地震がきて津波がきて、たった一時間くらいの間に豹変してしまった町を一望する神社に立ったテント。集まってくれた200人近いお客さん。受付前で再会を喜ぶお客さんどうし。前からどくんごを観ているけど、打ち上げに残ったのは初めてと言う方も多かった。お話しを聞くと、ご家族を亡くした方、家を無くして仮設にいらっしゃる方、お店を無くされた方、仕事のめどが立たない方、家も家族も無事だったけど震災の数日がフラッシュバックすると言う方、みんな笑顔だったけれど、突然沢山のものを無くして、壊れた生活や関係や自分のバランスを作り直していくのは、本当に大変で、時間がかかるんだろうなあと感じた石巻公演でした。
石巻で前から公演していたのでなければ石巻公演はなかった。郡山であれ仙台であれいわきであれ、どくんごの芝居を応援してくれる受け入れやお客さんがいた土地がたまたま被災地で、その人たちが、大変な状況だけど今年も観たいと言ってくれたから実現した公演でした。厳しい中にも関わらず、あるいは、だからこそ、誘いあってテントに来て、どくんごのいつもと変わらない芝居を「今年もおもしろかった−!」と喜んでくれて、本当に嬉しかった。お互いに応援しあい、元気をもらいあう公演だったことが幸せだった。テントで旅して芝居してきて本当によかった。
仙台から関東から九州から、駆けつけてくれた受け入れの皆さまにも感謝!