SAVE TAMURA

被災を受けた福島県田村市の情報を集めるアカウントです。公式ではありません。千葉の大学に通うはっちです。私の父は原発から30数kmしか離れていない田村市で働いています。公務員である父は、物資の情報もなく放射線への不安も広がる中で働き続けています。父たちが今困っている事は情報がないこと。物資の情報などを伝えたいです。

放射線医学総合研究所に伺いました!

ご無沙汰しております。はっちです。

8月30日、save tamuraのメンバーで 放射線医学総合研究所(以下、放医研)に伺いました。
また、田村市から、いつもお世話になっている松崎さんもいらっしゃいました。



お話を伺ったのは、放射線医学総合研究所 広報課長 原田 良信さんです。
原田さんは、元々研究者の方で、田村市にも数回講演に行かれたことがあります。

そもそも放医研は、放射線の安全と医学利用の両方を同じキャンパス内で研究する、国内唯一の研究機関だそうです。(千葉大からすごく近くにあるのにはじめて知りました。)
原発事故への対応としては、6月27日から福島県の「健康管理調査」の一環として、福島県内の警戒区域や計画避難区域から選定された住民に対する内部被ばく線量評価を実施していました。


お話の内容は、単位、外部被ばくと内部被ばく、放射線物質の性質、放射線量の計算について等、放射線についての基礎知識を中心としたものです。

1時間程度のお話の後、質疑応答の時間を取っていただき、素朴な疑問や放射線についての様々な情報の真偽を伺うことができました。



皆さんもご存じの通り、100mSvでは、がんによる死亡率が0.5パーセント上昇することはデータとして裏付けされている、でも、放射線をがんによってどれくらい寿命が縮まるのか、ということまではわかっていないというように、研究者の方々も放射線の影響について全てわかっているわけではないようです。


ただ言えることは、今目安として使われている値は、預託実効線量という、一生分受けるであろう総線量を計算したものであり、原発近くの住民は一時的に通常よりも多くの放射線を浴びてしまっているのだから、トータルとして被ばくを抑えられるように、やはり可能な限り被ばくの低減化は必要だと思います。


原田さんのお話によれば、ネット等で販売されている測定器の中には、正確に測れるものが少ないということで、測定器の数が足りないという問題があることがわかりました。一方で、落ち葉に放射線物質がたまりやすいこと、表土を2㎝程度削るのは効果があることも教えていただきました。

数値の高低に関係なく、学校や幼稚園で測定器があるところでは、積極的に色んな場所を測って、値の高い場所の土や落ち葉を除いたり、草や枝を切る等の対応をとっていくことが大切です。


そのためには、個人ではなく社会全体で注意して、検査の態勢を整えたり、受ける放射線量を減らすために、できる対策を進めていく必要があります。
過剰に心配してストレスが大きくなってしまうことと同様に、「数値が低くなってきているんだから」、「健康に影響がないって言っているんだから」と高をくくって何もしなくて良い、と考えてしまうことも問題なのではないかと思いました。
 

やはり私は、「数値に関わらず、できることはするべき」ではないかと感じました。


今回学んだこと、感じたことを今後の活動に活かしていきたいです。


松崎さんが、仮設住宅のお仕事が一段落ついたということで、今後もご協力いただき、また田村市に伺いたいと考えています。


今後の活動にあたって

ツイッターでも呟きましたが、save tamuraはそろそろ活動の転換期だと考えており、新たに人脈を広げてもっと様々な立場の方から、震災後の様子について丁寧にお話を伺う必要があると考えています。
 
もちろん、田村市の観光産業については今後もご協力したいと思っています。でもそれだけではなく、(何と言って良いかわからないのですが、)もっと田村市の方々の気持ちに直に触れられるような活動はできないものか・・・と悩んでおります。

 

私個人としては、やはり子どもへの関心が強く、プールに入れなかったり、思うように外で活動できていない子どもたちに、何か企画をしたいと考えています。例えば、そんなに大きい規模じゃなくても良いので、一緒に遊ぶイベントとか、絵本・紙芝居の読み聞かせとか、ワークショップとか、変った特別授業をしてみるとか・・・教育学部ですし、そういったことなら得意分野だから私にもできるかな!って思います。


