Computerlove芝原龍弥

恋の営みと訪れるコト。リプロダクションとそのフラグメンツ。ゴシック・ダブ・ロマンスをドローンとジャズる、いわゆるジャスト・アナザー・コンプリート・ミステイク。

2010年11月

Cedric Im Brooks & The Light Of Saba HONEST JON'S

この2枚組レコードは2003年発売だ。

サウンド・デモの時にかかっていたような気がする。。。

このアルバムはテクノ世界のマスターこと、モーリッツ・フォン・オズワルドがマスターリングしている。

このディメンションをブレイク・スルーしたパブリック・リディムに、いまだに感動する。

やっとなじんできたというか、おもしろくなってきた。

エチオピアやキューバをたどったジャマイカ、ラスタの豪快ソングでいっぱいだ!





『The Coldest Season』 Deep Chord Presents Echo Space Modern Love

必ずしも新譜ばかりがいい訳はありゃしない。

ギリギリのDJカルチャーは、音楽を楽しむということでは、いろんなことを黙ったまま示してきただろう。

ミュージシャン同士のやりとりの中でも、歌や言葉のないサウンドトラックを作って手渡す時に、全然こっちの方がいいじゃないかとか、あっやっぱり声ってイイよなぁとか、そんなことをかなりリアルに感じてきた。

ロックステディがダブになった時には、やっぱりいろいろとあったんだろう。

特にリー・ペリーのスタジオでは。。。

そのことはロイド・ブラッドリィ『ベース・カルチャー』にも少し書かれてあった。

『リュウミン』は、どんな理由でか、東京向けに作られていて、もっとアンビエント・トランス寄りになってしまっている。

このアルバムにあるのは、明らかにテクノに対するダブの感覚だ。

年明け以降、いちばん寒い季節に、とてもよく何度も遅ればせながら聴いた。

ここに流れる音と『アンビエント・ハウス』には、決定的な違いがある。


『Space Oddity』 DAVID BOWIE

80年代の高橋幸宏主演のCF、

♪職業選択の自由、アハハ~

の原形は、ここにある“メモリー・オブ・ア・フリー・フェスティヴァル”にあった。

『ジギー・スターダスト』では、その自由をロックンロール・ビッチに求めたギター弾きの他殺者が歌われた訳だが。。。

今のウィッチ・ハウスってどうなのかな?

知らないままだ。

それに伏線を持つだろうビッチ・フォークなるものを先輩たちがどういう風に書いているのか、河出書房新社からの『ビッチ・フォーク編』を楽しみにしている。

オノレのブラジルへの偏愛も、そこで何を断ち切ろうとしているのかも含めて、読んでみたいな。。。

そこにも早く戻らないといけない。

やっぱりカポエィラにも魅力があるしね。

うまくいきますように!

それはそうと先日のロシアでのヌード・デモは、ウィッチを中世のデモ(そこまではいかないが)を感じ、ボクを感動させた。

ライヴに立ち会うように生きたい。

♪サン・マシン・イズ・カミン・ダウン~
ウィア・ゴナ・ハヴ・ア・パーリィ~
アハハ~


『Dubs On The Corner』 RATVILLE PUBLICRIDDIM

エチオピアン・ジャズ連、マッシブ・アタック周辺、ニュー・エイジ・ステッパーズ勢に関心があるヒトたちには、分かりやすい。

ロックステディがダブになった時に初めて沸き起こってくるものがあったように、先のクラブ・オリエンテッドなもの、60~00年代までのロックのメッセージまでがインストゥルメンタルに取り込まれた上で、寡黙にパブリック・リディムが走る。

