2006年01月17日

レーザー盗聴器

先日、三才ブックスの方とお会いしたときに、面白い話を聞いたので忘れないうちに書いておく。
こういう忘れないうちに書いて残しておけるというところもブログのいい点だと思う。


実はその方、レーザー盗聴器から発する音声を聞いたことがあるというんです。

これ、とにかくこのレーザー盗聴器というのは高いですからね。最新型モデルが820万。中古でも2001年モデルで320万ですよ。
この、どんどん新しい機種が開発されているということにも驚かされますね。

しかし、なかなかそれを見ることも、まして音声を聞くなんて滅多に出来ないと思うんですよ。

やはり雑誌の取材などの、ちゃんとした名目がないと、我々一般人には見せてくれって言ったところで簡単には見せてはくれないでしょう。

ラジオライフにも広告が出てる加古川興信所本部に行って実際に実験してもらったそうなのですが、この盗聴器(加古川興信所本部では、KDJレーザーマイクロホンと呼んでいる)の操作はえらく難しいようですね。

音声を聞くまで数時間かかったと言っていました。

単純な原理で、ただ盗聴したい部屋の窓ガラスに光を当てて、その時の部屋内の音の振動を光で拾い、それを音声に復調するだけの物かと思っていたのですが、ちょっと思っていた方法とは違っていました。

盗聴したい部屋に光を当てるとこまでは間違っていないのですが、当てるだけではなく、その振動を拾った光は別のルートで帰ってきて、要するにVの字になり発光機と受光機で盗聴するという物らしいのです。

その調整が非常に難しいらしく、特に受ける側の受光機に光が正確に入らないと音声が出ないそうなのです。

当てて帰ってくるVの字の角度もそうですが、受光機で光を受ける際も、真っ直ぐに光が入らないといけないらしく、ここでも角度が重要となってくるそうです。

盗聴する側から見るとのような形になると思うのですが、この角度というのが決められているため、射程距離が近ければ発光機、受光機の位置も近くて済むものの、遠くの建物などを狙う場合は、どんどん距離が広がってしまい、とても広いスペースが必要となるようです。

しかも、直線で光が2本通らなければ無理。その間に障害物があったらアウト。

実用可能な範囲は200〜300mまで可能ということですが、それ以上となると盗聴器を設置する場所の問題もあり、ヘタをすると家2軒分ぐらい必要となる場合もあるかもしれませんね。

もし、本当に対象人物を盗聴したくて、このレーザー盗聴器を使わなければならないとしたら、それこそ必要な場所に土地を借りて、そこにプレハブ小屋でも建てて実行するとか、距離が離れているとしたら、もう一軒のプレハブ小屋(受光側)が必要となってくる場合もあるでしょう(笑)。

そこまでするとしたら、余程の重要監視人物とか、それこそ国家レベルでの監視が必要な人物や団体などではないでしょうか。


とにかく盗聴するにも環境が整わないと使用出来ず、環境が整っても調整に苦労するという厳しい機材のようです。


とても現実的とは思えない盗聴法ですが、それでも販売実績があるというのですから驚きですよ。
一体どんな人が購入したのか、非常に興味深いですね。やはり金のある調査会社が購入したのでしょうか。

販売目的であるにしろ、その加古川興信所さんが持っているという事にも驚かされます。興信所って儲かるんだなぁ・・・。

このレーザー盗聴器・・・

これは電波ではないため、盗聴波とは呼べないな。
盗聴光とでも呼ぶのだろうか。

このレーザー盗聴器を使ってラブホテルでも盗聴したとしたら、跳ね返ってきた光線はまさにセクシービームですね。


ちなみにKDJ出版から、このレーザー盗聴器のことについて書いた【音の標的】という本が近日発売となるようです。


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1. 屋外から部屋の中を盗聴できる「レーザー盗聴器」を自作してみた  [ エログちゃんねるニュース ]   2007年09月08日 13:12
リンク:数百円で作れるレーザー盗聴器 (実際に作ってみました)(情報元:にゅーあ...
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プロフィール
ビタミンS
東京都出身 左利き

盗聴電波探検家

現在までの発見総数は100波以上で、好きな人は真鍋かをり

現在の愛用機種はアイコムのIC−R5と日本マランツの名機AX400B・スタンダードのVR−120

締め切りどころか原稿の依頼そのものを忘れてしまうライターでもある。


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