タチヨミ

　いやぁ、暑かったなぁ。台風一過？　ってこっちも台風きたんだっけかな。昨夜すごい風だったけど。まぁなんでもいいけどさ。明日は全国的に台風一過だってね。ああいやだ。
　ともかく、今日の日中は暑かった。道路で倒れそうにもなった。そういうときにはふつうはどうするんだろう？　喫茶店にでも入るのかな。ぼくはなぜか現在超すかんぴんなので、そんな優雅（優雅？）なことはできるはずもなく、たまたま目に入った本屋にすごすごと避難したのだった。

　雑誌のコーナーに行くと新しいbridgeが平積みになっていた。おお、今日発売か。で、表紙には

ザ・イエロー・モンキー解散！！
メンバー全員独占インタヴュー

　という一文が。まぁ、読むよね。
　THE YELLOW MONKEYはぼくにとってはたいした思い入れのあるバンドではなくて、なんかクラスの気のいい友人って感じだった。うん、うまくないたとえだね。ともかく、リアルタイムでは聴いていなくて、活動休止になってからちょこちょこ集めるようになって「おぉいいじゃんすか」と思って実はけっこう気になるバンドになりつつなっていたところに、解散。
「え？」って感じでした。

　そんなわけでしばらく読みふける。
　……。…………。なんか、ちょっと、いい話じゃない？
　うっすらと目ににじむものがあって、はっとして顔をあげたら初めぼくしかいなかったのに、いつの間にやら人がちらほら集まっていた。右隣では30くらいの小太りのおっさんがbridge読んでた。ちらっと見たらTHE YELLOW MONKEYなのな（左隣のヴィジュアル系な兄ちゃんがその手の雑誌を読んでた）。

　バンドの解散ってやっぱりかなしい。バンド幻想なんてないよ、と言ってた時期もあったけど、まぁたしかにそういうバンドもいくつもあるとは思うけど、ホントにいい感じのバンドもあるだろう、って思うわけですよ。最近はさ。で、THE YELLOW MONKEYってのはきっとそういうバンドなんだよな。
　なんかしんみりしちゃった。  

あさのできごと

　朝起きて居間に行ったら飯がなかった。白米ね。炊いてる最中で、できあがるのは45分後だという話。
　ぼくは起きて五分くらいでおなかの調子が整うので、すぐに待てなくなってしまったわけ。そこで思い出したのは昨夜のできごと。

俺「このソフトクリームどうしたの？」
妹「ああ、あたしが買ったの」
俺（じっと眺めながら）「ふーん」
妹「……あげようか？」
俺「い、いいの！？」
妹（そんな顔して喜ばなくても…、という顔で）「いいよ」
俺「あ、でもいま食べると太っちゃうなぁ」
妹（すでに無視）
　
　そうだ、いまこそ食べるチャンスだ。食べようっと。
「ソフトクリームソフトクリーム♪」
　ぼくがてきとうな鼻歌を歌いながら冷凍庫をあさりはじめると、母さんがなぜか怒った風な顔で台所にやってきた。
「朝からそんなもの食べて！」
　なんで怒られなきゃいけないんだ。別に悪いことなんてしてないのに。ぼくはむっとして反論した。……わけはなく、もうとにかく腹が減っているのでしかめっ面を投げかけてさっさと取り出して部屋に引っ込んだ。そして食った。うまい。うまい。うまい。なんか向こうで母さんが怒鳴っているけど、気にしない気にしない。

　十分後、腹が猛烈に痛くなった。
　朝ごはんどころじゃないってば。  

かなしい

「かなしい」という言葉以上に、かなしさを表現することなんてできるのだろうか。……などということを考えた雨の月曜。ぼくは酔っぱらっている。

　ROXY MUSICは、おとなのにおいがする。

★　　★　　★

　……という日記を昨夜書いたのだけど、どういうわけかアップロードされてなかったみたい。保存しておいたので一応もう一度更新してみるけど、どうなんだろうね。
　どういうつもりでこれを書いたのか、ウケるとでも思ったのか、自分のことながらよくわからない。まぁでもそれはそれなりにおもしろいかな。わからんけど。

　ROXY MUSICというのは1972年にデビューした英国のバンドで、ぼくが昨日聴いていたのは1982年リリースの『AVALON』という最後のスタジオ録音盤。かっこういいんだ、これが。
　といいつつ、デビュー盤ほかけっこう聴いてないの。もっといろいろ聴いてみたいなぁ。  

こころに音楽

　することあるけど、音楽ばっかり聴いてるなぁ。再発見の旅。素晴らしい。

　って、ただ聴いてなかったやつを引っ張り出してきて聴いてるだけなんだけど。でも結局、わりと聴いてるやつに落ち着くんだよね。淘汰ってのはなるべくしてなるものなんだなぁ。ちなみにいま聴いてるのはTHEE MISCHELLE GUN ELEPHANT『LAST HEAVEN'S BOOTLEG』。ライヴ盤ね。
　ぼくライヴ盤ってわりと好きなんだよね。この前買った小島麻由美も、毎回すてきなアルバムつくるけど、なんだかんだでライヴ盤聴くしな。

　あー、ライヴに行きたいなぁ。フェスもいいよなぁ。青空の下で、ビールとロック。いいよなぁ。おなかがすいたらカレーとビール。
　最高だよなぁ。

　嗚呼……。  

散歩日和

　武蔵境に行く用事があったのだけど、なんだかおもしろくないことになってすっかり疲れてしまい、こころの癒しを求めて吉祥寺まで行ってきた。歩いて。

　で、たいへんおなかのすいていたぼくは、ハモニカ横町のガネーシャでチキンカレーを食したのだった。久しぶりのカレー部やね。
　ここ、とっても狭くてたぶん五人か六人が定員なんだろうけど、いつ行っても誰かしらお客さんがいて待たされるのが当たり前だったのだけど、今日は幸運にもだれもいなかったの。四時前だったってのもあるだろうけど……。で、注文して用意してもらいながらぼんやりしていたのだけど、ふと思い立って声をかけてみたの。
「今日すいてますね。いつ来ても混んでたから覚悟してきたんですけど」
「ああ、テレビに出て、そのあたりはしばらくお客さんもたくさんいらしてたんですけど、最近は下火ですね」
　へぇ、テレビ出たのか。ぼくは本で知ったんだけど。旨いところってすぐに話題になるからなぁ。
　それからちょこちょこしゃべるうちに別のお客さんがきて、ぼくはぼくで食べ終わってしまったので、お金をはらって「また来ます」といって席を立ったのでした。次来るときは覚えていてもらえるかなぁ。実は今日で三回目だったんだけど。

　それからタワーでずっとほしかったCDを買って（GEORGE HARRISON『ALL THINGS MUST PASS』）、本屋に寄って帰宅したのでした。
　ああ、そうそう。最近の文芸書の売り上げってどうなんだろ。村上春樹『アフターダーク』、この前出たばかりだと思ってたのに、もう三刷だって。この人だから初版もけっこう刷ってると思うんだけど、すでに三刷とは……。あと石田衣良『骨音』文庫版、川上弘美『センセイの鞄』文庫版も、九月の新刊なのにもう二刷。これまでそういうことには気付かなかったけど、意外と本を読む人っているのかしら。
（ちなみにぼくはどれも購入してませんが。お金ないんだもん）


【今日のびっくり】
→柏原崇と柏原収史って兄弟なんだね
　え、常識？　いやー知らなかったんだもんさ。なんで知らなかったんだろ。
　んー、でも言われてみればなるほどって思うよね。や、似た名前のふたりだなーって思ってたけど兄弟っていう風にはつながりませんでした。うーん。