空を見上げて

スラムドッグ$ミリオネアの微妙な事情

アカデミー賞を総なめした映画、スラムドッグ$ミリオネアの試写会に行ってきました!
世界中の映画祭でも受賞しまくりなので、すごーく期待していったのですが、うーん...びみょ〜^^;) .....
映画としては面白いです!文句なく。映像作りが上手で、疾走感とか、臨場感とか、まるでムンバイの街角にいるみたいな迫力です。音楽だって、インドのキダタロー、もといモーツアルトと呼ばれるARラフマンだし、インドびいきの私としては、この映画がオスカーを取って、インド人キャスト達がぞろぞろと登壇した時には、まるで親戚が受賞したような嬉しさで「うん!うん!よくやった〜!」と、涙したものでした。...が...う〜ん...今日実際に本編を見てきたら、な〜んかビミョ〜〜な違和感が残ってしまったのです。

ネタバレしないように注意しますが、もし、ストーリーを少しでも知りたくない!という人は、ここから先は読まないで、直接、劇場へ行ってくださいね。

◎ビミョ〜なわけは....クイズにあり

物語の主人公はスラム出身の孤児、18歳のジャマール。彼はインド版「クイズ$ミリオネア」に出演し、後1問正解を出せば最高賞金を獲得できるところまで勝ち抜きますが、学校にも通ったことがないのに、どうやって正解を知ったのか?答えを盗んだ疑惑をかけられて逮捕されてしまいます。

このあらすじだけを知っていたので、私は、テレビ局の控え室で偶然にも答えを知ってしまうひねった設定とか、トリックなどを想像し、スラムの孤児が、智慧と勇気と機転で切り抜けて行くサクセスストーリー!を、期待して行ったのです....が...そういう映画じゃなかったんです。

機転とかトリックとか、全然ナシ。ものすごい直球ストレート。一言で言えばオール棚ボタ。
ま、人生すんごい苦労してきたから、神様このくらいの棚ボタはくれてもいいよね、って思える展開なんですが、クイズの質問というのが、日本人の私でもクリケットの記録に関する1問を除いて、全部答え知ってるよ...ってくらい簡単な問題なのです。だから、わざわざそんな大げさな苦労しなくても、インド人なら誰でも知ってるのに...って思えてしまい、現実感が湧きません....。

◎インドの「SAYURI」か?

インドのことを何も知らない外国人が見たら面白い映画だろうけれど、インド人自身が見たら、いったいどう思うだろう? ジャマールの答えが正解か?不正解か?簡単にわかってしまうインド人達にとって、画面の中のオーディエンスの人々と同じように、手に汗握って正解かどうか、ファイナルアンサーの正否を待つ気持ちになれるだろうか?と、思うのです。

この映画に対しては、在外インド人やインド国内からは「インドの恥部ばかりをアピールする作品」という狭量な批判があがっていました。それは、愛国主義者にありがちな、あまりにも短絡的な意見だなあ〜と思っていたのですが...実際に見てみると、彼らの気持ちも、ほんの少しわかるような気がしたのです。こんな簡単な、いくらスラム育ちでも、インド人なら誰でも知っているような答えを得るために、主人公が、ここまで過酷な体験をしなければならない展開は不必要じゃないか?と思えてしまうのです。あまりにもステレオタイプだしね...。

インド人にとっては、私達が「SAYURI」を見た時と同じような違和感かもしれないなあ...
と、思うのですが、まだインドの友人達、誰とも話していないので、ホンネの感想はわかりません。

◎ダンスシーンのククク〜〜〜

インド映画の華は歌とダンス。
私はあんまり好きじゃないけど、お約束よね。やっぱりコレが無いと寂しいなあ〜〜と思っていたら、ぜ〜〜んぶのストーリーが終わったあとに、ほぼ巻末付録みたいな状態で、ついていました。笑
コ、レ、ガ、微妙なの〜〜! 
主人公のジャマール君も監督も、やっぱりイギリス人ね。^^
ぎこちなさが愛おしいというか....
ボリウッド映画ではないんだな、と、最後にハッキリ念押しされた感じでした。
ちなみに、ジャマール君スラム育ちにしては英語上手すぎるし。笑 
藤田まこと入ってるし...って関係ないか?^^

この作品では、俳優さん、特に子供達の演技が光っていました!
しかし、役者も音楽も映像も、全部素晴しいだけに、智慧と勇気で夢を叶えていくサクセスストーリーにも成り切れていないし、貧困問題も、ただ取り上げちゃいました〜という感じで中途半端なのが本当に残念....。同じスラムの問題でも、ミラ・ナイール監督のサラーム・ボンベイなんかとは、ちょっと深さが違うんですよね....。ま、監督御自身はラブストーリーだと言うんだけれど、それにしてはちょっと欲張りすぎ^^

同じインドを舞台にした映画でも、どうしてこの作品がアカデミー賞をとれて、Lagaan(ラガーン)がとれなかったのかがわからない...。
う〜む、と考えてみたのですが、この映画で描こうとしていたのは、主人公の、愚直なまでのまっすぐさの持つエネルギーで、'94年のアカデミー賞作品フォレスト・ガンプと似ています。
アメリカのアカデミー賞選考委員達の好きなテーマなのかもしれませんね。

試写会行かせてもらったのに、辛口すぎるかなあ....^^
GAGA HUMAXさん、きっと、もう二度と当ててくれないだろうなあ... 笑

satviksatvik  at 03:56  |  この記事をクリップ! 

