毎日お天気が続いていますが
やはり夕方になると凍えるような寒さに
春の訪れを待ち遠しく感じています。
そんな中、塾生達 頑張ってますね。
また、送り迎えのご父兄の皆さま
いつも ありがとうございます。
さて、今日は塾ではなく
毎週 月 火 に行っている
書写教室の方の話を交えて
やる気 についてのお話をしたいと思います。
今週、書写教室の方では
毛筆の指導をしました。
書写教室の方は、塾とは違って
生徒は、幼児〜大人までと、幅広い年齢層です。
先日お話した 「やる気」 についてですが
塾生にくらべると、こちらの書写教室の生徒達全員が
遊びながらも、かなり 「やる気」 をもって取り組んでいるように感じます。
けれど、それは
多分、
書写が好きだから では ないでしょうね(笑)
もちろん
賞をとった時は嬉しそうですが
普段の稽古は
多分、皆 好きではないと思います。
特に子供の生徒は、家でテレビを見たり、ゲームをしている方が
ずっと楽しいでしょう。
ただ、一度通い始めると これが習慣となり
たとえ、嫌でも やる気が無くても
その曜日、時間になると
仕方なく足が傾くと言う、習慣的なものに過ぎないと思います。
書写教室の方は ひとり ひとり 稽古時間は決まって居ません。
と言うのは
まず、
毎回 必ず
ひとり、ひとり それぞれ違った課題を与えることからスタートします。
「ここが、こうやって払えるようになったら 終わりね!」
「ここを もっと太く、こうやってハネが書けたら 終わりにしよう!」
などと、
どこが どのように改善出来たら 今日は 終わり!!
と言うように、あらかじめゴールを決めます。
その代り、
出来なければ いつになっても帰れない、終わりにならない と言うルールです。
なので
本来、稽古に来る事が好きでない生徒達は、早く終わりにしたいが為に
必死です(笑)
集中して 聞き逃さぬよう 添削時の説明を聞き、
懸命に注意しながら書いています。
また、少しでも他の子より 先に終わりになりたい=勝ちたい
と言う競争心が自然と芽生え、
更に 集中力とやる気が生まれているようです。
これは、
あらかじめ手の届きそうなゴールを知らせてあげるこで
少しでも早くゴールへ向かおうとする心理です。
先の長い長距離のゴールでは、かえって やる気を失ってしまうようです。
ちょっと頑張れば直ぐにゴールできそうな短距離を
幾度も、幾度も重ねる事で いつの間にか大きな上達に繋がっています。
大人でも、子供でも
ただ漠然と作業をこなすより
「ここまで出来たらおしまい!!」
と言うゴールの見えている作業の方が好きなはずです。
特に子供達にとって 学習は
大人の仕事と同じ感覚だと思います。
できれば 残業はしたくないでしょう。
この方法は
書写だけでなく、アレンジすれば 色々なことに応用できるとおもうので
是非、ご家庭でも試していただきたいと思います。
書写教室の生徒さんから
薔薇の花をいただきました。
なんて綺麗なんでしょう!!
お正月の花が枯れて、ちょっと寂しくなっていた玄関が
また、ぱっと明るくなりました。
気持ちまで、明るくさせてくれます。
他にもいくつかありますので
次回もご紹介していきたいと思います。