マージナルに、クラッシュに、イフェクティヴに。。。

このパブリック・リディムには哀しみを越えていく力がある。

リミックス12インチはゴス・トラッドとDJタトルのミックスで発売中。

来年はきっと、一回りも二回りも大きくなった関西アンダーグラウンドのスリー・リル・バーズ、新生ラットヴィルに会えるだろう。

久しぶりに聴いて、つくづくイイ作品だと想う。


『You Bark, We Bite』 STRUGGLE FOR PRIDE AVEX ENTERTAINMENT

ストラグルのノイズの響きを久しぶりに聴く。

儀式は社会的な機能を持っている。

自分たちはそこにある暴力と関係していたし、常にしている。

まだまだこの音楽には充分な輝きを感じる。

それは儀式なのであり、そうして生きていくんだ。



『Beautiful Scars』 KIP HANRAHAN American Clave/East Works Entertainment

親愛なるノー・ニューヨリカン・バロック・マン、キップ・ハンラハンの記念すべき2007年夏のすばらしいアルバムだ。

重力より嫉妬の方が強いこと、満月とゆらめく女、怒りのふところと踊る娘の腰の美しさ、女の愛しい匂い、あぶれた労働者の暴力、自分たちを知らないパリのこと、モンタナの夕陽、暗いブルックリン、別れと涙の味、影に呑み込まれた朝のこと、飢えた老婆の死、真実が売り切れの中で答えを買わなければいけないこと、などが歌われる。

ニュー・ヨリカとはコミュニティの文脈で語られたプエルト・リコ人のこと。

♪いやたとえそうだとしても

それでも感じる

オレはいちばん恵まれているんだと

なんだよ

キミの愛のいちばん奥にしまった

その真っ暗闇にいて

“カラヴァッジオ”


JORGE BEN

MPBに多大な影響を及ぼしたトロピカーリアの名盤。

歳末の、大阪梅田の百貨店の、レコード屋競売コーナーで安く買った。

1969年に創られたのが信じられないくらい新鮮だ。

ホセ・ブリアモンテとホジェリオ・デュプラが大活躍している。


『南蛮渡来』 暗黒大陸じゃがたら

歌詞は、よく聞き取れないところや、すべてが即興のようでいて、いい。

“クニナマシェ”は名曲。

OTOさんはやっぱりすばらしいダンサーでもあり、遊ぶ人だった。

アフロ・ビートを聴くようになって、改めて聴き直すと、とてもよく聴こえる。

サヨコオトナラが聴きたくてしょうがない。

初夢から覚めるひととき

夢の中でセッションをした。

まるでカラオケ・ボックスにいるように、作詞作曲編曲のメンツまで、ディスプレイに表示されていた。

ボクが作った歌じゃない。

とっても大切なポップ・ソングたちで、今の時代にもマッチした曲だった。。。

そう、ずいぶんと季節は流れて、歳を取ったにも関わらず、必要なものが離れていく--こう悲観するのはありふれている。

実際に大切なコトやモノやヒトたちは、すぐそこにある。

あるいは就職難だとも言えるし、やることなすこと巧くいかないとも言えるが、これは自分だけの問題でないのがすぐに分かる。

ネオリベの怖さは出口のないところにはじきだされた後に、心や体がボロボロにされることだと、確かに想う。

さえわたる本能的直観を今の自分は失ってしまっている。

ついこの間まであったその感触が、なくなっている。

拾い集める地道な苦労も必要なのかも知れないが、違う、何かがズレてしまっている。

それが巡ってくるのをただひたすらに待っている、何もできないままに。。。

時代が少し変わる頃には、巡ってきてほしい。

そんなあきらめにも似た釣り人の気分で待っている。

これだけは間違いない。ポップ・ソングたちは時代を変える。

『HELIGOLAND』 MASSIVE ATTACK

さすがに7年たつとインストゥルメンツのシステムが完全にガラリと変わった。

友だちのシステムの変わり方にも似ている。

まずそんな変化が一つあった。

それといろんな音楽をよく聴いているけど、自分たちのスタンスを確立していること。

特に今回の場合はネット上でのリミックスを聴いて、なるほどと想ったヒトも多かったんじゃないだろうか。

一つ驚くべきはホーラス・アンディの若い声。

一体何歳なのかまるで分からないくらいキレがよくてキレイだ。

ステュアート・ゴードンのストリングス編曲もいい。

彼らはそういうメンツに常に新しく出会って行く。。。

ホーンも独特なアレンジだ。

まるで自分たちの意見を反映しているメディアだ。

いい5年にしよう、そう購入当時は想ったが、今は歌詞やジャケットの感触にリアリティを覚える。


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