2005年04月21日

収支計算書の考察◆〇拮会員数と支部会員会費収入の推移

 本日は、「支部会員会費収入と支部会員数の推移」について考えてみます。下記データをご覧下さい。

ファイル2

*写真データでアップしています。写真をクリックの上、画像を拡大(100%)してご覧下さい。

<1、データの分析>

 支部数及び支部会員数についても、「普及事業報告」の1つとして事業報告書に記載されています。この支部会員数を増加させることは、まさに日本将棋連盟が行う普及事業の中心課題だと思います。しかしながら、「支部会員数の合計数の推移」を見る限りにおいては、支部会員数は右肩下がりの減少傾向にあります。

 この支部会員数の減少は、「支部会員会費収入」の減少に繋がります。支部会員会費収入の推移を見ますと、平成14年度に若干持ち直したものの、全体の傾向としては、やはり減少傾向にあります。

 しかも、平成15年度は「前年比約90%」の収入額になっており、減少幅が大変大きくなっています。この大幅な減少が平成15年単年度のものなのか、それとも今後も続いていくのかは、今後の推移を見守る必要があります。

 ちなみに、平成15年度の事業報告書には「支部数」と「支部会員数」の記載が見当たりません。そのため「表」でも「?」としてあります。これはおそらく「単なる記載漏れ」だと思いますので、16年度は記載があるものと考えます。

 次に、支部会員数の推移を「国内」「海外」「個人会員」に分けてみますと、国内は「なだらかな減少傾向」、海外は「ほぼ横ばい」、個人会員は「顕著な減少傾向」という結果になっています。

<2、データから考える1つの改善手段>

 支部会員数の中でも「個人会員」の落ち込みが一番顕著なことは上記でお話しました。ということは逆に、「個人会員」の減少幅を減らす、又は個人会員を増加傾向に持っていくことができれば、支部会員会費収入を改善することができる可能性があります。

 個人会員については、「日本将棋連盟個人支部会員規定」で定められています。この規定を読む限りでは、年会費等を含め色々な点で通常の支部会員よりも待遇が低く設定されているようです。

 当初は何らかの理由で「通常の支部」と「個人支部」とを区別し待遇を分ける必要があったのかもしれません。しかし、その区別の「理由」が現代でも「妥当性」を持ちうるのかを検討する時期にきているのではないかと思います。

<3、更なる提案>

 確かに「国内会員」の推移は現時点では「なだらか」です。しかし、これが今後急激に下がる可能性があります。それは会員の「高齢化」です。残念ながら私の手元には「国内会員」の「年齢分布図」がないので正確なことは申し上げられませんが、将棋世界等の記事を読む限りでは、全国的に会員の高齢化は進んでいるものと思われます。そこで、今の段階から、会員の年齢分布を「低年齢方向にシフト」させる手を打つ必要があると考えます。
 具体的には、現在の個人支部会員規定の見直しと並行して、「キッズ会員」「親子会員」等の創設を考慮してはいかがでしょうか?

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この記事へのコメント
幼稚園などの低年齢層に将棋への興味を喚起する動きが欲しいですね。孫とおじいちゃんとの交流の手段にもなりますし。

小学校入学のランドセルのように、祖父母が孫に将棋セットを買ってあげるみたいな習慣が一般化すれいいのですが(笑)
Posted by 酔象 at 2005年04月21日 22:25
【酔象さん コメント有難うございます。】
>幼稚園などの低年齢層に将棋への興味を喚起する動きが欲しいですね。

同感です。低年齢層が興味を持ち、「自発的に将棋を覚えたい」と思うような仕掛けができればと考えています。
Posted by 主催者 at 2005年04月22日 10:27
この話題ではないのですが・・・
米長先生のHPに、理事選立候補者のお名前の記載がありました。
田中(寅)先生、植山先生、島先生、米長先生、所司先生、北島先生、西村先生、森下先生、中原先生。
関西では4名の先生が立候補されたようです。
島&森下の早起き早寝健康コンピが理事になられたら面白いと思います。普及に熱心ですしね。
以前、島先生と立ち話をする機会があったのですが、その際、
棋譜のない本を書いてください、とお願いしましたら、
いつになるかわかりませんが、書くつもりでおります、という
明快なお返事を頂きました。
ミーハーファンにも光が当りますように!
Posted by 緒方っち at 2005年04月22日 12:57
【緒方っちさん こんにちは】
島先生も出馬ですか。なるほど。確か、理事のポストには「出版・IT事業」というのがあったと思います。それなんかは適任のポストかもしれませんね。でも、出版事業はものすごく深い問題を抱えています。それについては、近日中にアップしますのでご覧になって下さい。
Posted by 主催者 at 2005年04月22日 15:46
さらに脱線してしまうのですが、理事選挙のたびに「一門」という言葉を聞くのですが、結局のところ情実選挙なのが、いまだに現実なのかと思うと将棋会の改革も遠いのかと思ってしまいます。棋士の方々は、どう思っておられるのか気になるところです。
Posted by 我流忍術 at 2005年04月23日 11:38
【我流忍術さん コメント有難うございます。】
>結局のところ情実選挙なのが、いまだに現実なのかと思うと将棋会の改革も遠いのかと思ってしまいます。

一昔前は、一門の有力者に力添えを頼めばそれで当選できたという話を聞いたことがあります。
でも、時代は少しずつ変わって来ていると期待しましょう。今回は、立候補者がかなりの人数になるとのこと。私は、真に「志」があり、「実行力」がある人が当選することを望みます。もう1つ加えるなら、「戦略性」も持っている人ですね。
Posted by 主催者 at 2005年04月23日 23:51