R18的陰陽石に秘められたチカラ 韓国紀行(9)

IMG_2812今回の、韓国旅行のメインは南海島(ナメソム)というところでした。釜山から高速道路をとばして2時間くらいの、慶尚南道の西端。文字通り小島が多く浮かんで瀬戸内海によく似た多島海(タトヘ)に浮かぶ小島です。
韓国ドラマ「サンドゥ学校へ行こう!」や「ファンタスティックカップル」の舞台にもなった島です。

今でこそ、韓国ドラマのおかげで、韓国旅行は人気がありますが、私が最初に韓国へ行ったのは、1982~3年の大学時代。ソウルの町中で日本語を話していると、ジロリと嫌な目で見られたりした時代です。日本でも、韓国男性と結婚するカップルが親戚中の大反対で苦労していた時代でした。

それが5年前、冬のソナタにはじまった韓流ブーム以来、韓国のイメージは激的に変わりました。キャンペーンの一等賞品が韓国旅行!なんて時代がくるとは夢にも思いませんでした。
韓国は憧れの国、いってみたい外国、ちょっと手軽にいける遊び先、という、ハワイやグアム的な地位を得ました。ドラマの主人公達に対する憧れは、そのまま韓国文化への理解や尊敬につながって、本当にいい時代が来たものだと思い、嬉しくなります。

さて、韓国紀行の最後は、そんな南海島の文化遺産、Gacheon村のAmsu石をご紹介します。
上の写真は男女の性器を象った陰陽石ですが、地元では弥勒菩薩と呼ばれているそうです。
慶尚南道文化遺跡13号指定という看板によると、1751年にジョ・ガンジンという人の夢枕に老人があらわれ、自分はガチョン村に埋められているが、その上を牛や馬が通ってうるさくてかなわない。掘り起こして埋めなおして欲しいと言うので、言われた場所を掘ってみたら、この石が埋まっていた。地上に建て直して御祀りし、そのシーズンで最初に水揚げされた魚を捧げたら、大漁になった。それ以来こうして御祀りするようになりましたとさ、というお話が書かれていました。

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こうした性器を象った石を祀って、その生殖力、繁栄の力を呼び込もうとする習慣は、日本にもありますよね。日本のものは、この道祖神のように、かなーり写実的で芸が細かいので、お上品なあたくしなぞは、赤面してしまいます、が、しっかりと写真はとっております。^^  

こうした信仰は自然発生的に世界各地にあるそうですが、アジアのものは、少なからずインドのリンガ信仰に源があるのではないかと思います。

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インドではシヴァ神の男根=リンガから宇宙が生じたということで、あらゆるエネルギーの源としてのリンガを崇拝する信仰があります。よくヒンズー寺院でみかけるリンガは、この写真のように、女性器=ヨーニに突き刺さった状態を子宮の内側から見ている様子がデザイン化されたものです。

インドに源がありそうだな〜と思うのは、こうした陰陽石と並んで道祖神として祀られていることが多い
庚申様が、まさにシヴァ神だからです。青面金剛という名前になっていることもありますが、顔が青いのも、髪を逆立て三つ又の矛を持っているのも全てシヴァ神のもつ特徴です。江戸時代に盛んになった庚申信仰ですが、当時は一晩中寝ないで祈る、庚申待ちという習慣がありました。これは道教と結びつけられて語られますが、マハーシヴァラットリという、徹夜でシヴァ神に祈りを捧げる信仰とよく似ています。

とにかく、道祖神→庚申様→シヴァ神→リンガ信仰→陰陽石ってな感じで、道端にこういうものが置かれて、そのエネルギーによって村々を守るということになっていったんでしょうね。

インドとおつきあいをするようになった最初の頃は、リンガを拝むなんてヘン!と思いましたが、軋轢の多い日韓関係を大きくかえたのが恋愛ドラマや韓流スターへの憧れという、ミーハー力だったとすると、やっぱり性の秘めるエネルギーは100万言を費やすよりも大きな力を持っているなあ、と思います。

と、いうわけで、ミーハー万歳。笑






satviksatvik  at 18:33  |  この記事をクリップ! 

