2006年04月

2006年04月27日

ハワイ・マイス号の中間報告

カワイハエのカヌー、ほとんど完成という話はいろんな人から聞くのですが、完成した、という言葉はまだ。4月21日頃の時点でステアリングなどが揃っていないとの事でした。ともあれ、5月半ばから様々なセレモニーが行われる予定だそうです。で、今問題になっているのは、その後の予定。ハワイサイドは6月に入ると台風シーズンにさしかかるので、航海は11月まで延期したい、でもマウ達サタワル&ミクロネシアサイドは、台風なんかへっちゃらなので6月にハワイからミクロネシアへ航海してしまいたい。グアムへ船便で送る案もまだ残っていますが、さて。決定は5月の最初の儀式のときに、マウを中心に行われるそうです。台風でも彼らはきっと大丈夫なんでしょう。でも、私は大丈夫なのでしょうか? きっと泣きます。おびえます。こんなわたしを乗せて行ってくれるなら、嵐は避けましょうよ、ね? ね? と小さくお願いしたい気持ちでいっぱいです。

2006年04月13日

小耳に挟んだ話 ハワイ独立?

ハワイでは独立運動というものにちょいと遭遇し、びっくりしました。一晩泊めてもらったオアフ在住のハワイアンの親戚が、ローカルテレビに出て演説をなさっており、その映像を見に、ご近所さんが集合なさったのでした。詳細は英語力不足のため分かりませんでしたが、多くの人が独立を望んでいるとのこと。そんなこと、全然知りませんでした。ハワイ好きの日本人はみんな知ってるのかなあ。まあ実際は完全独立はできないんでしょうけど、昨年には、自治政府を作る権利を盛り込んだアカカ法案なるものがアメリカ議会に提出されたらしいのですが、ちょうど台風のカトリーナにぶつかって、放置されたらしいです。今ハワイは不動産バブルだそうですが、とにかくアメリカ本土の人々がどんどん買って地価が高騰しているとか。それに、ハワイアンの聖地とされるワイメア渓谷がアメリカ人に買われちゃって、リゾート開発される事になってハワイアンが反対して、結局はハワイアンサイドが再び買い取る事になるとか。要するに、ハワイで身分が高いのは本土から来る白人、次が日系人、最下位がハワイアン、大筋こんな感じらしいです。

2006年04月11日

ハワイの新聞にでたお話

953cb2cf.jpg私が滞在中、HONOLULU ADVERTIZER、WEST HAWAII TODAY、OHAの3つの新聞にマウとマウカヌーについての記事が出ました。写真は、PAPA MAU'S LEGACY という特集を組んだOHAの表紙。カヌーの建造現場の写真もいくつか掲載され、写真に写った男子は大はしゃぎでした。記事の中では、マウがハワイアンに与えてくれた恩を忘れてはいけない。マウへの恩返しカヌーはまだ資金が不足しているので寄付を。という内容。あとはマウのお言葉が掲載されています。色々語っておられますが、どの記事でも必ず登場するのは、なぜサタワルでは門外不出の航海術をハワイに教えたのか、という問いに対する答え。伝統を途絶えさせぬため、という答えもありますが、大筋は、「現代人はエンジンやGPSに頼る。でも機械は壊れる。海で壊れたらその人は死んでしまう。でも航海術を学べば、機械が壊れても無事に帰れる。だから海に出る人はみんな、航海術を勉強しないと危ない」ということ。いかしたおじいさまです。小耳に挟んだ話では、ミクロネシアでは伝統カヌーの航海では死亡事故は久しくないが、モーターボートでは死亡事故がいくつもおこっているとか。じいさまのおっしゃる事は理にかなっておると思われます。

船大工丁稚奉公日記できごと11

13644402.jpgマウが療養していた民家に集合してご飯を食べた日の記念撮影。この頃は結構弱っておられたのですが、私が去った後、どんどん元気になって、今では毎日現場に出動してのしのし歩いているそうです。何よりです。この時感じた事があります。日頃マウのケアをしているカイナニさんと言う女性を初め、ハワイの女性陣はマウにごく普通の老人に対する接し方で接しますが、男性陣はなんともみなさん遠慮がち。敬意が如実に現れており、人によっては緊張感さえ漂います。この時、私はマウに、どうして以前、初めて出会った私を航海に誘ってくれたの? とたずねました。その答えは「セイリングが好きそうだったから。それに、とてもストレートに話しかけて来たから。多くの人はそんな風じゃないんだ」と言われました。今思えば、私は最初、マウに「ナビゲーションって何?」と尋ねておりました。無知なる私の傍若無人ぶりが大変よい結果を招いたレアケースです。

