2009年06月

2009年06月30日

食料安全保障会議

 今日、食料安全保障に関する会議があり出席してきました。今回で3回目の会合で、今回は農林水産調査室の方の話しを聴くことが出来ました。農業の現場にいる私にとって、非常に難しい内容でしたが、貿易に関して歴史やその時の時代背景を交えてわかりやすく話していただいたお陰で、自分なりに解釈して理解することが出来ました。
 この場で私が感じたのは、今とても日本にとって重要な時期だと言うことです。農業や食料のことを農家や農業の世界で語ることだけでは将来がないと思いました。簡単に考えても、私達農家が生産したものを購入して食べていただいている方は、ほとんどが農業以外の産業で働いている方です。つまり、日本の産業が活発にならなければ国産の農産物がいくら良いと言っても購入する経済力が無くなり、安価な外国産に走らなければなりません。国産を買い続けることが出来なくなってくるのです。
 今、日本国全体の国益を考えた中からもう一度農業について考える必要がある時代かも知れません。
 様々な農業以外の産業が良くなることではじめて日本の農業生産物も適正な価格で買っていただける土壌が出来るのです。そう考えても、農業に過剰に目が向いてマスコミに騒がれている現在は異常な時代で、今の不況は今までの産業の根幹をゆらすとても大きなことだと感じました。
 今、新たな価値観と仕事観を社会の中に醸成させていくことが大切だと思います。その為に私達農業を営む経営者の中から発信できることがあるように思えてなりません。(私に語彙が少なくそれを具体的にはなかなか表現出来ませんが・・・)
 今を脅威として捉えるのか、チャンスとして捉えるのか表裏一体で、経営者その人の考え方一つですね。


sawaurablog at 22:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年06月29日

商品開発

2009ブロッコリー取材
 先日、ここ10年来お付き合いのある生協さんが見えて、ブロッコリーの畑を確認しました。向こうに移っているのは野菜くらぶの生産者高橋君です。
 今年の春先から産直ブロッコリーの商品化を一緒に進めてきて、試験栽培したブロッコリー畑を見て、順調な生育にまずは安心をしました。この後で、冷凍工場で実際に冷凍ブロッコリーを製造している所を見ていただき、様々な意見交換を致しました。
 外国からの輸入が増える中で、消費者の方々と一緒に商品開発をして生産の無駄を無くしていくことは国内での農業を育てていくためにはとても重要だと感じています。その時に一番大切なのが、信頼関係だと思っているのですが、今回生協の理事さんも見えて、忌憚ない意見交換をする中で将来の農業の姿が見えてきたように感じました。
 消費者あっての農業
 農業はお客様のためにある
 と実感でき、そして、
 農業をしている私達を応援していただいている方々に感謝の1日でした。


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2009年06月26日

中小企業家同友会

2009同友会
 23日午後7時から9時まで、群馬中小企業家同友会の入会オリエンテーションが開かれました。この写真はその様子です。同友会の学びは、毎月1回例会があり主にその中で経営体験を会員が発表して、それを題材にグループディスカッションをして学びを自分の物にしていきます。
 中小企業家同友会は中小企業の経営者が「良い会社」「良い経営者」「良い経営環境」を一つの目的にして経営の勉強をしている自主的な会です。全国組織で何処の県にもあります。ボランティア活動を目的としていませんので、直接自分の経営に生かせる事が勉強できます。
 私が入会した平成6年は農業をしている経営者は群馬の中でも2~3名でした。現在は農業経営者の人が増えてきていますが、農業をしている人だからこそ、他産業から見た農業の位置づけを学び、他業種の中から農業経営に生かせる事を学ぶ必要があると思っています。
 私も平成6年に入会して8年に経営指針書を作成しました。この経営指針書が私の経営を大きく変えてきました。現在、群馬同友会では1泊2日で6回シリーズで作成をしていますが、その中で社員さんと共に作成して効果が上がってきています。
 私の経験から、農業経営者も中小企業家同友会に入会して経営について勉強する必要があると思います。

sawaurablog at 13:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年06月23日

独立して、上手く行く人と行かない人の差

 昨日の「いまこそ農業を始める」とう書籍の中にも私の記事があるが、農業で成功する人と、上手く行かない人の差は何処にあるのだろうか??

 私が、色々な人を見てきた中で成功する人は作物を育てることが好きな人であることが一番重要で、最初からビジネスとして考えている人は余り上手くいかないように感じる。生き物を育てるのは愛情で、作物に興味を持たないと良い野菜は出来ない。そう考えるとまずはじめに「野菜を育てることが好き」と本気で言えることだと思う。
 次に、浸食を忘れて仕事だけに没頭する時期を楽しめることだ。研修期間中や独立した2~3年は農業以外のことを考える暇はない。その状況を楽しめる人が成功すると感じる。野菜くらぶで独立して成功している人はどの人もそのような時期を過ごしている。昨年独立した女性は朝6時から夜の10時まで毎日仕事をした。笑い話であるが、夜中畑でトラクターをかけていたら、警察に職務質問をされてあわや捕まるところだったなんて言うことも有った。
 一時期このくらい農作業に没頭する時期があるとその後見えない物が見えてきて、農業のコツが掴めるのだ。最初から余計な頭を使って計算ばかりする人に余り成功している人はいないように感じる。
 勿論、農業に計算は要らないと言っているのでは無い。経営やビジネス感覚は必要だし農業こそ決めの細かな計算が必要だ。しかし、それは農業生産が出来る人にとって必要なスキルで、その基がない人がいくら経営学を農業の中で唱えても根拠のない話しになってしまう。つまり、農業には不定型で不特定な要因があまりにも多く、最初から計算しても数字遊びになってしまうのだ。まずは体を使って頭と体を一致させる事から始める。
 こんな考え方で私達の「独立支援プログラム」は行われています。
 

sawaurablog at 00:24|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2009年06月22日

「いまこそ農業をはじめる」書籍紹介

野元表紙
 この本の表紙、我が社の独立支援プログラムで今年独立を果たす野元君です。最初、弊社の社員さんが高崎のイオンで発見して
「何処のイケメンが農業を・・・」
と興味を持って見たら自社の野元君だったと大笑い・・・。格好良すぎる写真を見て
「ちょっと本物以上じゃない・・・」
と、言いながらもやっぱり野元君でした。

 この書籍は野菜くらぶやグリンリーフの記事も出ていますが、全国各地の農業に関する情報が載っていてなかなか読み応えのある、又、本音の部分を書いている良い本だなと感じています。皆さんも一読の価値はありますので読んでみて下さい。
 一時「何でも農業ならOK」という浮ついた雰囲気の媒体から、最近は農業の本当の現場を書いている本が多く出てきて良い傾向だと感じています。

 この本に登場している野元君は、本の中にも書いてあるように今年独立をして自分で農業経営をはじめます。研修期間中よりも独立した後は精神的にも背負う者が多くあり、精神的な強さを求められますが、持ち前の前向きさで乗り切ってくれると思っています。

sawaurablog at 08:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)