消化をすすめる麦芽甘酒シッケに挑戦! 韓国紀行(8)

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南海島のマッコリ(どぶろく)作りで有名な村に行きました。
のどかな春の景色です。
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この家は、おばあさんの作ったマッコリがおいしいと有名なところ。
韓国は、キムチやマッコリ(どぶろく)など、家庭で発酵食品を作ることが多い食文化です。冬が長いので保存性をよくするためもあるでしょうし、発酵食品によって身体に熱を与えるという目的もあったのかもしれません。日本でも東北地方では麹をよく使いますね。
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ちょいと いっぱい....→酸っぱい! !→しっぱい?
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市場に行くと、マッコリのもとである麦麹が売られていました。
大きな丸い円盤状のものが、マッコリのもとです。
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私はお酒が飲めないので、マッコリではなく、シッケ(甘酒)のもとであるヨッキルム(麦芽)を買いました。韓国料理では、食後にシッケを飲むと消化を促進すると言われていますが、これは、アーユルヴェーダのすすめる習慣とよく似ています。
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アーユルヴェーダでは、昼食後にバターミルクを飲んで消化を促進するように教えています。
バターミルクとは、薄いヨーグルト水のようなものです。ヨーグルトは消化に重いのですが、こうして水で薄めてやると、消化に軽く、発酵食品のいいところだけを取り入れることができます。

←スーパーで売られているパック入りヨッキルム

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で、さっそくシッケの作り方ですが、ネットを見ると、さまざまな方法が載っていました。
大筋は同じです。

←麦の発芽をとめて
 乾燥させて砕いたものが麦芽
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麦芽水をつくり、御飯にまぜて炊飯器で保温して発酵させます。
あとは一度煮沸して発酵をとめ、
砂糖などで甘味をおぎなって飲む、というのが基本。

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これだけのことなのですが、
麦芽とごはんの分量の割合とか、
何時間も麦芽を水に浸すとか、
まったく浸さずに、御飯と一緒にまぜて炊飯器にいれてしまうなど、さまざまなやり方があります。
友人のオモニムの作り方がいいようですので、ちょっとご紹介しておきますね。

←お米が10粒くらい浮いてきたらまぜかえすタイミングの印


1:ご飯を1合くらい炊いてあらねつを取る
 (混ぜる時の温度が高すぎても低すぎても酵素が働かない)

2:ヨッキルム1合を布袋に入れ、
  生ぬるい湯(ご飯の3〜5倍)の中で溶かしきって滓を絞り、
  上澄みだけを使う。
 (下に沈んだ部分も使うと、出来上がりが粉っぽい)

3:炊いたご飯に、あたたかい麦芽水を加え、まんべんなくかき混ぜる。

4:釜で保温(約8時間)
  米が10粒位浮いいた状態になったらかき混ぜ、
  全体に米が浮き上がったら発酵終了のサイン。

  仕上げは火に掛け沸騰させ冷ます。
  沸騰させて発酵を止める事は大事なポイント。

こうして作ってみると、甘酒と言っても、そんなに甘くはありません。
ですから甘味を加えるのですが、砂糖よりも、水飴の方がよいようです。
黒糖や生姜ともよくあいます。

最初は沈んでいたごはん粒が最後には浮くので
米粒の中の澱粉が糖分に分解されて出ていったことがわかります。
シッケを飲むと、お腹がスッとするのは、腹の中の澱粉を分解する酵素の働きを助けるからでしょうね。

そういう意味では、お腹の中でも発酵は続いていると言えるのかもしれません。

私のアーユルヴェーダの師匠は、
「生のパンを食べることは、お腹の中で発酵して
 ガスと余分な熱を産むので食べないようにしなさい」と、よく言います。
しかし私は、一度 竃で焼かれて出来上がるパンが、またお腹の中で発酵をするのだろうか?と疑問でした。

でも、火をとめて発酵をとめたシッケでも、お腹の中で酵素の働きを手伝っているのだとしたら、一度焼いたパンでも、おなかの中で発酵することもありそうな感じですよね。

また、麦芽といえばビールですが、その起原をしらべていたら
昔エジプトでは麦芽を使ってパンを焼いていたため
そのパンが水に濡れたのを放っておいたら、天然のビールになったという説も見つけました。
もしこれが本当ならば、 麦芽はパンに焼いたあとも働いていたってことですね。

とにかく、パンに関しては、生のままで食べると確かにガスが出ますが、
トーストにすると出ないのは経験上納得できました。

そして、同じ発酵食品でも、シッケのようにうまく使えば、ガスを出さずに消化を促進できるというわけです。もうひとつの「発酵食品のイケナイ理由」である熱の発生については、もうちょっと長く飲まないとわかりません。ま、そういう理由で、今日も甘酒作りに精を出すのでした。笑




satviksatvik  at 14:45  |  この記事をクリップ! 

