クロード・モネの終の住処ジヴェルニー。
印象派の聖地にある印象派美術館では、現在、
「ジャポニズム/印象派」展が
開催されています。(2018年3月30日ー7月15日)
2018年は、日仏交流160周年。
日本とフランスの各地で多数行われる
記念イベントの中でも、
とりわけ注目を集める展覧会です。
日本の長い鎖国時代が終わり、
浮世絵など日本の芸術作品が、大量に、
西洋に輸出されるようになった19世紀末。
その独特で高度な作品群は、
西洋人にとっては大発見であり、
ジャポニズムという言葉が生まれるほど、
芸術家や収集家たちの注目を集めました。
そして、その時代のフランスでは、
まさに、既定の画法には満足できない
反骨精神に溢れた若い画家たちが、
印象派のムーブメントをおこしていたのです。
これは、まさに運命的な出会いだったんですね!
ポール・シニャックの作品。
当時の西洋画家たちにとって、
うなじを見せ、鏡に映る自分に見入っている
芸者を描いた 喜多川歌麿の浮世絵は、
驚愕するほど斬新な構図だったのです。
展覧会場は、4つのテーマに分かれています。
第1セクション「芸者」には、
着物を着た西洋女性や、日本小物のモチーフ、
扇形の紙に描かれた作品などが
集められています。
浮世絵を通じて普及した芸者像は、
気品とエロスを兼ね備えた女性として、
西洋の芸術家を魅了したそうです。
男性のファンタジーが投影されているのか、
私には、この着物に身を包んだ西洋女性は、
とても挑発的に見えました。
裾からペチコートをのぞかせ、
ストッキングに革靴をはいているのが
当時の雰囲気がよく分かって、面白いですね!
第2セクション「画家兼収集家」では、
浮世絵や日本小物が、背景やモチーフに
描かれている西洋絵画が集められています。
海を渡った、北斎、広重、歌麿の作品を含む、
多数の浮世絵も展示されています。
第3セクション「印象派版画」では、
西洋の画家たちが製作した版画が
展示されています。
1890年パリの国立美術学校で開催された
日本版画の大展覧会は大評判となり、
西洋芸術家たちの、
版画芸術に対する関心を高めたそうです。
ここまでのセクションで、
モネ、マネ、ドガ、ルノワール、ゴーギャン、
カサット、カイユボットなど、
ほとんどの印象派メンバーが、色んな形で、
ジャポニズム作品を製作していました。
その探究精神と情熱に、感動するとともに、
日本芸術の偉大さを、再認識しました。
第4セクション「規範の変化」では、
日本芸術から受けた影響を、
芸術的に探究、消化した後に、
各自の作風で完成させた作品が展示されています。
モネの「睡蓮の池」や「日本橋」をはじめ、
ジヴェルニーのアトリエに残された
未完成の作品も見ることも出来ました。
特別展「ジヴェルニーで平松」は、
日本人現代画家・平松礼二氏の展覧会です。
平松氏は、モネの睡蓮と出会って
衝撃を受けて以来、
日本画作家の視点で、ジャポニズムを研究し、
作品をつくられているそうです。
日本画でありながら、とてもモダンで、
モネの池の睡蓮が、
みごとに日本画に再生されたといえる
光と色に溢れた すばらしい作品の数々でした。
日本芸術に影響を受けた印象派画家の作品に、
次世代の日本人画家が、
また影響を受けて、新たな美を探究し、
独自の作品を創造していく、、、
芸術大国フランスが企画した
日仏交流記念にふさわしい、すてきな展覧会に
心から満足した一日でした。
さゆり
Musée des Impressionnismes Giverny
http://www.mdig.fr
印象派の聖地にある印象派美術館では、現在、
「ジャポニズム/印象派」展が
開催されています。(2018年3月30日ー7月15日)
2018年は、日仏交流160周年。
日本とフランスの各地で多数行われる
記念イベントの中でも、
とりわけ注目を集める展覧会です。
(Paul Signac / Femme se coiffant.Opus 227, 1892)
日本の長い鎖国時代が終わり、
浮世絵など日本の芸術作品が、大量に、
西洋に輸出されるようになった19世紀末。
その独特で高度な作品群は、
西洋人にとっては大発見であり、
ジャポニズムという言葉が生まれるほど、
芸術家や収集家たちの注目を集めました。
そして、その時代のフランスでは、
まさに、既定の画法には満足できない
反骨精神に溢れた若い画家たちが、
印象派のムーブメントをおこしていたのです。
これは、まさに運命的な出会いだったんですね!
