2018年04月03日

治療が一段落しました(ご報告)

4e483105.jpg3月28日手術の予定で、前日27日に佐倉市の病院で入院、治療を受けていましたが昨日(4月2日)退院しました。今回は、一昨年の大腸がん手術時から数えて5回目の入院生活となりましたが、術後の経過が思っていたよりも順調で、考えていたよりも早期に自宅に戻れました。

抗がん剤による治療の過程で胆石が見つかり、総胆管結石の治療などを行っていただきましたが、最終的な治療として勧められた胆嚢切除を選択しました。事前説明では開腹する可能性もあるとのお話もあったのですが、腹腔鏡下で施術されたと知りました。

妻は自らの病気と向き合いながら、介護施設に入居している母親のケアや、入居に伴って引き継いだ愛犬の世話などもこなしながら、あわただしい日々を送っていますが、さらに私の入院でその生活リズムのあわただしさには拍車がかかったと思われるのですが、ためらいもなく私の手術には立ち会ってくれました。感謝しています。そして、お疲れ様でした。

病棟を歩きながら、外を見やると満開の桜を見ることもできました。ひたすら術後の回復を願って日々を過ごしました。入院生活に慣れたというわけでもありませんが、体験をふまえて術後の身体へのダメージや、回復スピードなど、いわばおさらいしながらの日々を送りました。入院中、看護師の方から胆石を見せられ、さらに「お持ちになりますか」と問われ思わず「ハイ」と返事をしました。考えていた以上に大きな塊でした。胆のう炎など症状に至らなかった幸いをかみしめました。点滴もすべて終わり、身体を動かすことが自由になっていた術後5日目にあたる日曜日、朝の回診児でしたが、執刀していいただいた主治医の先生にそろそろシャワー浴の許可をと希望を述べたところ、「もう退院ですよ」とさりげなく告げられ、びっくりしました。思いのほか、経過は順調な回復を示していたようです。

長くなる入院生活を予想して3冊の本を持参しましましたが、読了したのはそのうちの1冊、桐野夏生『水の眠り 灰の夢』(文春文庫、新装版2016)でした。たまたま図書館で手に取り借りたものですが、昨年10月の入院中に読んだのが桐野夏生『顔に降りかかる雨』(講談社文庫)だったことを思い出しました。『水の眠り 灰の夢』は、後者の作品の主人公の村野ミロの義父である村野善三が主人公のミステリー作品でした。60年安保闘争後の東京が舞台になっていることが、私に興味をいだかせてくれました。週刊誌のトップ記事のために軍団化していたフリーランスの物書きグループ、彼らはトップ屋と名付けられていました。その一人が主人公の村野で、草加次郎事件を追いかけているという設定になっています。桐野さんの作品は主人公が妥協なく突き進む一方、自省を忘れないところに惹かれます。さらには、現在にも通じる家庭崩壊や格差を背景に見事に描いてくれています。気分転換に貢献してくれました。

ともあれ、無事我が家に戻り、スッキリと一夜を明かせました。体力全般の回復に努めます。

sawarabiblog at 18:04│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字