アヒル肉とじゃがいもの関係 韓国紀行(7)

IMG_2878今回、現地で案内をしてくださった友人のオモニムは、80歳近くなって体力が落ちてきたのが、アヒルのスープで回復されたそうです。韓国ドラマ「大長今」でも、王様が弱った時に韓尚宮が新鮮なアヒル肉を手にいれて料理したシーンがありましたね。韓国では、アヒルの肉は利尿作用があるため、むくみに効果があり、脳神経や、心臓の働きなどを強くするとされています。


韓国にはもともとスープにして、こういう補薬をとる習慣があります。
濃縮したアヒルスープを作り、パックに小分けして売ってくれるのだそうです。
漢方薬も、自分にあうものを選んで、煮込んでスープにしてパックで売ってくれます。
自分でとろ火にかけて煎じたりしなくても良いわけです。
合理的で早いことが好きなパリパリ文化の韓国らしいですね。

スープは身体にとって一番効率的に、消化に負担をかけずに栄養を取り込めるすぐれた方法で、
アーユルヴェーダでも、すすめています。
でも、日本の患者さん達にスープをおすすめしても、なかなか面倒で続かないんですよね。
この、韓国のスープパック方式、日本でアーユルヴェーダを広めるためにもいいかもしれませんね。

さて、私たちは、今回は、スープではなく、アヒル肉を食べることになりました。
アヒルや鴨は韓国語でオリ、肉はコギですから、オリコギです。
アヒルの脂はサッパリしていて、豚や牛よりも軽くて身体にいいのだとか。

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しかも、すり鉢状になった鍋のまん中に穴があいていて、焼きながら脂をおとしていきます。
この穴は、使わない時にはジャガイモで蓋をしてあるのですが、そんなこととはツユしらない私は、このジャガイモを食べてしまいました。^^だって〜 ひとつしかなくって、脂がしみてておいしそうだったんですもん。あ!あああ〜〜!という 声が自分に向けられているとも知らずに。爆

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でもね、ケンチャナです。どうせこの脂はみんなの口に入るんです。
最後には、こうして肉から分離した脂を使ってチャーハンを作ってたべるのでした。

肉とたべる時には脂を分離して、最後はごはんとあわせて、また違う味わい方をするわけですね。

朝食にフグのスープをたべにいった時には、逆でした。最初にスープの中にフグやら野菜やらが、やまほど入っていたのですが、食べる時には、わざわざこの野菜などを別の器にとって、ビビンパップにして食べ、スープは汁だけを飲みました。

いろんなものを、組み合わせたり、分離したり、韓国の食卓の智慧はおもしろいですね。




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アシュタンガフリダヤ講座はじまる!

かきだし3月22日(日)
ついに!念願のアシュタンガ・フリダヤムの講座がはじまりました!
アシュタンガ・フリダヤはアーユルヴェーダの古典書の中で、もっとも頼りになる一冊です。
三大医書の一つですが、それまでに書かれたチャラカサンヒターやスシュルタサンヒターという本の中から医学的に重要なことだけを集めてギュッと一冊にコンパクトにまとめた古典書です。

アーユルヴェーダを学ぶ人ならば、是非一度は読んでおきたい名著ですが、残念ながら日本語の翻訳はなく、また、英語の翻訳もあることはあるのですが、あまり当てにならない部分が多く、サンスクリットの原典から直に訳したものを読む機会がありませんでした。

仏教学の中で、ハ科精髄集という名前で研究されたことがある程度で、これでは、いくらアーユルヴェーダと騒いでみても、聖書もないのにキリスト教を布教しようとするようなものです。

そこで、昨年インドから日本に戻ってこられた日本人初のアーユルヴェーダ医師(インドの国家資格B.A.M.S.を得ているお医者様です)である、小峰博生先生に御願いして、アシュタンガ フリダヤを原典から翻訳して講義する講座を御願いし、昨日ようやくスタートしました。
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アーユルヴェーダの古典は、シュローカという詩の形で書かれていますが、昨日は第一章の14のシュローカをとりあげて解説してくれました。6時間かかって、たった14しか進まないの?と、思うかもしれませんが、この本が書かれた頃のインドの背景とか、サンスクリット語の読み方とかも含めてすすめていかれるので、とても面白く、内容の濃いものになりました。

ちょっとおとぼけで一見ゆるキャラな小峰先生の語りでゆったりした雰囲気の中にも笑いが広がります。しかし、その博識なこと!さらに、8年に及ぶインド滞在で得た経験や知識のエッセンスをおしむことなくちりばめてくださって、6時間の長丁場ですが、まったく飽きることなく、アーユルヴェーダの世界の広がりを見せてくださいました。

シュローカは3つくらいことに違う話題に触れているので、前がわからなかったら次もわからないというわけではありません。読み切り形式でOKですので、もし2回目からでも参加してみたい、という方はinfo@satvik.jpまで、メールにてお問い合わせくださいね。

satviksatvik  at 11:38  |  この記事をクリップ! 

