 B
このヤマメちゃんがとても良かった
1549032777193


無題 Name としあき 19/02/01(金)23:55:16 No.11339246 del
暗い洞窟の明るい網って素晴らしい二つ名だと思う


無題 Name としあき 19/02/02(土)01:19:11 No.11339499 del
>愉快なヤマメちゃんと時代劇時代で一蓮托生したい
「やれやれロクな旅じゃないねまったく。 見たかいそこの宿場町、温泉だとさ」
湯浴みしながら傾ける酒はさぞ旨いんだろうさ、と、少々大袈裟に残念がるのは黒谷ヤマメである。
目を引く薄金色の髪に、煤けた黒の髪飾り。ほっそりとした首筋と整った顔立ちは、どこか異郷の雰囲気を漂わせている。
「宿が無理でも葛籠の一つでも用意してあるなんて言えないのかい、この甲斐性なし」
散々な言いようとは裏腹に、どこか楽しそうな彼女と共に旅をして半年になるだろうか。
雨とあらばともに笠より天をあおぎ、雪とあらばともに肩を掃い、今や過ぎた里塚は数知れない。
話したがりで人懐っこい彼女との旅は、急ぎ歩く道程のそれとは違いとても楽しいものであった。
見えない無数の足に追い立てられるものであっても。


無題 Name としあき 19/02/02(土)01:19:30 No.11339500 del
「しかし娑婆に出たはいいが、やっぱり世の中ってのは随分変わったもんだ。特にこれさ」
言ってヤマメは、黄色い何某かの花の模様が入った麻色の着物の裾をつまんで見せた。
彼女の話の種は、天気から旅糧、酒に昔話と多岐にわたる。
明るく、前向きで、笑える話。
「私が現役で暴れてた頃なんてのはそれはもう、衣なんてのはそのまま布みたいなもんさ。
飾りたてようなんてどこのお大尽様だってとてもとても」
どこの街のものだったか、彼女にと買った着物をいたく気に入っているらしく、その髪色と同じ袖口の紋様をそっと撫でて見せる。
現役、と言った彼女の生は、人間のそれではない。
大妖怪土蜘蛛。髪や瞳の色は確かに文字通り浮世離れしてはいるが、目鼻立ちは人間のそれである。
かつて世に病と恐怖を振りまいたという化け物とは、やはり何度見てもとても思えない。
「なんだい人の顔をじろじろ見て。 美人のヤマメさんに惚れたかい?」
そう言って笑ってみせた彼女の歯もやはり、人間のそれと同じく、白い。


無題 Name としあき 19/02/02(土)01:19:48 No.11339503 del
遡ること半年前。今やおぼろげにさえ感じる、かつての棲み処。
その裏手の蜘蛛塚が落雷で燃えた日のことは、しかし鮮明に覚えている。
朽ちかけた古い塚には恐ろしい妖怪が眠っている、という言伝から、
猫の子一匹寄り付かない山腹のあばら家にこれ幸いと住んでいた罰だろうか。
そんな後ろ向きな帳尻合わせと共に、その後先を考える。
綺麗に封を破壊せしめた雷と、ぶすぶすと焼けた古木の匂い。
そしてそこから這い出たような場所で、瞼をこする金糸のような髪の、一糸まとわぬ蛾眉が一人。
黒谷ヤマメと名乗ったそんな彼女に、一目ですっかり目を奪われてしまっていた。


無題 Name としあき 19/02/02(土)01:20:07 No.11339504 del
その身一つで放り出すのも寝覚めが悪いだろうと、少々袖余りな男物の着物を着せて彼女をあばら家に招く。
どうにも寝起きらしいヤマメの話は、雷鳴と共に現れた彼女自身よりも信じられない話だった。
大妖怪土蜘蛛。かつて世に病と恐怖を振りまいた化け物。
目の前の女がそうである、らしい。
着物が少々不格好とは言え、言いえぬじめついた霧のような雰囲気を漂わせているとは言え。
見ればその手も、首筋も、瞳も、恐らく髪の一本に至るまで人間のそれである。


