点々のあつまり(短歌)

背伸びしていつも行く街板チョコで改札パタムと叩いてしまう

悲しみがブルーであると言うのならイコール陶器の青(有田焼)

味気ない単語カードを取り出して記憶していく女子高生が

ここはもう私のカフェだ子供らのポートボールを見ながら過ごす

成増の駅を出ましたここからは埼玉の地名背負う人ばかり

日曜の夜は薄氷あちこちに下向いているカップルがいる

ひとりよりふたりがいいねかちこちに固まっていくハーゲンダッツ

誤字脱字お許しください勢いがついていなくちゃ書けない手紙

アスファルトこんこん蹴って靴を履くママが見てたら怒られちゃうね

昔から黄色いものが好きだったキリンは一番大きな黄色

あたたかいクリームシチューに鮭がいる真白い海に灯る紅色

この汁は土なんだよと脅されてビーフシチューを避けてた小5

カレー、シチュー、湯豆腐、おでんを繰り返す冬献立を提案してみる

白米にシチューをかけてお夜食に西洋風の猫まんまなり

キッチンの明かりをつける鍋の中カレーかシチューがありますように

一棟は残しておいて欲しかった星形団地間昼間に消える

重なって眠ろう炬燵の短辺でやましいことが出来ない狭さ

休日に寄りかかる顎突っ込んでホットミルクをひげにして飲む

色付きで時々はっきり思いだす忘れたい事忘れられない

YOUTUBEのちの沈黙 いや、まてよ微かに雨の音がしている

こわめ且つ気持ちこもったおむすびの密度の高さを前歯で崩す

遊ぶ子が一人もいない公園で青年・鈴木慶一を聴く

立ち並ぶ石神井川の桜の木年二本ずつ増えてる噂

自販機の釣り銭口に残された70円は僕の友達

吉祥寺1010を右折 腹八分野菜ランチを君と頬張る

この街はいつかきた道あぁそうだクレーム処理で来たんだ(今日も)

ワイシャツの引き取り時間等に過ぎ店が民家に戻っていたよ

暖かい部屋の準備が出来るまでコート着たまま正座している

このままじゃ炬燵で寝ちゃう立たなきゃと思ったんだろう電源は切に

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