医食同源体にいい食、悪い食 韓国紀行(6)

IMG_3147韓国にも釜飯がありました。棗、胡桃、雑穀などが入ったモメチョッタ〜な混ぜ御飯。モメチョッタは体に良いという意味で、韓国では、若い人でも、食べ物がどう体によいのかをよく知っています。今回ガイドについてくれた20代の人達も、これは腎臓にいい、これは熱が出た時にいい、これは肺や呼吸器の病気によい、などと、ほんとに食べ物の効用を、よく知っていました。さすが、薬食同源の国です。

IMG_2667これは桔梗の根っ子、トラジ。去痰作用や咳止め、下痢止め、腹痛などの薬効がある野菜です。有名な歌もありますね。♪ト〜ラ〜ジ ト〜ラ〜ジ♪って、韓国人なら誰でも知っている歌ですね。

IMG_2628こちらは海人参と呼ばれている裸のナマコみたいなもので、強精作用があるとか。新婚さん向けの食べ物ですね。^^; 釜山のチャガルチ市場では、もっと色がどす黒くなったものしかありませんでしたが、ここ、三千浦の市場では、まだ生きています。
IMG_2651港の岸壁の魚市場では、海水をくみ上げて盥にいれて売っているので、アナゴでも、蛸でも、鮫でも、みんな生きていて水族館のようです。
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ホヤやナマコなども臓腑まで食べられる新鮮さでした。しかし....そうはいっても、海産物の場合、恐いのは寄生虫です。どんなに新鮮でも、その危険性はありますからね。
IMG_2873日本ならば、ワサビの殺菌作用を頼りにしたいところですが、韓国のワサビはこんな感じ。お寿司にまぶして食べてもOKなくらい弱いんです。緑色があざやかなデンプン粉という感じです。これでは殺菌効果は期待できませんよね。ワサビ自体にそんなに殺菌作用はないという人もいますが、次回は、安心してお刺身を食べるために、マイワサビ持参で行こうか?と、思っています。
IMG_2655そしたらこんな貝類とかもバンバン食べられちゃいます!ま、火を通して食べるのが一番ですけどね。

アーユルヴェーダでは、寄生虫のことをクリミと言います。
日本では寄生虫がいた方がアレルギーになりにくいなどの学説を唱える先生もいらっしゃいますが、アーユルヴェーダでは、やはりクリミは悪者です。寄生虫だけではなくて、ウィルスなども含めてクリミと言いますが、クリミによって食中毒を起すと、そのあと消化力に大きな乱れが生じて、それが原因で他の病気をひきおこす元になったりもするのです。そうならないためには、やはり清潔な御店で食べるのが一番。
御店に入らないで、どうやって清潔かどうかを見分けるか?
それはやっぱりヒトだと思うんですよね。
経営者のヒトを見るしかないだろうな、と。
たとえば、御店の前が散らかっていても平気な人だったら厨房もちらかっているでしょうし、たとえば、こんないい加減な看板↓だしてる御店では、食べたくないなあ〜と....^^
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翻訳機を使うと、こうなっちゃうんでしょうかね?日本人観光客に入って欲しいのでしょうが、地元の人もあまり入っていませんでした。^^

それにしても....[沼地のかたつむりの前]って.....(^^;)
おそらく煎(ジョン=ちじみ)の間違いでしょうね。笑



satviksatvik  at 10:00  |  この記事をクリップ! 

マッサージオイルのひき売りon the street 韓国紀行(5)

韓国旅行-1釜山の街角で、私は釘付けになってしまいました。

こ..これが欲しいっ!
道端で生のアーモンドオイルを絞って売っていたアジョッシ。
じょうごの上からアーモンドの種子をいれると、ねじ式の搾油機からタラタラとアーモンドオイルが出て、搾りかすは、クルクルとまるまって下に落ちていきます。
 
韓国旅行-0タラタラとおちる油をジッ.....と見つめる私に、買うなら迷いがないようにと、「マッサージ用オイルって書いてあるわよ!」「機内預けにしちゃえば液体でも大丈夫よ!」などと同行の友人達は、背中を押してくれました。
しかし....私がジッ....と、見つめて買おうかどうか思案をしていたのは、オイルでも、アーモンドでもなく、この搾油機だったのです!笑 

少し手の不自由なこのアジョッシが片手で扱えるくらい簡単で、こんなにコンパクトなのです。この機械で絞り立てのオイルを作れたら?どんなに素晴しいマッサージオイルを作れるだろうか?と、私の頭の中は、この機械が欲しくていっぱいになりました。将来アーユルヴェーダの路面店を作った時には、この機械を店頭において、絞り立ての食油を売ったら、きっとアーユルヴェーダに興味のないお客さんともいいコミュニケーションが出来るに違いありません。いい油を食べることは、本当に必要なんです。
ああ〜〜もって帰りたい....。でも、韓国と日本は電圧も違うし.....、今回は見送ることにして、とりあえず、絞り立てのアーモンドオイルを1瓶買って帰りました。
080602彼が売っていたのは、韓国語ではサルクッシと呼ぶ、中華杏の種でした。杏仁豆腐を作るのと同じような杏の種の天神様の部分です。これには、甜杏仁と苦杏仁がありますが、苦杏仁でした。アーユルヴェーダで使うのは西洋アーモンドで、神経系にとてもよい働きをします。苦杏仁油の詳しい薬効はこれから調べなければなりませんが、韓国では一般的に皮膚によいものとして知られています。350ccのチャミスル(焼酎)の瓶にいれて10000w。今なら約7~800円です。