カヌー大工の丁稚奉公日記できごと10

76c00b04.jpg奥に横たわるカーブした棒。これが私を電動ヤスリの虜にさせた逸品です。パーツとしての名前は忘れましたが、これはフロント部分に装着されるもので、一般的にはまっすぐな棒が使われます。しかし船大工スティーブさんは、これをこんな具合にカーブさせました。でもって、これとクロスして海に飛び出す棒の先端も、意図的に尖らせて少し曲げます。で、カヌーが完成し航海すると、軍艦鳥が羽ばたくように見えるはず、なのだそうです。海の男は皆さん、ロマンチストです。

2006年04月09日

カヌー大工の丁稚奉公日記 できごと9

ef28b1dc.jpgここの倉庫では自炊します。この日は、男子二人がマウナケアをバックに、魚をさばき、唐揚げ。私はカレーライスを作ったり、野菜不足になりがちなので野菜炒めやサラダを調理しました。でもここで食べたベストメニューはエビ! この港に時々入港するエビ漁船からタダで手に入れたエビをニックがガーリック炒めにしてくれたのです。幸せでした。そうそう、サタワルの人たちはみな、頭も殻を剥いて食べます。私もまねしてみたら、これがまたうまい。隅々まで食い尽くすこの姿勢は見習いたいものです。

カヌー大工の丁稚奉公日記 できごと8

9dad9900.jpg週末、みんなでカイルアコナに夜遊びににでかけたときのこと。まずはローカルだらけのプールバーへ。実は私、結構なビリヤード好き。しかもこの時はいつになくうまかったんです。すると、店に居た男性3名ほどから、一緒にプレイしてもらえませんか、とか、僕のおごりです、飲んでくださいなーんておごってもらったり、なぜかモテモテ! 最後にはチョイ悪風のいかしたおやじに、パートナーになってもらえませんか、なんて申し込まれ、そのおやじと組んで、うちの男子と戦ってみたら、そのおやじが凄腕だったため、圧倒的な勝利! こうして私はごきげん、うちの男子は不機嫌、という状況に陥りました。その後、ディスコを目指したのですが、パスポートを見せろ、とセキュリティのおっさんにすごまれ、あえなく退散し、デニーズでやけ食い。結局倉庫に戻ってやけ酒。ようやくご機嫌になった男子の図が写真です。


カヌー大工の丁稚奉公日記 できごと7

d048f4fe.jpgローリングで掘った溝にはめる木片を作ります。棒を溝の長さに合わせて切って、角をヤスリで丸めていきます。私はまず、のこぎりで指をちょこっと切ってしまいましたが、これ以上使えない人のレッテルを貼られるのを恐れたので、隠れてそっと絆創膏を貼ってみましたが、バレてたような気もします。でも知らんぷりして続けていたのですが、私が作った木片を溝にはめてみると、ちょっと寸足らずだったことがセサリオにみつかり、また叱られました。こうして私の身分はどんどん下がって行きました。。。


カヌー大工の丁稚奉公日記 できごと6

2b9c4bbe.jpg写真はローリングと呼ばれる作業。マシンで溝を作って行きます。このマシンはスティーブ先生より指導を受けたATとイノス、ニックの3名が担当。これをやると、周囲が木屑だらけになるので、私はそれを掃除機で吸う係をやりました。が、吸い方とか段取りが悪いそうで、ノーマンに何度も指導されました。頭が悪い事がバレつつあります。この前日、酔ったATに「君はバカでクレージーな振りをしているけど、本当は頭がいい。俺はしってるよ」なんて素敵な誤解をされたばかりだったのに。無念であります。

カヌー大工の丁稚奉公日記 できごと5

dc564147.jpgコーキングをつめた翌日は、乾いたコーキングにやすりがけ。これが見事に単純肉体労働。でもむきになってがんばったら、大変ほめて頂きました。みんなもくたくたで、すぐにこんな感じになります。