2007年06月22日

シンポジウムで話す予定だった事7

cdca61b2.JPG いろいろと問題もありますが、一方で航海術を確実に次世代に継承するための努力も始まっています。
 現在、あるひとつの村で、航海術学校が始まっています。村の優秀なナビゲーター3名がナビゲーションやカヌー作りを教えています。これは、年齢も性別も問わない、誰にでも門戸を開いたものです。今のところ女性は2割ほどだそうですが、男性よりも積極的に質問をしてくる優秀な方が多いとの事。この学校をこれから島全体に広げて行く構想が話し合われています。
 あと、あくまで計画段階ですが、航海術をはじめとする島の伝統的な技術のテキストブックをつくろうという話も出ていました。
 今回、ハワイから寄贈されたカヌー、マイス号は、ヤップ本島に住んでいるセサリオさんの管理下にあります。現在は、パラオの大統領の依頼を受けて、セサリオさんはマイスでパラオに航海術を教えに行っています。その後は、昨年、彼が中心となってヤップ本島に誕生した航海術学校の実習などに使われるという話です。が、その学校自体ができたばかりで生徒も少なく、なにかと流動的な状況なので、将来についてはまだなんともいえません。
 ただ、このマイスを、離島のため、あるいはミクロネシアの航海術の保全と発展に役立てて欲しいと多くの人々は願っています。
 以上でした。
 写真はサタワルを出る直前のマイス。みんながカヌーで群がり、何十人もがマイスに乗りこんでいました。
 

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この記事へのコメント

1. Posted by Apis   2007年06月22日 18:38
シンポジウムで話す予定だった事

とても面白く読みました。
どんな場所にもいろいろな知恵や悩みがあって
新しい文化と出会うたびに、またそれは変化していくものなんですね

10年後、20年後ののサタワルがどうなるかは
私たちよその人間がとやかく言うことではありませんが
何かできることがあれば手伝えるといいのでしょうね

しかし、サタワルの女性たちはみんなふくよかですねえ
なんか、いいですなあ

(涙)結局、プカリ桟橋には行けませんでした
今日も別件で横浜までは行ったのですが
大黒埠頭まで行く時間がなく。

サタワル報告、まだまだ読みたいですぞ
2. Posted by sazayo   2007年06月22日 19:14
Apisさん。読んで頂いてありがとうございます。
ミクロネシアはスペイン、ドイツ、日本、アメリカと順繰りに占領されて来て、マウに言わせると「戦後、アメリカの時代になってキリスト教に改宗したところで我々は全てを失った」のだそうです。「全て」は言い過ぎにしても、古来の神様への信仰とそれに連なる様々な儀式などが改宗を機にぱったり消えたのも事実。これからどう変わって行くのか、私は外野として気をもみつつ注視していこうと思っております。ところで女性陣のふくよかさも見た目はいい感じであっても、所詮、糖尿病や高血圧満載。讃えてばかりもおられません。ホクレア、みられなかったみたいで残念でしたね。またの機会もあるでしょう。ではでは。

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