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他にも紅花の種子などがあり、紅花油を絞ることもあるようです。

このオイル、家に帰って調べてみたら、水分が殆ど入っていませんでした。これだけ水分を落とすには、最初にある程度、種子を焙煎してあるのかもしれませんね。
保存のためには火入れをした方がいいのかどうかわからなかったので、とりあえず3分の1くらいは生で残して、残りに火入れをしてみました。火入れをした方が澱はとりのぞけますが、香りが強くなって、油としての腰も出てしまいます。生の方が香りもなく、すんなり体に入っていきました。このまま一月くらい、変質の様子を観察しようと思います。

2ちなみに、これが火入れをして3日目。どちらも澱が沈んできれいな透明になりました。火入れした方の香りは、より強くなっていました。生の方に変質はありません。どんな効果があるのか?使って調べなくっちゃ!次回、韓国に行く時までの宿題です。







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インドから韓国へ仏教の来た道 韓国紀行(4)

01韓国五大寺院のひとつ、
梵魚寺(ポモサ)に立ち寄りました。
地下鉄の駅だとBEOMEOSAと表記されますが、BAEと書いてペヨンジュンのペ、のように、ハングル表記をそのままローマ字に起しちゃうので、かえってわかりにくいんですよね。笑 
釜山郊外の金井山の麓にありますが、この山に天から黄金の魚が降りて遊んだという伝説からつけられた名前のようです。

021300年の歴史を持つ古刹で、文禄慶長の役などで何度か焼失していますが、1613年に修復された今の伽藍も充分に古めかしく、いい味を出していました。

03とにかく敷地がでかい!ってことで
このお寺のテーマソングを決めました。
童謡ぞうさんのメロディで...

♪ポ〜モサん ポ〜モサン 
お〜てらがデカイのね、
そ〜よ亀さんもデ〜カイのよお〜♪

亀の上の石碑は好太王碑文みたいですね。
談徳love!@太王四神記

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聖と俗の境界をわける一柱門(イルチュムン)。韓国寺院の特徴です。仏国寺などは木造でしたが、ここはエンタシス様式の石柱の上にのっています。

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鐘楼には、正確に鐘をつくためのデジタル時計が...。^^; 

こういうところが韓国って大胆。笑 
合理的で、ザックバラン。

本殿にも、壁をくりぬいて鐘が埋め込んであって(文化財だよっ!いいのか?)壁の内側からゴーンて鳴らせるような仕組みがありました。ま、便利っちゃ便利よね...^^; 

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本堂にあたる大雄殿は国宝なので、色を塗り直したりできないため、すごーくひなびた感じが残っていました。韓国の禅宗の総本山ですが、きらびやかなところが全くなくて、天蓋から下がる羅網は木製で、五色の雲とか、鶴とか、龍などが、クリスマスの飾りのようにつり下げられていて、質素さの中にも、一生懸命天の美しさを表現しようとする気持ちがマッチしていて、彩色が残っていた頃を見たいな〜としみじみ思いました。

012このお堂は、敦煌の石窟伽藍のような作りを感じます。やっぱり半島といえども大陸のはじっこですね。

中世、韓国に留学した日本のお坊さん達が、ここに辿りついた時の感動を想像してしまいました。

17中には極彩色の仏伝図がありましたが、すべて中国式に翻案されていました。

陸続きでも、やっぱりインドは遠すぎるのね(^^;)と、思いましたが、よく見ると、インドあたりから綿々とリレーされてきた痕跡も見てとれます。

たとえば、マーヤー夫人の受胎の時に夢にあらわれた白象の図。これを円の中に描くのは、ガンダーラー様式の特徴だそうです。象を見たことがない韓国の絵師達が、想像して描いたんでしょうね。なぜか耳が裏返し。


zouそういえば、日光東照宮にも狩野探幽が想像で彫った象(左写真)がありますが、こちらも、耳が裏返しなのが気になっていました。もしかしたら、日本の絵師達は、こうした韓国の仏伝図を元に間違いを踏襲(←ふしゅう ではない ^^;)しちゃったのかもしれませんね。

019釈迦出家の図

pic7_buddaちなみに、同じ構図がタイになるとこうなります。→

018四門出遊の図
門を出て2秒で葬式に出会う?
早っ!韓ドラ的展開?!笑

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天井には、韓国の風俗のままで、喜びを表した天人の絵がありました。