無題 Name としあき 19/02/02(土)01:22:03 No.11339506 del
「信じられないって顔してるけど、あんた。 あの"やしろ"が焼け落ちるのを見たろ。
妖怪だよ、妖怪。 それも人間だって取って食うような質の悪いね。 もっと怖がってくれてもよさそうなもんだがねぇ」
そう言ってこちらを見据える彼女の目線に、何やら恐ろしく冷たく痛いものを感じた。
恐らくは、"関わると痛い目を見るぞ"という彼女なりの警告。
大妖怪であるという話が本当なら、その気になれば人間一人などは路傍の枯れ葉よりも容易に引き裂けるのだろう。
いや、病を操る、と言っていたか。 それが本当ならば、
おおよそ人とは思えぬ凄惨な死にざまさえ、いくつもあてがうことすら。
「うぬぼれじゃなけりゃ、すぐにでも私を退治しにその手の連中がわんさか来る。 だからさ」
「あんたは何も見なかった、何も聞かなかった。朝起きたら"やしろ"が焼け落ちていた」
「この着物は…まあ虫にでも食われたと思いな。 悪いね」
立ち上がる彼女の逃げ路の供にと名乗り出たのは、恐らく、すっかり彼女に見惚れてしまったからなのだろう。
結局、住み慣れたはずのあばら家を捨てるのには一日とかからず、人間一人と妖怪一人の逃避行が始まることと相成った。


無題 Name としあき 19/02/02(土)01:26:56 No.11339524 del
彼女はとても旨そうに飯を食う。 尽きては近場で稼ぎと路銀は決して潤沢とは言えない中、
安宿で買えた何だかの握り飯でもあればいい方で、草を食んだ事や蛇や蜥蜴を捜し歩いた事すら。
が、何であれ食えるのはいい事だ、と笑う彼女との粗餐は、殊の外悪くないものだ。
「このまま世の果てなんてところに着いたらどうしようね、あんた」
珍しくそれなりだった飯が済み、宿も無く焚いた火に細枝を投げ入れながら、ヤマメがつぶやいた。
実のところ、彼女の言う退治に来るという追手に相対したことは一度もない。
しかし、必ず来る。 そういうものだといつだったか言った彼女の目には、わずかな愁いが見てとれた。
「逃げて、逃げて、鼻緒が擦り切れて、着物だってほつれてやぶけてさ。それでも逃げて。
もうどうしようもない行き止まりがある日突然来るのさ」
「後ろからは鼻息荒くした退治屋だか陰陽師だかって奴らが列をなして来る。
今日じゃあなく、多分明日でもない。 でもいつか来る、そんな日」
勝手に付いてきた男一人に、それでも負い目を感じているのだろうか。
いつになく暗い顔は、疲れからなのだろうか。


無題 Name としあき 19/02/02(土)01:27:17 No.11339526 del
「いやぁ、情けない。 あんたとの旅が思いのほか楽しくってさ。 悪いね、今の話は忘れとくれ」
彼女の話の種は多岐にわたる。が、その一つも仄暗い話はなく、明るく、前向きで、笑える話。その筈である。
大妖怪土蜘蛛。その彼女が弱っている。参っている。
ならば、明日は宿場を探そう。できれば、木賃宿ではない、温泉と酒のついているような奴が良い。
どうせいずれ終わりが来るならば、少しの贅沢もいいだろう。 幸い少しは懐に余裕がある。
そんな、的外れな戯言を口にする。
「…はんっ、馬鹿だねぇあんた。
この着物を買ったときだって、似たようなこと言ってしばらく薪割りに飯焚きだったじゃないか。
ぜいたくして追いつかれりゃ世話無いよ、まったく」
あきれたように笑う彼女の方が、やはりいいものである。
だんだんと沈む夕の天道に逆らうようにわずかに燃える炎が、少し大きく揺れるのがわかった。


無題 Name としあき 19/02/02(土)02:00:31 No.11339592 del
良い空気だ


無題 Name としあき 19/02/02(土)02:47:54 No.11339668 del
ここで終わりかな?
正直もっと読んでいたいヤマメちゃんかわいい


無題 Name としあき 19/02/02(土)09:54:46 No.11339918 del
いいよね…