そして、直接子どもたちの顔を見て今の心境を聞いてみたいです。別に不安や被害についてというわけではなくて、普段考えていることとか、将来のこととか、
前向きな気持ちも聞けたら嬉しいです。子どもが話したいと思ってくれたことをどんなことでも良いから聞きたいと思っています。

でも子どもを集めての企画となると、どうしても幼稚園・学校関係や保護者の方のご協力が必要になります。そこが一番の課題です・・・。
そういった意味でも、田村市にお住まいの保護者の方や、学校の関係者等、ご協力いただける方、ぜひご連絡いただきたいです。


あるいは、私の方から田村市の色んな学校や幼稚園に、ご協力をお願いするのもありなのでしょうか・・。


ただし、あくまで私の願望なので、メンバーの方をはじめ、色んな方にご意見を伺わなくては、と思っております。 

田村市訪問~2日目~

まずはじめに、このところなかなか更新できず、すみませんでした。
教育実習も終わり、一段落ついたのでまた本腰を入れていこうと思います。
・・・ので、今後も温かく見守ってください

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私達は花の湯という旅館に宿泊しました。
地震の影響で、二階の客間が壊れていたり、窓ガラスが割れていたりしていて、
一階の客室のみを利用する形で営業をされていました。

例年いっぱいになるという朝食会場は、がらんとしており、従業員の方にお話を聞
くと、連休前・中は、三滝の桜を見にくるはずの団体客が、今年は全てキャンセル
になってしまったそうです。私達を入れても、その日も、3組ほどしか利用していま
せんでした。

原発問題が起きてから1、2週間は、避難してきた方に一時的にお貸ししていたそ
うです。「絶対に安全とは言い切れないので来てほしい、とは言えないが、場所によ
っては数値が低いところもあり、2,3日の滞在ならば・・と理解のある方に来ていた
だけるとありがたい。」と従業員の方は話しておられました。また、「こうやって一人
でも利用してくださるお客様がいらっしゃる限り、壊れてしまったところ等は直して、
より快適に過ごしていただけるように努めたい。」 ともおっしゃっていました。



旅館を出て、まずはじめに私達が向かったのは、田村市の市役所です。
商工観光課の青木さんという方にお時間を割いていただき、お話を伺いました。

全国的にも有名なあぶくま洞や入水鍾乳洞の2つ鍾乳洞があり、映画のシ ーンに
もなった「小沢の桜」など花や紅葉、新緑も素晴らしい田村市は、GW前・中は桜見物、
夏から秋にかけても合宿や修学旅行で利用する団体客が多いそうです。

しかし、地震・放射線の影響で花見に訪れる団体客はもちろん、修学旅行もキャンセル
が多い、ということでした。
また、あぶくま洞等観光地に向かう道路に地割れがみられる所があるのですが、県道
や国道から優先的に修復していくため、(私達が伺った時点では、)まだ観光地に繋がる
道路修復の見込みはたっていない、ということでした。

田村市には特産品も多く、中でもミネラルウオーター「あぶくまの天然水」は、食品の国際
品評会「モンド・セレクション2008」で、特に優れた製品だけに贈られる最高位の『大金賞』
を 5年連続受賞した、国際的にも非常に高い評価を受けているものです。

田村市自慢の水も、放射線の風評被害で皆さんに飲んでいただけないのではないか、とお
っしゃっていました。
青木様からは、田村市の風評被害を抑えるためにもご協力お願いしたい、というお話と共に、
ポスターやパンフレットをたくさんいただきました。いただいたポスターやパンフレットは、
学生
のみなさんに関心を持ってもらえるよう、
千葉大学内の一角をお借りして、置かせていただい

ております。

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今回の訪問を通して、確かに放射線物質の影響が心配であることに間違いはないけれど、
観光業、第一産業が盛んな田村市にとっては、来てくれる・買ってくれるお客さんがいなければ
今日、明日の目の前の生活を続けられなくなってしまう・・・ということを改めて実感しました。

私としては、放射線物質がそこに住む人たちの体に与える影響が心配であることに変りはあり
ませんが、田村市の方々の思いやその方々の「生活」を考えると、すぐに避難してほしい、とは
言えないな、と思いました。

そのような環境の中でも何とか暮らしていかなければならない。田村市の方々にどんなお手伝いができるか、また、save_tamuraのメンバーで話し合っていきたいと思います。


(文責:はっち)





 

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