とってもダイナミックで韓国らしいですね。

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四天王に踏みつけられている邪鬼達の顔も人間臭くてユーモラス。

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もうひとつ、インドの痕跡を見つけましたよ!
このお寺の瓦には、すべてオウムの刻印がされていました。

聖音で伽藍を守るということなのでしょうね。


インドから伝わった仏教が、アジア各国に広がっていって、基本の骨格を残しながら、
その土地独自の風俗と溶け合って行く様子が私はおもしろくてしかたありません。

きっと、その過程の中で、アーユルヴェーダも、
ローカルな医学に影響をあたえたり、あたえられたりして残っているはずです。
韓国や日本の歴史の中に、その痕跡を見つけたい!
こんな仏教医学の道を研究をしていらっしゃる学者さんはいないでしょうか?
いらっしゃいましたら、是非是非、メール下さいませ〜〜











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アーユルヴェーダな韓国旅行3 アカスリマシーンに回されるの巻

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これは、若き日のぺヨンジュン君であります。
韓国で歴代最高視聴率のドラマ「初恋」の1シーンで、体に水をかけてもらう沐浴シーンです。へんなポーズでしょ?笑 上半身だけ濡らしたいからでしょうかね?ズボンも脱いじゃえばいいのにね。
あ、いや、その、へんな意味じゃないんです。だってねえ、こんな軍靴みたいなの履いたまんまで沐浴ってのもどうかと思うんですが....。ドラマの中では何度か見たポーズなので、これが普通なんでしょうね。

●家庭のお風呂は魚タライ
韓国では、普通の家にはバスタブはありません。気候が乾燥しているせいか、水が少なかったせいか、ほとんどシャワーだけです。シャワーがなかった昔は、こうやって井戸端で水をかぶって体をふいていたんでしょうね。今回お伺いした家では、日本で育った在日のハルモニがお住まいでしたので、バスタブがわりに大きなタライがおいてありましたが、そのタライは市場で魚入れて売っていたのと同じものでした。笑 

で、町にはたいてい沐浴湯(モギョクタン)というのがあります。銭湯ですね。ここへ週に何度かいって、ゆっくり湯船につかったりアカスリをするわけです。最近は、スーパー銭湯みたいな健康ランドもたくさんあります。今回は、一泊目は夜中に到着したので、ホテルはもったいないので、こうした健康ランドに泊りました。

・美肌の秘密は風呂での洗濯?
何種類もの浴槽があります。熱いの、冷たいの、サウナ、漢方薬入り、海水入り...。
お風呂では、入浴以外にもいろんなことをしています。
浴槽のわきにテレビがあって、アジュンマ達はお風呂に浸かりながらドラマに見入っています。
手はお腹をぶるぶる揉みこむのに余念がありません。女性として現役って感じです。
キュウリをゴシゴシおろしている人もいます。パックするのね。
下着を洗濯している人もいます。
韓国の人は、肌に直接つけるものは、洗剤で洗うのをいやがるんですよね。
だから、お風呂にはいった時に下着と靴下は石鹸で洗う人が多いのです。
韓国の女性達は、とにかく肌を大切にします。
実際、かなり年輩の方でもモチモチです。
理由はいくつかありますが、まず第一によく汗をかくことだと思います。

・発汗の効用
美肌を保つには、汗線がしっかり働いて老廃物を出し、汗で肌を潤す機能が働くことが大切です。
韓国の料理は辛いので、たべているだけでも汗が出ますし、チムチルバンやハンジュンマクというサウナに入って、汗をしっかりかく習慣があります。沐浴湯も朝早くからあいているので、汗腺の働きをよくしてから一日をはじめることが出来るんでしょうね。
アーユルヴェーダでも、スヴェダナと言って、汗をかかせることはとても大切なことと考えられています。人間の老廃物(マラ)は、大小便と汗によって外へ排出されるのですから、その経路をきちんとさせておくことが大切ですよね。
汗にはいくつかの種類があります。これについては、アーユルヴェーダ学会の昨年の総会で田沢賢次理事長がすばらしい発表をされていましたが、この話はすんご〜くおもしろいので、また別の機会にするとして、今はお風呂ですね。

・アカスリマシーンでタコ踊り
韓国のお風呂でもうひとつ素晴しいのは、テミリ(アカスリ)です。
今回はすごい新兵器を発見しました。
お風呂の中だったので、写真をとってこれなかったのが残念ですがアカスリマシーンです。
壁にレコードのターンテーブルみたいなものがはりつけてあります。
そこにアカスリタオルがかぶせてありまして、スイッチをいれると、グイ〜〜〜ン!とまわるのです。
ここに、体を押し付けてアカをするわけです。
みんな、ターンテーブルにお尻を押し付けたり、万歳したり、ヘンな格好でこのマシーンに体を押し付けているので、すんごくおかしい。とーぜん、私もやってみました。これが結構いい感じに擦れるんです!
でも、力をいれて押し付けていればいいんですけれど、フッと気をぬくと、グイ〜〜ンとターンテーブルに体ごと回されてしまうので、はからずも、妙な尻フリダンスを踊らされたりしまい、自分でも爆笑してしまいました。裸で壁にお尻まわされてゲラゲラわらっているヘンな日本人になってしまいました。