(Kitagawa Utamaro / Le Maquillage, vers 1795-1796)
新しい美を模索していた画家たちは、
浮世絵の色彩の鮮明さ、大胆な構図などに
大きな衝撃とインスピレーションを受け、
熱意をもって研究に挑みました。
ジャポニズム/印象派展のポスターは、
化粧台に向かう女性を背後から描いた浮世絵の色彩の鮮明さ、大胆な構図などに
大きな衝撃とインスピレーションを受け、
熱意をもって研究に挑みました。
ジャポニズム/印象派展のポスターは、
ポール・シニャックの作品。
当時の西洋画家たちにとって、
うなじを見せ、鏡に映る自分に見入っている
芸者を描いた 喜多川歌麿の浮世絵は、
驚愕するほど斬新な構図だったのです。
(William Merritt Chase / Un coin confortable, vers 1888)
展覧会場は、4つのテーマに分かれています。
第1セクション「芸者」には、
着物を着た西洋女性や、日本小物のモチーフ、
扇形の紙に描かれた作品などが
集められています。
浮世絵を通じて普及した芸者像は、
気品とエロスを兼ね備えた女性として、
西洋の芸術家を魅了したそうです。
男性のファンタジーが投影されているのか、
私には、この着物に身を包んだ西洋女性は、
とても挑発的に見えました。
裾からペチコートをのぞかせ、
ストッキングに革靴をはいているのが
当時の雰囲気がよく分かって、面白いですね!
第2セクション「画家兼収集家」では、
浮世絵や日本小物が、背景やモチーフに
描かれている西洋絵画が集められています。
海を渡った、北斎、広重、歌麿の作品を含む、
多数の浮世絵も展示されています。
(Jules Chéret / Exposition des maîtres japonais, 1890)
第3セクション「印象派版画」では、
西洋の画家たちが製作した版画が
展示されています。
1890年パリの国立美術学校で開催された
日本版画の大展覧会は大評判となり、
西洋芸術家たちの、
版画芸術に対する関心を高めたそうです。
ここまでのセクションで、
モネ、マネ、ドガ、ルノワール、ゴーギャン、
カサット、カイユボットなど、
ほとんどの印象派メンバーが、色んな形で、
ジャポニズム作品を製作していました。
その探究精神と情熱に、感動するとともに、
日本芸術の偉大さを、再認識しました。
第4セクション「規範の変化」では、
日本芸術から受けた影響を、
芸術的に探究、消化した後に、
各自の作風で完成させた作品が展示されています。
モネの「睡蓮の池」や「日本橋」をはじめ、
ジヴェルニーのアトリエに残された
未完成の作品も見ることも出来ました。
特別展「ジヴェルニーで平松」は、
日本人現代画家・平松礼二氏の展覧会です。
平松氏は、モネの睡蓮と出会って
衝撃を受けて以来、
日本画作家の視点で、ジャポニズムを研究し、
作品をつくられているそうです。
日本画でありながら、とてもモダンで、
モネの池の睡蓮が、
みごとに日本画に再生されたといえる
光と色に溢れた すばらしい作品の数々でした。
日本芸術に影響を受けた印象派画家の作品に、
次世代の日本人画家が、
また影響を受けて、新たな美を探究し、
独自の作品を創造していく、、、
芸術大国フランスが企画した
日仏交流記念にふさわしい、すてきな展覧会に
心から満足した一日でした。
さゆり
Musée des Impressionnismes Giverny
http://www.mdig.fr
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