アーユルヴェーダ的に言えば、アカスリは強すぎます。ガルシャナという、粉や乾いた布で肌をゴシゴシと擦る方法もありますが、肌を痛めないように、かなり細かい粉や絹の布を使います。釜山ではテミリとはいわずに、テベッキというそうですが、これは垢剥がしという意味です。まさにそんな感じで、肌への負担は大きいですよね。ちゃんとその後は、オイルをぬって肌をケアしておいた方がよさそうですね。






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ペ・ヨンジュンに学んで大失敗!韓国紀行(2)

今回の韓国旅行の目的のひとつは、お墓参りでした。

韓国09春-69新大久保の駅で、線路に落ちた人を救おうとして命を落とした韓国人留学生、李秀賢さんのお墓が釜山にあるのです。事故当時、一人息子を亡くしたにもかかわらず、お母さんが「皆さん誉めてくださいますが、息子は当たり前のことをしただけです」って言ってたのが印象的でした。ご両親は多くの人から寄せられた弔慰金を、息子と同じように、アジア諸国から日本へ学びにくる留学生のための奨学金になさいました。でも、去る者は日々に疎しで、少しづつ足りなくなっていたのです。韓流にはまってからも、そのことがずっと、気にかかっていました。そして、ヨン様の大ファンになり、ファンサークルを作って、彼の誕生日やヴァレンタインデーに、プレゼントを贈るつもりで、そのお金を、この奨学会に寄付してみては?と、提案してみたんです。多くの方が参加してくださり、4年半の総額は一千万円を越える金額になりました。でも、そろそろ本業であるアーユルヴェーダに本腰をいれなくっちゃ!というわけで、この2月にサークルを解散して、友人にバトンタッチしました。その報告に行きたかったのです。

義死者として彼の行いが4ケ国語で書かれていました


韓国09春-68韓国では大きな土饅頭の墓を作るのが普通です。ちょっと郊外に出ると、野山の至るところにお墓があり、夕方になると鬼神が出るから墓のある林に入るなと言われるそうです。儒教のせいで、火葬にするなんてとんでもない、という考えでしたが、最近はスペースのこともありますから、火葬も増えているようです。それでも、やはりお墓にはこんな土饅頭をつける名残があるんですね。
韓国でお墓参りをするのに必要なのは、花と線香と酒、そしてクンジョルというお辞儀をすることです。
クンジョルとは大きな礼という意味で、文字通り全身を使って挨拶をします。私、このクンジョルをすることには自信がありました!だって〜ぺ・ヨンジュンがお稽古しているのを何度も、何度も見ていたからです!
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このお辞儀は頭を地面にすりつけるようにして、祖先や目上の人に最大の尊崇の念を示します。これは単なる儀礼ではなく、こんな風に頭を垂れて全身で畏敬の念を表すことは、とても大切なのでは?と、思います。

イスラム教徒がお祈りをする時にも、ヒンズー教徒がサマディに祈る時も、仏教徒が五体投地をする時も、全身でひれ伏しますよね。これは、どんなに権力がある人でも、神の前に頭を垂れて謙虚さを身につける機会でもあると思うのです。

私の師匠が、ある精神的な問題のある方のカウンセリングをした時に、週に1度、神社仏閣教会など、どこでもいいから、神様を祀っているところへ行って祈るように。それから、家を出ていく時には、ご両親にちゃんと頭を下げて行ってきますを言うように、と指導していたことがありました。それによって、謙虚さを学ぶことが、その方にとって必要なことだったからです。

アーユルヴェーダは、肉体的な健康だけではなく、WHOの健康の定義と同じように、精神的、社会的にも健全に暮らせるようになるための智慧を説いていますが、魂のためにも、精神のためにも、上手なひとづきあいのためにも、こういう儀礼の形で ひれ伏して畏敬の念を覚えさせるということは素晴しいことだと思うのです。韓国の子供達は、お正月には、このクンジョルを上手にやらないとお年玉を貰えません。

さて、私は...と、いうと、何度もヨンジュンのクンジョルのお稽古を見ていたおかげで、お墓の前でもとても上手に出来た!...と、思っていたのですが...実は大失敗でした! 男女でお作法が違っていたのです!ガーン〜〜

女性は、立って両手を目の辺りで合わせて、そのまま真下にスルスルスルっと座って、手はそのままで少し浮かせたまま、美しくお辞儀をするのです。結婚式の時には、両親の前、親戚の前で、何度も、何度もやるそうです。結構足腰に力が要ります。やっぱり私は韓国に嫁にいけそうもありません。











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